ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!
👇こちらはLesson 029のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 029|前置詞 by④ ー そのほかの使い方
GRAMMAR AND VOCABULARY L029|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L029|前置詞 by④ ー そのほかの使い方|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L029|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:今日が初日ですか?大丈夫ですよ。ゆっくりやっていきましょう。一歩ずつ進めていけばいいんです。私も一緒にやりますから。あなたならできますよ。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Is this your first day? That’s OK. Take it slow. Go step by step. I’ll work side by side with you. You’ve got this.
問題:今日が初日ですか?大丈夫ですよ。ゆっくりやっていきましょう。一歩ずつ進めていけばいいんです。私も一緒にやりますから。あなたならできますよ。
Is it your first day? Don’t worry—we’ll take it slow and go one step at a time. I’ll be right by your side the whole way. You’ve got what it takes.
解説: 模範解答は、必要な表現を簡潔に並べることで相手に安心感を与える構成になっています。短くテンポよく進むので、指導の場などで明るく励ましたいときに向いています。一方ノエリアの表現は、「ゆっくり進めていこう」「そばにいるから大丈夫」といった気持ちが丁寧に込められていて、より親密さや寄り添いを感じさせるトーンになっています。不安な気持ちをじっくり和らげたい場面により適しています。
Is this your first day? That’s OK. Take it slow. Go step by step. I’ll work side by side with you. You’ve got this.
- first day: 初日(学校や仕事などの「初めての日」を表す基本表現。)
- take it slow: ゆっくりやる(相手にペースを落とすよう促す表現。慎)
- step by step: 一歩ずつ(段階を踏んで進むという意味で、学習やトレーニングなど「順を追って」行うことを強調)
- work side by side: 一緒に作業する(物理的にも精神的にも「協力する」「寄り添って進める」ことを表す比喩的表現)
- You’ve got this: 君ならできる(相手の成功を信じて背中を押すカジュアルな励まし。自己肯定感を高める一言)
Is it your first day? Don’t worry—we’ll take it slow and go one step at a time. I’ll be right by your side the whole way. You’ve got what it takes.
- Don’t worry: 心配しないで(不安を抱える相手にかける定番のフレーズ。「大丈夫だよ」と優しく伝える)
- one step at a time: 一歩一歩着実に(step by step よりも丁寧でゆっくりした進行を示す。感情的な響きを含む)
- right by your side: すぐそばで(物理的な「そば」に加え、精神的な支えを示す表現。安心感を与える)
- the whole way: 最初から最後まで(「道のりすべて」という意味から、継続的なサポートの意志を強調)
- You’ve got what it takes: 君にはその力がある(成功に必要な資質や能力を持っていることを励ましとして伝える定番表現)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
What does Marcus say about Amy’s work?
A. He watched a video of her presentation.
B. He was impressed by her results.
C. He’s been keeping an eye on her campaigns.
Let’s listen.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
今日から同じ部署になったマーカスとエイミー。マーカスはまだ戸惑い気味ですが、エイミーのやさしいフォローに励まされているようです。
Marcus: Hey, Amy. I just got out of orientation. I’ve been assigned to the marketing team starting today.
Amy: Oh, welcome! I heard someone from HQ would be joining us. I’m glad it’s you, Marcus.
Marcus: Thanks. Honestly, I’m a bit overwhelmed. There’s so much going on, and I don’t want to fall behind.
Amy: Is it your first day? Don’t worry—we’ll take it slow and go one step at a time. I’ll be right by your side the whole way. You’ve got what it takes.
Marcus: That really helps. I’ve been following your campaign work, by the way. Super impressive.
Amy: Thank you! You’ll get the hang of it soon. Just ask if anything’s unclear—we all started somewhere.
Marcus: I’ll definitely take you up on that. By the way, is there a team lunch or something today?
Amy: There’s a casual get-together by the café downstairs around one. Come by, I’ll introduce you to everyone.
Marcus: Sounds perfect. Thanks again, Amy. I already feel less nervous.
Amy: That’s what teammates are for. Let’s crush this project—step by step.
