GRASP THE CONCEPT(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
NoeLia Extra Examples – GRASP THE CONCEPT Key Sentence
Key Sentenceamong(一群)
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Can you find a good one among all these?
こんなにたくさんの中から、あなたはよいものを見つけられますか?
She disappeared among the piles of books and papers on her desk.
日本語訳: 彼女は机の上の本と書類の山の中に埋もれていた。
解説: 「piles of books and papers(本と書類の山)」は、散らかった状況を想像させ、amongの「一群の中に埋もれている」ニュアンスにぴったりです。
A: Have you seen Mia anywhere? I wanted to ask her about the project.
B: She disappeared among the piles of books and papers on her desk.
A: Oh—so she’s still here, just buried in work?
B: Exactly. You might need a shovel to reach her.
A: ミア見かけなかった?プロジェクトのことでちょっと聞きたくてさ。
B: 彼女ね、机の上の本と書類の山に埋もれてたよ。
A: え、じゃあまだここにはいるけど、仕事に埋もれてるってことか。
B: そうそう。声かけるにはスコップがいるかもね。
- disappeared: 姿を消した/いなくなった(”disappear”は「見えなくなる」、日常会話でも「急に見失う」場面でよく使う)
- piles of ~: ~の山(”pile”は「積み重ね」。”piles of books”で「本の山」。”stacks of” よりカジュアル)
- papers: 書類(”paper”が複数形になると「書類」という意味。学校やオフィスで頻出)
- buried in ~: ~に埋もれて(比喩的に「仕事に追われてる」「~に没頭してる」という表現としてよく使われる)
- might need ~: ~が必要かもね(丁寧で控えめな推測の言い方。実際には冗談っぽく言っているが構文として有用)
- shovel: スコップ(ここでは比喩的に使用。文字通り「掘り起こす」必要があるほど埋もれている様子)
NoeLia Extra Examples – ①
〜の中で
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
She stood out among the candidates we interviewed.
彼女は、我々が面接した候補者の中で飛び 抜けていました。
He’s always been the loudest among his friends.
日本語訳: 彼は昔から友達の中で一番うるさい。
解説: 「his friends(彼の友達たち)」という日常的な一群の中で最上級を表すカジュアルな用例。性格描写にぴったり。
A: I met Jason the other day at the party. He was… really something.
B: He’s always been the loudest among his friends. You get used to it after a while.
A: Yeah, I guess he just has a lot of energy.
B: Or no filter. Depends on how generous you’re feeling.
A: この前パーティーでジェイソンに会ったんだけど、なかなかすごかったよ。
B: あの人、昔から友達の中で一番うるさいのよ。まあ、そのうち慣れるけど。
A: そうか。エネルギッシュだよね、たぶん。
B: あるいは、ただ遠慮がないだけ。どう受け取るかは気分次第だね。
- met: 会った(”meet” の過去形。「出会う/知り合う」だけでなく、「会ったことがある」の文脈でも頻出)
- the other day: この前/先日(「数日前」くらいのニュアンス。カジュアルで便利な時間表現)
- at the party: パーティーで(”at”はイベントや集まりに参加しているイメージ)
- really something: なかなかすごかった(いい意味でも悪い意味でも使える曖昧な褒めor皮肉。強調したいときの便利表現)
- He’s always been ~: 昔からずっと~なんだ(現在完了進行形のパターンで、過去から現在までの継続的な性質・習慣を表す)
- the loudest among his friends: 友達の中で一番うるさい(”loudest” は性格的な「声が大きい/目立つ」も含む。最上級+among の典型パターン)
- You get used to it: 慣れるよ(”get used to ~” は「~に慣れる」という日常で非常によく使われる構文)
- after a while: そのうち/しばらくすると(時間経過で変化が起きることをやわらかく示す表現)
- a lot of energy: エネルギーがすごい(”have a lot of energy” は活動的・テンションが高いという意味でカジュアルに使う)
- no filter: 思ったことをそのまま言う(比喩表現で「口にフィルターがない=思ったまま発言する」。人の性格を表すカジュアル表現)
- Depends on how ~ you’re feeling: ~な気分かによる(”depends on” で状況・気分次第を表す。主語省略でカジュアル感UP)
NoeLia Extra Examples – ②
〜の間に
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Can you see the small house among the trees?
