PRACTICAL USAGE L009 ーNoeLia Original Dialogー

PRACTICAL USAGE 2025-26

👇こちらはLesson 009のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 009 / 前置詞 at ②ー「点」に向かう動き
GRAMMAR AND VOCABULARY L009 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L009 / 前置詞 at ②ー「点」に向かう動き ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L009 ーNoeLia Original Dialogー

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:デート相手の女性は、僕が彼女を笑ったから腹を立てたんだ。でもそんなことはしなかったんだよ!僕は彼女の後ろにいた男性を見ていたんだ。彼は僕に変顔で笑って、ウインクしたんだ。
My date got angry at me because I laughed at her. But I didn’t! I was looking at a guy behind her. He smiled at me with a funny face and winked.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
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NoeLia Answer

問題:デート相手の女性は、僕が彼女を笑ったから腹を立てたんだ。でもそんなことはしなかったんだよ!僕は彼女の後ろにいた男性を見ていたんだ。彼は僕に変顔で笑って、ウインクしたんだ。
The woman I was on a date with got mad at me, thinking I was laughing at her. But I wasn’t—I was looking at the guy behind her. He smiled at me with a silly face and even gave me a wink.

解説: 模範解答はシンプルで分かりやすく、状況を手短に説明する場面に向いています。一方、ノエリアオリジナルは、相手がどんな人なのかをより丁寧に描写していて、語り口調も自然なので、少し感情を込めて話したいときや詳しく伝えたいときに合っています。どちらも状況は正確に伝えられますが、説明の密度や口調の違いで、使う場面の雰囲気が変わります。

My date got angry at me because I laughed at her. But I didn’t! I was looking at a guy behind her. He smiled at me with a funny face and winked.

  • My date:自分のデート相手(その日の相手)をシンプルに指す表現。
  • got angry at me:「私に怒った」。感情の対象を明確にする言い方。
  • because I laughed at her:「彼女を笑ったから」という理由を明確に示す。
  • looking at:視線の方向を表す基本表現。
  • a guy behind her:「彼女の後ろにいた男」、位置関係がはっきり分かる。
  • with a funny face:「変な顔で」、funny は面白い・奇妙の両方の意味がある。
  • winked:ウインクした、さりげないジェスチャーを表す動詞。

The woman I was on a date with got mad at me, thinking I was laughing at her. But I wasn’t—I was looking at the guy behind her. He smiled at me with a silly face and even gave me a wink.

  • The woman I was on a date with:「デートしていた女性」、関係性を明確にしながら丁寧に表現する形。文の主語として少し長くなるが、会話でも自然。
  • got mad at me:「私に腹を立てた」、”angry” より口語的で感情が強く伝わる表現。
  • thinking I was laughing at her:「私が彼女を笑ったと思って」、誤解に基づいた行動をやわらかく補足説明する形。ここは分詞構文で、文全体の主語とこの部分の主語が同じときに使われます。この場合、主語はどちらも「彼女」なので、「〜と思い込んで」「〜と勘違いして」といった自然な因果関係を流れの中で表現できます。分詞構文を使うことで、「なぜ怒ったのか」という理由が説明くさくならず、会話調でも自然に聞こえる効果があります。
  • silly face:「ばかばかしくておかしな顔」、”funny face” よりも子供っぽくて笑える感じが強い。
  • even gave me a wink:「ウインクまでしてきた」、”give a wink” は軽く何かを伝えるしぐさの自然な表現。

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question:
What is Rachel most worried about?
A. How Daniel is feeling after the date.
B. What the woman thought during the date.
C. If Daniel plans to talk to the woman again.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

ダニエルが親しい友人レイチェルに、デート中のある「誤解」について相談しています。どうやら相手の女性にちょっとした行き違いがあったようですね。

Daniel: Thanks for meeting me on such short notice. I just needed to vent a little.
Rachel: Of course. You sounded pretty shaken up in your message. What happened?
Daniel: The woman I was on a date with got mad at me, thinking I was laughing at her. But I wasn’t—I was looking at the guy behind her. He smiled at me with a silly face and even gave me a wink.
Rachel: Wait, seriously? That actually happened?
Daniel: Yeah. I tried to explain, but she was already upset. She barely touched her dessert after that.
Rachel: Sounds like it was just a big misunderstanding.
Daniel: I know, right? But now I’m worried she thinks I was being a jerk.
Rachel: If she’s the kind of person who doesn’t wait to hear your side, maybe it’s for the best.
Daniel: Maybe. Still sucks, though. I actually thought things were going well.

