PRACTICAL USAGE L013 ーNoeLia Original Dialogー

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:この練習では、ペアになって座ってください。まず英語で、次に日本語で、パートナーに自分について詳しく話してください。共通点をいろいろ持っていることに気がつくかもしれませんよ!
For this exercise, please sit in pairs. Tell your partner about yourself in detail, first in English and then in Japanese. You may find you have things in common!

引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
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NoeLia Answer

問題:この練習では、ペアになって座ってください。まず英語で、次に日本語で、パートナーに自分について詳しく話してください。共通点をいろいろ持っていることに気がつくかもしれませんよ!
Please sit in pairs for this activity. Start by introducing yourself in English, going into detail. After that, switch to Japanese. You might discover you have more in common than you think!

解説: 模範解答とノエリアのオリジナル解答は、どちらも丁寧に学習者へ指示を出している点では共通していますが、語り口や雰囲気に違いがあります。模範解答はフォーマルで教材向き、ノエリア解答はより会話に近く、授業中の声がけとして自然に使える表現です。状況に応じて、プリントなどで使うなら模範解答、実際のやりとりの中で使うならノエリア解答が適しています。どちらも目的に合わせて使い分けられる自然な表現です。

For this exercise, please sit in pairs. Tell your partner about yourself in detail, first in English and then in Japanese. You may find you have things in common!

  • For this exercise: この練習のために(”exercise” は学習活動や課題を意味する)
  • please sit in pairs: ペアになって座ってください(”in pairs” はフォーメーションを表すin)
  • Tell your partner about yourself: パートナーに自分について話してください(”tell” は「情報を伝える」動詞)
  • in detail: 詳しく(どのように話すかという手法を表すin)
  • first in English and then in Japanese: まず英語で、それから日本語で(順番の提示)
  • You may find: ~に気がつくかもしれません(”may” で可能性を示す丁寧な提案)
  • you have things in common: 共通点がある(”in common” は「共通している範囲で」)

Please sit in pairs for this activity. Start by introducing yourself in English, going into detail. After that, switch to Japanese. You might discover you have more in common than you think!

  • for this activity: この活動のために(”activity” は授業内の実践的な取り組みを指し、ややカジュアル)
  • Start by introducing yourself: 自己紹介から始めてください(”start by ~ing” は手順を自然に示す表現)
  • going into detail: 詳しく話す(”go into detail” は行動と手法がつながった自然な表現)
  • After that: それから(”then” より口語的で柔らかいつなぎ語)
  • switch to Japanese: 日本語に切り替える(”switch to” は言語やモードを変更するときの定番表現)
  • you might discover you have more in common than you think: 思った以上に共通点があることに気づくかもしれません(”might” は控えめな推測、”more than you think” は気づかなかった驚きを含む)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
Did the teacher get Kai’s full attention right away?
A. No, he was focused elsewhere.
B. Yes, he replied quickly.
C. No, he had already left the room.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

英語の授業中、テイラー先生がアクティビティの説明をしようとしていますが、カイくんはなにやら友だちと内緒話をしているようですね。

Ms. Taylor: Good afternoon, everyone. How’s everyone doing today?
Kai: Doing great, Ms. Taylor! Finally feels like spring is here.
Ms. Taylor: I know, right? I was starting to forget what real sunshine looked like. Okay then, let’s get started. Let me walk you through today’s activity—
Kai: (to another student, whispering) Hey, did you end up bringing those snacks for after class?
Ms. Taylor: Kai, could I have your attention up front, please?
Kai: Oops—sorry, Ms. Taylor. I’m all ears now.
Ms. Taylor: Please sit in pairs for this activity. Start by introducing yourself in English, going into detail. Then switch to Japanese. You might be surprised how much you actually have in common.
Kai: Got it. (to classmate) Okay, wanna team up? I swear—no snack talk this time.

