ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!
👇こちらはLesson 024のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 024 / 前置詞 into ②ー衝突・変化
GRAMMAR AND VOCABULARY L024 —NoeLia Original Dialog—
GRASP THE CONCEPT L024 / 前置詞 into ②ー衝突・変化 —NoeLia Original Dialog—
PRACTICAL USAGE L024 —NoeLia Original Dialog—
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:パブで友達にばったり会ったんです。彼に誘われて何杯か飲みました。旧交を温める長い夜となりました。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I ran into a friend of mine at the pub. He talked me into staying for a few drinks. It turned into a long night of catching up on old times.
問題:パブで友達にばったり会ったんです。彼に誘われて何杯か飲みました。旧交を温める長い夜となりました。
I happened to see an old buddy at the pub, and he roped me into grabbing a few drinks. The night turned into a warm reunion filled with laughter and memories.
解説: 模範解答は、話の流れをシンプルにまとめており、落ち着いた語り口で伝えたいときに向いています。ノエリアオリジナルの方は、偶然感を少し柔らかく伝えながら、誘われた流れやその後の感情的な盛り上がりをより臨場感あるトーンで表現しています。仲のいい友人との出来事をくだけた雰囲気で語りたいときに適しています。状況や相手に応じて、どちらの文も自然に使い分けられます。
I ran into a friend of mine at the pub. He talked me into staying for a few drinks. It turned into a long night of catching up on old times.
- ran into: 偶然出会う(口語でよく使われる表現。「ばったり会った」にぴったり)
- a friend of mine: 私の友人の一人(所有格+of mine で「~の一人」)
- talked me into: 説得して〜させた(話術でその気にさせるニュアンス)
- staying: 滞在すること(動名詞。talk into の目的語)
- turned into: ~に変わった(出来事の予想外の展開を自然に表す)
- a long night of catching up on old times: 昔話に花が咲いた夜(catch up on は「久しぶりに話す」意味)
I happened to see an old buddy at the pub, and he roped me into grabbing a few drinks. The night turned into a warm reunion filled with laughter and memories.
- happened to see: 偶然見かけた(“run into”よりも少し落ち着いた偶然性を表す)
- old buddy: 昔からの友達(“friend”よりも砕けた表現で親しさを強調)
- roped me into: うまく誘い込まれた(ropeは「ロープ・縄」の意味で、誰かを縄で引っ張るように「やや強引に巻き込む」「軽いノリで参加させる」口語的な表現。断れずに付き合う雰囲気を表す)
- grabbing a few drinks: 軽く一杯やる(grabは「ひょいと取る」という意味から、気軽に飲みに行く場面でよく使われる)
- reunion: 再会(”reunite” の名詞形で、久しぶりの出会いや集まりを表す語)
- filled with ~: ~に満ちた(感情や雰囲気が何かでいっぱいである状態を表す)
- laughter and memories: 笑いと想い出(「再会」「懐かしさ」「盛り上がり」のシーンでよくセットで使われる)
- a warm reunion filled with laughter and memories: 笑いと懐かしさにあふれた温かな再会(感情のこもった表現で「旧交を温める」を丁寧に描写)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
What was Ben doing when he changed his plans?
A. He was calling a friend.
B. He was just heading home.
C. He was waiting outside the pub.
Let’s listen.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
ソフィーがベンに昨夜の出来事をたずねています。ベンは、ふとした偶然から心温まる時間を過ごしたようです。
Ben: Sorry I didn’t text back last night.
Sophie: No worries. I figured you got pulled into something.
Ben: Yeah, you could say that. I wasn’t planning on staying out.
Sophie: So what happened? You just disappeared after work.
Ben: Honestly, I was just walking home when I passed by O’Malley’s. I happened to see an old buddy at the pub, and he roped me into grabbing a few drinks. The night turned into a warm reunion filled with laughter and memories.
Sophie: That… sounds like a surprisingly great detour.
Ben: It really was. I didn’t realize how much I’d missed that kind of connection.
