ラジオ英会話の『Grammar in Action』コーナーの問題の状況を参考に、そこから想像を膨らませたノエリアオリジナルの会話例を考えました!実際の会話でも活用できる自然な英語表現が含まれており、ラジオ英会話の復習としても役立つ内容となっています。ディクテーション練習やスピーキングの向上にもご活用ください!
Grammar in Action(ノエリア オリジナル スクリプト)
NoeLia Original Dialog – 問題1
問題1:来月には、私はここで5年間働いたことになります。時がたつのは早いですね!
引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
Next month, I will have worked here for five years. Time flies!
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
さらに、そのフレーズがどのように使われているかを確認できるオリジナルダイアログも掲載しています!ラジオ英会話の模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションに挑戦してみるのもおすすめです。多聴多読を通して、英語をもっと身近に、楽しく学んでいきましょう!
問題1:来月には、私はここで5年間働いたことになります。時がたつのは早いですね!
Next month, I’ll have been working here for five years. Time really flies!
解説: 「will have worked」の代わりに「will have been working」を使うことで、過去から現在、そして未来にわたる連続的な行動をより強調しています。「Time flies」を「Time really flies」に変えて感情を強調しています。
Next month, I will have worked here for five years. Time flies!
この文では「I will have worked」という形を使うことで、「特定の時点での完了」を強調しています。つまり、「来月」というタイミングで「5年間働いたという状態に到達する」という意味合いです。ややフォーマルで事実を冷静に述べる印象があります。「Time flies!」はカジュアルに時の速さを驚きをもって表現しています。
Next month, I’ll have been working here for five years. Time really flies!
一方、「I’ll have been working」は未来完了進行形を使うことで、「来月の時点で続いている行為」を強調しています。「働いているプロセスや流れ」に注目しているため、より継続的なニュアンスがあります。「Time really flies!」と「really」が入ることで驚きや感情がさらに強調されています。
NoeLia Original Dialog
同じアパートに住むルーカスとソフィアは、よく顔を合わせる間柄です。二人は、散歩中に立ち話をしながら、お互いの近況を報告し合います。
Lucas: It’s so nice to get outside for a bit. I feel like I’ve been stuck indoors all week.
Sophia: Tell me about it. The fresh air makes such a difference, doesn’t it?
Lucas: Absolutely. So, how’s everything at the hospital? Still as busy as ever?
Sophia: Pretty much. But I can’t complain—I love what I do. What about you? How’s the new project going?
Lucas: It’s coming along, though there’s still a lot to do. Oh, next month, I’ll have been working here for five years. Time really flies!
Sophia: Five years? That’s amazing, Lucas! Are you planning to celebrate?
Lucas: I haven’t thought about it. Maybe I’ll just take a day off and relax for once.
Sophia: You deserve it. Let me know if you want company—I’m always up for a celebration!
ルーカス: 外に出るのって本当にいいね。今週はずっと室内に閉じこもってた気がするよ。
ソフィア: 本当そうだね。新鮮な空気を吸うと全然違うよね。
ルーカス: 全くその通りだよ。それで、病院の仕事はどう?相変わらず忙しい?
ソフィア: そうだね。でも文句は言えないよ。自分の仕事が好きだからね。ルーカスはどう?新しいプロジェクトの進み具合は?
ルーカス: 順調だよ、でもまだやることがたくさんあるんだ。そういえば、来月で僕がここで働き始めてから5年になるんだ。本当に時がたつのは早いよ!
ソフィア: 5年?それはすごいね、ルーカス!何かお祝いする予定はあるの?
ルーカス: まだ考えてないけど、1日休んでのんびりしようかな。
ソフィア: それがいいよ。もし付き合ってほしいなら教えてね!お祝いなら大歓迎だから。
Grammar and Vocabulary
comeの「近づく」というコアイメージを使った表現
It’s coming along, though there’s still a lot to do.
日本語訳: 順調に進んでいるよ、でもまだやることがたくさんあるけどね。
“come” のコアイメージは「近づく」です。この文では “coming along” で「進捗する」「うまくいく」という意味で使われていますが、これは「完成」という状態に近づいていることを表しています。さらに、”along” が加わることで「一緒に前に進む」イメージになり、「前進している」というニュアンスが強調されます。”though” は「~だけれども」という意味の接続詞で、”It’s coming along” と “there’s still a lot to do” を繋いで、順調に進んではいるものの、まだ完了には遠いという状況を説明しています。
- for a bit: 少しの間(for a bit/while は「少しの間」)
- I’ve been stuck indoors: ずっと室内に閉じこもっていた(stuck は「動けない」「 stuck indoors で「室内に閉じこもっている」)
- Tell me about it: 全くその通り!(相手に強く同意する表現)
- Still as busy as ever?: 相変わらず忙しい?(as ~ as ever は「相変わらず~」)
- Pretty much: ほとんどそうだね(カジュアルな肯定)
- It’s coming along: 順調に進んでいるよ(coming along は「進捗する」「うまくいく」)
- Maybe I’ll just ~: たぶん~するだけかな(Maybe I’ll ~ は「たぶん~するだろう」)
- for once: たまには(for once は「今回だけは」「たまには」)
- if you want company: もし一緒に過ごしたいなら(company はここでは「仲間」「一緒に過ごす人」)
- I’m always up for ~: 私はいつも~する気がある(be up for ~ は「~したい気分だ」)
NoeLia Original Dialog – 問題2
問題2:ミナと会ったあと、あなたは私の兄弟姉妹すべてに会ったことになります。私たちは全部で4人いるのです。
引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
After you meet Mina, you will have met all of my siblings. There are four of us in total.
