ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!
👇こちらはLesson 036のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson036|前置詞 between
GRAMMAR AND VOCABULARY L036|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L036|前置詞 between|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L036|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:リサ、フランク、新しい社員が来週から働き始めます。君たち2人で、彼女のためのちょっとした歓迎会を企画してもらえますか?ここだけの話ですが、彼女は少し物静かなようなので、派手なものはなし、いい?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Lisa, Frank, our new hire starts next week. Between the two of you, can you arrange a little welcome party for her? Just between us, she seems a little quiet, so nothing flashy, OK?
問題:リサ、フランク、新しい社員が来週から働き始めます。君たち2人で、彼女のためのちょっとした歓迎会を企画してもらえますか?ここだけの話ですが、彼女は少し物静かなようなので、派手なものはなし、いい?
Lisa, Frank, since our new teammate is starting next week, can you put something together between the two of you to welcome her? Between us, she’s a bit on the quiet side, so let’s keep it low-key, alright?
解説: 模範解答は、比較的フォーマルかつ明確な口調で依頼を伝えており、職場などで上司が部下に公式にお願いするような場面に向いています。対してノエリアオリジナルは、語りかけるような柔らかい口調と親しみのある表現を使っており、カジュアルな雰囲気のチーム内やフラットな関係性の中で自然に使える言い方です。どちらも丁寧さは保ちながら、使う相手や状況によって選び分けるとよいでしょう。
Lisa, Frank, our new hire starts next week. Between the two of you, can you arrange a little welcome party for her? Just between us, she seems a little quiet, so nothing flashy, OK?
- new hire: 新入社員(「雇ったばかりの人」という意味。ビジネスの現場でよく使われる定番表現)
- Between the two of you: 君たち2人の間で(依頼や作業の分担を暗に示すときに使われる自然な表現)
- arrange: 準備する/手配する(イベントや予定などの計画を立てるときによく使う動詞)
- welcome party: 歓迎会(そのまま「歓迎するためのパーティ」)
- Just between us: ここだけの話(情報を他に漏らさないようにしたいときの決まり文句)
- nothing flashy: 派手なものはナシ(“flashy” は「目立ちすぎる」「けばけばしい」というニュアンス。控えめを求める口語表現)
Lisa, Frank, since our new teammate is starting next week, can you put something together between the two of you to welcome her? Between us, she’s a bit on the quiet side, so let’s keep it low-key, alright?
- since our new teammate is starting next week: 来週から新しいチームメンバーが始まるので(“since” による自然な背景説明。 “teammate” はやや親しみのある表現で、職場の仲間意識を表す)
- put something together: 何かを準備する(イベントやパーティの軽い準備を表す自然な口語。堅苦しさがない)
- Between us: 私たちだけの話(“just” を省いても意味は変わらず、少しだけカジュアルな響きに)
- on the quiet side: 少しおとなしめな感じ(”quiet” に “on the side” をつけることで印象をやわらげる口語表現。”on the 〜 side” は「〜寄りの傾向にある」という意味で、直接的に断定せずに性格や特徴を穏やかに伝えられる)
- let’s keep it low-key: 控えめにしよう(“low-key” は「控えめな」「落ち着いた」などを表し、イベントなどを大げさにしないように勧めるときによく使われる)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
What will Lisa do after lunch?
A. Set up the meeting space.
B. Check who’s attending.
C. Block time on the calendar.
Listen carefully.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
イーサンは午後の予定を軽く確認しながら、話の流れで来週からの新メンバーについてリサに声をかけます。ちょっとした準備をリサとフランクにお願いすることになったみたいですね。
Ethan: Lisa, do you know if the conference room is free after 3 p.m.?
Lisa: I think so. The sales team moved their meeting to Tuesday, so it should be open.
Ethan: Great. I want to squeeze in a quick team check-in before the week gets away from us.
Lisa: Sounds good. I’ll send a calendar hold after lunch.
Ethan: Oh—Lisa, Frank, since our new teammate is starting next week, can you put something together between the two of you to welcome her? Between us, she’s a bit on the quiet side, so let’s keep it low-key, alright?
Lisa: Sure. We’ll come up with something casual and friendly.
Ethan: Perfect. I really appreciate it.
