GRAMMAR AND VOCABULARY L012 ーNoeLia Original Dialogー

GAV 2025-26

耳トレ全集中!ストイックに英語に触れたい方へ!
ノエリアオリジナル会話例をまるっと収録(GRASP THE CONCEPT「PRACTICAL USAGE」「GRAMMAR AND VOCABULARY」)! ひとつずつじっくり解説を見たい方はブログで、耳を使ってまとめて聞きたい方はYouTubeで。お好みに合わせて、気軽に楽しんでくださいね。いいねで応援お願いします!チャンネル登録でノエリアとともに飛び跳ねます👇

GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!

NoeLia Extra Examples – 現在完了形

現在完了形

I’ve never heard of it.
私は、それをこれまで耳にしたことがありません。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I’ve never come across that name before either.
日本語訳: その名前今まで聞いたことがないな。
解説: 現在完了形で「今まで一度も遭遇したことがない」という経験の否定を表しています。「come across」は「偶然出会う/見かける」という表現で、会話でも頻出です。

Conversation Examples

A: Look at this one—1954, signed by someone named Lionel Grady. It was tucked inside an old Blue Note sleeve.
B: Lionel Grady? That rings no bells. Was he even on the label?
A: Apparently, he played sax with Miles Davis once—on a live set at the Village Vanguard, no less.
B: I’ve never come across that name before either. Makes you wonder how many of these guys slipped through the cracks.

A: これ見てよ—1954年のもので、ライオネル・グレイディって人のサイン入り。古いブルーノートのジャケットに挟まってたんだ。
B: ライオネル・グレイディ?聞いたことないなあ。ブルーノートの契約アーティストだったの?
A: 一度だけマイルス・デイヴィスと共演したらしいんだよ、しかもヴィレッジ・ヴァンガードのライブで。
B: その名前は今まで聞いたことがないな。こういう人、埋もれてる演奏家って実は結構いるんだろうね。

  • tucked (inside): 差し込まれていた/しまい込まれていた(”tuck” は「押し込む」「折り込む」といった意味の動詞で、ここではレコードジャケットの中に紙が「そっと挟まれていた」というニュアンス。衣服の「タック(ひだ)」も同じ語源で、「布を折り込む・たくし込む」動作を表す。衣類・寝具・メモなどに使われる実用的で見落とされがちな基本語)
  • sleeve: (レコードの)ジャケット、カバー(コアイメージは「何かを包む細長いカバー」。本来は「袖」の意味で、腕を通して身体を覆う部分を指す。そこから転じて、レコードやCDを包む紙ジャケットやカバーのことも”sleeve“と呼ぶ。衣服でも音楽でも使われる基本語だが、意味の拡張に注意)
  • ring no bells: 聞き覚えがない/ピンとこない(直訳は「ベルが鳴らない」。過去の記憶や知識に何の反応もないことを示すイディオム。初めて聞く名前や場所についてよく使われる)
  • label: レコード会社/ラベル(コアイメージは「識別するための名前・印・タグ」。「レコードレーベル(record label)」は音楽作品を発表・流通させる企業やブランド名を指し、日本語でも「このアーティストは〇〇レーベル所属」と使われる。一方、商品や洋服などの「ラベル(値札・タグ)」も同じ単語。つまり “label” は「分類・管理・表示」に使われる広い概念で、音楽、出版、衣料品、食品業界など幅広く使われる)
  • apparently: どうやら〜らしい(話し手が確証を持っていないが、何かしらの情報を元に「そう思われる」ことを表す副詞。曖昧さを含んだ便利な語)
  • no less: それもまた/それがまたすごいことに(驚き・皮肉・強調などを込めて、「しかも~なんだよ」と言いたいときに使うカジュアルな挿入語。ネイティブらしい話し方に欠かせない)
  • come across: 偶然出会う/目にする(”meet” や “find” のように意図的でなく、「たまたま見つけた・耳にした」という偶然性を表す句動詞。ここでは「名前を見聞きしたことがない」という経験の否定に使われている)
  • either: 〜もまた〜ない(否定文で使われるときは「〜もまた〜ない」という意味になり、”I’ve never come across that name before either.” で「私もその名前、今まで聞いたことがないよ」という共感の否定になる。ポジティブな文では「どちらか一方」という意味にもなるが、ここではネイティブらしい否定への自然な相づちとして覚えておきたい)
  • slip through the cracks: 見落とされる/埋もれてしまう(直訳は「隙間から滑り落ちる」。才能があるのに評価されなかった人や、制度の網をすり抜けてしまった人などに対して使われる比喩的なイディオム)