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
さらに、そのフレーズを実際の会話の中でどのように使うかがわかるオリジナルダイアログも用意しました!模範解答と違った視点から新しい表現を学びつつ、音声を活用してディクテーションや多聴多読にチャレンジしてみてください。英語をもっと楽しく学べるはずです!
問題2:ミナと会ったあと、あなたは私の兄弟姉妹すべてに会ったことになります。私たちは全部で4人いるのです。
Once you’ve met Mina, you’ll have met all my siblings. We’re four in total.
解説: 「After you meet Mina」を「Once you’ve met Mina」に置き換えることで、条件が満たされた瞬間を強調しています。「There are four of us in total」を「We’re four in total」と短くして、より口語的にしています。
After you meet Mina, you will have met all of my siblings. There are four of us in total.
この文では「After you meet Mina」を使うことで、単純な「時間の順序」を強調しています。「Minaと会った後に」というタイミングが中心で、流れがスムーズに伝わります。「There are four of us in total」はフォーマルで明確な表現として適しています。全体的に落ち着いたトーンです。
Once you’ve met Mina, you’ll have met all my siblings. We’re four in total.
こちらの文では「Once you’ve met Mina」を使うことで、「Minaに会った瞬間」という出来事がやや強調されています。「We’re four in total」はカジュアルで口語的なニュアンスが強く、親しみやすい印象を与えます。全体的にリラックスした会話のトーンです。
NoeLia Original Dialog
ジェイソンとルーシーがカフェで週末の予定を話しています。ルーシーの妹ミナに会いに行く計画が進む中、ミナのクリエイティブな一面について話が弾みます。
Jason: So, what’s the plan for the weekend?
Lucy: I’m taking you to meet Mina. She’s the only one of my siblings you haven’t met yet.
Jason: Oh, right! I’ve met your brothers before, haven’t I?
Lucy: Yeah, you met Alex and Ben at the barbecue last year. Mina couldn’t make it that day.
Jason: What’s she like?
Lucy: She’s super creative. She’s an artist and makes the most amazing sketches. Once you’ve met Mina, you’ll have met all my siblings. We’re four in total.
Jason: Sounds fun. Do I need to bring anything for her?
Lucy: Nope. Oh, wait—do you hear that?
Jason: Hear what?
Lucy: It’s starting to rain! We should grab an umbrella before we head out.
Jason: Good idea. Let me get it from the car. Can’t let a little rain ruin the weekend plans!
ジェイソン: それで、週末の予定はどうなってる?
ルーシー: ミナに会いに連れて行くつもりよ。私の兄弟姉妹の中でまだ会ったことがないのは彼女だけだから。
ジェイソン: ああ、そうだったね!君のお兄さんたちには会ったことがあるよね?
ルーシー: うん、アレックスとベンには去年のバーベキューで会ったわよね。でもミナはその日に来られなかったのよ。
ジェイソン: 彼女ってどんな人?
ルーシー: すごくクリエイティブよ。アーティストで、驚くほど素晴らしいスケッチを描くの。ミナに会えば、私の兄弟姉妹全員に会ったことになるわね。私たち全部で4人いるのよ。
ジェイソン: 面白そうだね。彼女のために何か持っていったほうがいい?
ルーシー: ううん、大丈夫。あ、ちょっと待って。聞こえる?
ジェイソン: 何が?
ルーシー: 雨が降り始めたみたい!出かける前に傘を持って行こう。
ジェイソン: いいね。車から取って来るよ。ちょっとの雨で週末の計画が台無しになったら嫌だもんね!
Grammar and Vocabulary
短い疑問文で意図を尋ねる
Hear what?
日本語訳: 何が聞こえたの?
“Hear what?” は、文全体では “Do you hear what?” や “Did you hear what?” のような形が省略されています。このフレーズは、相手が「何かを聞いた」または「聞こえる」と言ったときに、それが具体的に何かを尋ねる疑問文です。たとえば、”Oh, do you hear that?” に対して “Hear what?” と返すと「何が聞こえたの?」という意味になります。
このフレーズは驚きや関心を込めて使われることが多く、「え、何のこと?」といった軽いニュアンスを含みます。
- my siblings: 私の兄弟姉妹(sibling は「兄弟姉妹」)
- We’re four in total: 私たちは全部で4人だ(in total は「全部で」「合計で」)
- Let me get it: 私がそれを取ってこよう(Let me ~ は「私に~させて」)
- Can’t let ~: ~させてはいけない(Can’t let ~ は「~させておくわけにはいかない」)
- a little rain: ちょっとの雨
- ruin: 台無しにする
NoeLia Original Dialog – 問題3
問題3:10年がたちます。彼は今ごろ私のことを忘れてしまっているでしょう。
引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
It’s been ten years. He will have forgotten about me by now.
