GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples – 授与型
授与型
Excuse me, can I ask you a question?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
すみません、質問をしてもいいでしょうか?
Do you mind if I shoot you a text?
日本語訳: メッセージ送ってもいい?
解説: 授与型。「あなたに・テキストを・shoot(送る)」という形で、カジュアルな会話で「ちょっと送るね」というニュアンスで使われます。
- Do you mind if I ~?: ~してもいい?(”Do you mind if” は非常に丁寧でやわらかい許可の聞き方)
- shoot you a text: メッセージを送る(”shoot” は「撃つ」から派生して「素早く送る」というニュアンスに。カジュアルなメール・SMS・DMなどの送信によく使う)
A: I took a bunch of good shots at the Haneda fireworks last night—way better than I expected.
B: No way, you went? I missed it this year, so I’d really love to see what it was like.
A: Do you mind if I shoot you a text? I’ll send you the full album once I clean up a few of the blurry ones.
B: Please do! I’ve been dying to see how it looked from the riverside.
A: 昨日の羽田の花火大会で、思ったよりいい写真たくさん撮れたんだよ。
B: え、行ったの?今年行けなかったから、どんな感じだったか見てみたいな。
A: メッセージ送ってもいい?ピンぼけのやつをちょっと整理したら、アルバム送るよ。
B: ぜひお願い!川沿いからの景色、すごく気になってたんだ。
- take a bunch of: たくさんの〜を撮る/取る(”a bunch of” は「一房の/一束の」といった意味から派生し、「たくさんの」として日常的によく使われる口語表現)
- shot: 写真(”shot” は「撃つ」という意味もあるが、ここではカメラの「一枚の写真・撮影」を指すカジュアルな言い方)
- way better than: ~よりずっと良い(”way” は「道」ではなく、「はるかに」という強調副詞として使われている。比較級の強調に便利)
- No way: マジで?/うそでしょ(驚きや信じられない気持ちをカジュアルに表すネイティブ定番リアクション)
- missed: 行けなかった/逃した(”miss” は「見逃す」や「欠席する」などの意味で、イベントや機会を逃したときによく使う)
- so I’d really love to: だからぜひ〜したい(”I’d really love to” は「〜できたら最高」のように、やわらかく願望を表現する)
- once I ~: ~したらすぐに(時間のつながりを示す接続表現。”after” より口語的で柔らかい印象)
- clean up: 整理する/片付ける(”clean” だけでなく “clean up” にすることで「全体を整える」ニュアンスに。写真・データなどにもよく使う)
- blurry: ピンぼけの(”blur” は「ぼやける」、”blurry” は視界や画像がぼやけて不明瞭な様子。写真の評価などでよく登場)
- Please do!: ぜひお願い!(”Yes” より積極的で前向きな返事。”Sure”よりも強く相手の行動を歓迎する)
- I’ve been dying to ~: ずっと〜したくてたまらなかった(”die to” は文字通りの意味から転じて「猛烈に~したい」という強い願望をカジュアルに表す)
- how it looked: どんな風に見えたか(”how + 主語 + 動詞” の構文で、様子や印象を尋ねるときの基本表現)
- from the riverside: 川沿いから(”riverside” は地名的にではなく、場所の具体性を出す言い回しとして使われている)
Looks like I owe you an apology.
日本語訳: 謝らなきゃいけないのは僕みたいだね。
解説: 授与型。「あなたに・謝罪を・owe(借りている)」という構文。”Looks like” を加えることで、状況を認めつつ謝る控えめな言い方になります。
- owe: 借りている(本来は「お金や恩義などを借りている」という意味だが、”owe someone an apology” のように使うと「謝るべき=謝罪を借りている」という比喩的で丁寧な言い方になる)
A: So you weren’t ignoring my messages on purpose? I was starting to feel ghosted.
B: No, not at all. My phone was on Do Not Disturb the whole time we were up in Nagano. Zero signal half the time anyway.
A: I honestly thought you were upset about what I said at dinner last week.
B: Looks like I owe you an apology. I should’ve given you a heads-up that I’d be off the grid for a couple of days.
