Target Forms L177 / 仮定法⑦ 仮定法が使われる表現

Target Forms 2024

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ラジオ英会話 Lesson 177 / 仮定法⑦ 仮定法が使われる表現
Grammar and Vocabulary L177 ーNoeLia Original Dialogー
Grammar in Action L177 ーNoeLia Original Dialogー

Target Forms(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記では、本日の「Target Forms」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

NoeLia Extra Examples – Target Forms Key Sentence

Key Sentence

If it weren’t for classes, l’d be here every night.
授業がなければ、私は毎晩ここにいるでしょう。

引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
NoeLia Extra Examples

If it weren’t for my dog, I’d probably never go for a walk.
日本語訳: もし犬がいなければ、きっと散歩になんて行かないだろうね。
解説: この例では、犬を飼っていることが散歩に行く原因であると仮定し、その原因がなければどうなるかを述べています。仮定法を使い、現実とは異なる状況を表現しています。

NoeLia Original Dialog

休日の午後、公園で久々に会ったレイチェルとイーサン。最近の近況を話しているうちに、イーサンの外見が変わったことに気づいたレイチェル。彼女の質問に答えるイーサンの言葉に、レイチェルは思わず笑顔をこぼします。

Rachel: Ethan, you’ve been looking really fit lately. Have you been hitting the gym?
Ethan: Thanks, Rachel. Actually, not really. I’ve just been walking a lot more lately.
Rachel: Really? What changed? You used to complain about walking even to the corner store.
Ethan: Haha, you’re not wrong. Honestly, it’s all thanks to Bailey.
Rachel: Bailey? Oh, your dog! What’s she got to do with it?
Ethan: She’s relentless! If I don’t take her out for her walks, she’ll sit by the door and whine until I give in. It’s so adorable that I can’t resist. If it weren’t for my dog, I’d probably never go for a walk. She needs her exercise, and somehow, it’s become part of my routine too.
Rachel: That’s actually really sweet. Dogs really do get you moving, don’t they?
Ethan: Totally. Plus, it’s relaxing to just get outside, even if it’s just for her. It clears my head after a long day.
Rachel: Sounds like Bailey’s not just your pet—she’s your personal trainer and your therapist!
Ethan: Haha, exactly. She’s the best workout buddy I could ask for, even if she doesn’t talk much.

レイチェル: イーサン、最近すごく健康的に見えるね。ジムに通ってるの?
イーサン: ありがとう、レイチェル。でも実はジムには行ってなくて。ただ、最近もっと歩くようになったんだ。
レイチェル: 本当?何がきっかけなの?前はコンビニに行くのさえ嫌がってたじゃない。
イーサン: はは、確かにそうだったね。正直、全部ベイリーのおかげなんだ。
レイチェル: ベイリー?ああ、君の犬ね!彼女がどうしたの?
イーサン: 彼女が散歩に連れて行かないと、ドアのそばに座って鳴きながら誘ってくるんだ。それがめちゃくちゃ可愛くてさ、断れないんだよね。もし犬がいなければ、きっと散歩になんて行かないと思うよ。彼女には運動が必要だし、いつの間にかそれが僕の日課になったんだよね。
レイチェル: それは素敵ね。犬って本当に動かざるを得なくさせてくれるよね。
イーサン: 本当だよ。それに、たとえ彼女のためだけだとしても、外に出るのはリラックスできるんだ。一日の終わりに頭をすっきりさせるのにぴったりなんだよ。
レイチェル: ベイリーはペット以上だね。専属トレーナーであり、セラピストでもあるじゃない!
イーサン: はは、確かにその通りだね。話せなくても最高の運動仲間だよ。

