👇こちらはLesson 022のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 022 / 前置詞 over ②ー発展的な使い方
GRAMMAR AND VOCABULARY L022 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L022 / 前置詞 over ②ー発展的な使い方 ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L022 ーNoeLia Original Dialogー
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|形容詞による後ろからの修飾
形容詞による後ろからの修飾
It is a city full of culture and natural beauty.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
それは文化と自然の美しさにあふれた街です。
This is a traditional dish rich in flavor and regional ingredients.
日本語訳: これは風味と地域の食材にあふれた伝統料理です。
解説: 「a traditional dish」を「rich」が「in flavor and regional ingredients」とともに後ろから修飾しています。形容詞+前置詞句の構造で、「風味」と「地元の食材の豊かさ」の両方を含んだ説明が加えられています。
A: I know you’re into local food, so I ordered this for us. This is a traditional dish rich in flavor and regional ingredients.
B: That looks amazing. I can already smell all the spices. What’s in it exactly?
A: Mostly locally grown vegetables and some fermented miso from a nearby town. It’s got quite a kick.
B: Well, you definitely know how to impress a foodie. Let’s dig in!
A: 地元の料理が好きだって言ってたよね。これ頼んでおいたんだ。風味と地元の食材にあふれた伝統料理なんだ。
B: めちゃくちゃおいしそう。もう香辛料の香りがしてる!これって何が入ってるの?
A: ほとんどが地元の野菜で、あとは近くの町で作られた発酵味噌かな。けっこうパンチあるよ。
B: さすが、グルメをうならせるセンスあるね。さ、いただきます!
- be into ~: 〜に夢中である/〜が好き(カジュアルな「好き」の言い方。趣味や嗜好に使われ、学生・若者会話で頻出)
- local food: 地元の料理(「local」は「地域の」という意味で、”local shop” や “local train” などでも使われる)
- for us: 私たちのために(目的を表す前置詞 “for” の実用的な例。ここでは「自分の分」ではなく「あなたの好みに合わせて一緒に楽しむため」という共有・気遣いのニュアンスを含んでおり、丁寧で親しみのある表現になっている。”for you” では「君のために用意した」という一方的な印象になるが、”for us” にすることで「一緒に楽しもう」という親密さと対等な関係性が強調される)
- traditional dish: 伝統料理(文化や旅行、レストラン紹介で頻出)
- rich in ~: 〜に富んだ/〜が豊富な(栄養・味・文化など、抽象的な内容に「深み」を加える表現)
- regional ingredients: 地域の食材(”regional” は「地方の」という意味で、”national” や “local” より範囲が広い)
- spice: 香辛料(食文化に関連する語彙として日常会話に出てくる)
- mostly: ほとんどは(数量や割合をざっくり説明するときに便利な副詞)
- locally grown: 地元で育てられた(「grow」だけでなく、「〜grown」という形容詞的な使い方がポイント)
- fermented miso: 発酵味噌(”fermented”=発酵した、は味や保存技術を話すときに使える上級単語)
- nearby: 近くの(形容詞でも副詞でも使える便利語。”a nearby town” で具体的に場所を表す。”near” は前置詞・副詞・形容詞として使えるが、形容詞としてはややフォーマルで限定的な用法になる一方、”nearby” は「近くの〜」「近くで」といった自然な口語表現として使いやすく、名詞の前にそのまま置けるのが特徴)
- kick: 刺激/パンチのある味(「蹴る」以外の意味で使われる比喩表現。味・飲み物・音楽などの強い要素を表現)
- know how to ~: 〜のやり方をよくわかっている(能力やセンスを褒めるときに便利な構文)
- impress: 感動させる/印象づける(人に影響を与えるという意味で、上級者が使える評価表現)
- foodie: 食通/グルメ好き(近年よく使われるスラング気味の単語。カジュアルだが非常に定着している)
- dig in: 召し上がれ(digは「掘る」。地面を掘るように、勢いよく食べ始めるイメージから、「かぶりつく」「がっつく」といったニュアンスになり、「さあ、遠慮なく食べてね」という意味)
They chose a venue ideal for outdoor events.