A: じゃあ、わざとメッセージ無視してたわけじゃなかったの?ちょっと”既読スルー”されてる気分だったよ。
B: ううん、全然そんなつもりなかったよ。長野に行ってた間ずっとおやすみモードにしてたし、電波もほとんど入らなかったの。
A: 先週のディナーで俺が言ったことで、怒ってるのかと思ってた。
B: 謝らなきゃいけないのは私のほうかもね。何日かオフラインになるって、ちゃんと前もって言っとくべきだったよ。
- ignore: 無視する(”ignore” は知っていながら意図的に無視するという意味で、日常会話で誤解やすれ違いの場面によく登場)
- on purpose: わざと(”purpose” は「目的」だが、”on purpose” で「意図的に」という熟語)
- feel ghosted: 連絡を断たれたように感じる(”ghost” は「幽霊」だが、”ghosted” は現代スラングで「突然連絡を断つ」こと。SNS時代によく使われる)
- not at all: 全然そんなことないよ(強い否定の丁寧表現で、感情的な否定をやわらげる)
- Do Not Disturb: おやすみモード(スマホやデバイス設定の一つで、通知を一時停止する機能。日常会話でも定着しているIT用語)
- the whole time: ずっと(”all the time” よりも特定の期間に集中している感覚が強く、まとまりのある時間の連続性を表す)
- zero signal: 電波がまったくない(”signal” は通信や電波の意味。”zero signal” で通信不能の状態をカジュアルに表現)
- anyway: とにかく/まあね(話題の終わりや転換、補足でよく使われる万能フレーズ。軽い雰囲気を出す)
- honestly: 正直言うと(”to be honest” よりも口語で感情に近い。意外な本音や誤解を伝えるときに使う)
- upset: 怒っている/気分を害している(感情的に動揺している状態を表す基本語だが、「怒っている」以外の繊細な不快感も含む)
- give someone a heads-up: 前もって知らせる(”heads-up” は「警告・事前通知」という意味のカジュアルなイディオム。ビジネスや日常どちらでも使用頻度が高い)
- off the grid: 完全にオフラインの状態(元は「電気やインフラから切り離された生活」を指すが、今では「連絡が取れない」「デジタル断ち」の意味で使われる)
NoeLia Extra Examples – have to〜の「~しなければならない」
have to〜の「~しなければならない」
You have to walk in that direction for about four blocks.
あなたは、あちらの方向に4ブロックほど歩かなければなりません。You just have to push the button at the beginning.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
あなたは、最初にそのボタンを押すだけでいいのです。
You have to cut back on sugar.
日本語訳: 砂糖を控えなきゃだよ。
解説: 「have to ~」は「~しなければならない」。”cut back on ~” は「~を減らす」という健康や節約の文脈でよく使われる表現です。
- cut back on: ~を控える/減らす(”cut” は「切る」だが、”cut back on” で「量・頻度を減らす」意味になる定番句。”on” は「〜という対象に向かって作用する」「支えている対象に制限を加える」というイメージで、何を減らすのか、その的(ターゲット)を示している)
A: I got us both caramel lattes from that new café in Shibuya—and I added whipped cream. Twice the sweetness, twice the joy!
B: You have to cut back on sugar. That stuff’s basically dessert disguised as a drink.
A: Oh, come on. Don’t ruin this moment—it’s been a brutal week, and I needed something to look forward to.
B: Alright, I’ll let it slide this time. But next round, I’m going with black coffee and no regrets.
A: 渋谷にできた新しいカフェでキャラメルラテ買ってきたよ。しかもホイップも追加しといた!甘さ2倍、幸せ2倍!
B: 君、砂糖ちょっと控えなきゃだよ。それ、もはやドリンクじゃなくてデザートだよ。
A: もう〜、今だけは言わないでよ。今週ほんとボロボロだったんだから。ちょっとした楽しみくらい必要でしょ?
