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ラジオ英会話 Lesson037|前置詞 behind
GRAMMAR AND VOCABULARY L037|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L037|前置詞 behind|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L037|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
前置詞 behind|〜の後ろ
Key Sentence〜の後ろ
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’m way behind schedule on this presentation script.
私は、このプレゼン用の原稿がスケジュールよりかなり遅れています。
Don’t fall behind on your assignments this semester.
日本語訳: 今学期は課題ちゃんとやって遅れないようにね。
解説: fall behind は「遅れる・遅れを取る」の定番表現で、学業やタスクの進捗に関する注意喚起としてよく使われます。”behind” は前置詞として、”assignments” に対して「進行が後ろにある(=追いついていない)」という位置関係を表しています。”on” は「どの対象に遅れているか」を補足する役割でセットで使われます。
A: How’s your new econ class going? Still managing to keep up with everything?
B: More or less. It’s been a lot, but I’m hanging in there. What about you? Aren’t your lab reports due every single week?
A: Don’t remind me… I’ve already pulled two all-nighters this month.
B: Then seriously—don’t fall behind on your assignments this semester. You’ll burn out fast at this pace.
A: 経済学の授業どう?全部ちゃんとこなせてる?
B: まあ何とかね。結構大変だけど、なんとかやってるよ。そっちは? 毎週レポート締切あるんでしょ?
A: それ言わないでよ…今月もう徹夜2回してるし。
B: だからほんとに…今学期の課題は溜めない方がいいよ。そんなペースじゃすぐ燃え尽きちゃうって。
- econ class: 経済学の授業(”econ” は “economics” の省略形で、学生の会話では非常に一般的な略語。カジュアルな響きを持つ)
- keep up with everything: すべてにちゃんとついていく(進捗やスピードに遅れずについていくという意味で、学業・仕事どちらでも使える重要なフレーズ)
- more or less: まあまあ/だいたいは(「完全にそうとは言えないが、ほぼその通り」といったあいまいさを含んだ表現。yes でも no でもない含みをもたせたい時に使う)
- lab reports: 実験レポート(特に大学や高校の理系科目で頻繁に登場する用語。”report” 単体よりも現実的な学習シーンに即した単語)
- due: 締め切りの(”be due” で「提出期限がある」という意味。日常でもビジネスでも使える必須単語)
- Don’t remind me: 言わないでよ/思い出させないで(ネイティブがよく使う軽いぼやきの定番。冗談っぽく文句を言う時にも便利な表現)
- pull an all-nighter: 徹夜する(”pull” は「引っ張る」だが、”pull an all-nighter” は「夜を引っ張る=徹夜する」という意味のイディオム。学生会話では頻出)
- burn out: 燃え尽きる/限界になる(文字通り「燃え尽きる」から転じて「疲れ果てる・気力が尽きる」という比喩的意味。感情・体力の両面に使える)
- at this pace: このペースで(”pace” は「ペース・進み具合」。全体の進行速度や生活リズムを指して、生活感のある表現)
前置詞 behind|場所
場所
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The parking lot is behind that building.
駐車場はあの建物の後ろにあります。
My phone was found behind the couch after two days of searching.
日本語訳: 2日間探し回った末に、ソファの裏でスマホが見つかったよ。
解説: behind は couch(ソファ)に対する物理的な「後ろ=死角や見えにくい位置」を表します。受動態 was found は、発見者を明示せずに「見つかった」という事実に焦点を当てる表現で、物の紛失や発見といった日常的なシーンでよく使われます。自分で見つけた場合でも、「やっと見つかった」と結果にフォーカスしたいときに自然に使われます。
また、after two days of searching は「after + 時間 + of + 動名詞」の構文で、「〜した後に」という意味を作ります。ここでは searching が名詞的に使われており、「2日間探し続けたあとで」のニュアンスになります。
A: You won’t believe this, but my phone was found behind the couch after two days of searching.
B: Wait, seriously? I thought you’d already checked there like five times.
A: I did! But I guess it was really wedged in deep. I had to use a flashlight this time.
B: Honestly, I’m just glad the mystery is over. You were turning this place upside down.
A: 信じられないかもしれないけど、2日間探しまくってたスマホ、ソファの裏から見つかったんだよ。
B: え、ほんとに?そこって何回も確認してなかったっけ?
