👇こちらはLesson 007のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 007 / 前置詞 on ⑤ー支える
GRAMMAR AND VOCABULARY L007 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L007 / 前置詞 on ⑤ー支える ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L007 ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:私はわざと遅刻したんじゃありません、誓って言います。友人が車で送ってくれるのを当てにしていたのですが、彼は病気になってしまったんです。私は自力でここに来なくてはなりませんでした。本当にすみません。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I wasn’t late on purpose, I swear. I was depending on my friend driving me, but he got sick. I had to come here on my own. I’m really sorry.

問題:私はわざと遅刻したんじゃありません、誓って言います。友人が車で送ってくれるのを当てにしていたのですが、彼は病気になってしまったんです。私は自力でここに来なくてはなりませんでした。本当にすみません。
I swear I wasn’t late on purpose. I was counting on my friend to give me a ride, but he came down with something. I had no choice but to get here on my own. I’m so sorry.
解説: 模範解答は丁寧で落ち着いた説明口調になっており、ややフォーマルな場面でも使える表現です。一方ノエリアの解答は、会話調で感情がややにじみ出るトーン。特に謝意を最初に強く出していて、焦りや必死さが伝わります。どちらも内容は同じですが、状況や相手との距離感に応じて選ぶことで、より自然に伝えることができます。フォーマルな説明には模範解答、親しい関係での口頭の謝罪にはノエリアの表現がよく合います。
I wasn’t late on purpose, I swear. I was depending on my friend driving me, but he got sick. I had to come here on my own. I’m really sorry.
“on purpose” は「意図的に」という意味で、行動が故意ではなかったことを強調します。“depending on” は進行形で「頼っていた最中だった」という継続的なニュアンスを含みます。“my friend driving me” は動名詞構文で、主語の友人が運転して自分を送ってくれるという状況を自然に表現しています。“got sick” はシンプルに「病気になった」ことを表す口語表現で、広く使われます。“on my own” は「自分ひとりで」「誰の助けも借りずに」という意味で、自力で行動したことを際立たせています。
I swear I wasn’t late on purpose. I was counting on my friend to give me a ride, but he came down with something. I had no choice but to get here on my own. I’m so sorry.
“counting on” は “depend on” よりもややカジュアルで、期待や信頼のニュアンスが強めに出る表現です。“to give me a ride” は「車で送る」を意味する自然な日常表現で、特にアメリカ英語ではよく使われます。“came down with something” は「何かの病気にかかった」という意味で、病名をはっきりさせずに柔らかく体調不良を伝える言い方です。“had no choice but to 〜” は「〜するしかなかった」という構文で、避けられない状況だったことを強調します。“on my own” は模範解答と同じく「自分で」の意味ですが、前の構文とつながることで一層ドラマチックな響きを持たせています。
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question:
What did Ava assume had happened before hearing Noah’s explanation?
A. His friend got into trouble.
B. He didn’t wake up in time.
C. She was the only one who cared about rehearsal.
Let’s listen.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
演劇の舞台を控えたリハーサルの日。ノアが遅れてやって来ました。前科があるだけに、エイヴァは厳しい表情。でも今回ばかりは理由が違ったようで…。
Noah: Ava, hey—please don’t be mad.
Ava: Noah, you missed the whole rehearsal. We needed you.
Noah: I swear I wasn’t late on purpose. I was counting on my friend to give me a ride, but he came down with something. I had no choice but to get here on my own. I’m so sorry.
Ava: Wait, really? That’s why?
Noah: Yeah, I tried calling a taxi but everything was booked. I even thought of biking here.
Ava: Wow… okay, I didn’t know that. I thought you just overslept again.
Noah: I get why you’d think that. I’ve messed up before… but not today.
Ava: Well, we’re running the scene again in ten minutes. You still have a shot.
Noah: Thank you, Ava. I won’t let you down this time.
Ava: Good. Let’s just focus and make it count.
ノア: エイヴァ、お願いだから怒らないで。
エイヴァ: ノア、リハーサル全部欠席じゃない。あなたが必要だったのよ。
ノア: わざと遅れたわけじゃないんだ。友達に送ってもらうはずだったんだけど、急に体調崩しちゃって。だから自力で来るしかなかった。本当にごめん。
エイヴァ: え、それが理由だったの?
