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ラジオ英会話 Lesson 024 / 前置詞 into ②ー衝突・変化
GRAMMAR AND VOCABULARY L024 —NoeLia Original Dialog—
GRASP THE CONCEPT L024 / 前置詞 into ②ー衝突・変化 —NoeLia Original Dialog—
PRACTICAL USAGE L024 —NoeLia Original Dialog—
GRASP THE CONCEPT(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
into|into(衝突)
Key Sentenceinto(衝突)
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
It’s so weird that I bumped into you in that antique shop.
あの骨とう品店であなたにばったり出会ったのは、とても奇妙です。
I accidentally bumped into my high school teacher at the supermarket.
日本語訳: スーパーで高校時代の先生に偶然会っちゃってさ。
解説: 「into」は「先生にばったり出会う動き」を表しています。bump into は「偶然に出会う」というカジュアルな表現で、accidentally をつけることで「思いがけない感じ」がより自然に伝わります。
A: You’re not gonna believe this—I had a bit of a surprise earlier. I accidentally bumped into my high school teacher at the supermarket. He still remembers my name, which was kind of shocking. I mean, it’s been what, over ten years?
B: No way! That’s impressive. Most teachers can’t even remember who sat in the front row.
A: Right? He even asked if I still drew comics during class. Guess some things really do stick.
B: Now I’m curious—were you a good student or the class clown?
A: ちょっとびっくりなことがあってさ。スーパーで高校時代の先生に偶然会っちゃったの。しかも、まだ私の名前覚えてたのよ。ちょっと衝撃じゃない?もう10年以上経ってるのにさ。
B: うそでしょ!それはすごいな。普通の先生って、前の席に座ってたやつすら覚えてないのに。
A: でしょ?しかも授業中に私が漫画描いてたことまで覚えてたの。やっぱり印象強かったのかな。
B: それ聞いたら気になるなあ。ちゃんとした生徒だったの?それともクラスのお調子者?
- You’re not gonna believe this: 信じられないと思うけど(カジュアルな驚きの導入フレーズ。gonna は going to の省略形)
- had a bit of a surprise: ちょっとした驚きがあった(a bit of で「ちょっとした〜」、surprise は名詞で「驚き」)
- accidentally: 偶然に(意図せずに起こることを強調する副詞。bump into など偶然の出会いとよくセットで使われる)
- kind of shocking: ちょっと衝撃だった(kind of は「ちょっと」「やや」のカジュアルな副詞。shocking は「ショッキングな」)
- I mean: だって…(会話の流れをつなぐネイティブらしい間投詞。「説明を補足する」時によく使われる)
- over ten years: 10年以上(期間を表す「over + 数字」で「〜を超えて」)
- That’s impressive: それはすごい(impressive は「印象的な/感心するような」。自然なリアクション表現)
- sat in the front row: 前の席に座ってた(sat は sit の過去形。row は「列」)
- drew comics: 漫画を描いてた(draw の過去形。comics は複数形で「漫画作品」)
- during class: 授業中に(during は「〜の間に」を表す前置詞。class は「授業」)
- Guess some things really do stick: 一部のことって、ほんとに記憶に残るんだね(guess は「〜かなと思う」、stick は「記憶に残る/定着する」の比喩的表現)
- Now I’m curious: 気になってきた(curious は「知りたくてたまらない」、now で話の流れに変化をつける)
- the class clown: クラスのお調子者(clown は道化師の意味から転じて、ふざけ役・ムードメーカーのニュアンスを持つカジュアル表現)
into|衝突
衝突
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The car crashed into a tree.
その車は木にぶつかりました。
A speeding car crashed into the back of the taxi I was in.
日本語訳: スピードを出していた車が、私の乗っていたタクシーの後部に激突した。
解説: 「into」は「タクシーの後ろに向かって激しくぶつかる動き」を表しています。crash into は「勢いよく衝突する」という意味で、交通事故などの場面でよく使われます。
A: I’ve had such a rough week—missed deadlines, my phone died on me, and then…
B: Wait, what happened? You sound like you’ve been through a lot.
A: A speeding car crashed into the back of the taxi I was in. That was the final straw. I was on my way to an important meeting, too.
B: Oh no… are you okay? I mean, physically and mentally. That must’ve been really scary.