  • fit: 健康的な/体調が良い(体の健康や運動習慣が良いことを指します。ここでは「見た目が健康的で引き締まっている」というニュアンスがあります。)
  • hitting the gym: ジムに通う(「hit」は「向かう」という意味で、日常会話でよく使われます。「ジムを頻繁に利用している」というカジュアルな言い回しです。)
  • what changed?: 何が変わったの?(カジュアルな疑問形で、「きっかけ」や「理由」を尋ねる際に使います。)
  • complain about ~: ~について文句を言う(「complain」は「不平を言う」「文句を言う」を表し、特定の対象について不満を述べる際に使われます。)
  • corner store: 近所のコンビニ/小さなお店(地域に密着した便利な小規模の店を指します。)
  • relentless: 容赦ない/止まらない(特に人や動物の行動がしつこい、または持続的であることを意味します。ここでは犬のしつこい行動を形容しています。)
  • whine: ぐずる/泣き言を言う(子供や動物が小さな声で不満を表す様子を指します。)
  • give in: 屈する/折れる(「give」は「与える」という基本的な意味がありますが、「in」を付けることで「内側に譲歩する」イメージになります。相手の要求や状況に対して自分の抵抗を緩め、受け入れるニュアンスを表しています。カジュアルな日常会話で、相手に折れて従う状況によく使われます。)
  • If it weren’t for ~: ~がなければ(仮定法の表現で、現実とは異なる条件を述べる際に使います。「何がなければこうなっていた」というニュアンスを伝えます。)
  • part of my routine: 私の日課の一部(「routine」は「日課」「規則的な行動」を意味し、特定の習慣が生活の一部であることを表します。)
  • get you moving: 動かせる/行動させる(「get」は「促す」という意味で、誰かを物理的に動かしたり、行動させたりする際に使います。)
  • clear my head: 頭をスッキリさせる(リフレッシュやストレス解消を指す表現です。)
  • workout buddy: トレーニング仲間(ジムや運動のパートナーを指すカジュアルな表現です。)

NoeLia Extra Examples – Practice ①

If it hadn’t been for my alarm, I’d have overslept.
もし目覚ましが鳴らなかったら、私は寝過ごしていたでしょう。

引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
NoeLia Extra Examples

If it hadn’t been for the quick action of the firefighters, the house might have burned down.
日本語訳: もし消防士たちの迅速な行動がなかったら、その家は焼け落ちていたかもしれません。
解説: この文では、消防士の行動が重要な役割を果たしたことを仮定法で強調しています。「might have」は確実性を避け、可能性を示す表現として使われています。

Conversation Examples

A: If it hadn’t been for the quick action of the firefighters, the house might have burned down. It was terrifying to watch the flames get so close.
B: I can only imagine. How did the fire even start?
A: They think it was an electrical fault in the old wiring. Thankfully, everyone got out safely.
B: That’s a relief. It’s a good reminder to check our own wiring, though.

A: もし消防士たちの迅速な行動がなかったら、あの家は焼け落ちていたかもしれないな。炎があんなに近くまで迫ってくるのを見るのは本当に恐ろしかった
B: 想像しただけで恐ろしいよ。火事はどうやって始まったの?
A: 古い配線の電気系統の故障らしいよ。幸い、みんな無事に避難できたんだ。
B: それは安心したわ。でも、うちの配線も点検するいい機会かもしれないね。

  • quick action: 迅速な行動(「quick」は「速い」という意味ですが、「quick action」は「素早い対応」や「迅速な行動」を表します。特に緊急事態における重要な行動を指します。)
  • burned down: 焼け落ちる(「burn down」は「建物などが完全に焼け落ちる」という意味で、火災に関する文脈でよく使われます。)
  • I can only imagine: 想像するしかない(このフレーズは、相手の状況に共感し、「どれほど大変だったかは想像するしかない」という意味で使います。)
  • electrical fault: 電気系統の故障(「fault」は「故障」「欠陥」という意味で、技術的なトラブルを説明する際に便利な単語です。)
  • old wiring: 古い配線(「wiring」は「配線」「電気回路」のことを指し、住宅や技術的な文脈で使われます。)
  • thankfully: 幸いにも(「ありがたいことに」「幸運にも」という意味で、ポジティブな結果を伝えるときに使う副詞です。)
  • got out safely: 無事に避難した(「get out」は「脱出する」「逃れる」という意味で、危険な状況からの避難を表します。)
  • check our wiring: 配線を点検する(「check」は「確認する」「点検する」という意味で、家庭や技術的な文脈で多用される動詞です。)
  • reminder: 思い出させるもの/教訓(「reminder」は「忘れていたことを思い出させるもの」や「注意喚起」を意味します。日常会話で注意喚起や警告としてよく使われます。)

