ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!
👇こちらはLesson 019のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 019 / 前置詞 along
GRAMMAR AND VOCABULARY L019 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L019 / 前置詞 along ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L019 ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:今でもあなたとトモさんは仲よくしてる?彼を一緒に連れていきたいんだけど。彼は川沿いのいい釣り場を全部知ってるんだ。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Do you and Tomo-san still get along? I’d like to bring him along with us. He knows all the good fishing spots along the river.

問題:今でもあなたとトモさんは仲よくしてる?彼を一緒に連れていきたいんだけど。彼は川沿いのいい釣り場を全部知ってるんだ。
Are you and Tomo-san still on good terms? I’m thinking of bringing him along—he knows every decent fishing spot along the river.
解説: 模範の英文はカジュアルで親しい関係の会話に向いており、友達同士の日常的なやり取りにぴったりです。ノエリアオリジナルの英文は少し丁寧で落ち着いた印象があり、状況や聞き手との距離感がある場合に自然です。また、「今まさに考えている」という柔らかい気持ちの動きを表すことで、計画中の雰囲気がより伝わります。
Do you and Tomo-san still get along? I’d like to bring him along with us. He knows all the good fishing spots along the river.
- get along: 仲良くする(人間関係が良好であることを表すカジュアルな表現)
- I’d like to ~: ~したい(丁寧で控えめな希望の言い方)
- bring ~ along: ~を連れて行く(「同行する」の意味。話し言葉でよく使われる)
- with us: 私たちと一緒に(同行を明示する補足)
- He knows ~: 彼は~を知っている(知識や情報を持っていることを表す)
- all the good fishing spots: すべてのいい釣り場(人気や実績のある場所を指す自然な表現)
- along the river: 川沿いに(川の流れに沿った場所を指す表現)
Are you and Tomo-san still on good terms? I’m thinking of bringing him along—he knows every decent fishing spot along the river.
- on good terms: 良好な関係で(やや丁寧な表現で、友達・同僚・親族など幅広い関係性に使える)
- I’m thinking of ~ing: ~しようかと考えている(確定ではなく、やわらかい意志を表す)
- every decent fishing spot: すべてのちゃんとした釣り場(”decent” は「まともな・まずまず良い」という評価を表すカジュアルな形容詞。「悪くない・おすすめできる」レベルを示すやや控えめな褒め方)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
Did Kevin say he often fishes nowadays?
A. No, he didn’t bring it up.
B. Yes, he goes regularly.
C. No, just occasionally.
Let’s listen.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
ナオミが川沿いを歩いたのをきっかけに、ケビンとの昔の釣り旅行を思い出しました。どうやら久しぶりに、また釣りに行くことになりそうです。
Naomi: I walked past the river trail yesterday, and it reminded me of that school fishing trip.
Kevin: Oh man, the one where it rained halfway through? I remember you caught the only fish.
Naomi: Yep, and you slipped in the mud trying to help me carry it.
Kevin: That was tragic and heroic at the same time.
Naomi: Do you still go fishing these days?
Kevin: Sometimes, yeah. Actually, I’ve been thinking of planning a trip soon.
Naomi: Funny—you’re not the only one. I was actually thinking of going this weekend. Are you and Tomo-san still on good terms? I’m thinking of bringing him along—he knows every decent fishing spot along the river.
Kevin: Yeah, we’ve kept in touch. He’s still obsessed with fishing, maybe even more than before.
Naomi: Good! It’ll be fun with him around. Let me know the date—I’m in.
ナオミ: 昨日、川沿いの道を歩いてたら、学校の釣り旅行を思い出しちゃってさ。
ケビン: あー、途中で雨降ったあのとき?ナオミだけ魚釣れてたんだよな。
ナオミ: そうそう、それで私が釣った魚を運ぼうとしたとき、あなたがぬかるみですべったんだよね。
ケビン: あれは悲惨だったけど、同時にヒーローっぽくもあったよね。
ナオミ: 今でも釣りって行ったりする?