日本語訳: 彼らは屋外イベントに最適な会場を選びました。
解説: 「a venue」を「ideal」が「for outdoor events」とともに後ろから修飾しています。形容詞+前置詞句の後置修飾パターンです。”ideal for” は「〜に理想的な」というフォーマル寄りの表現です。
A: Wait, they’re organizing a team-building retreat in the middle of June? Isn’t that peak rainy season?
B: They chose a venue ideal for outdoor events. Apparently, the team activities are half outside, but the place has covered terraces and a retractable roof for the main hall.
A: Oh, that changes things. Sounds like they planned ahead.
B: For once, yeah. Let’s hope the weather plays along.
A: え、6月にチームビルディング研修?梅雨真っ只中じゃない?
B: 屋外イベントに最適な会場を選んだらしいよ。アクティビティの半分は外だけど、屋根付きのテラスや開閉式のメインホールがあるみたい。
A: それなら納得。ちゃんと準備してるんだね。
B: 今回はね。あとは天気が味方してくれれば。
- organize: 計画する/開催する(「整理する」だけでなく、「イベントを主催する・準備する」の意味でもよく使われる)
- team-building retreat: チームビルディング合宿(「team-building」は「チームの結束を高める活動」全般を指し、「retreat」は日常から離れた場所で行う合宿や研修の意味。セットで使うと「親睦を深めるための社外研修」「郊外の合宿」など、職場・学校での実践的な活動を表す)
- in the middle of ~: 〜の真っ最中に(出来事や時期の「真っただ中」にあることを強調する定番フレーズ)
- peak: 最盛期/ピーク(本来は「山頂」という意味だが、比喩的に「一番多い時期・最高潮」の意味で日常会話に使われる)
- rainy season: 梅雨(日本特有の気候に関連した表現。英語でもそのまま使われ、説明的に使うときに便利)
- choose: 選ぶ(基礎動詞だが、「意図や理由をもって選択する」ニュアンスが含まれるため、場面に応じた使い分けが重要)
- venue: 会場(イベントの開催場所全般を表す語。音楽、結婚式、会議など多目的に使える)
- ideal for ~: 〜に最適な(「ぴったり合う・理想的な」意味。ややフォーマルで硬めの印象だが、説明文やレビューでよく使われる)
- apparently: どうやら〜らしい(自分の直接的な経験ではなく、他人の情報や推測を伝えるときの柔らかい導入語)
- covered terrace: 屋根付きテラス(「covered」は「覆われた」という意味で、名詞とセットで空間の特徴を表す)
- retractable roof: 開閉式の屋根(「retractable」は「引っ込められる・折りたためる」の意味。建築や機械で使われる語)
- that changes things: それなら話が変わるね(状況や印象を一気に変えるような情報を聞いたときに使う、ネイティブらしい口語表現)
- plan ahead: 事前に計画する/先を見越して準備する(「前もって考える」意味の定番イディオム。時間管理やトラブル回避の場面で使われる)
- for once: 今回ばかりは/たまには(普段はそうでないことが多いが、「今回は違った」という意味合いを込めた皮肉めいた一言)
- hope the weather plays along: 天気が味方してくれるといいね(”play along” は通常「調子を合わせる」だが、ここでは比喩的に「天気がうまくいくように動いてくれる」意味で使われている表現)
NoeLia Extra Examples|現在完了形
現在完了形
I’ve never been to the Philippines.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私はフィリピンには行ったことがありません。
He hasn’t gotten around to it.
日本語訳: 彼はまだそれに手をつけていません。
解説: 現在完了形の否定で「今までに〜する機会がなかった」という経験の否定を表しています。”get around to” は「〜に取りかかる」という意味のイディオムで、直訳すると「それのまわりにたどり着いていない」。つまり、忙しさなどでまだ着手できていないことを表します。
A: Did Tom ever submit that report he was supposed to finish last week?
B: He hasn’t gotten around to it. Apparently, he’s been swamped with meetings all week.
A: Hmm. I guess I should check in with him directly.
B: That might help. He responds better when someone actually holds him accountable.
A: トム、先週仕上げるはずだった報告書、もう出した?