マーカス: やあ、エイミー。さっきオリエンテーションが終わって、今日からマーケティング部に配属されたんだ。
エイミー: そうなんだ!本社から誰か来るって聞いてたけど、マーカスでよかったよ。
マーカス: ありがとう。正直ちょっと圧倒されててさ。いろいろ動いてて、ついていけるか不安なんだ。
エイミー: 今日が初日?大丈夫だよ、ゆっくりやっていこう。一歩ずつ進めればいいの。私がずっとそばにいるからね。君ならできるよ。
マーカス: そう言ってもらえると助かるよ。ところで君のキャンペーン企画、見てたんだ。すごいなって思ってたよ。
エイミー: ありがとう!すぐに慣れるよ。わからないことがあったら何でも聞いて。最初はみんなそうなんだから。
マーカス: ぜひ頼らせてもらうよ。そういえば、今日はチームでランチとかあるの?
エイミー: 1時ごろに1階のカフェでちょっとした集まりがあるよ。来てくれたらみんな紹介するね。
マーカス: ちょうどいいね。ほんと、いろいろありがとう。少し緊張がほぐれたよ。
エイミー: それがチームってもんでしょ。一緒にこのプロジェクト、地道に頑張っていこう!
- get out of: ~から出る(会話では「終えた」「済ませた」という意味で使われており、”orientation(オリエンテーション)”と一緒に用いることで、研修や説明会を終えたニュアンスを表す)
- be assigned to: ~に配属される(会社・部署などに正式に任命されることを表す)
- overwhelmed: 圧倒される(物理的・精神的に多すぎる情報や状況に押されている感覚)
- fall behind: 遅れる/取り残される(”fall” は「落ちる」「倒れる」という意味を持ち、ここでは「基準や他人よりも後ろに“落ちていく”」という比喩的なイメージを表しています。特に進捗やレベル、スケジュールなどで周囲に追いつけず、差が開いていく様子を示す定番表現です)
- get the hang of it: コツをつかむ(最初は難しくても徐々に慣れてうまくなるという意味)
- take someone up on something: ~を受け入れる(ここでは「その申し出に乗るよ」「遠慮なく頼るね」という流れ)
- come by: 立ち寄る(軽い感じで「寄ってね」「顔出してね」と言いたいときに便利)
- step by step: 一歩ずつ(連続性を持って少しずつ進む様子。ここでは締めの表現としてぴったり)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
What does Marcus say about Amy’s work?
A. He watched a video of her presentation.
B. He was impressed by her results.
C. He’s been keeping an eye on her campaigns.
Let’s listen.
クリックすると答えが出ます。
C. He’s been keeping an eye on her campaigns.
A. He watched a video of her presentation.(彼女のプレゼンの動画を見た)
MarcusはAmyの仕事に言及していますが、「プレゼン」や「動画」を見たとは一切言っておらず、明らかにこの選択肢は話の内容と一致しません。また、“presentation”という単語は会話には登場しません。この選択肢は不正解です。
B. He was impressed by her results.(彼女の成果に感銘を受けていた)
会話ではMarcusが「君のキャンペーン見てたよ。すごいと思った」という趣旨の発言をしていますが、「results(成果)」に対して言及したわけではなく、”Super impressive” という評価は「プロセスや取り組み全体」に向けられたもので、あくまで「結果」だけに感心したという限定的な印象は与えていません。impressed by her results という表現は意味が近くてもニュアンスがずれており、この選択肢は不正解です。
C. He’s been keeping an eye on her campaigns.(彼女のキャンペーンに注目してきた)
Marcusの “I’ve been following your campaign work” という発言は、「キャンペーンの進行や内容に継続的に注目していた」ことを示しており、この選択肢と完全に一致します。この選択肢が正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- following your campaign work: Marcusが継続してAmyの仕事に注目していたことを表す表現
- Super impressive: 感銘を受けたという意味合いだが、「成果(result)」よりも仕事全体の質を褒める語感
- presentation: この単語が登場しないことがAの不正解を判断する重要なポイント
会話のテーマを理解すること
この会話では、Marcusが新しいチームメンバーとしてAmyに声をかけ、彼女の仕事ぶりに関心を示します。彼が注目していたのは、Amyのキャンペーンそのもので、成果やプレゼン映像ではありません。そのため、「彼女のキャンペーンに注目していたかどうか」が答えのポイントになります。