ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!
👇こちらはLesson 026のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 026|前置詞 by ①ーbyの基本
GRAMMAR AND VOCABULARY L026|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L026|前置詞 by ①ーbyの基本|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L026|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:あなたは今日私の家の近くを通りますか?もしそうなら、寄っていってくださいね。私は一日ひとりなんです。昼食を作ってあげますよ。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Are you going to pass by my house today? If so, drop by. I’m here by myself all day. I’ll make you lunch.
問題:あなたは今日私の家の近くを通りますか?もしそうなら、寄っていってくださいね。私は一日ひとりなんです。昼食を作ってあげますよ。
If you’re coming by my place today, feel free to stop by. I’ll be here all day by myself, and I’d be happy to cook you some lunch.
解説: 模範解答は「今日、通る予定があるかどうか」をはっきり確認する形になっていて、相手がそのつもりで動いている前提で話しかける表現です。それに対してノエリアオリジナルは、「もし通りかかるようなら」というやわらかい仮定を使っており、相手の予定を限定せずに気軽に誘う印象を与えます。どちらも丁寧さはありますが、模範解答はやや事務的・確かめるような語調、ノエリア解答は親しみやすく自然な雑談のような流れに向いています。話しかける相手との距離感や状況に応じて、どちらの形も使い分けができます。
Are you going to pass by my house today? If so, drop by. I’m here by myself all day. I’ll make you lunch.
- pass by: 通りかかる(場所のそばを通ること。”go past” よりも軽くてカジュアル)
- drop by: 立ち寄る(あらかじめ予定されていない「ふらっと来る」ニュアンスがある)
- by myself: 一人で(ここでは「誰とも一緒にいない状態」。強調の all day があるので孤独さが際立つ)
- make you lunch: 君に昼食を作ってあげる(”make” の授与型表現で「人に物を作ってあげる」形)
If you’re coming by my place today, feel free to stop by. I’ll be here all day by myself, and I’d be happy to cook you some lunch.
- coming by: 立ち寄る・通りがかる(”pass by” よりカジュアルで、行為の「接近」や「寄り道」感が強い)
- feel free to ~: 気軽に~してね(相手に行動の自由を与えるやさしい表現)
- stop by: 立ち寄る(”drop by” とほぼ同義だが、「ちょっと寄る」ニュアンスがやや強い)
- be here all day by myself: 一日中ここに一人でいる(”be here” によって存在を強調しつつ、”by myself” で一人である状態を自然に表現)
- I’d be happy to ~: 喜んで〜するよ(相手を気遣うフレンドリーで丁寧な申し出)
- cook you some lunch: 君に昼食を作るよ(”make” よりもやや親密で、料理そのものを楽しんでいるニュアンスがある)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
Does Noah think Rachel sounds cheerful?
A. No. He says she doesn’t sound fully awake.
B. Yes. He got the sense that she was feeling upbeat.
C. Yes. Rachel says her voice is totally normal.
Let’s listen.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
レイチェルからの声に疲れを感じ取ったノアが、電話越しに昼食のお誘いをしているシーンです。二人は気心の知れた仲のようです。
Noah: You sound really tired. Did you have a rough night?
Rachel: Yeah… I was up past midnight finishing that grant proposal. You can probably hear it in my voice.
Noah: Yeah, I can. You sound half-asleep. Did you at least eat something decent?
Rachel: Not really. Just munched on some crackers while typing. I didn’t even notice how late it got.
Noah: That’s not a real meal. You need to recharge properly.
Rachel: I know. I was planning to grab something while I’m out running errands later.
Noah: If you’re coming by my place today, feel free to stop by. I’ll be here all day by myself, and I’d be happy to cook you some lunch.
Rachel: That actually sounds amazing. Are you sure it’s not too much trouble?
ノア:声がすごく疲れてるね。昨夜、大変だったの?
レイチェル:うん… 助成金の申請書を仕上げるのに、夜中過ぎまで起きてたの。声に出てるかも。
ノア:うん、わかる。今にも寝そうな声してるよ。何かちゃんとしたものは食べた?