ダニエル: 急に誘ってごめん。ちょっと吐き出したくてさ。
レイチェル: もちろんいいよ。メッセージ読んだとき、すごく動揺してる感じだったもん。何があったの?
ダニエル: 昨日デートした子が、僕が彼女を笑ったと思って怒っちゃってさ。でも本当は違って、彼女の後ろにいた男の人を見てたんだ。変な顔で笑って、ウインクまでしてきたんだよ。
レイチェル: え、ほんとに?そんなことあったの?
ダニエル: うん、説明しようとしたんだけど、もうすでに機嫌悪くなっちゃってて。デザートもほとんど手をつけなかったよ。
レイチェル: それは完全な誤解だね。
ダニエル: だよね?でも彼女、僕のこと嫌なやつだと思ったかもしれないって心配でさ。
レイチェル: 相手の話をちゃんと聞かずに怒っちゃうタイプなら、かえって良かったんじゃない?
ダニエル: そうかもね。まあ…ちょっと残念だけど。結構いい感じだと思ってたからさ。

  • on such short notice: 急なお願いで(直訳すると『そんな短い通知で』となり、通知が非常に短時間であることを意味します。転じて、何かがほとんど予告なしに、または時間的余裕がほとんどない状況でお願いされた場合に使われる丁寧な表現です)
  • vent: 吐き出す(感情やストレスなどを外に「噴き出す・抜ける穴から勢いよく出す」というイメージ。もともとは「空気や蒸気を逃がす穴=通気口」を意味し、そこから内にたまったものを放出するという感情表現にも使われる)
  • shaken up: 動揺した(精神的にショックを受けたり混乱している状態)
  • That actually happened?: 実際にそんなことが?(本当に起きた出来事への確認・共感)
  • barely touched: ほとんど手をつけなかった(”barely” は「かろうじて〜した」、”touch” は食べ物に対して「手をつける」)
  • a big misunderstanding: 大きな誤解(よく日常会話で使われる人間関係のトラブルワード)
  • I know, right?: だよね?(強い同意や共感を示すカジュアルな相槌)
  • being a jerk: 嫌なやつに思われる(jerk の元の意味は「急に引っぱる・ガクッと動かす」ことで、そこから「無神経で人を不快にさせる、ガサツで雑な人」というニュアンスに。人との関わり方がぎこちなく、他人を不快にする存在を指すカジュアルな表現)
  • hear your side: 君の言い分を聞く(”side” は議論や誤解における立場や意見のこと)
  • for the best: 結果的には良かった(何かがうまくいかなかった時の前向きなまとめ)
  • Still sucks: でもやっぱつらいよ(suck はもともと「吸う」という意味で、何かが内側から力を奪うような不快な状態をイメージ。そこから転じて、「状況や経験が最悪」「イヤな気分になる」といった気持ちをしぼませるようなネガティブさをカジュアルに表現する)
  • I actually thought: 実は~と思ってた(”actually” は意外性や本音を伝える時によく使われる)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What is Rachel most worried about?
A. How Daniel is feeling after the date.
B. What the woman thought during the date.
C. If Daniel plans to talk to the woman again.
Let’s listen.

答え
クリックすると答えが出ます。

A. How Daniel is feeling after the date.

Point

A. How Daniel is feeling after the date.
会話の後半でレイチェルは、女性がダニエルの話を聞かずに怒ったことに対して「そんな人なら、かえってよかったんじゃない?」と気遣いの言葉をかけています。ここでは、デートの失敗自体よりも、ダニエルの気持ちを心配していることが読み取れます。”how Daniel is feeling”という表現は「ダニエルがどう感じているか」という意味で、感情や心の状態に焦点を当てた内容であるため、正解の選択肢になります。

B. What the woman thought during the date.
この選択肢は「女性がデート中にどう思っていたか」に注目させる引っかけですが、レイチェルはその女性の内心を分析しようとはしておらず、むしろ「相手が話を聞かないタイプなら…」と感情を割り切った見方をしています。”what the woman thought”(女性がどう思っていたか)という内容は、ダニエルの話の中では言及されていますが、レイチェル自身の関心とはずれており、この選択肢は不正解となります。

C. If Daniel plans to talk to the woman again.
この選択肢は”plans to”(〜するつもりである)という未来の行動に関する表現で、「ダニエルがまたその女性に連絡するかどうか」という視点を提示しています。ただし、会話ではその後の連絡や対応についてのやりとりは一切なく、レイチェルも今後のことには触れていません。したがって、この選択肢も会話の内容とは一致しません。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • I’m worried she thinks I was being a jerk:”jerk”は「嫌なやつ」という意味の口語表現で、ダニエルが気にしている点。レイチェルの反応がこれに対応している。
  • If she’s the kind of person who doesn’t wait to hear your side:相手の女性を評価する言い回しだが、レイチェルの視点はあくまでダニエルの立場に立っている。
  • Maybe it’s for the best:レイチェルの慰めの言葉。相手への関心よりもダニエルの気持ちを気遣っていることがわかる。

会話のテーマを理解すること
この会話は、ダニエルが経験した気まずいデートのエピソードをレイチェルに打ち明け、その気持ちに彼女が寄り添うやりとりが描かれています。レイチェルは相手の女性の真意や今後の関係よりも、今のダニエルの心の状態に焦点を当て、慰めたり前向きな言葉をかけたりする姿勢を見せています。会話の内容だけでなく、登場人物の感情や関心の向けどころを正確にとらえることが、正解を導くためのカギとなります。

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