A: 今週ほんと最悪だったんだよ。締切は逃すし、スマホは壊れるし、極めつけはさ…
B: ちょっと待って、何があったの?めっちゃ大変そうじゃん。
A:乗ってたタクシーの後ろに、スピード出した車が突っ込んできたんだよ。それがとどめだった。しかも大事な会議に向かってる途中だったのに。
B: えっ…大丈夫?体もだけど、心のほうもさ。それって相当怖かったでしょ。
- have a rough week: つらい週を過ごす(rough は「荒れた」「大変な」。日常的に「つらい状況・時間」を表すカジュアルな言い回し)
- missed deadlines: 締切に間に合わなかった(miss は「逃す」、deadline は「締切」。この組み合わせはビジネス・学校問わず頻出)
- die on me: (機械などが)突然使えなくなる(この場合 phone died on me=「スマホが急に壊れた」。on me で「自分にとって困る形で」使われるカジュアルな構文)
- and then…: それでさ…(会話の続きを引き出す定番の流れ。思わせぶりで話に引き込む効果あり)
- You sound like you’ve been through a lot: かなり大変だったみたいだね(sound like ~ は「〜のように聞こえる」、go through は「経験する」、been through a lot で「たくさんの困難を経験した」)
- A speeding car: スピードを出した車(speed は名詞でも動詞でも基本語。ここでは形容詞的に使われて「スピード違反気味の車」の意味)
- the back of the taxi I was in: 私が乗っていたタクシーの後部(the taxi I was in で「私が中にいたタクシー」=関係代名詞の省略あり。英語らしい語順の感覚を養う例)
- That was the final straw: それで完全に心が折れた(直訳は「最後の藁」。これ以上耐えられない限界を表す比喩的イディオム。感情表現において非常に重要な表現)
- on my way to: ~に向かう途中で(道中・移動中を表す便利表現。on the way よりも文脈に自然に入りやすい)
- physically and mentally: 身体的にも精神的にも(学習語彙としても使い分けが大切なセット表現)
- That must’ve been really scary: それは本当に怖かっただろうね(must have been で「〜だったに違いない」と過去の状況を推測。感情表現において学ぶべき構文)
into|変化1
変化1
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The puppy grew into a big dog.
その子イヌは成長して大きなイヌになりました。
Over the years, she grew into a leader everyone respects.
日本語訳: 長い年月をかけて、彼女は誰からも信頼されるリーダーに成長した。
解説: 「into」は「彼女がリーダーという役割・姿に変わっていく動き」を表します。grow into は「成長して〜になる」という意味で、時間をかけて内面や立場が変化するプロセスに使われる表現です。
A: Her speech at the farewell party really got to me. You could tell how much she meant to everyone.
B: I know. It was heartfelt, and she didn’t even try to sugarcoat anything.
A: Over the years, she grew into a leader everyone respects. She wasn’t just managing people—she actually cared.
B: And that’s what set her apart. She led with both strength and kindness.
A: 送別会でのスピーチ、ほんと泣きそうになったよ。彼女がどれだけ周りに大事にされてたか、すごく伝わってきた。
B: わかる。飾らずに本音で話してたし、あったかかったよね。
A: 長い年月をかけて、彼女は誰からも信頼されるリーダーに成長したんだと思う。単に人を管理してただけじゃなくて、ちゃんと寄り添ってた。
B: だからこそ、他の人とは違ったよね。強さと優しさ、どっちも持ってた。
- farewell party: 送別会(farewell は「別れのあいさつ」「さようなら」の意味。”fare” は古英語 faran(旅に出る、進む)に由来し、「旅立つこと・移動すること」が語源。”well” は「うまく・良く」の意味で、「うまく行ってね」「良い旅を」のような願いが込められている。つまり farewell はもともと「良い旅を(願っての別れ)」という意味合いを持つ。farewell party は「その人の旅立ち=退職や転勤、卒業など」を見送る会のこと)
- get to (someone): (心に)響く、感情を動かす(直訳は「〜に届く」。ここでは感動や強い印象を与えたという意味で使われる口語表現)
- You could tell (that…): (〜ということが)伝わってきた/見てわかった(could tell は「察する・分かる」。会話の流れを作る表現として非常に重要)
- mean a lot to (someone): (人)にとってとても大切である(mean は「意味する」だけでなく「大切に思われている」という比喩的意味にも使われる)
- heartfelt: 心のこもった、真心からの(heart(心)+ felt(感じられる)。感情が伝わるような真摯さを表す語)
- sugarcoat (something): ~を飾って言う/やわらかく言う(sugarcoat は「砂糖でコーティングする」→「都合よく言い換える」の比喩的表現)
- Over the years: 長年をかけて(時間の経過とともに、という意味で、変化・成長を語る導入句として非常に頻出)
- everyone respects: みんなが尊敬する(基本語の組み合わせだが、that-clause 省略後の構造として理解が必要)
- manage (people): 人を管理する(manage は「経営する」以外にも「人を束ねる・采配する」という意味でよく使われる)
- care (about someone/something): 思いやる、大切に思う(基本語だが、「気にかける・配慮する」などの文脈的理解が必要)
- set (someone) apart: (人を)際立たせる、他と区別する(直訳は「離しておく」が、「他と違う要素として際立つ」という意味で使われる口語的な比喩表現)
- lead with (something): ~をもって導く(リーダーとしての姿勢を語るときに使う表現。lead with kindness =「優しさをもって導く」など)
- strength and kindness: 強さと優しさ(対比的に用いられることが多く、「バランスの取れたリーダー像」を表す語句セット)
into|変化2
变化2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
My wife talked me into joining a yoga class.