NoeLia Extra Examples – Practice ②

If only he were here.
彼がここにいてくれたらいいのに。

引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
NoeLia Extra Examples

If only I could sing like her.
日本語訳: 彼女みたいに歌えたらいいのにな。
解説: 「if only」を使い、自分の能力に対する不可能な願望を表現しています。「could」を使うことで現実に対する反事実的なニュアンスが伝わり、夢や憧れを語るときに役立つフレーズです。

Conversation Examples

A: That high note she just hit? Unreal. It’s like she’s not even human.
B: Right? She’s been practicing since she was a kid. No wonder she’s so good.
A: If only I could sing like her. I wouldn’t need to be stuck behind the drums all the time.
B: Oh, come on! You know your drumming keeps the whole band together. You’re the backbone!

A: 今の高音、聞いた?信じられない。人間離れしてるよね。
B: 本当だよね?子どもの頃から練習してたらしいよ。そりゃあ上手いわけだよね。
A: 彼女みたいに歌えたらなあ。ずっとドラムの後ろにいなくても済むのに。
B: 何言ってるの!君のドラムがバンドを支えてるんだよ。君が土台なんだから!

  • high note: 高音(歌や音楽で「高音域」を指します。「note」のコアイメージは「音の単位」や「しるし」です。この場合、特にシンガーが到達する音の高さや音程の素晴らしさを表現する際に使われます。)
  • unreal: 信じられない/すごい(文字通り「現実ではない」ですが、カジュアルな会話では「驚くほど素晴らしい」という意味で頻繁に使われます。)
  • it’s like ~: ~みたいな感じだ(比喩表現として、何かを例える際に使われます。カジュアルな会話でよく使われる表現で、ニュアンスを伝えるのに便利です。)
  • if only ~: ~だったらいいのに(仮定法で、叶わない願望や憧れを表すフレーズです。希望や後悔を表現する際に使われます。)
  • stuck behind ~: ~の後ろに縛られる/閉じ込められる(「stuck」は「動けない」「縛られる」というニュアンスを持つ単語で、特に不満や制限を感じる状況で使われます。)
  • keep ~ together: ~をまとめる/維持する(グループや構造が崩れないように支えるという意味で、ここでは「バンドを一つにまとめる」というニュアンスで使われています。)
  • backbone: 要(「背骨」が本来の意味ですが、比喩的に「中心的存在」「支え」として使われます。特に人や役割の重要性を強調する際に便利な単語です。)

NoeLia Extra Examples – Practice ③

She talks to me as if I were a child.
彼女は、私が子どもであるかのように、私と話します。

引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
NoeLia Extra Examples

They’re looking at me as if I’ve done something wrong.
日本語訳: 彼らは、まるで私が何か悪いことをしたかのように私を見ています。
解説: 「as if」を使い、相手の視線が実際の行動と一致していないことを示しています。過去形でなく現在完了形を用いることで、具体的なニュアンスを追加しています。

Conversation Examples

A: Did you notice how the store clerk keeps glancing at us? It’s like they think we’re up to something.
B: Yeah, I saw that too. Do you think it’s because we’ve been in here for a while?
A: Maybe, but they’re looking at me as if I’ve done something wrong. I haven’t even touched anything! I’m just browsing!
B: Relax, they’re probably just doing their job. Let’s grab what we need, pay for it, and get out of here before it gets awkward.

