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ラジオ英会話 Lesson 006 / 前置詞 on ④一圧力
GRAMMAR AND VOCABULARY L006 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L006 / 前置詞 on ④一圧力 ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L006 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
NoeLia Extra Examples – GRASP THE CONCEPT Key Sentence
Key Sentenceon (圧力)
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I kept pressure on my opponent.
私は対戦相手にプレッシャーをかけ続けました。
Don’t put too much pressure on yourself.
日本語訳: 自分にプレッシャーをかけすぎないでね。
解説: この「on」は「自分自身にプレッシャーをかける」という意味で、精神的な圧力がかかっている様子を表しています。
NoeLia Original Dialog
大学の音楽専攻生であるアレックスとジェイミーが、夜のキャンパスで話しています。アレックスはある大事な曲の仕上げに悩んでいるようです。
Jamie: You’re still at the piano? It’s been hours—you even skipped dinner.
Alex: I know… I’m trying to finish this piece for the London concert, but nothing’s coming together.
Jamie: Maybe you just need to reset. Step away from it for a while?
Alex: I feel like I can’t afford to stop. My professor’s writing me a recommendation, and this piece could make or break it.
Jamie: Don’t put too much pressure on yourself. You always compose best when you’re not forcing it.
Alex: I guess I just don’t want to disappoint anyone—especially after how much they’ve hyped this piece in class.
Jamie: You’re not disappointing anyone. People love your music because it sounds like you—not because it’s technically perfect.
Alex: Easy for you to say… you’re not the one being compared to last year’s top student.
Jamie: Maybe. But I’ve seen how you work when you’re relaxed. That’s when the emotion really comes through.
Alex: You’re right… maybe a walk around the quad will help me clear my head a bit.
ジェイミー: まだピアノ弾いてるの?もう何時間も経ってるし、夕飯も抜いてたよね。
アレックス: わかってる…でもロンドンのコンサート用の曲を仕上げなきゃって思って。全然まとまらないんだ。
ジェイミー: 一度リセットしてみたら?しばらく離れるのもアリだと思うよ。
アレックス: 止まってる場合じゃないんだ。先生が推薦状を書いてくれるんだけど、この曲の出来で変わるかもしれないし。
ジェイミー: 自分にプレッシャーかけすぎないで。君って無理してない時の方が、いい曲作るじゃん。
アレックス: 期待を裏切りたくないんだと思う…特に授業でこの曲がすごく話題になってるから。
ジェイミー: そんなことないよ。みんなあなたの音楽が好きだって言ってるのは、技術的に完璧だからじゃなくて、あなたらしい音だからだよ。
アレックス: 気楽に言えるよね…去年のトップの学生と比べられてるわけじゃないもんね。
ジェイミー: かもしれない。でも私は知ってるよ。君がリラックスしてるときの曲には感情がちゃんと出るって。
アレックス: そうだね…ちょっと大学の広場を散歩して、頭をすっきりさせてくるかな。
- You’re still at the piano?: まだピアノにいるの?(”at”は場所に張り付いているイメージ。「ピアノの前にずっといる」の意味になる)
- It’s been hours: もう何時間も経ってる(現在完了進行形の短縮形で、今までずっと続いていた時間を強調する言い方)
- skip dinner: 夕飯を抜く(”skip” は「飛ばす」「省く」の意味で、食事を意図的に取らないときによく使う)
- come together: うまくまとまる(アイデアや作品が「まとまって形になる」時に使われる定番表現)
- reset: リセットする(比喩的に「気分転換する」「仕切り直す」の意味で使われる)
- Step away from it: 少し離れてみて(”step away”は比喩的に「手を止める」「距離を置く」という意味で気分転換を促す表現)
- can’t afford to stop: 止まっていられない(”afford to 〜”は「〜する余裕がある」の否定形で、「時間や精神的な余裕がない」のニュアンスになる)