レイチェル:いや、特に。クラッカーをつまみながら打ち込んでて、気づいたらすごく遅くなってた。
ノア:それは食事って言えないよ。ちゃんとエネルギー補給しないと。
レイチェル:わかってるよ。あとで用事のついでに何か買おうと思ってたんだけど。
ノア:今日うちの近く通るなら、気軽に寄ってってよ。今日はずっとひとりだから、ランチ作ってあげるよ。
レイチェル:ほんと?それめっちゃ嬉しい。迷惑じゃない?
- sound tired: 疲れてるように聞こえる(”sound + 形容詞” で「〜に聞こえる」という感覚の伝え方。感情や体調を表す場面でよく使われる)
- rough night: 大変な夜/寝不足の夜(直訳は「荒れた夜」だが、睡眠不足やストレスの多い夜を指すカジュアルな言い方)
- be up past midnight: 深夜過ぎまで起きている(”be up” は「起きている」、”past midnight” で「深夜を過ぎて」)
- grant proposal: 助成金申請書(”grant” は研究や活動に対して与えられる資金、”proposal” は「提案書・申請書」)
- You can probably hear it in my voice: 声に出てるでしょ(「自分の状態が声から伝わってる」という意味で、ネイティブらしい口語表現)
- half-asleep: 眠そうな(「半分寝てるような状態」を意味し、ぼんやりしている様子をカジュアルに表現)
- decent: まともな(「ちゃんとした」という意味で、食事や人柄、服装などに使える便利語)
- munch on ~: ~をかじる/ポリポリ食べる(軽くかむような食べ方を表す口語的な動詞)
- I didn’t even notice how late it got: どれだけ遅くなったか気づきもしなかった(”how + 形容詞” 構文で程度を表し、”even” で驚きや意外さを強調)
- That’s not a real meal: それはちゃんとした食事じゃないよ(”real meal” は「ちゃんと栄養のある食事」の意味で、健康を気遣うカジュアルな表現)
- recharge: エネルギーを補給する/リフレッシュする(比喩的に使われることが多く、電池の充電からの連想)
- running errands: 用事を済ませに出かける(”errands” は日常のちょっとした用事、”run errands” で「用事をこなす」)
- That actually sounds amazing: それ本当に嬉しい/最高(”actually” で予想外の感情、”amazing” で喜びやありがたさを強調)
- Are you sure it’s not too much trouble?: 本当に迷惑じゃない?(遠慮や気遣いを伝えるネイティブらしい疑問表現)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
Does Noah think Rachel sounds cheerful?
A. No. He says she doesn’t sound fully awake.
B. Yes. He got the sense that she was feeling upbeat.
C. Yes. Rachel says her voice is totally normal.
Let’s listen.
クリックすると答えが出ます。
A. No. He says she doesn’t sound fully awake.
A. No. He says she doesn’t sound fully awake.(いいえ。ノアは彼女が完全には目覚めていないように聞こえると言っている)
NoahはRachelの声を聞いて「You sound half-asleep(今にも寝そうな声してるよ)」と述べており、元気そうには聞こえなかったという趣旨の内容です。cheerful(元気な、明るい)という印象とは明確に反しています。このため、この選択肢が正解です。
B. Yes. He got the sense that she was feeling upbeat.(はい。ノアは彼女が前向きな気分に聞こえたと感じた)
Noahは冒頭で「You sound really tired(すごく疲れてるみたいだね)」と話しており、彼女の疲れた様子を強調しています。upbeat は「陽気な」「前向きな」という意味ですが、そのような印象を持った描写は一切なく、この選択肢は不正解です。
C. Yes. Rachel says her voice is totally normal.(はい。レイチェルは自分の声がまったく普通だと言っている)
Rachelは「You can probably hear it in my voice(声に出てるかも)」と話しており、自分の声に疲れが出ていることを認めています。voice is totally normal(声は完全に普通)という内容は会話中には出てこないため、この選択肢は不正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- You sound really tired: ノアが最初にレイチェルの状態に気づいた重要なフレーズ。
- You sound half-asleep: さらに疲れが強く伝わる表現。
- You can probably hear it in my voice: レイチェルが自分の声に疲れが出ていることを認めている発言。
会話のテーマを理解すること
この会話では、夜遅くまで仕事をしていたRachelの疲労を、声を通じてNoahが感じ取り、気遣う様子が描かれています。Rachelもそれを自覚しており、「元気に聞こえる」または「声が普通」といった表現は一切見られません。全体の流れから判断して、選択肢Aが正解となります。