Lisa: No problem. I’ll talk to Frank right after this.
イーサン: リサ、午後3時以降って会議室空いてるか分かる?
リサ: たぶん空いてると思います。営業チームのミーティングが火曜に移ったので。
イーサン: よかった。週末になる前にチームで軽く確認しておきたくて。
リサ: 了解です。ランチのあとにカレンダー押さえておきますね。
イーサン: あ、そうだ──リサ、フランク、新しい社員が来週から働き始めるから、2人で歓迎の場をちょっと用意してくれないかな?ここだけの話、少しおとなしい人らしいから、あんまり派手なのは避けたいんだ。
リサ: わかりました。カジュアルで、話しやすい雰囲気のものにしてみますね。
イーサン: それはありがたい。助かるよ。
リサ: いえ、あとでフランクとも軽く相談しておきますね。
- conference room: 会議室(オフィス会話で定番の単語。meeting room よりフォーマルな響き)
- after 3 p.m.: 午後3時以降(”after + 時刻” は日常の予定確認でよく使う)
- moved their meeting: ミーティングを移動した(”move” は「動かす」の他に「日程を変更する」の意味でも頻繁に使われる)
- should be open: 空いてるはず(”should” による推測表現。「〜のはず」という柔らかい断定)
- squeeze in: (予定の間に)なんとか入れる(限られた時間に「ねじ込む」イメージで使われる口語表現)
- check-in: 簡単な進捗確認・打ち合わせ(”check” ではなく “check-in” を使うことでカジュアルかつ柔らかい印象)
- before the week gets away from us: 週が終わってしまう前に(”get away from” は「手から逃れる」「意識しないうちに過ぎてしまう」の意味。自然な口語表現)
- calendar hold: カレンダー予約(ビジネスの場で「時間を押さえる」の意味で使う)
- casual and friendly: 気軽で親しみやすい(場の雰囲気を表す形容の組み合わせ。フォーマルすぎない歓迎会の雰囲気を伝えるのに最適)
- I’ll talk to Frank right after this: このあとフランクに話しておきます(”talk to + 人” は「相談する」「一言かける」のような軽い意図にも使われる)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
What will Lisa do after lunch?
A. Set up the meeting space.
B. Check who’s attending.
C. Block time on the calendar.
クリックすると答えが出ます。
C. Block time on the calendar.
A. Set up the meeting space.(会議室の準備をする)
Lisa は物理的な「準備」や設営については何も言っていません。”set up” は「準備する」「設営する」といった意味を持ち、椅子を並べたり、ホワイトボードを出したりといった行動を指すことが多いですが、ここでは話題になっていないため不正解です。
B. Check who’s attending.(参加者を確認する)
“check who’s attending” は「誰が参加するのかを確認する」という意味ですが、この話題は会話中に一切出ていません。たしかに最後に Lisa が “I’ll talk to Frank right after this” と言っていますが、これは誰が来るかを確認するという意味ではなく、歓迎会の準備について Frank に相談するという流れです。したがって、この選択肢は不正解です。
C. Block time on the calendar.(カレンダーに予定を入れる)
Lisa は “I’ll send a calendar hold after lunch” と言っています。”send a calendar hold” は職場でよく使われる表現で、「予定としてカレンダーに入れる」「仮押さえする」ことを意味します。”block time” も同様の意味を持つ自然な言い換え表現で、ここではそれが正解となります。
キーワードの正確な聞き取り
- calendar hold: 会議や予定を押さえるためにカレンダーに入れるという意味。ここでは “after lunch” との組み合わせで行動のタイミングも示しています。
- set up: 準備・設営を意味するが、ダイアログには出てこない。引っかけのキーワード。
- talk to Frank: 出席者の確認ではなく、歓迎準備を進める協力者に声をかけることを意味している点に注意。
会話のテーマを理解すること
この会話では、イーサンが午後の会議に向けて確認を取りつつ、新メンバーの歓迎に関する段取りを進めています。会話は自然な業務連絡の流れの中で進行しており、Lisa の発言「ランチ後にカレンダーを押さえる」から、具体的な次の行動を予測することが重要です。選択肢を正確に見極めるには、会話内での表現とよく似た表現(言い換え)を理解できるかどうかが鍵になります。