- make or break it: 成功するか失敗するかを左右する(その結果次第で成否が決まるという決定的な表現)
- Don’t put too much pressure on yourself: 自分にプレッシャーかけすぎないで(”put pressure on 〜”で「〜にプレッシャーをかける」。ここでは自分自身に対して使っている点がポイント)
- not forcing it: 無理してない(”force” は「無理やり〜する」の意味で、クリエイティブな作業には逆効果という文脈で使われる)
- hyped this piece: この曲をすごく持ち上げている(”hype” は「大げさに宣伝する」や「注目させる」の意味で、現代の会話でよく使う)
- technically perfect: 技術的に完璧な(”technical” は「技術的な」。”perfect” とセットで「細部までミスがない」ことを表す)
- sounds like you: 君らしい音(”sound like 人”は「〜っぽい音・声・雰囲気がある」ときに使う自然な表現)
- Easy for you to say: 君は気楽に言えるよね(相手が苦労を共有していないと感じた時に使う、やや不満を含んだ口語表現)
- being compared to: 〜と比較されている(受け身の形で、「誰かと比べられてる」状況を伝える)
- emotion really comes through: 感情がしっかり伝わってくる(”come through” は「現れる」「伝わる」の意味で、気持ちや雰囲気の話に使う)
- clear my head: 頭をすっきりさせる(”clear one’s head” は「気分転換する」「考えを整理する」といったニュアンスで使うカジュアルな言い回し)
NoeLia Extra Examples – ①
圧力1
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
This decision will have a significant impact on our future.
この決断は、私たちの未来に重大な影響を与えるでしょう。
That sound is getting on my nerves!
日本語訳: あの音、本当にイライラする!
解説: 「get on one’s nerves」は「神経に触る=イライラさせる」という意味。on はnervesに触れてプレッシャーをかけてくる感覚をよく表しています。
A: That sound is getting on my nerves! Someone behind me keeps clicking their mechanical pencil nonstop.
B: Seriously? I didn’t even notice it—I was so zoned into my reading.
A: It’s been like that since I opened my laptop. We’re on the quiet floor, for crying out loud.
B: Want to move over to the west corner? Near the window by the philosophy shelves—it’s usually dead silent there.
A: あの音、本当にイライラする!後ろの誰かがずっとシャーペンをカチカチ鳴らしてるの。
B: ほんと?全然気づかなかったよ。読書に集中しててさ。
A: 私がノートパソコン開けた時からずっとよ。ここって一応「静音フロア」なんだけどね。
B: 西側の窓際に移動する?哲学の棚の近く、あそこならいつも静かだよ。
- mechanical pencil: シャーペン(英語では “mechanical” をつけて「機械式の鉛筆」と明示する必要がある)
- nonstop: ずっと・止まらずに(副詞的に使われ、「一切途切れることなく続く」という強い印象を与える)
- seriously?: マジで?/ほんとに?(驚きや軽い信じられなさを表すカジュアルなひと言。会話で頻出)
- be zoned into: ~に完全に集中している(”zone” は「区画・特定のエリア」を意味し、意識や感覚がその「集中エリア」に入り込んで他が見えなくなるイメージ。”be zoned into” は、心や意識が何かに入り込んでのめり込んでいるカジュアルな言い回し)
- it’s been like that since…: ~してからずっとそうだ(”現在完了形”の構文。”It has been ~ since …” で、「~以来ずっとその状態が続いている」という継続を表す。進行形ではないが、状態が継続していることを自然に伝えるリアルな言い回し)
- for crying out loud: 勘弁してよ/頼むよ(もともとは “for God’s sake!”(神に誓って/いい加減にして) という強い感嘆句をやわらげた言い換え。宗教的な言葉を避けて、代わりに「crying out loud(大声で叫ぶ)」という無害な表現を使っている。ここでの “cry” は「泣く」ではなく「叫ぶ」という意味で、「叫びたくなるほどイライラしてる」という感情を表している。つまり、「もう!マジかよ!頼むよ!」という気持ちを、怒鳴る代わりにちょっとコミカルに口にするカジュアルな言い方。”Come on!” や “Seriously?” に近いニュアンスで、驚き・怒り・呆れ・うんざりなど幅広い感情に使える。)
- by the philosophy shelves: 哲学書の棚の近く(”by” は「~のそば」の意味で、空間の位置関係を表す際に頻出)
- dead silent: シーンと静まり返っている(”dead” はここでは「完全に」という強調の副詞として機能し、”silent” を強調している)
NoeLia Extra Examples – ②
圧力2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I had to concentrate on keeping her at bay.