B: わかったよ、今回は見逃してあげる。でも次は、ブラックコーヒーにするから。後悔はしない。
- whipped cream: ホイップクリーム(デザートやドリンクトッピングでよく使われる基本語)
- Twice the ~, twice the ~: ~が2倍なら、~も2倍(強調のための対句構造。口語での決まり文句として覚えると便利)
- stuff: もの(物質・内容をぼかして言いたいときに便利な代名詞的単語。カジュアル英語でよく使われる)
- basically: 基本的に/要するに(話の要点をまとめたり、例えに入る前に使う表現)
- disguised as: ~に見せかけた/~のふりをした(”disguise” は変装するという意味から派生し、比喩的に使われる)
- Oh, come on: ちょっとやめてよ/勘弁してよ(軽く抗議・驚き・あきれを伝えるカジュアルな決まり文句)
- Don’t ruin this moment: 今の空気壊さないで(”ruin” は「台無しにする」こと。感情の流れを大事にしたい場面で使う)
- brutal: 過酷な/ひどい(”harsh” よりも感情的で、つらい状況を強く表現できる)
- look forward to: ~を楽しみにする(定番構文だが “to” の後が名詞(または動名詞)になることに注意)
- let it slide: 大目に見る(”slide” は「滑る」だが、ここでは「流しておく」比喩的なイディオム)
- next round: 次の一杯/次の番(カフェ・飲み会などで「次の注文」や「次のターン」を指す)
- no regrets: 後悔なし(短く感情を言い切るキメ台詞的な表現。SNSでもよく見かける)
You just have to play it by ear.
日本語訳: 成り行きにまかせればいいだけだよ。
解説: 「just have to ~」は「~するだけでいい」。”play it by ear” は「状況を見て柔軟に対応する」という意味のイディオムで、会話でとてもよく使われます。
- play it by ear: 成り行きにまかせる(直訳は「耳で演奏する」。楽譜を見ずに音を頼りに演奏する=即興で対応するという音楽の文脈から、そこから転じて「その場の状況を見て柔軟に行動する」という意味のイディオムとして使われるようになった)
A: I haven’t had time to memorize all my lines. What if I blank out on stage in the middle of Macbeth?
B: Yeah, that would definitely be rough… but you just have to play it by ear. You’ve rehearsed enough to improvise naturally.
A: I mean, I get the overall rhythm, but messing up Shakespearean language isn’t exactly forgiving.
B: Trust me—you’ve got a solid grasp. You’ll pull it off better than you think.
A: まだセリフ全部覚えられてないんだよね。マクベスの途中で頭が真っ白になったらどうしよう…。
B: うん、それは確かにキツいね…でも成り行きにまかせれば大丈夫だよ。もう十分リハーサルしてるし、自然にアドリブできるって。
A: 全体の流れはつかんでるけど、シェイクスピアの台詞ってちょっと間違えるだけでも目立つからさ。
B: 大丈夫、そのへんはもうしっかり身についてるよ。きっと思ってるよりもうまくいくって。
- memorize: 暗記する(”memory” の動詞形。学習や台詞の文脈でよく使われる基本動詞)
- blank out: 頭が真っ白になる(”blank” は空白。”blank out” は突然何も思い出せなくなる・意識が飛ぶことを指す口語表現)
- on stage: 舞台上で(”on” は「〜の上で」「〜という場面で」の意味。パフォーマンス系の文脈でよく使われる)
- in the middle of: ~の途中で(動作や出来事の中間にあることを表す。流れの中のタイミングを示すのに便利)
- definitely: 確実に/間違いなく(相手の発言に強く同意するときや断言したいときに使う副詞)
- rough: 大変な/きつい(物理的に「粗い」以外に、状況がつらい・困難という意味の口語形容詞)
- rehearse: リハーサルする(演劇や発表の「練習をする」を意味する動詞)
- improvise: 即興でやる(準備なしに臨機応変に対応すること。演劇・音楽・スピーチなどで使われる)
- I mean: つまり/ていうか(自分の言いたいことを補足・修正するときに使う口語フレーズ)
- overall: 全体の/全体的に見て(”all” より広い視点を持った言い方で、全体像の話をするときに使う)
- mess up: しくじる/失敗する(”mess” は「混乱・ぐちゃぐちゃ」。”mess up” はミスや台無しにすることをカジュアルに表現)
- isn’t exactly forgiving: 寛大ではない/少しのミスも許されにくい(”forgiving” は人や状況が「寛容である」意味で、”not exactly” をつけるとやんわり否定になる)
- trust me: 信じて/大丈夫(説得や安心させたいときの決まり文句。ネイティブが励ますときによく使う)
- grasp: 理解(”つかむ” という意味から発展し、「しっかり理解する」の意味でも使われる抽象語)
- pull it off: うまくやり遂げる(”pull” は引く動作だが、”pull it off” は「難しいことをうまく成功させる」ことを意味するイディオム)