テイラー先生: こんにちは、みなさん。今日はどう?元気にしてる?
カイ: 絶好調ですよ、先生!やっと春って感じですね。
テイラー先生: 本当よね。もう本物の太陽がどんなのか忘れそうだったわ。じゃあ始めましょう。今日のアクティビティを説明しますね――
カイ:(隣の子に小声で)ねえ、例のスナック持ってきた?放課後のやつ。
テイラー先生: カイくん、ちょっとこっちに集中してくれるかな?
カイ: あっ、ごめんなさい先生。ちゃんと聞いてます。
テイラー先生: では、このアクティビティではペアになって座ってください。まず英語で自己紹介をして、詳しく話してください。それから日本語に切り替えてください。意外と共通点が見つかるかもしれませんよ。
カイ: はい、了解です。(隣の子に)ね、一緒にやろっか。もうスナックの話はしないからさ。

  • doing great: 元気にしている(“How are you?” に対するカジュアルな返答。「とても元気だよ」くらいのニュアンス)
  • feels like spring is here: 春が来たって感じ(”feel like + 名詞/文” は「〜のように感じる」。季節感や雰囲気を表す自然な口語表現)
  • I know, right?: ほんと、それ!(強い同意を示すフレーズ。カジュアルでネイティブらしいリアクション)
  • real sunshine: 本物の太陽(日光のありがたさを強調した表現。形容詞 “real” によって強調されている)
  • walk you through: 〜を一つずつ説明する(”walk 人 through” は「順を追って丁寧に説明する」という意味の定番表現。”walk” は「一緒に歩く」イメージで、相手の横について段階ごとに伴走するようなニュアンスを持つ。複雑な手順や内容をわかりやすく導く際に使われる)
  • end up doing: 最終的に〜することになる(”end up” は「思いがけず〜になる」、ここでは「結局持ってきた?」というニュアンス)
  • could I have your attention: こちらに注目してもらえますか(教室やプレゼンでよく使われるフォーマルかつ丁寧な注意喚起)
  • I’m all ears: 聞く準備できてます/ちゃんと聞いてます(”all ears” は「耳が全部傾いている=聞く気満々」という口語表現)
  • wanna: 〜したい(”want to” の省略形。カジュアルな口語でよく使われる)
  • team up: チームを組む/一緒にやる(”team up with” の形で使うと「〜と組む」という意味になる)
  • I swear: 本当に/絶対に(誓うように強く言いたい時に使う。カジュアルで親しみのある言い方)
  • snack talk: お菓子の話(「〜 talk」で「〜の話題」。”snack talk” はユーモラスな言い回し)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

Did the teacher get Kai’s full attention right away?
A. No, he was focused elsewhere.
B. Yes, he replied quickly.
C. No, he had already left the room.
Let’s listen.

答え
クリックすると答えが出ます。

A. No, he was focused elsewhere.

Point

A. No, he was focused elsewhere.
KaiはMs. Taylorがアクティビティの説明を始めた直後、隣の生徒に小声でスナックの話をしていました。”focused elsewhere”(ほかのことに気を取られていた)はその状況を的確に言い表しています。「気が散っていた」という意味の定番表現です。

B. Yes, he replied quickly.
Ms. Taylorに注意されてからはすぐ「I’m all ears now.(今はちゃんと聞いてます)」と返しましたが、それは「最初から」ではありません。質問はあくまで「すぐに注意を向けたかどうか」なので不正解です。quicklyという語に惑わされないように注意が必要です。

C. No, he had already left the room.
Kaiが教室を離れたという描写は一切ありません。この選択肢は完全な創作情報です。”had already left”(すでに立ち去っていた)は事実に反しており、明確な誤答となります。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • walk you through: Ms. Taylorがアクティビティを説明しようとしたことを示す表現。丁寧に段階を追って説明するという意味で、ここで「先生が話を始めた」ことがわかる。
  • Hey, did you end up bringing those snacks?: Kaiのこの発言は別の生徒への私語で、授業に集中していなかった証拠になる。クラスの注意を向けるべきタイミングで別の話題に気を取られていたことが明らか。
  • I’m all ears: Kaiが注意されたあとに使ったフレーズで、「今はちゃんと聞いてるよ」という意味。all ears(直訳:耳が全部)という表現は、「注意をすべて向けている」ことを強調しているが、これは注意された後の反応であるため選択肢Bの理由にはならない。

会話のテーマを理解すること
この会話の中心は、授業冒頭で先生がアクティビティの説明に入るタイミングでKaiが私語をしてしまい、それに先生が気づいて注意を促すという場面です。特に”Hey, did you end up…”という私語が、先生の説明にかぶっているため、Kaiが最初は話を聞いていなかったことが明確になります。会話の流れを正確に捉えることが正解の鍵となります。

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