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ラジオ英会話 Lesson 217 / 否定④「not +強い表現」を使った婉曲表現
Grammar and Vocabulary L217 ーNoeLia Original Dialogー
Target Forms L217 / 否定④「not +強い表現」を使った婉曲表現 ーNoeLia Original Dialogー
Grammar in Action L217 ーNoeLia Original Dialogー
Grammar and Vocabulary(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples – there文
there文
There have been better pitchers.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年2月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
もっと優秀なピッチャーがいました。
There have been funnier movies.
日本語訳: もっと面白い映画がありましたよ。
解説: 「there+be動詞」の形によって、それまで話題に上がっていなかった「funnier movies(もっと面白い映画)」を会話に持ち込んでいます。現在完了形を使うことで、「過去から現在までの間に、そういった映画が存在していた」という意味を表しています。
A: I thought the movie was pretty funny.
B: Yeah, it had its moments. That car chase scene was hilarious! I did not expect the grandma to be the getaway driver.
A: Right? I almost spilled my drink laughing. And that slow-motion explosion behind her? Classic!
B: There have been funnier movies, though. Like The Hangover—that one had me crying with laughter.
A: この映画、結構面白かったよね。
B: うん、面白いシーンもあったね。あのカーチェイスのシーンとかめっちゃ笑った!まさか逃走車の運転手があの おばあちゃん だったとはね。
A: だよね?笑いすぎてドリンクこぼしそうになったよ。それに、あのスローモーションの爆発シーン!あれは最高だった。
B: でも、もっと面白い映画はあったかな。例えば ハングオーバー とか、あれは笑いすぎて涙出たよ。
- funny: 面白い(「笑える」というニュアンス。単に「楽しい」ではなく、ユーモラスな面白さを指す)
- had its moments: いい場面もあった(直訳すると「その瞬間があった」だが、「部分的に良かった」「時々面白かった」というニュアンス)
- hilarious: 爆笑ものの(「very funny」よりも強く、「大爆笑するほど面白い」イメージ)
- getaway driver: 逃走車の運転手(犯罪映画などでよく使われる表現。逃亡のための運転をする人)
- spilled: こぼした(「spill」は液体や粉などを意図せずこぼすことを指す)
- explosion: 爆発(映画やアクションシーンでよく使われる基本単語)
- behind: 〜の後ろで(「遅れて」以外に「物理的に後ろにある」という意味)
- classic: 最高の/名作の(「古典的な」以外に「定番」「最高」「名作」といった意味で使われる)
- though: でも/とはいえ(文末に置かれると「とはいえね」「でもね」といった軽い逆接のニュアンスになる)
- had me crying with laughter: 笑いすぎて泣かされた(「had me ~ing」は「〜の状態にさせた」という表現で、強い感情を表すときによく使う)
There have been weirder coincidences.
日本語訳: もっと変な偶然があったよ。
解説: 「there+be動詞」を使い、これまで話題になっていなかった「weirder coincidences(もっと奇妙な偶然)」を取り上げています。現在完了形によって、「過去から現在までの間に、そういう偶然が存在していた」ことを示しています。
A: What are the chances? I was just thinking about texting you, and then I run into you here!
B: Seriously? That’s kinda freaky. It’s like we have some weird telepathic connection or something.
A: There have been weirder coincidences. Remember that time we randomly showed up at the same party wearing the exact same outfit?
B: Ugh, don’t remind me! Everyone thought we were one of those cringey matching-outfit couples. I wanted to disappear!
A: こんな偶然ある?ちょうど君にメッセージ送ろうと思ってたところなのに、ここでバッタリ会うなんて!
B: マジで?それ、ちょっと怖くない?なんか私たち、テレパシー的なつながりでもあるんじゃない?
A: でもさ、もっと変な偶然もあったよな。前に偶然同じパーティーに行ったら、まったく同じ服着てたことあったじゃん?