妻が、私をヨガ教室に参加するように説得しました。
They talked me into going to that horror movie, even though I hate scary stuff.
日本語訳: ホラー映画に無理やり連れてかれちゃったの。怖いのほんと苦手なのに。
解説: 「into」は「ホラー映画を観に行くという、気乗りしなかった行動に気持ちが変わる動き」を表します。talk A into B は「Aを説得してBさせる」という意味で、嫌がっていた相手をうまく乗せるニュアンスが含まれます。even though は「〜なのに」と逆接の感情を自然に表す接続詞です。
A: So, how was your Saturday? Did you end up hanging out with Emma and the crew?
B: They talked me into going to that horror movie, even though I hate scary stuff. I still don’t know how they convinced me.
A: Whoa. That doesn’t sound like you at all. What was it—jump scares or creepy ghosts?
B: Both. And worse. I’m never trusting their movie picks again.
A: で、土曜日はどうだった?結局エマたちと遊んだの?
B: ホラー映画に無理やり連れてかれちゃったの。怖いのほんと苦手なのに。なんで行っちゃったのか、いまだに自分でもわかんない。
A: うわ、それ君っぽくないね。びっくり系?それともお化け系?
B: 両方。しかもそれ以上に怖かったし。もうあの子たちの映画のチョイスは二度と信用しない。
- How was your Saturday?: 土曜日どうだった?(日常会話の定番フレーズ。How was + 時間表現で「〜はどうだった?」と出来事を尋ねる)
- end up ~ing: 最終的に〜することになる(意図しない結果に落ち着くニュアンスを含む。ここでは「結局〜する羽目になる」感覚)
- hang out (with someone): (人と)遊ぶ/だらだら過ごす(カジュアルな言い回しで、友人関係での自然な時間の共有を指す)
- the crew: 仲間たち(仲の良い友人グループを指す口語的表現。元は「乗組員」だが、日常では「仲間グループ」の意味でよく使われる)
- scary stuff: 怖いもの(stuff は「ものごと」の意味で、ここでは「ホラー的な要素全般」をやや砕けた形で表現している)
- I still don’t know how…: どうして〜なのか、今でもわからない(still が加わることで「未だに納得できていない」ことを強調)
- convince: 説得する/納得させる(talk into と近い意味を持つ動詞。convince は「理由を示して納得させる」ニュアンスが強い)
- That doesn’t sound like you: 君っぽくないね(sound like + 人で「〜らしい」「〜っぽい」という性格や行動に対するコメントになる)
- What was it—A or B?: どっちだったの?A?それともB?(選択肢を挙げて相手に詳しく尋ねる口語的構文)
- jump scares: (ホラー映画などの)びっくり系の恐怖演出(突然音や映像で驚かせる演出のこと。ホラー表現として定着している語)
- creepy: 不気味な/ぞっとする(感覚的に「気味が悪い」と感じる対象に対して使う、口語で頻出の形容詞)
- Both. And worse.: 両方。それ以上だったよ。(短く切ることで感情の強さやインパクトを出す言い方。and worse で「もっとひどかった」と強調)
- I’m never ~ing again: もう二度と〜しない(never を文頭に置いて強く否定を表す口語的決意表現)
- movie picks: 映画の選択(pick は「選ぶもの」、ここでは「選んだ映画」という意味の可算名詞的用法。カジュアルな映画トークで使われる)