A: 店員さんがずっとこっちをチラチラ見てるの、気づいた?なんか、俺たちが悪いことでもしてるみたいな感じじゃない?
B: うん、私も気づいた。ここにちょっと長居しすぎたからかな?
A: そうかもしれないけど、あの目、まるで俺が何か悪いことしたみたいに見られてるんだよ。何にも触ってないのに、ただ見てるだけなのに!
B: 落ち着いて。店員さんも仕事してるだけでしょ。必要なもの取ってお会計済ませて、気まずくなる前に出ようよ。

  • glance at: ~をちらりと見る(「glance」は「一瞬目を向ける」動作を表し、「at」を伴うことで対象を示します。短い視線の動きが強調されます。)
  • up to something: 何か企んでいる(カジュアルな言い回しで、怪しい行動や計画をしていると推測するニュアンスがあります。)
  • it’s like ~: ~みたいな感じ(比喩や例えを使う際に便利なフレーズ。カジュアルな日常会話で頻繁に使われます。)
  • browsing: (商品を)見て回る(特に買うつもりがなく、店内を歩きながら商品を見る行動を指します。カジュアルなショッピング用語。)
  • grab ~: ~をさっと取る(素早く、気軽に何かを手に取る動作を表します。カジュアルなニュアンスがあります。)
  • awkward: 気まずい(感情や状況がぎこちなく、居心地が悪いことを表します。カジュアルな日常会話で頻出する単語。)

NoeLia Extra Examples – Practice ④

It’s (high) time we left.
私たちはそろそろ出発する時間です。

引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
NoeLia Extra Examples

It’s high time you apologized to her.
日本語訳: 君が彼女に謝る時間だよ。
解説: 「It’s high time」は「今こそ~すべき」という強調されたニュアンスを持ち、仮定法を伴うことで「実際にはまだしていないけれど、もう遅いくらいだ」という感覚を伝えます。ここでは「apologized」が仮定法過去として使用されています。

Conversation Examples

A: You’ve been avoiding her ever since that argument. Don’t you think it’s a bit childish?
B: I know, but it’s just so awkward now. I don’t even know how to start the conversation.
A: It’s high time you apologized to her. She’s been waiting for you to make the first move.
B: You’re right. I’ll text her tonight and see if we can talk. I just hope she’s still open to it.

A: あの口論以来、ずっと彼女を避けてるよね。それってちょっと子供っぽくない?
B: 分かってるよ、でも今は気まずくて。どうやって話を切り出せばいいのかさえ分からないんだ。
A: そろそろ彼女に謝るべき時だよ。彼女も君からの一歩を待ってると思うよ。
B: そうだね。今夜彼女にメールして、話せるかどうか聞いてみるよ。彼女がまだ話す気になってくれてるといいんだけど。

  • avoid: 避ける(意図的に誰かや何かを避けることを意味します。特に人間関係で使われることが多い動詞で、「逃げる」よりも心理的な距離を保つニュアンスがあります。)
  • childish: 子供っぽい/幼稚な(行動や態度が成熟していないことを表します。批判的な意味合いで使われることが一般的です。)
  • awkward: 気まずい(状況や人間関係がスムーズでなく、不快感や戸惑いを伴うときに使います。日常会話で頻繁に使用される単語です。)
  • It’s high time ~: もう~すべき時間だ(「今こそ~する時だ」というニュアンスを持ち、仮定法を伴うことで「すべきだが、まだしていない」という強調が含まれます。)
  • apologize: 謝る(過ちを認めて謝罪する行為を指します。カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く使用される動詞です。)
  • make the first move: 最初の一歩を踏み出す(相手との関係修復や交渉を始める際に使われる比喩的表現で、「行動を起こす」という決断を含みます。)
  • open to ~: ~を受け入れる態勢がある(「~に前向きである」というニュアンスで、提案や意見に対して柔軟であることを示します。例文では「still open to it(まだ話し合う気がある)」という文脈で使われています。)

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