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ラジオ英会話 Lesson 007 / 前置詞 on ⑤ー支える
GRAMMAR AND VOCABULARY L007 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L007 / 前置詞 on ⑤ー支える ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L007 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
NoeLia Extra Examples – GRASP THE CONCEPT Key Sentence
Key Sentenceon(支える)
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We have enough savings to live on for a while.
私たちはしばらくの間生活するのに十分な蓄えがあります。
I can’t survive on four hours of sleep a night.
日本語訳: 毎晩4時間の睡眠じゃ、体がもたないよ。
解説: 「survive on ~」は「~で何とか生き延びる」という意味。4時間の睡眠では支えにならない、というニュアンス。
NoeLia Original Dialog
ノアとミアは同棲中のカップル。プレゼン当日の朝、寝不足のミアの体調を心配するノアとのリアルなやりとりです。
Noah: You were tossing and turning all night. Couldn’t sleep?
Mia: No… I had that pitch on the GreenTech project stuck on my mind. I kept going over it again and again.
Noah: Oh right, that’s today at 10, isn’t it? You’ve been working non-stop on that for weeks.
Mia: Yeah, but now I’m running on empty. I’m already drained, and the day hasn’t even started.
Noah: Didn’t you finally crash around 2:30 again?
Mia: Yeah… I can’t survive on four hours of sleep a night. My body’s really starting to feel the strain.
Noah: That’s rough. You’ve been running on caffeine and adrenaline for too long.
Mia: I know. Once this week’s over, I’m going to work on getting my routine back on track.
Noah: Good. Just don’t take everything on yourself all the time.
Mia: Thanks. It means a lot to know I can count on you.
ノア: 昨晩ずっと寝返り打ってたね。眠れなかったの?
ミア: ううん…GreenTechプロジェクトのプレゼンが頭から離れなくて。何度も何度も見直してた。
ノア: ああ、10時からのやつだよね?何週間もずっとそれに取りかかってたもんね。
ミア: そう。でも今はエネルギー切れで動いてる感じ。まだ朝なのにもうヘトヘト。
ノア: また2時半くらいに寝たんでしょ?
ミア: うん…毎晩4時間の睡眠じゃ、体がもたないよ。そろそろ限界を感じてる。
ノア: それはキツいね。ずっとカフェインと気力だけで動いてたでしょ。
ミア: うん。今週が終わったら、生活をちゃんと立て直すつもり。
ノア: いいね。でも、何でもひとりで抱え込まないでよ。
ミア: ありがとう。こうして頼れる人がいるって、本当に救いだよ。
- toss and turn: 寝返りを打つ(眠れない夜によく使われるフレーズ。不安や緊張で寝つけないときの様子。”toss”は「投げる・放り投げる」イメージ、”turn”は「向きを変える・ひっくり返る」イメージ。つまり、体をあちこち向けながら眠れずに動いている状態)
- Couldn’t sleep?: 眠れなかったの?(カジュアルな確認の言い方)
- pitch: プレゼン(ここでは「売り込み」や「提案」の意味でビジネスシーンに頻出)
- stuck on my mind: 頭から離れない(”stuck” は「くっついて離れない」イメージ)
- go over: 見直す/確認する(プレゼンや内容を「何度も確認する」ときに使う基本動詞句)
- non-stop: 休みなく(副詞的に使い、ずっと〜し続けているニュアンス)
- run on empty: エネルギー切れで動いている(比喩的な表現。ガソリン切れの車のように疲労困憊の状態を表す)
- drained: ぐったりしている(エネルギーや気力が「抜けきっている」状態)
- crash: 倒れ込むように寝る(カジュアルに「ばたんと寝る」イメージ。疲労のニュアンスも含む)
- I can’t survive on…: ~ではやっていけない(支える“on”の感覚。最低限の条件を下回っていて無理という気持ち)
- feel the strain: 負担を感じる(体や心が限界に近づいている表現。”strain”のコアイメージは「ピンと張りつめた状態」。ロープを強く引っ張って今にも切れそうな様子から、肉体的・精神的な「張りつめた負担」を表します)
- That’s rough: それは大変だ(相手を思いやるリアクション)
- run on caffeine and adrenaline: カフェインと気力で動いている(on の支える感覚と比喩的表現が合体)
- back on track: 元の調子に戻る(生活や仕事のリズムを整えるときの定番フレーズ)
- don’t take everything on yourself: 何でも自分ひとりで抱え込まないで(”on yourself”は「責任・負担が自分にかかる」イメージ)
- count on you: 君を頼りにしてる(人に頼る意味の「on」)
NoeLia Extra Examples – ①
姿勢
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He was on his tiptoes looking around.