私は、彼女を近づけないように集中しなければなりませんでした。
I’m trying to zero in on what really motivates me.
日本語訳: 自分が本当にやる気になるものは何かを見つめ直してるところなんだ。
解説: 抽象的な「内面」や「動機」に焦点を当てる場合でも使えます。ここでは自分の内面に意識を深く集中する=自己分析の圧力というイメージ。
A: I’ve been bouncing between jobs for years, and honestly, I still don’t feel like I’ve found my footing.
B: I’m trying to zero in on what really motivates me too. I’ve been freelancing since I graduated, but it’s been a constant search.
A: Yeah, and when everyone around you keeps pushing you to go for something “secure,” it messes with your head.
B: Totally. “Secure” sounds nice on paper, but it doesn’t always feed your soul.
A: 何年も転職を繰り返してるのに、正直まだ自分の居場所を見つけたって感じがしないんだよね。
B: 僕も自分が本当にやる気になれるものを探してる途中だよ。大学出てからずっとフリーランスでやってるけど、ずっと模索中なんだ。
A: だよね、周りの人に「安定した仕事にしなよ」って言われ続けると、自分の気持ちがブレてくるよ。
B: めっちゃわかる。「安定」って聞こえはいいけど、心が満たされるとは限らないからね。
- bounce between (jobs): (仕事を)転々とする(bounceは「跳ねる」という意味。ここでは「一つの仕事から別の仕事へ飛び回る」ニュアンスで、安定せず転職を繰り返す様子を表す口語表現)
- feel like I’ve found my footing: 自分の居場所を見つけたように感じる(find one’s footing は直訳で「足場を見つける」。そこから「安定した立場を得る」「落ち着く」といった比喩的意味で使われる)
- zero in on: ~に焦点を絞る/~を絞り込む(”zero” は「ゼロ=中心点/起点」というイメージがあり、「中心に向かって収束していく感覚」がコア。動詞としての “zero in” は「照準をぴったり合わせる・狙いを定める」という意味で、もともとはミサイルや射撃などの軍事用語。「zero in on a target(標的に狙いを定める)」のように使われる。そこから転じて、日常会話では「考え・注意・努力などを特定のものに集中させる」という比喩的な意味で使われる。自己分析やキャリアの話題でよく登場する表現。)
- motivate: やる気にさせる(基本単語だが、「what motivates me=自分を突き動かすもの」という形で使われると、自分の内面の動機や価値観を掘り下げる表現として大切)
- freelancing: フリーランスで働くこと(freelanceは名詞・動詞・形容詞としても使えるが、ここでは動名詞化されていて「自由業として働く」という状態を表す)
- a constant search: 絶え間ない探求(”constant” は「ずっと続く・絶えない」、”search” は「探すこと」。組み合わせで「模索状態が続いている」ことを自然に表現)
- push someone to do ~: ~するように誰かに強く勧める・圧をかける(”push” は物理的に押す動作のほか、「背中を押す」「強制的に促す」という比喩的な意味でも使われる)
- go for something (secure): (安定したもの)を選ぶ/求める(”go for” は「~を目指す・選ぶ」という意味で、カジュアルな選択の表現として非常に頻出)
- mess with your head: 頭を混乱させる/考えを乱す(mess は「混乱させる」、ここでは心理的に揺らぎや迷いを生むことを指すネイティブらしい比喩表現)
- sounds nice on paper: 書面上ではよく見える(on paper は「理屈上では/理論的には」の意味で、現実とのギャップを表す時に使われる自然な言い回し)
- feed your soul: 心を満たす/生きがいを与える(直訳は「魂に栄養を与える」。やりがい・内面的充実を指す美しい比喩表現)
NoeLia Extra Examples – ③
そのほかの「圧力」
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
She hung up on me.