ケビン: たまにね。実は今度釣りに行こうかと考えてたとこなんだ。
ナオミ: 奇遇!私も実は今週末に行こうと思ってたんだ。トモさんと今も仲いい?彼も連れてこうかと思ってて。川沿いのいい釣り場、全部知ってるから。
ケビン: うん、今も連絡取ってるよ。相変わらず釣りに夢中で、前よりハマってるかも。
ナオミ: よかった!彼がいたら絶対楽しくなるよ。日程決まったら教えてね。私も行く!
- walk past: ~の前を通り過ぎる(”past” は前置詞で「〜を通り越して」。目的地ではなく、通過することを表す)
- remind 人 of 〜: (人に)〜を思い出させる(何かが記憶を呼び起こす時によく使われる。日常会話で頻出)
- rain halfway through: (途中で)雨が降る(”halfway through” は「途中で」の自然な表現)
- slip in the mud: 泥で滑る(”slip” は「滑る」、”mud” は「ぬかるみ」。動作と状況をセットで覚えるとよい)
- tragic and heroic: 悲劇的でありつつヒーローのような(対比を使った形容。会話にユーモアを加えるカジュアルな使い方)
- Funny—: おかしいね/奇遇だね(会話のきっかけや驚きを示す表現。”funny” はここでは「笑える」ではなく「興味深い・偶然だね」の意味)
- keep in touch: 連絡を取り合っている(人間関係の継続を示す基本イディオム。メールやSNSなど含めて広く使える)
- be obsessed with: ~に夢中になっている(”obsessed” は「取り憑かれたように好き」という強い関心を表す)
- be down for that: それに乗り気だ/賛成だ(”be down for” はカジュアルな同意表現。「それいいね、やろう」的な雰囲気)
- with 人 around: ~がいる中で/一緒にいると(「その人がいる状況での雰囲気」や影響に注目する副詞句。around は副詞で、「〜がその場に存在している」「そばにいる」状態を表す)
- I’m in.: 私も参加するよ(”in” は「仲間に加わる」の感覚で、カジュアルに参加の意思を表す一言)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
Did Kevin say he often fishes nowadays?
A. No, he didn’t bring it up.
B. Yes, he goes regularly.
C. No, just occasionally.
Let’s listen.
クリックすると答えが出ます。
C. No, just occasionally.
A. No, he didn’t bring it up.(いいえ、その話は出していませんでした)
この選択肢は「釣りの話をしていない」という意味合いになりますが、Kevin は「たまに行く」と発言しているため事実に反します。「話題に出していない」という点で誤解を誘う選択肢です。
B. Yes, he goes regularly.(はい、定期的に行っているようです)
“regularly” は「定期的に・頻繁に」という意味ですが、Kevin の発言 “Sometimes, yeah.” は「ときどき・たまに」であり、定期的に行っているとは解釈できません。言い換えに見えて意味がずれているため、この選択肢は誤りです。
C. No, just occasionally.(いいえ、たまに行くだけです)
この選択肢が Kevin の “Sometimes, yeah.” という発言内容と最も一致します。”occasionally” は「たまに」という意味で、”sometimes” とほぼ同義の副詞です。文の主語や文型は異なりますが、正しく意図を反映しています。
キーワードの正確な聞き取り
- Do you still go fishing these days?: Naomi の問いかけ。現在も釣りをしているかという習慣についての質問であることを把握する必要がある
- Sometimes, yeah.: Kevin の答え。”sometimes” は「たまに」「ときどき」という意味で、頻度の低い習慣を表す
- Actually, I’ve been thinking of planning a trip soon.: 近々釣りに行こうかと考えていたという発言だが、これは過去の頻度ではなく未来の意向
会話のテーマを理解すること
この会話では、Naomi が Kevin に「最近も釣りに行ってるの?」と尋ねた流れから、Kevin が「たまにね」と現在の釣り習慣に触れています。さらに「そのうち行こうと思ってた」と加えていることからも、釣りの話題は明確に出ています。ここで重要なのは、Kevin は「よく行っている(regularly)」とも「話題にしていない(didn’t bring it up)」とも言っておらず、「sometimes(たまに)」という表現で現在の頻度を控えめに伝えている点です。そのため、選択肢Cが最も自然で正確な理解となります。