彼はつま先立ちで周りを見回していました。
Sorry, but can you get down on all fours?
日本語訳: ごめん、四つんばいになってくれる?
解説: この「on」は、体が手とひざに支えられている姿勢を表します。「on all fours」は「四つんばいで」という意味で、体重を4点(両手・両ひざ)で支えている状態です。
A: You’ve been at it for like three minutes and it’s still stuck. Sorry, but can you get down on all fours? That angle’s just not working.
B: Oh, come on. I am trying. If you think you can do better, be my guest.
A: Look, I didn’t mean to sound harsh. I’m just getting stressed—we really need that USB before the Zoom call. I’m sorry.
B: Well, your arm doesn’t fit between the shelf and the wall, does it? That’s why I’m down here in the first place. So how about a little gratitude?
A: もう3分くらいやってるけど、まだ引っかかってるよ。ごめん、四つんばいになってくれない?その角度じゃ無理だって。
B: ちょっと、頑張ってるじゃん。そんなに簡単にできるなら、自分でやってみたら?
A: ちょっと言い方キツかったらごめん。ただ焦っててさ…あのUSB、Zoom会議の前にどうしても必要なんだよ。ほんと、ごめん。
B: あなたの腕じゃ棚と壁のすき間に入らないでしょ?だから私がやってるんじゃん。ちょっとは感謝してくれてもよくない?
- be at it: 何かに取り組んでいる(「しつこく続けている」ニュアンスを含む表現。ここでは「頑張って取ろうとしている」ことを示している)
- like: だいたい~くらい(ここでは時間を「ざっくり言う」カジュアルな使い方。“about” よりも口語的)
- get down on all fours: 四つんばいになる(“all fours”は両手両ひざの4点。「on」は体を支える面を表す)
- angle: 角度(ここでは体の位置・向きのこと。比喩的に「やり方」や「方向性」を意味することも)
- come on: ちょっと、やめてよ(相手に不満やあきれを伝える口語的表現)
- I am trying: やってるじゃん(”try”は「試す」だけでなく「頑張ってやってる」の意味でもよく使われる)
- If you think you can do better, be my guest.: そんなに自信あるなら、どうぞやってみて(”be my guest” は本来「ご自由にどうぞ」という丁寧な表現だが、ここでは皮肉として「そんなに言うなら自分でやってみれば?」という挑発的なニュアンスで使われている。もともとの意味は「遠慮なくどうぞ=あなたが望むならご自由に」のイメージ)
- didn’t mean to ~: ~するつもりじゃなかった(意図を否定するときの定番構文。「きつく聞こえるつもりじゃなかった」など)
- harsh: きつい/厳しい(冷たくて強い印象のある言い方や態度に使われ、感情への配慮がない厳しさという点で、strictは規則に厳しい、toughは妥協しない態度、severeは深刻さのある厳しさと使い分けられる)
- get stressed: ストレスがたまる(”get” を使って状態の変化を表現。ネイティブは「be stressed」よりも会話ではよく使う)
- in the first place: そもそも(「最初から〜だったでしょ」と話の前提を強調するときの表現)
- How about a little gratitude?: 少しくらい感謝してくれてもよくない?(”how about” を使った皮肉や軽い非難として使われることもある表現)
NoeLia Extra Examples – ②
依存する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I don’t want to depend on that show forever.