B: まだ手をつけてないみたいよ。今週ずっと会議で手一杯だったらしくて。
A: なるほどね。じゃあ、直接確認してみた方がいいかな。
B: それがいいかも。あの人、誰かがちゃんとチェックしてるとちゃんとやるタイプだから。
- submit: 提出する(書類や課題を正式に提出する際によく使われる。日常でもビジネスでも頻出の動詞)
- supposed to ~: 〜することになっている(義務や予定を表す口語表現。特に過去形で「やるはずだったけど…」というニュアンスが出せる)
- get around to ~: 〜にやっと取りかかる(直訳は「〜のまわりにたどり着く」。”around” の「回ってくる」「一周してようやくそこにたどり着く」というイメージがあり、他のことに気を取られて後回しになっていた物事に、ようやく手をつけるという意味になる。現在完了と非常に相性のよいイディオム)
- apparently: どうやら〜らしい(自分が直接見聞きしたわけではないが、話を聞くかぎりでは…という時に使う便利な副詞)
- be swamped with ~: 〜で手がいっぱいだ(”swamp” はもともと「沼地」だが、「〜に埋もれて動けないほど忙しい」という比喩表現としてよく使われる)
- check in with ~: 〜に様子を確認する(相手の進捗や状況を確認する、軽い「報告+対話」的な表現。カジュアルなビジネス英語でも使われる)
- directly: 直接に(対面で、または他人を通さず本人に、という意味で使われる副詞)
- that might help: それが役立つかもね(相手の提案や行動に対して、「それなら効果ありそう」という柔らかい同意)
- respond better: より良く反応する(「より適切に対応する」「反応が良くなる」など、状況に応じて柔軟に使える便利なフレーズ)
- hold someone accountable: 責任を持たせる/きちんとやらせる(”accountable” は「説明責任のある」という意味で、仕事や行動をサボらせないようにするときに使う)
I’ve never backed out of a plan.
日本語訳: 計画を途中でやめたことは一度もありません。
解説: 現在完了形で「計画から手を引いたことがない」という経験の欠如を伝えています。”back out of” は計画や約束を途中でやめることを表す句動詞です。
A: You’ve been yawning since noon. Didn’t you pull an all-nighter? Are you really coming with me?
B: Of course. I’ve never backed out of a plan. Besides, I already told my stomach there’d be ramen.
A: Ah, I see. No way you’d let your stomach down, huh?
B: Exactly. It remembers everything—and it holds grudges. Big grudges.
A: 昼からずっとあくびしてるじゃん。徹夜したんでしょ?ほんとに一緒に行く気?
B: もちろん。今まで約束をドタキャンしたことなんて一度もないし。それに、お腹にはもうラーメンって言っちゃったからね。
A: なるほどね。お腹を裏切るなんて、ありえないか。
B: でしょ?お腹ってね、全部覚えてるし…めっちゃ根に持つんだよ(笑)
- yawn: あくびする(生理的な動作を表す動詞で、日常会話によく出てくるが、意外と使える場面で出てこない学習者も多い)
- pull an all-nighter: 徹夜する(「一晩中起きて何かをする」ことを意味する口語表現。主に勉強や仕事での徹夜に使われる)
- come with me: 一緒に来る(「〜と一緒に行動する」ことを表す基本動詞フレーズ)
- back out of: (計画・約束などを)途中でやめる、取りやめる(直訳は「後ろに下がって抜け出す」。最初はやるつもりだったけど、途中で怖気づいたり都合が悪くなったりして「やっぱやめた」と手を引くイメージ。特に “plan” や “agreement” などに対して使われる)
- there’d be ~: 〜があることになっている(”there would be” の省略形で、予定や期待に使われるカジュアルな表現)
- let someone down: 〜をがっかりさせる(直訳は「誰かを下に落とす」→期待に応えられないことを表す定番の比喩)
- exactly: その通り/まさに(相手の発言に対する同意・強調を表すレスポンス)
- remember everything: すべて覚えてる(直訳的な表現だが、”my stomach remembers everything” などユーモラスな比喩にも応用される)
- hold a grudge: 根に持つ(直訳は「恨みを握っている」で、感情を引きずることを表すネイティブらしい表現。冗談にも使える)
- big: めちゃくちゃ(”big grudge” のように、程度をカジュアルに強調する使い方)