ノア: うん。タクシーも呼んでみたけど全部埋まってて。自転車で来ようかとすら思ったよ。
エイヴァ: そっか…それは知らなかった。寝坊したんだと思ってた。
ノア: そう思われても仕方ないけど、今日は違うんだ。
エイヴァ: 10分後にもう一回シーン練習するわ。まだ間に合うよ。
ノア: ありがとう、エイヴァ。今度こそ期待に応えるよ。
エイヴァ: よし。集中して、いいものにしよう。
- please don’t be mad: 怒らないで(”mad” は “angry” よりもカジュアルで感情的な響きがあり、親しい相手に対して使われることが多い。”upset” が「困惑・不満まじりの怒り」なのに対し、”mad” は「ムッとする」「イラっとする」といった感情が強めに出ている印象。)
- we needed you: 君が必要だった(直訳的だが、感情のこもった責めのニュアンスを出せる)
- I swear: 本当に/誓って(強い強調の表現で、「本気で言ってる」と伝える時に使う)
- he came down with something: 彼が何か(病気)にかかった(”come down with” は「病気にかかる」)
- I had no choice but to ~: ~するしかなかった(よく使われる言い回し)
- get here on my own: 自力でここに来る(”on my own” は「自分ひとりで」)
- I get why you’d think that: 君がそう思うのもわかる(”I get why ~” で「~がわかる」)
- I’ve messed up before: 前に失敗したから(”mess up” は「やらかす・しくじる」)
- we’re running the scene again: もう一度そのシーンをやる(”run” は「上演・演じる」の意味で使われている)
- you still have a shot: まだチャンスはあるよ(”have a shot” は「機会・可能性がある」)
- I won’t let you down: 君をがっかりさせないよ(”let down” は「失望させる」)
- make it count: 無駄にしない/大事にする(”count” はもともと「数える」という意味だが、「価値がある」「意味を持つ」というニュアンスにも発展している。つまり “make it count” は「それを数えたくなるくらい意味あるものにしよう」という感覚。)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
What did Ava assume had happened before hearing Noah’s explanation?
A. His friend got into trouble.
B. He didn’t wake up in time.
C. She was the only one who cared about rehearsal.Let’s listen.
クリックすると答えが出ます。
B. He didn’t wake up in time.
選択肢A His friend got into trouble.
→ Noahの友人が体調を崩したこと自体は事実ですが、この設問は「Avaがノアについて何を思っていたか」を問うものであり、Avaはその友人の存在を知らなかったため、この内容は会話中の事実とは一致していません。主語をずらして焦点をずらす典型的な引っかけ選択肢です。
選択肢B He didn’t wake up in time.
→ Avaのセリフ “I thought you just overslept again.” から、「時間通りに起きなかったと思っていた」と解釈できます。ここでは “wake up in time” がキーワードで、「時間に間に合うように起きる」という意味の表現です。本文では overslept(寝坊した)という語が使われていますが、意味的にはこの選択肢と一致しており、自然な言い換えとして最も適切です。
選択肢C She was the only one who cared about rehearsal.
→ Avaはノアの遅刻に怒ってはいましたが、「自分だけがリハーサルを大切にしていた」といった発言や、そのような気持ちを示すセリフは会話中に一切ありません。本文の事実からの逸脱が大きく、正解としては不適切です。
キーワードの正確な聞き取り
Avaのセリフ “I thought you just overslept again.” に出てくる “overslept” は「寝坊した」という意味であり、彼女がノアについてそう思っていたことが分かります。選択肢Bの “wake up in time” は「時間通りに起きる」という意味で、ここでは “overslept” の自然な言い換えとなっており、聞き取った内容と意味の一致を確認することが重要です。
会話のテーマを理解すること
この会話は、ノアが遅刻の理由を説明し、アヴァが誤解をしていたことを知って態度を変える流れが描かれています。最初は苛立っていたAvaが、ノアの誠実な説明を聞いて理解を示し、最後にはチャンスを与えるという構造です。単語の意味だけでなく、会話全体の感情の変化や関係性の移り変わりを把握することで、正しい選択ができるようになります。