私はあの番組に永遠に頼りたくはありません。
I hate having to rely on others for everything.
日本語訳: 何でも人に頼らなきゃいけないのが嫌なんだよね。
解説: 「rely on others」で「他人に頼る」。onは他人の助けが支えになっている構図を表しています。
A: I’ve been seriously thinking about moving out of my parents’ place. I feel like I’ve hit a wall living there.
B: That’s a huge step, Emma. Do you really feel ready to handle everything on your own—rent, bills, cooking?
A: I hate having to rely on others for everything. Staying there any longer might just keep me from growing up.
B: Then maybe now’s the time. Just be sure it’s about independence—not just escaping your current situation.
A: 親の家を出ようって、最近ずっと真剣に考えてるの。なんかあそこにいると、もう限界って感じでさ。
B: それって大きな決断だね、エマ。本当に全部ひとりでやっていく準備はできてる?家賃とか光熱費とか、料理とかさ。
A: 何でも人に頼るのってほんとイヤなんだ。あそこにもう少しいたら、自分が成長できなくなりそうで。
B: じゃあ、今がそのタイミングかもね。ただ、それが「自立したいから」って理由なのか、ただ「今の状況から逃げたいだけ」なのかはちゃんと見極めないとね。
- moving out: 家を出る(move outは親元や現在の住まいから出て行くことを意味する句動詞)
- my parents’ place: 親の家(placeはカジュアルに「家・住まい」を指す表現)
- hit a wall: 限界を感じる(直訳は「壁にぶつかる」。精神的・物理的に前に進めなくなる状態を比喩的に表す)
- That’s a huge step: それは大きな決断だ(stepは「一歩」だが、この場合は人生の転機を表すカジュアルな言い方)
- handle everything: すべてをこなす(handleは「扱う」だが、ここでは責任をもって対応する意味)
- on your own: 自力で(onは支えを示す前置詞で、「自分自身が支えである状態」=「自分の力で」)
- keep me from growing up: 成長の妨げになる(keep A from Bは「AがBするのを妨げる」という構文で、fromは「~から離す・遠ざける」というイメージ。ここでは「私が成長することから引き離した状態にする」=「成長を妨げる」という意味になっており、精神的な自立が遅れることを示している)
- now’s the time: 今がそのとき(強調の言い回しで、「決断・行動すべきタイミング」を表す)
- not just escaping: 単に逃げているだけじゃない(not just A but Bの構文の一部で、「AだけでなくBも」の否定強調構文)
NoeLia Extra Examples – ③
「支えるon」を使ったフレーズ
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He was being rude on purpose.
彼はわさと失礼なことをやっていました。
I wasn’t being serious—I said that on a whim.
日本語訳: 本気じゃなかったよ。思いつきで言っただけ。
解説: 「on a whim」は「気まぐれ・思いつきに支えられて=ふと思って」。軽い気持ちの行動を表す定番表現です。
A: Mia, why are you giving me the silent treatment? You haven’t said a word since we left the restaurant.
B: You said, right in front of everyone, that you might just quit your job and “disappear for a while.” What was I supposed to think?
A: I wasn’t being serious—I said that on a whim. I was just frustrated after what my boss pulled today.
B: Still, you can’t drop comments like that during dinner. Everyone was worried, and honestly, so was I.
A: ミア、なんでずっと黙ってるの?レストラン出てから一言もしゃべってないじゃん。
B: だって、みんなの前で「仕事辞めてしばらく消えようかな」とか言ったじゃない。どう受け取ればいいのよ?