木々の間に小さな家が見えますか?
A tiny church stood quietly among the hills.
日本語訳: 小さな教会が丘の間にひっそりと建っていた。
解説: 「among the hills」は、複数の丘に囲まれているような広がりを持った場所にある様子を表します。「between」では2つの明確な丘になりますが、「among」はぼんやりとした一群を指します。
A: I still can’t believe how early we had to wake up for that hike.
B: But it was worth it. The view alone made up for it.
A: That’s true. The light was perfect, and we had it all to ourselves.
B: A tiny church stood quietly among the hills. I’ll never forget that sight.
A: あんなに早く起きなきゃいけなかったなんて、まだ信じられないよ。
B: でも、行ってよかったじゃん。景色だけでも十分すぎたよね。
A: それはそうだね。光もちょうどよかったし、あの場所を独り占めできたし。
B: 丘の間に小さな教会がひっそりと建っててさ。あの光景は一生忘れられないよ。
- still: まだ(「今も変わらず~だなんて」といった驚きを表す会話のつなぎにも使われる)
- can’t believe: 信じられない(驚きや強調を表す定番表現。過去の出来事にも現在形でOK)
- how early: どれだけ早く(感嘆文・疑問文で頻出の使い方。程度を強調)
- wake up: 起きる(「目覚める」だけでなく、「起き上がる」動作としても日常的)
- hike: ハイキング(野外活動の基本語。日常会話でも旅行の話題でよく使う)
- worth it: やった価値がある(”It was worth it.” で「苦労してでもやってよかった」の意味になる口語定番)
- view: 景色(風景の意味。特に「the view」で「目に映る一帯の景色」)
- alone: ~だけでも(ここでは “The view alone”=「景色だけでも」という強調表現)
- make up for: 埋め合わせをする/元を取る(失ったものや努力を「補う」意味。比喩的に価値を感じる場面で使う)
- light: 光(ここでは朝の光など自然の「光の感じ」を指す)
- perfect: 完璧な(一般的な形容詞だが、天気・光・タイミングなどにも広く使える)
- have ~ all to oneself: ~を独り占めする(”all to ourselves”で「私たちだけのものだった」というカジュアルで印象的な言い回し)
- stood: 立っていた(”stand”の過去形。ここでは静かに建っていた建物の描写)
- quietly: 静かに(動作や存在が目立たず穏やかな様子を表す副詞)
- among: ~の中に(3つ以上のものに囲まれている状況で使う前置詞。”between” との違いが学習ポイント)
- hills: 丘(自然や風景描写でよく出てくる単語。複数形で柔らかい地形の広がりを表現)
- never forget: 一生忘れない(”I’ll never forget” で強い印象や感動の余韻を伝える定番表現)
- sight: 光景(”景色”という意味。view よりも「目にした印象的なもの」にフォーカスがある)
NoeLia Extra Examples – ③
〜の間で
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Discuss the topic among yourselves.
君たちでこのトピックを議論しなさい。
Keep it among close friends.
日本語訳: それは親しい友人の間だけにしておいてね。
解説: 「among close friends」は、特定の親しい人たちの「集団の中」でというニュアンスです。秘密や情報を限られた範囲で共有したいときによく使われる表現です。
A: So, apparently Mr. Greaves is thinking of stepping down.
B: Seriously? Where did you hear that?
A: Keep it among close friends. I got it from someone on the board.
B: Got it. I won’t even tell my dog.
A: あのさ、グリーヴスさん、辞任を考えてるらしいよ。
B: えっ、マジで?それどこから聞いたの?