彼女に電話を切られました。
There’s something on my mind I’ve been meaning to tell you.
日本語訳: ずっと言おうと思ってたことがあるんだ。
解説: 「何かがon my mind」と言うことで、伝えるべきこと・心に引っかかっている思いがあることを丁寧に伝えられます。
A: You’ve been acting a bit distant lately. Is everything okay?
B: There’s something on my mind I’ve been meaning to tell you. I didn’t know how to bring it up without making things complicated.
A: You can tell me—whatever it is. I’d rather talk about it than pretend everything’s fine.
B: Thanks. I’ve been feeling overwhelmed about graduation, and I’m not sure where that leaves us.
A: 最近ちょっとよそよそしいよね。何かあったの?
B: 実は、ずっと言おうと思ってたことがあって…。話すとややこしくなるんじゃないかと思って迷ってたの。
A: 何でも話してくれていいんだよ。全部うまくいってるフリをするより、ちゃんと向き合いたいから。
B: ありがとう。卒業のことがプレッシャーになってて…それで、私たちのこともどうなるのか分からなくなってて。
- act distant: よそよそしくふるまう(”act” のコアイメージは「演じる・ある役割をする」。ここでは「実際の気持ちとは別に、あるように見せる/ふるまう」という意味合いで使われている。”distant” は「距離がある/冷たい」という意味なので、組み合わせると「心の距離があるようにふるまう」「感情的に離れている印象を与える」というニュアンスになる。恋人・友人など親しい関係の中で、変化に気づいたときに自然に使われる表現)
- There’s something on my mind: 気になっていることがある(”on my mind” は「頭から離れない/ずっと気にしている」ことを表す定番フレーズ。親密な会話でよく使われる)
- I’ve been meaning to ~: ~しようと思ってた(”mean to” を現在完了進行形にすることで、「ずっと前から~するつもりだったのに言い出せなかった」というニュアンスが加わる)
- bring it up: (話題を)持ち出す/切り出す(”bring up” は話題を「上に持ってくる→話し始める」というイメージの口語表現)
- make things complicated: 物事をややこしくする(”complicated” は「複雑な」「込み入った」の意味で、対人関係などで「気まずくなる」ニュアンスを含む)
- whatever it is: どんなことであれ(”whatever” は「何であれ」の意味で、相手に安心感を与えつつ受け入れる姿勢を示す自然なフレーズ)
- pretend everything’s fine: すべてうまくいってるフリをする(”pretend” は「~のふりをする」。ここでは「問題がないように装う」ニュアンス)
- overwhelmed: 圧倒される/押しつぶされそうになる(感情や状況に「手に負えないほどいっぱい」になっている状態を表す感情語。学生や社会人のストレス表現でよく使われる)
- graduation: 卒業(高校・大学にかかわらず、人生の転機を示すキーワードとしてよく出てくる)
- I’m not sure where that leaves us: 私たちの関係がどうなるのか分からない(直訳は「それが私たちをどこに置くのか分からない」。「leave someone」はここで「~をある状態・立場に残す/置く」という比喩的な意味。”where that leaves us” は「その出来事や選択の結果、私たちがどんな関係・状況に置かれるのか」という先の見えない不安・迷いを表す。恋愛や人間関係の転機などでよく使われる、非常に英語らしい自然な言い回し)