A: 確認したよ!でもかなり奥に入り込んでたみたいでさ。今回は懐中電灯使ってやっと見つけた。
B: とにかくこれで謎が解けてよかったよ。部屋中ひっくり返してたもんね。
- You won’t believe this: 信じられないと思うけど(相手の驚きを前提に話を始めるときの定番フレーズ。カジュアルな導入表現)
- I thought you’d already ~: ~したと思ってた(仮定的な過去の思い込みを表す構文。”you’d” = “you had”)
- check: 確認する(基本動詞だが、”check there” のように「場所を確認する」という意味で使うのがポイント)
- like five times: 5回くらい(”like” はこの文脈で「だいたい」「~くらい」という意味の口語副詞として使われる)
- I did!: したよ!(”I did” は過去の行動を強調して反論・主張するときの一言返し。短いがネイティブ感ある)
- guess: たぶん~なんだろうね(ここでは “I guess” = 「私は思うに」「たぶん〜だろう」など推測・やんわりとした言い方)
- wedged in: 挟まっていた(”wedge” は「くさびを打ち込む」が原義で、”be wedged in” は「すき間にぎゅっと入り込んで動かない」状態)
- deep: 深く(位置や状況が「奥まっている」状態を表す。ここでは物理的に見つけにくい場所にあることを示す)
- flashlight: 懐中電灯(アメリカ英語で “torch” の意味。日常的な道具としてよく使われる)
- glad: うれしい(喜びや安心を表す形容詞。ここでは「安心した」の意味合いが強い)
- the mystery is over: 謎が解けた(直訳で「その謎は終わった」。ちょっとした紛失や問題に対して冗談っぽく「謎」と言うのはネイティブらしい言い回し)
- turn something upside down: ~をひっくり返す(比喩表現で、「探し物などで部屋をぐちゃぐちゃにする」状態を表す。文字通り「上下逆さにする」から転じた表現)
前置詞 behind|遅れて
遅れて
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’m behind the times.
私は時代遅れです。
The train is behind time due to earlier delays.
日本語訳: その列車は、先ほどの遅延のせいで定刻に遅れている。
解説: behind は前置詞で、”time”(定められた時刻)に対して「時間の後ろにある」状態を示します。behind time は「定刻より遅れている」という意味で、ややフォーマルな表現。due to は「〜のせいで」という意味の表現で、because of よりフォーマルに響き、書き言葉やアナウンスなどでよく用いられます。
A: Excuse me, is the 4:10 train to Sendai still coming? It’s already five minutes past.
B: Yes, it should be arriving soon. The train is behind time due to earlier delays on the line.
A: I see. Do you know approximately how late it’ll be?
B: Around ten minutes, give or take. We’ll make another announcement if anything changes.
A: すみません、仙台行きの4時10分の電車、まだ来ないんですか? もう5分過ぎてますよね。
B: はい、まもなく到着する予定です。その列車は、先ほどの遅延の影響で定刻より遅れてるんですよ。
A: そうなんですね。どのくらい遅れそうか、わかりますか?
B: おおよそ10分ほどですね。状況に変化があれば、またアナウンスしますね。
- train to ~: ~行きの電車(目的地を表す前置詞 to を使う定番表現。「行き先」そのものを指すときに使う)
- It’s already five minutes past: もう5分過ぎています(時間が予定より遅れていることを表現する自然な言い回し。”past” は本来は前置詞で「〜を過ぎて」という意味ですが、ここでは「five minutes past four(4時を5分過ぎた)」のような完全な時刻表現の一部が省略されており、副詞的に働いています。会話ではこのような省略が自然に行われます)
- should be arriving soon: まもなく到着するはずです(”should” による予測+”be ~ing” で「予定調和的な動きが進行中」のニュアンス)
- approximately: おおよそ(正確ではないがだいたいの数字を言うときの定番語。会話でもフォーマルでも使える)
- give or take: 前後(数値の「±」をカジュアルに表す口語表現。10分前後=10分くらいの誤差を含むという意味)
- make another announcement: 再度アナウンスする(駅や空港などで「お知らせする」の決まり文句)
- if anything changes: 何か変化があれば(”if” の典型的な用法。予定や状況の変化に言及する会話で頻出)
前置詞 behind|隠れて
隠れて
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
What’s that behind you?
あなたが後ろに隠しているのは何ですか?
Stop trying to hide behind your excuses and face the problem.
日本語訳: もう言い訳ばっかりしてないで、ちゃんと向き合いなよ。
解説: hide behind ~ は「~に隠れる/言い訳・態度で本心を隠す」ことを表す決まり文句で、behind の「見えない位置・本質を隠す」というコアイメージが活きています。face the problem は「問題に向き合う」という意味で、逃げずに正面から取り組む姿勢を表す定番表現です。この文全体は、他人のせいや状況のせいにせず、自分の課題と誠実に向き合うよう促すフレーズです。
A: Are you still putting off calling your mom back? She’s been worried sick.
