ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!
👇こちらはLesson 028のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 028|前置詞 by③ 一 方法・程度
GRAMMAR AND VOCABULARY L028|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L028|前置詞 by③ 一 方法・程度|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L028|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:私は昨日バスで仕事に行きましたが、間違って違うバスに乗ってしまったんです。45分遅刻してしまいました。上司はカンカンでしたよ。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I went to work by bus yesterday, but I got on the wrong one by mistake. I was late by 45 minutes. My boss was furious.
問題:私は昨日バスで仕事に行きましたが、間違って違うバスに乗ってしまったんです。45分遅刻してしまいました。上司はカンカンでしたよ。
I commuted by bus yesterday but ended up on the wrong one by mistake. That cost me 45 minutes, and my boss was seriously mad.
解説: 模範解答は事実を順序立てて丁寧に説明しており、はっきりした口調で状況を伝える場面に向いています。ノエリアの解答は、少しくだけた口語調で、話し手の驚きや困惑が含まれている印象です。予期せぬ結果へのリアクションや、雑談の中でカジュアルに話すときに合います。どちらも正確に状況は伝えられますが、話し方のトーンと場面の雰囲気に応じて選べます。
I went to work by bus yesterday, but I got on the wrong one by mistake. I was late by 45 minutes. My boss was furious.
- went to work: 出勤した(go to work の過去形で、定番の通勤表現)
- by bus: バスで(交通手段を表す表現)
- got on: 乗った(乗り物に「乗る」動作。get in は車、get on はバス・電車など)
- by mistake: 間違って(うっかりやってしまったことをやわらかく伝える表現)
- was late by 45 minutes: 45分遅刻した(遅れた時間を具体的に表現する定番構文)
- furious: 激怒した(非常に怒っている状態。angry より強い語調)
I commuted by bus yesterday but ended up on the wrong one by mistake. That cost me 45 minutes, and my boss was seriously mad.
- commuted by bus: バス通勤した(go to work よりも「通勤」のニュアンスが強い言い回し)
- ended up on: 結局〜に乗ってしまった(「予期せずそうなった」という結果を強調する句動詞)
- cost me 45 minutes: 45分を失った(直訳は「45分かかった」だが、ここでは「代償として45分失った」ニュアンス)
- seriously mad: かなり怒っていた(furious よりも少しカジュアルで日常会話向きの怒りの表現)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
Which of the following is true?
A. Jacob questioned Melanie’s reliability.
B. Melanie was extra cautious with her commute the next day.
C. The meeting was canceled due to her absence.
Listen carefully.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
メラニーとジェイコブは職場の同僚です。昨日の朝の出来事をきっかけに、通勤トラブルと上司の反応が話題に上っているようですね。
Jacob: Hey, missed you at the very start of the meeting yesterday. Everything okay?
Melanie: Oh, right. Yeah, sorry I wasn’t there on time.
Jacob: No worries—I just figured maybe something came up.
Melanie: I commuted by bus yesterday but ended up on the wrong one by mistake. That cost me 45 minutes, and my boss was seriously mad.
Jacob: Yikes. That’s brutal. Did she say anything afterward?
Melanie: Not directly, but she gave me this death stare the whole morning and cc’d me unnecessarily on five emails.
Jacob: That sounds like her usual style. Passive-aggressive level: expert.
Melanie: Exactly. I triple-checked my route this morning, just to be safe.
Jacob: Good call. Buses around here can be tricky, especially with all the route changes lately.
ジェイコブ: あ、昨日の会議の最初、君いなかったよね。何かあった?
メラニー: ああ、そうだったね。時間に間に合わなくてごめん。
ジェイコブ: 気にしないで。なんか急用でもあったのかなって思ってさ。
メラニー: 昨日はバスで通勤したんだけど、間違って違うバスに乗っちゃってさ。45分も遅れちゃったの。で、上司がめっちゃ怒ってて。
ジェイコブ: うわ、それはキツいね。そのあと何か言われた?