ベン: 昨夜、返信できなくてごめん。
ソフィー: 気にしないで。なんか予定外のことでもあったのかなって思ってたよ。
ベン: うん、まぁそんな感じ。外に出るつもりなんてなかったんだけどさ。
ソフィー: でで、どうしたの?仕事終わってから音沙汰なかったからさ。
ベン: 正直に言うと、家に歩いて帰る途中でオマリーズの前を通ったんだ。そしたら昔の友達をたまたま見かけてさ。そいつに誘われて、軽く一杯だけのつもりで飲みに行ったら……懐かしい話で盛り上がる温かい再会の夜になったよ。
ソフィー: …なんか、思いがけず最高な寄り道だったんじゃない?
ベン: 本当にそうだった。ああいう繋がり、どれだけ恋しかったか思い出したよ。
- text back: 返信する(「text」は名詞だけでなく動詞としてもよく使われ、「メッセージを送る」「返す」の意味で非常にカジュアルな表現)
- No worries: 気にしないで(「It’s okay.」の代わりにネイティブがよく使う軽い返答)
- figured: ~だと思った(”figure” は「計算する」から派生し、口語では「思う・推測する」意味でよく使われる)
- got pulled into: 巻き込まれた(”pull into” は物理的に引き込む意味だが、ここでは予定外の流れに引きずり込まれるニュアンス)
- you could say that: そうとも言えるね(曖昧に肯定するときの便利な言い回し。やや間接的な返事)
- wasn’t planning on ~: ~するつもりじゃなかった(「~する予定はなかった」という意思のなさを表す日常表現)
- staying out: 外にいること(「帰宅せずに出かけた状態を続ける」ことを指すフレーズ)
- disappeared: 姿を消した(文字通り「消えた」ではなく、「いなくなった・音沙汰がなかった」というカジュアルな意味)
- passed by: 通りかかった(物理的に何かの近くを歩いて通ったことを自然に表す)
- detour: 寄り道(直訳は「回り道」だが、会話では「予定外の行動」や「寄り道的な展開」をポジティブに表す)
- that kind of connection: ああいう繋がり(抽象的ながら感情に訴える表現。人との心の繋がりや距離感を表現)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
What was Ben doing when he changed his plans?
A. He was calling a friend.
B. He was just heading home.
C. He was waiting outside the pub.
Let’s listen.
クリックすると答えが出ます。
B. He was just heading home.
A. He was calling a friend.(友達に電話していた)
Benが誰かに電話をしていたという描写は一切ありません。会話では、「I was just walking home(ただ歩いて帰ってただけ)」と述べており、誰かと連絡を取っていた様子もありません。「calling」という動作を表す動詞はリスニング内に登場しないため、この選択肢は不正解です。
B. He was just heading home.(ただ家に向かっていた)
Benは、「Honestly, I was just walking home when I passed by O’Malley’s」と話しています。「walking home」は「heading home(家に向かっていた)」と意味が一致し、”just” もそのまま同じです。したがって、この選択肢が正解です。heading は「〜に向かう」という意味の動詞で、「go」よりも方向性を意識した動作を表します。
C. He was waiting outside the pub.(パブの外で待っていた)
Benは「パブの前を通った」と話していますが、そこで立ち止まって待っていたとは言っていません。waiting という動作やその様子は会話に出てこず、あくまで偶然通りかかったことが語られています。そのため、この選択肢は不正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- I was just walking home: Benが最初にしていた行動を表す決定的なフレーズ。”just” は「それだけ」のニュアンス。
- passed by O’Malley’s: 「パブの前を通りかかった」ことを示す重要な描写。パブの中にいたわけでも外で待っていたわけでもない点に注意。
- I wasn’t planning on staying out: 最初に予定がなかったことを示しており、行動の変化があったと分かる。
会話のテーマを理解すること
この会話では、Benが連絡できなかった理由をSophieに説明しており、その背景にある「偶然の再会」「予定外の展開」が語られます。重要なのは、彼が元々は帰宅途中だったことが自然に語られている点です。「行動の変化がいつ起こったか」を把握するためには、元の計画と状況を正確に聞き取ることがカギとなります。