B: Yeah, I know… I just don’t know what to say to her.
A: Stop trying to hide behind your excuses and face the problem. She’s your mother—just be honest.
B: You’re right. I’ll call her tonight before it gets any worse.
A: まだお母さんに電話返してないの?すごく心配してたよ。
B: うん、わかってるんだけど…なんて言ったらいいか分からなくて。
A: もう言い訳ばかりしてないで、ちゃんと向き合いなよ。母親なんだから、正直に話せばいいんだよ。B: うん、そうだよね。今夜電話するよ、これ以上こじれる前に。
- put off: 延期する(カジュアルな場面で「やろうと思ってたけど後回しにする」行動を表す定番表現。特にネガティブな先延ばしに使われる。気まずさや面倒くささから逃げて、タスクを机の隅に「押しやる」ようなイメージ)
- call (someone) back: ~に折り返し電話する(”back” が「戻る」ニュアンスを持ち、「電話をかけ直す」動作を表す句動詞)
- worried sick: 心配でたまらない(”sick” を比喩的に使った強調表現。「病気になるほど心配している」イメージ)
- just don’t know what to say: 何を言えばいいか分からない(戸惑いや気まずさをやんわり表現する英語らしい言い回し)
- She’s your mother: 君のお母さんなんだから(相手との関係性を強調する言い方。感情的な説得力を持たせる)
- be honest: 正直に言う(短くてもよく使われるアドバイス表現。「ありのままで話す」のニュアンス)
- before it gets any worse: これ以上悪くなる前に(事態が悪化する前の行動を促す自然な締め方)
前置詞 behind|支持
支持
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’m behind your decision.
あなたの決定を支持します。
No one’s ever been more behind me than you.
日本語訳: あなたほど私を支えてくれた人はいないよ。
解説: behind は「精神的・立場的な支え」を表し、この文では「私を支えてくれた度合い」を比較しています。more behind me than you は「あなた以上に味方になってくれた人はいない」という強い信頼と感謝の気持ちを自然に伝える言い方です。
A: I don’t say this enough, but… no one’s ever been more behind me than you.
B: Aww, that’s really sweet of you to say.
A: Seriously, through all the chaos this semester—you kept me grounded, proofread every paper, and even cooked when I forgot to eat. I don’t know how I would’ve survived without you.
B: Well, someone’s gotta make sure you eat, sleep… and occasionally shower.
A: なかなか言う機会なかったけどさ…あなたほど私を支えてくれた人っていないよ。
B: おお、そう言ってもらえるとすごく嬉しいな。
A: 本当に。今学期バタバタだったけど、あなたがいてくれたから落ち着いていられたし、レポートは全部校正してくれたし、私がご飯食べるの忘れてたときには作ってくれたりもして。あなたなしじゃどうなってたかわからない。
B: まあ、誰かがちゃんとご飯食べさせて、寝かせて…たまにはシャワーも浴びさせないとね。
- I don’t say this enough: こういうことってなかなか言えない(直訳は「これを十分には言っていない」。つまり「普段あまりこういうこと言ってないけど」という前置き表現。感謝や本音を伝えるときの定番フレーズで、丁寧に切り出すときによく使われる)
- That’s really sweet of you to say: そう言ってくれるなんて嬉しい(sweet は「優しい」「思いやりがある」の意味で、人の言葉や態度への反応としてよく使われる)
- through all the chaos: 混乱の中で(chaos は「混乱・ごたごた」で、日常会話でも物理的・精神的な混乱の両方に使える便利な語)
- you kept me grounded: 私を落ち着かせてくれた(keep someone grounded は「現実的でいさせる」「冷静でいさせる」の意味のイディオム)
- proofread: 校正する(文法・スペルなどをチェックする動詞。中級者以上なら覚えておきたい学習・仕事で頻出の動作語)
- I don’t know how I would’ve survived without you: 君なしでどうやって乗り切れてたかわからない(助けてくれたことに対する感謝を強調する定番表現)
- someone’s gotta make sure ~: 誰かがちゃんと~しないとね(gotta は have got to の短縮形で、「~しなくちゃ」の口語。make sure は「ちゃんと確認・管理する」)
- occasionally: たまには(頻度を表す副詞。口語では強調や冗談っぽく使われることも多い)
- shower: シャワーを浴びる(名詞だが、この文では「動詞」として使われており、「シャワーを浴びる」という動作そのものを表す。日常会話では “take a shower” を省略して、”shower” 単体で動詞的に使うのが一般的)