B: うわ、それ言わないで!みんなに「痛いペアルックのカップル」だと思われてさ、マジで消えたくなったんだけど!
- What are the chances?: こんな偶然ある?(「確率的にありえないよね?」という驚きを表すフレーズで、偶然の出来事に対してよく使われる)
- run into: 偶然会う(「走ってぶつかる」ではなく、「偶然出くわす」の意味で日常会話で頻出)
- That’s kinda freaky.: それ、ちょっと怖いね。(「freaky」は「不気味な」「奇妙な」のカジュアル表現)
- It’s like ~.: なんか〜みたい(比喩的な表現をするときに便利なフレーズ)
- weird: 変な/奇妙な(「strange」よりもカジュアルで、ネイティブがよく使う単語)
- telepathic connection: テレパシー的なつながり(「telepathic」は「超能力的な」「以心伝心の」という意味)
- or something: 〜とかそんな感じ(はっきり断言しないときのカジュアルな表現)
- weirder coincidences: もっと奇妙な偶然(「coincidence」は「偶然の一致」、「weirder」は「より奇妙な」の比較級)
- Remember that time ~?: あの時〜だったの覚えてる?(過去の出来事を思い出させるときによく使われる)
- randomly: 偶然に/適当に(「計画的ではなく偶然起こった」ことを強調する表現)
- show up: 現れる/来る(「turn up」と同じ意味で、イベントや場所に姿を見せることを指す)
- the exact same: 完全に同じ(「same」よりも強調したいときに「exact」を加えるとネイティブらしい表現に)
- outfit: 服装/コーディネート(「clothes」よりも一式のコーディネートを指す)
- Ugh, don’t remind me!: うわ、それ言わないで!(「remind」は「思い出させる」だが、ここでは「その話しないで!」という意味で使われる)
- cringey: イタすぎる/恥ずかしい(「cringe」は「気まずくなる、恥ずかしくなる」という意味で、「cringey」は「見てられないほどダサい/恥ずかしい」というニュアンス)
- matching-outfit couples: お揃いコーデのカップル(「matching outfit」は「ペアルック」、「couple」をつけることで「ペアルックのカップル」になる)
- I wanted to disappear.: マジで消えたくなった(「恥ずかしくてその場から消えたくなる」という意味でよく使われるフレーズ)
NoeLia Extra Examples – 説明型オーバーラッピング
説明型オーバーラッピング
Onishi smiled a lot, but he seemed shy.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年2月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
オオニシはたくさん笑いましたが、内気に見えました。
Emma kept saying she was fine, even though she seemed upset.
日本語訳: エマは大丈夫って言い続けてたけど、怒っているように見えたよ。
解説: 「she seemed upset」は説明型オーバーラッピングの形になっており、「Emma=upset(怒っているように見えた)」という関係を作っています。be動詞ではなく “seem”(見える・思える)が使われているため、その意味が文全体にオーバーラップし、「エマは怒っているように見えた」というニュアンスになります。
A: Emma just stormed out of the café. Did something happen?
B: Yeah, I think she was mad at Tom. He completely shut down her idea in the group meeting.
A: Emma kept saying she was fine, even though she seemed upset. She barely said a word after that.
B: Yeah, that’s rare for her. I’ve never seen her that mad before.
A: エマ、カフェから怒って出てったけど、何かあったの?