NoeLia Extra Examples

I’ve barely had time to think about it.
日本語訳: そのことについて考える時間、ほとんどなかったよ。
解説: 「barely」は「かろうじて/ほとんど〜ない」の意味で、日常英語でも非常によく使われます。現在完了との組み合わせで「最近ずっと余裕がなかった」状態を示します。

Conversation Examples

A: So, we still aiming for the Kyoto trip next month? You mentioned the 12th, right?
B: Yeah. I sent you the schedule and two hotel options last week—both walkable from Kyoto Station. Did you not see it?
A: I’ve barely had time to think about it. Things at the office spiraled right after you sent it—end-of-quarter madness.
B: OK, just don’t ghost me again. One of those hotels is already showing limited availability.

A: 来月の京都旅行、まだ行く方向で大丈夫?たしか12日って言ってたよね?
B: うん。先週スケジュールとホテル2つ送ったでしょ。どっちも京都駅から歩けるとこ。…見てなかった?
A: そのあと考える余裕ぜんぜんなかったよ。送ってもらった直後に職場がてんやわんやでさ。四半期末のドタバタ。
B: わかったけど、もう既読スルーはナシね。こっちのホテル、もう空き少なくなってきてるから。

  • aim for: 〜を目指す(「目標に向かって進む」という意味。ここでは「旅行に向けて準備してる?」という確認に使われている)
  • mention: 〜に触れる/言及する(話の中で軽く触れる時に使う定番表現。「You mentioned the 12th?」は「たしか12日って言ってたよね?」という確認の言い回し)
  • walkable: 徒歩圏内の(walk+-able=「歩くことができる」→「歩いて行ける距離にある」。カジュアルな会話でよく使われる)
  • Did you not see it?: 見てなかったの?(少し驚きや「え、ほんとに?」という軽い責めを含んだ確認。親しい関係で使いやすい)
  • barely: ほとんど〜ない(数量・時間・余裕などが「ギリギリ」「ほぼない」状態を指す。現在完了と一緒に使われると「最近ずっと余裕なかった」という意味に)
  • spiral: 収拾がつかなくなる(もともとは「渦巻き状に動く」という意味。ここでは「職場がドタバタと悪化する・混乱に巻き込まれる」ことを比喩的に表現)
  • end-of-quarter: 四半期末(企業や学校などで「3・6・9・12月の決算や区切り」。この時期は忙しいという前提がある)
  • madness: 大混乱/てんやわんや(「狂気」としても使えるが、口語では「超忙しい」「大騒ぎ」などの意味でよく登場する)
  • ghost someone: 連絡を絶つ/既読スルーする(もとは恋愛スラング。今ではLINEやメールで返さないこと全般に使われ、日常表現として定着)
  • limited availability: 空きが少ない/残りわずか(availability=「利用可能性・空き」のことで、ホテルや商品などの「早く決めないと埋まる」状態を指す)

NoeLia Extra Examples – 説明ルール

説明ルール

It’s spicy pork cut into small pieces.
それは、小さく切られたスパイシーな豚肉です。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

She wore jeans torn at the knees.
日本語訳: 彼女は膝が破れたジーンズを履いてたよ。
解説: 「jeans」のあとに「torn at the knees」という過去分詞句が続き、状態を説明しています。

Conversation Examples

A: At first, I didn’t even realize it was Reina—she had a completely new hairstyle and no glasses.
B: Yeah, I did a double take too. She’s been leaning into more of a Tokyo streetwear vibe lately.
A: She wore jeans torn at the knees and an oversized vintage jacket. Definitely not her usual preppy look.
B: I guess she’s just trying to shake things up a bit. Honestly, it suits her more than I expected.

A: 最初、あれがレイナだって全然気づかなかったよ。髪型も全然違うし、メガネもしてなかったし。
B: 僕も、二度見しちゃったよ。最近は東京のストリート系ファッションに寄せてるみたいだね。
A: 膝が破れたジーンズに、オーバーサイズのビンテージジャケット。いつものきちんとした感じと全然違ったよ。
B: 雰囲気を変えてみたいんじゃないかな。意外と似合ってて驚いたよ。