A: 本気じゃなかったんだって。ただの思いつきで言っただけ。今日、上司にイラついててさ。
B: でもさ、夕食の場でそんなこと言うのはダメだよ。みんな心配してたし、正直、私も不安になったよ。
- give me the silent treatment: 無視する(直訳は「沈黙で接することを与える」。感情的に距離を置いたり、怒りを表すときによく使われる)
- You haven’t said a word: 一言もしゃべってない(現在完了形で「ずっと言っていない」状態を示す。have not said a word は沈黙を強調する定番表現)
- might just quit: 辞めるかも(might just は控えめな可能性を表す表現。「just」は「ほんの/ちょっとだけ」の意味で、動作や気持ちを軽く見せる役割がある。「just」のコアイメージは“ズレなくピタリ”で、そこから「ちょうど」「たった」「ただの」といった意味に派生している)
- What was I supposed to think?: どう思えばよかったの?(be supposed to は「~することになっている」だが、疑問形にすると「〜すべきだったのか?」という困惑や怒りを含む言い回しに)
- I wasn’t being serious: 本気じゃなかった(be動詞の進行形を使って「そのとき真剣な気持ちではなかった」と説明する形。謝罪や釈明の定番)
- on a whim: 思いつきで(whim は「気まぐれ」。on は「〜に支えられている」イメージで、「気まぐれに乗っかって=ふとした思いつきで」という意味に)
- what my boss pulled: 上司がやったこと(pull は本来「引っ張る」だが、口語では「やらかす」「仕掛ける」といったニュアンスでも使われる)
- drop comments like that: そういう発言をする(drop は「落とす」だが、「ぽろっと言う」「軽く口にする」というカジュアルな使い方)
- once they’re out there: 一度口に出たら(be out there は「外に出てしまっている状態」で、「言葉は取り消せない」という比喩的表現)
NoeLia Extra Examples – ④
そのほかの「支える」
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We’re on a very tight budget / schedule.
私たちは、予算/スケジュールがとても厳しいのです。
They’re operating on a shoestring budget.
日本語訳: 彼らはギリギリの予算でやっているんです。
解説: 「on a shoestring budget」は「ごく限られた予算に支えられて=お金がほとんどない状態で」という意味で、特にスタートアップや自営業などでよく使われます。
A: Have you seen the setup for that new pop-up café near the station?
B: Yeah, actually a friend of mine is helping run it. They’re operating on a shoestring budget—everything’s second-hand.
A: That explains the mismatched chairs. Still, the atmosphere’s kind of charming.
B: Right? They really wanted it to feel casual and cozy, even with limited resources.
A: 駅前にできたポップアップカフェ、見た?
B: うん、実は友達が手伝ってるんだよ。ギリギリの予算でやってるんだって。全部中古品らしいよ。
A: 椅子がバラバラだったのはそのせいか。でも、あれはあれでいい雰囲気だったな。
B: でしょ?限られた予算でも、カジュアルで落ち着ける感じにしたかったんだって。
- pop-up café: 期間限定カフェ(pop-up は「突然現れる、一時的な」の意味で、臨時出店や短期営業の店舗を指す)
- helping run it: その運営を手伝ってる(“run” はここでは「経営する」の意味で使われている動詞。“help” は「〜を手伝う」という動詞で、後ろに 動詞の原形(または to不定詞) を続けることができるが、口語では原形が一般的で自然。「help run a café」で「カフェの運営を手伝う」といった形になる)
- They’re operating on a shoestring budget: 彼らはギリギリの予算でやっている(on a shoestring budget は「限られた予算で」という決まり表現)
- second-hand: 中古の(中古品=second-hand items。生活の中でよく使う実用語)
- That explains ~: それで納得(直訳は「それが〜を説明してるんだね」。自然な相づちや気づきとしてよく使われる)
- mismatched chairs: バラバラな椅子(mismatched は「組み合わせが合っていない」。家具や服装などによく使う)
- Still: それでも(前の内容を受けて「とはいえ〜」と逆接的につなげる語)
- atmosphere: 雰囲気(物理的な空気感だけでなく、店や空間のムードにも使う)
- kind of charming: ちょっとかわいい/味がある(kind of は「ちょっと〜」「まぁ〜って感じ」のような柔らかいニュアンスをつける)
- low-budget: 低予算の(予算が限られているという形容表現。映画・企画・商品に使われやすい)
- makes things feel more personal: より親しみを感じさせる(make + O + V の構文。「OをVのように感じさせる」)