B: うん、多分トムにムカついてたんじゃない?ミーティングで、エマの意見を完全に否定してたし。
A: エマ、大丈夫って言い続けてたけど、明らかに怒ってたよね。その後ほとんど喋らなかったし。
B: だよね。あんなに怒るの、珍しくない?あんなエマ、初めて見たかも。
- storm out: 怒って飛び出す(「storm」は「嵐」の意味だが、ここでは「勢いよく出ていく」「怒って立ち去る」のニュアンス)
- Did something happen?: 何かあったの?(カジュアルに「何があったの?」と聞く表現)
- mad at ~: 〜に怒っている(「angry at」より口語的で、ネイティブが日常会話でよく使う表現)
- shut down: 拒絶する/否定する(ここでは「完全に否定する」「受け入れずにシャットアウトする」という意味)
- idea: アイデア/意見(「発想」だけでなく、会話の流れで「意見」や「提案」の意味でも使われる)
- group meeting: グループミーティング(学校や職場などでの「話し合い」「打ち合わせ」の意味)
- fine: 大丈夫(「良い」という意味以外に「気にしてない」「問題ない」のニュアンスで使われる)
- even though: 〜だけれども(逆接を表す表現。「although」と同じ意味だが、会話では「even though」の方がよく使われる)
- barely: ほとんど〜ない(「ほとんど何かをしなかった」と言いたいときによく使う)
- say a word: 一言話す(「speak」よりカジュアルな言い方で、短い発言を指す。”barely said a word” で「ほとんど何も話さなかった」という意味になる)
- rare for ~: 〜にしては珍しい(「rare」は「珍しい」「まれな」という意味で、人の行動について話すときによく使う)
You acted tough, but you felt scared inside.
日本語訳: 君は強がってたけど、内心では怖がっていた。
解説: you felt scared inside は説明型オーバーラッピング。「you=scared inside」だが、be動詞ではなく feel が使われることで、「君は内心怖がっていた」という意味になる。
A: That haunted house was way scarier than I expected. I thought it was just going to be some cheap jump scares.
B: You acted tough, but you felt scared inside. I saw you jump when that ghost popped out from behind the door!
A: Okay, I admit it. That caught me off guard. But you screamed louder than me! Even the people behind us were laughing.
B: Whatever, at least I didn’t try to grab the staff member’s arm in panic! He looked so confused!
A: あのお化け屋敷、思ったよりめっちゃ怖かったよ。ただのチープなビックリ系かと思ってたのに。
B: 君は強がってたけど、内心では怖がってたでしょ。ドアの後ろから幽霊が飛び出したとき、ビクッてなってたの見たよ!
A: まあ、認めるよ。あれは不意打ちだった。でも君の方がデカい声で叫んでたけどね!後ろにいた人たちも笑ってたし。
B: はいはい。でも私はパニックになってスタッフの腕を掴んだりはしてないからね!あの人、めっちゃ戸惑ってたよ!
- haunted house: お化け屋敷(「haunted」は「幽霊が出る」という意味で、幽霊がいるとされる家や場所を指す)
- way scarier than I expected: 思ったよりずっと怖かった(「way」は「ずっと」「かなり」の意味で、比較級を強調する口語表現)
- cheap jump scares: 安っぽいビックリ演出(「jump scare」は「突然の大きな音や動きで驚かせるホラー演出」)
- feel scared inside: 内心怖がる(「feel ~ inside」で「心の中で~と感じる」)
- pop out: 飛び出す/突然現れる(「pop」は「ポンと飛び出る」「突然現れる」ニュアンスを持つ)
- behind the door: ドアの後ろから(「behind」は「~の後ろに」で、物理的な位置関係を表す)
- admit: 認める(「I admit it.」は「認めるよ/白状するよ」という意味でよく使われる)
- catch (someone) off guard: 不意を突く/油断しているところを驚かせる(「off guard」は「警戒していない状態」を意味する)
- scream: 叫ぶ(「shout」よりも「恐怖や興奮で叫ぶ」ニュアンスが強い)
- whatever: どうでもいいけど/まあいいけど(相手の意見を軽く流すときに使うカジュアルな表現)
- grab: 掴む(「しっかり持つ」ではなく、「素早く掴む」「とっさに握る」ニュアンス)
- staff member: スタッフ(「staff」単体は「スタッフ全体」の意味なので、個人を指すときは「member」をつける)
- in panic: パニックになって(「in+感情」で「~の状態で」を表す)