メラニー: 直接は言われなかったけど、朝ずっと睨まれてたし、どうでもいいメールに無駄に5件もccされたよ。
ジェイコブ: それ、まさにあの人のやり方だね。嫌味の飛ばし方、プロ級だね。
メラニー: ほんとそれ。今朝は念のためにルートを3回も確認しちゃった。
ジェイコブ: 正解だね。この辺のバス、最近ルート変更多いし、ホントややこしいからさ。
- missed you: 君がいなくて寂しかった/見かけなかった(ここでは「昨日の会議にいなかったね」という文脈で「miss」の感情的な意味ではなく「いないのを認識した」の意味)
- at the very start: ちょうど最初に(”very” を加えることで「まさにその瞬間」を強調している言い方。口語でよく使う強調フレーズ)
- No worries: 気にしないで(“It’s okay” や “Don’t worry” よりもくだけた、カジュアルで優しい響きのフレーズ)
- figured: 思った/推測した(”figure” は「計算する」だけでなく「考える・推測する」の意味でもよく使われる動詞。ここでは “I just figured 〜” =「ちょっとそう思っただけ」)
- something came up: 何かあったんだろう(”come up” は「急に起こる」「持ち上がる」という意味で、予定変更やトラブルの婉曲表現としてよく使われる)
- Yikes: うわっ/げっ(驚きや困惑を表すカジュアルな感嘆詞。日常会話やSNSでよく使われる)
- That’s brutal: それはキツいね(”brutal” はもともと「残酷な」だが、口語では「つらい」「厳しい」ことに対しても使われる)
- death stare: 睨みつけるような目線(直訳「死の視線」。比喩的に「強烈ににらむ」ことを指す。ユーモラスな口語表現)
- cc’d me unnecessarily: 不要なのに私をccに入れた(”cc”=カーボンコピーで、メールで「同報する」。”unnecessarily” により嫌味な行為を強調)
- Passive-aggressive: 嫌味っぽい態度/遠回しに攻撃的な態度(もともとは心理学の用語で、「表面上は協力的・冷静に見えるが、実際は間接的に不満や怒りを示す行動・態度」を指す。英語では日常会話でも「皮肉っぽい」「当てこすりのような言動」を表すときによく使われる。たとえば、あえて返事を遅らせる、無駄にccに入れる、などが典型的な passive-aggressive な行動。)
- level: expert: プロレベルだね(”〜 level: expert” はSNSや日常会話で「熟練度の高いスキルや性格」を皮肉っぽく称える定型句)
- triple-checked: 三重に確認した(”check” を強調する形で、徹底的に確認したことを表す口語表現)
- just to be safe: 念のために(リスクを避けるための行動としてよく使われる日常の言い回し)
- tricky: ややこしい/ひっかけっぽい(”difficult” より軽く、「わかりにくい」ニュアンスで使える便利な形容詞)
- with all the route changes: 最近のルート変更で(”with” は「〜に伴って」「〜がある状態で」の意味で、状況説明に非常に便利)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
Which of the following is true?
A. Jacob questioned Melanie’s reliability.
B. Melanie was extra cautious with her commute the next day.
C. The meeting was canceled due to her absence.
Listen carefully.
クリックすると答えが出ます。
B. Melanie was extra cautious with her commute the next day.
A. Jacob questioned Melanie’s reliability.(ジェイコブはメラニーの信頼性を疑った)
会話ではジェイコブはメラニーを非難するどころか、「No worries(気にしないで)」と気遣いを見せており、信頼性に疑問を持つような描写は一切ありません。reliability(信頼性)は文脈的にも合致しないため、この選択肢は不正解です。
B. Melanie was extra cautious with her commute the next day.(メラニーは翌日の通勤をいつも以上に慎重にした)
メラニーは “I triple-checked my route this morning, just to be safe.” と話しており、triple-checked(3回確認した)という表現から、通勤経路を念入りに確認したことが明らかです。extra cautious(特に慎重にした)という表現は triple-checked に対応しており、この選択肢が正解です。
C. The meeting was canceled due to her absence.(メラニーが欠席したせいで会議は中止になった)
会話では会議が中止になったという発言は一切ありません。Jacob の発言 “missed you at the very start of the meeting” により、会議自体は予定通り行われたことがわかります。したがって、この選択肢は不正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- triple-checked: 通勤経路を繰り返し確認したという強調表現
- just to be safe: 念のためにという予防的な行動の動機を示すフレーズ
- missed you at the very start of the meeting: 会議は実施されたことがわかる発言
会話のテーマを理解すること
この会話は、メラニーが前日の通勤ミスによる遅刻を同僚ジェイコブに説明する場面です。上司の態度や自分の対策なども含めて話しており、メラニーの慎重さが翌日にどう行動に表れたかが重要な聞き取りポイントになります。中止・非難といった極端な内容は出てこないため、会話全体の流れを正しく把握することが鍵です。