A: 親しい人の間だけにしてね。理事のひとりから聞いたんだ。
B: わかった。うちの犬にさえ言わないよ。
- apparently: どうやら〜らしい(話し手が確実とは言い切れない情報を伝えるときに使う副詞。会話で頻出)
- be thinking of ~: ~しようかと考えている(”be thinking of” は計画や意向をやわらかく伝えるときの言い回し)
- step down: 辞任する(職や地位を自分の意思で降りるという意味。フォーマルとカジュアルの中間的な言い回し)
- Seriously?: マジで?/本気?(驚きを表す短いリアクション。若者〜大人まで広く使われる)
- Where did you hear that?: それどこで聞いたの?(情報源を尋ねる定番フレーズ。少し驚きや疑いも含む)
- Keep it among close friends: これは親しい友達の間だけにしておいて(秘密を限られた人だけに共有するようお願いする丁寧かつやわらかい表現)
- on the board: 理事会のメンバーの中(”board” は「委員会・理事会」の意味。組織内部の人を指すときに使う)
- Got it.: わかった(非常にカジュアルで便利な同意表現。メールや口頭で頻出)
- I won’t even tell my dog.: 誰にも言わないよ(直訳は「うちの犬にさえ言わない」。英語圏でよく使われる、秘密を守るという意味のユーモアを込めた比喩)
NoeLia Extra Examples – ④
among other things
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Among other things, we need to talk about this matter.
とりわけ、私たちはこの件について話さねばなりません。
He’s known, among other things, for his punctuality.
日本語訳: 彼は、とりわけ時間に正確なことで知られています。
解説: 「among other things」は、いろいろな特徴の中の一つに注目しているときに使います。この文では「時間厳守」がその一つです。
A: I admire how he always manages to stay calm under pressure.
B: He’s known, among other things, for his punctuality. It’s part of his whole “disciplined” thing.
A: Makes sense. He does give off that vibe—focused and reliable.
B: Totally. He’s someone you want on your team when things get messy.
A: あの人って、プレッシャーの中でも冷静でいられるところ、尊敬しちゃうな。
B: とりわけ時間に正確なことでも知られてるんだよ。まさに「自律型人間」って感じ。
A: 納得。あの集中力と信頼感、すごく伝わってくるよね。
B: ほんと。チームが混乱してる時にこそ、いてほしいタイプだよ。
- admire: 尊敬する(相手の性格や能力などを称賛する丁寧な表現。I admire how ~ で「~するところを尊敬する」)
- manage to ~: なんとか~する(困難な状況でも努力して達成するニュアンス。実用度が高い構文)
- stay calm under pressure: プレッシャーの中でも落ち着いている(”under pressure” は精神的な負荷を表し、”stay calm” とよくセットで使われる)
- be known for ~: ~で知られている(”He’s known for” は人物の特徴を述べる導入表現として定番)
- among other things: とりわけ/特に(多くの特徴の中で一部を取り上げるときの表現。文章を柔らかくする働きもある)
- punctuality: 時間厳守(抽象名詞。「時間に正確なこと」という意味で、ビジネスや人物評価で頻出)
- It’s part of ~: それは~の一部だ(”It’s part of his whole ~ thing” の形で、性格や行動パターンをまとめて説明できるカジュアルな表現)
- disciplined: 自律的な/規律正しい(性格や習慣に対する褒め言葉。計画性・責任感の強さを表す)
- makes sense: なるほど/納得(”That makes sense.” で「言われてみれば理にかなってる」ニュアンス)
- give off (a vibe): 雰囲気を醸し出す(”give off” は本来「放つ/発する」。”give off that vibe” で「そんな空気を感じさせる」)
- vibe: 雰囲気/印象(会話でよく使われるスラング的な語。人や場の「空気感」を指す)
- focused: 集中している(形容詞。”He’s focused.” で「彼は集中している人」という意味)
- reliable: 信頼できる(”He’s reliable.” で「頼れる人」。人物描写で非常に重要な単語)
- Totally.: ほんとにね/まったくその通り(カジュアルな相づちで完全同意を示す)
- someone you want on your team: チームにいてほしい人(比喩的に「頼れる人材」や「必要とされる人」を表す口語表現)
- when things get messy: 物事がややこしくなるとき(”get messy” は比喩的に「混乱する」「大変になる」ことを意味する口語表現)