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
そのフレーズを会話の中でどう使うかを確認できるオリジナルダイアログも含まれています!模範解答とは違うアプローチで英語表現を吸収しながら、音声を使ったディクテーションや多聴多読に取り組んでみましょう。楽しみながら英語を身につけていきましょう!
問題3:10年がたちます。彼は今ごろ私のことを忘れてしまっているでしょう。
It’s been ten years. By now, he’ll probably have forgotten me.
解説: 「He will have forgotten」を「He’ll probably have forgotten」に置き換えることで、「おそらく」を加え、予測のニュアンスをやや控えめに表現しています。
It’s been ten years. He will have forgotten about me by now.
この文では「He will have forgotten」という形が使われており、「忘れてしまった状態に達している」というニュアンスが強調されています。「by now」は「今ごろ」という時間の幅を指しており、やや客観的かつ冷静なトーンです。
It’s been ten years. By now, he’ll probably have forgotten me.
こちらの文では「he’ll probably have forgotten」という形で、「probably(おそらく)」が加わっているため、推測のニュアンスがやや強調されています。話し手の主観が少し入った印象を与え、語り手の心情を感じさせる表現です。「By now」が文頭に来ることで強調されていますが、全体のトーンはカジュアルです。
NoeLia Original Dialog
サラとジェイクは、学生時代の写真を見ながら思い出話に花を咲かせています。二人は、高校時代に出演した劇のことで盛り上がります。
Sarah: Oh my gosh, look at this picture! Do you remember the school play?
Jake: How could I forget? I had to wear that ridiculous wizard costume.
Sarah: You were hilarious! I think you even made the principal laugh.
Jake: That’s because I tripped over the stage curtain during the final bow. Classic moment.
Sarah: And remember Matt? He was the one who played the prince.
Jake: Yeah, he really got into character. What’s he up to these days?
Sarah: I have no idea. It’s been ten years. By now, he’ll probably have forgotten me.
Jake: Oh, I doubt that. He probably still remembers you as the princess with the sparkly tiara.
Sarah: Ha! Maybe. But honestly, that play was the highlight of high school for me.
Jake: Same here. Even if my wizard hat was three sizes too big.
サラ: ちょっとこれ見て!学校の劇の写真覚えてる?
ジェイク: 忘れるわけないだろ。あのバカみたいな魔法使いの衣装を着せられたんだぞ。
サラ: あなた面白かったわよ!校長先生まで笑ってた気がする。
ジェイク: だって、最後のお辞儀でステージのカーテンに引っかかって転んだからだろ。でも、僕らしいよね。
サラ: それとマット覚えてる?彼が王子様の役をやったよね。
ジェイク: ああ、彼は本気で役に入り込んでたよな。今は何してるんだろう?
サラ: 全然わからないわ。10年がたつわ。今ごろ彼は私のことを忘れてしまってるでしょうね。
ジェイク: そんなことないさ。きっと君を、あのキラキラのティアラをつけたお姫様として覚えてるよ。
サラ: はは!そうかもね。でも本当にあの劇は高校生活のハイライトだったわ。
ジェイク: 僕も同じだよ。たとえ魔法使いの帽子が3サイズも大きすぎたとしてもね。
Grammar and Vocabulary
原因や理由を説明するフレーズ
That’s because I tripped over the stage curtain during the final bow.
日本語訳: それは、最後のお辞儀でステージのカーテンにつまずいたからだよ。
“That’s because ~” は「それは~だからだ」という理由を説明する表現です。このフレーズでは、「なぜ校長先生が笑ったのか」という出来事の原因を説明しています。”tripped over” は「~につまずく」という動作を表し、”the stage curtain”(ステージのカーテン)がその対象です。”during the final bow” は「最後のお辞儀のとき」という時間を特定するフレーズで、具体的な状況を明確にしています。カジュアルな会話で使いやすい表現です。
- How could I forget?: どうして忘れられる?(反語的に「忘れるわけない」という意味)
- that ridiculous wizard costume: あのばかげた魔法使いの衣装(ridiculous は「ばかげた」「滑稽な」)
- You were hilarious!: あなた、すごく面白かった!(hilarious は「とても面白い」)
- I think you even made ~ laugh: あなたは~さえも笑わせたと思う
- I tripped over ~: 私は~につまずいた(trip over ~ は「~につまずく」)
- the final bow: 最後のお辞儀
- Classic moment: 典型的な瞬間(ここでは「よくある私の失敗」のような意味)
- He really got into character: 彼は本当に役になりきっていた(get into character は「役になりきる」)
- What’s he up to these days?: 彼は最近どうしているの?(What’s someone up to? は「(人)はどうしているの?」)
- with the sparkly tiara: キラキラのティアラをつけた(sparkly は「キラキラ光る」)
- Same here: 私も同じだよ(相手に同意する表現)
- was three sizes too big: 3サイズも大きすぎた