  • do a double take: 思わず二度見する(最初に見た時に信じられず、もう一度見直す様子。驚きや意外性のリアクション)
  • lean into: ~に寄せる/のめり込む(比喩的に「積極的に取り入れる」「スタイルや考えを自分のものにする」ニュアンス。最近の口語英語でよく使われる)
  • vibe: 雰囲気/印象(感覚的な空気感や印象を指すカジュアルな表現。形容詞的に使われることもある)
  • torn at the knees: 膝の部分が破れている(tornはtearの過去分詞。「膝にダメージ加工があるジーンズ」の描写として自然)
  • oversized: オーバーサイズの(体に対して大きめに作られた。ファッションで特に使われる語)
  • vintage: ビンテージの/古着の(もともとは「ワインの収穫年」を表す言葉で、今では「年代物で価値のあるもの」という意味に広がっている。時間が経つことで風格や魅力が増すものに使われ、ファッション・ワイン・家具などで頻出)
  • preppy: きちんとした/お嬢様・お坊ちゃん風の(prep school=preparatory school(進学準備のための私立名門校)の略語から派生した言葉で、そうした学校に通う生徒に多い上品で清潔感のある服装スタイルや雰囲気を指す)
  • shake things up: 雰囲気を変える/変化を起こす(ルーティンを壊したり、新しいことに挑戦する時の表現。比喩的)
  • suit someone: ~に似合う(服装だけでなく「性格に合っている」「印象が合う」といった意味でも使える便利な動詞)

NoeLia Extra Examples

It’s creamy cheese aged for five years.
日本語訳: それは、5年間熟成されたクリーミーなチーズです。
解説: 「aged for five years」が「creamy cheese(クリーミーなチーズ)」を後ろから説明しています。「aged」は「熟成された」という意味の過去分詞です。

Conversation Examples

A: What did you end up ordering?
B: It’s creamy cheese aged for five years. I couldn’t resist after reading the description—it’s paired with fig jam and toasted walnuts.
A: Great pick. I was torn between that and their blue cheese plate with truffle honey.
B: Then let’s just split both. We’re here to indulge, right?

A: 結局、何を頼んだの?
B: 5年間熟成されたクリーミーなチーズ。説明読んだら我慢できなかったよ。イチジクのジャムとローストしたクルミが添えてあるんだって。
A: いいね〜。それと、トリュフハニーがかかったブルーチーズの盛り合わせで迷ってたんだよね。
B: じゃあさ、両方シェアしようよ。せっかくなんだから、楽しもうよ!

  • end up doing: 結局~することになる(”end up” は予想外の結末や流れの末に「~という結果になる」ことを表す句動詞。日常会話で非常によく使われる)
  • order: 注文する(動詞として「レストランで何かを注文する」意味で使われる基本語。学校では名詞「順序」として習うが、日常では動詞が多用される)
  • creamy: なめらかでクリーミーな(食感や質感の描写に非常に便利な形容詞。乳製品やスープ、化粧品にも使える)
  • aged: 熟成された(チーズやワインなどの「時間をかけて寝かされたもの」に対して使う形容詞的な過去分詞。年齢を表す “aged 10” のような使い方もある)
  • resist: 我慢する/こらえる(”I couldn’t resist.” で「我慢できなかった」となる。誘惑に負けた時の決まり文句的表現)
  • description: 説明/紹介文(ここではメニューの「料理説明文」のこと。SNSの商品紹介やレビューにも頻出)
  • be paired with: ~と組み合わされている(食材やワインのマリアージュでよく使われる。pair は「ペアにする/組み合わせる」意味の動詞)
  • fig jam: イチジクのジャム(固有の料理語彙として覚える価値あり。fig は少し珍しい果物語彙)
  • toasted: 焼いた/トーストされた(”toast” は「パンを焼く」以外にも、ナッツやスパイスに対しても「香ばしく焼いた」意味で使える)
  • walnut: クルミ(nut の中でもよく登場する単語。スペルと発音に注意)
  • great pick: いい選択(”pick” は名詞で「選んだもの・選択肢」。カジュアルに「ナイスチョイス」と伝える定番フレーズ)
  • torn between A and B: AとBの間で迷う(”torn” は “tear”(引き裂く)の過去分詞で、比喩的に「心が引き裂かれている=迷っている」状態を表す)
  • plate: 盛り合わせ/皿(ここでは「チーズの盛り合わせ」を意味する名詞。料理名として頻出)
  • truffle honey: トリュフハニー(高級食材としての複合名詞。truffle(トリュフ)+honey(はちみつ)で、料理名での語彙力アップに役立つ)
  • split: 分け合う/シェアする(”Let’s split both.” のように「料理を一緒に頼んで分ける」時に使う。check(勘定)にも使われる)
  • indulge: 思いきり楽しむ/好きなことにふける(コアイメージは「欲求を自由にさせる・甘やかす」。自分の欲望や快楽にブレーキをかけずに“浸る”感覚。”We’re here to indulge.” は「今日は思いきり楽しむために来た」という意味で、旅行先や特別な食事の場面などでよく使われるネイティブらしい決まり文句)

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