PRACTICAL USAGE L038|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!

👇こちらはLesson 038のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson038|前置詞 across
GRAMMAR AND VOCABULARY L038|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L038|前置詞 across|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L038|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:怒っているように聞こえたらごめんなさい、でも、どうしても私の言いたいことを理解してもらいたかったんです。私は健康と安全の問題を軽視しません。
I’m sorry if I came across as angry, but I needed to get my point across. I don’t take health and safety matters lightly.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

問題:怒っているように聞こえたらごめんなさい、でも、どうしても私の言いたいことを理解してもらいたかったんです。私は健康と安全の問題を軽視しません。
Sorry if I sounded upset, but I had to get my message across. I don’t take health and safety lightly.

解説: 模範解答は少し丁寧でフォーマルな印象があり、書き言葉や場面を選ぶ対話で使いやすい表現です。一方、ノエリアの解答はより口語的で、感情をやわらかく伝える日常的な会話に向いています。伝えたい内容が「要点」か「メッセージ全体」かという違いもあり、状況に応じて自然なほうを選ぶとよいでしょう。

I’m sorry if I came across as angry, but I needed to get my point across. I don’t take health and safety matters lightly.

  • come across as: ~のように見える/思われる(特に意図せずそう受け取られる場合に使う)
  • angry: 怒っている(ストレートな感情の語)
  • needed to: ~する必要があった(強い目的意識を示す)
  • get my point across: 自分の言いたいことを理解してもらう(point は「要点・主張」)
  • don’t take ~ lightly: ~を軽く見ない、重く受け止めている(seriously のやわらかい言い換え)
  • health and safety matters: 健康と安全に関する問題(matter はフォーマルな言い回し)

Sorry if I sounded upset, but I had to get my message across. I don’t take health and safety lightly.

  • sounded upset: 怒っているように「聞こえた」ことをやんわり表現。”angry” よりトーンが抑えめ。
  • had to: ~せざるを得なかった(”needed to” と同程度だがやや口語的)
  • get my message across: 自分の伝えたい「内容・全体」を相手に届ける(point より幅広いニュアンス)
  • health and safety: 健康と安全(まとめて一般的な話題として扱うときはこのままでもOK)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
Which of the following is true?
A. Liam criticized Ava for being too direct.
B. Ava regrets speaking up so strongly.
C. Liam supported Ava’s approach.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

同僚のリアムがエイヴァの熱意をねぎらう場面です。彼女の姿勢が職場に変化をもたらそうとしています。

Liam: You looked pretty intense in the meeting. Everything okay?
Ava: Yeah, I know… I just needed to make sure my concerns came across clearly.
Liam: They definitely did. I mean, you had charts, stats, and even safety protocols mapped out across the board.
Ava: Sorry if I sounded upset, but I had to get my message across. I don’t take health and safety lightly.
Liam: I get it. And honestly, I think everyone across the departments needed that wake-up call.
Ava: Thanks. I just didn’t want to let things slide until someone got hurt.
Liam: No, it’s better to speak up. People might resist at first, but your message will spread across the team eventually.
Ava: I hope so. Sometimes I wonder if I’m being too direct.
Liam: Direct isn’t a bad thing. And besides, I’d rather follow someone who takes responsibility seriously.
Ava: That means a lot, Liam. Really.

リアム: 会議でけっこう熱くなってたみたいだけど、大丈夫?
エイヴァ: うん、自覚はある…。でも自分の懸念がちゃんと伝わるようにしたかったの。
リアム: ちゃんと伝わってたよ。チャートも統計もあって、安全対策も全体にきちんと示されてたし。
エイヴァ: 怒ってるように聞こえてたらごめん。でも、どうしても言いたいことを伝えたかったの。私は健康と安全を軽く見たりしない。
リアム: わかるよ。むしろ全部署に向けていい刺激になったと思う。
エイヴァ: ありがとう。誰かが怪我するまで放っておくのは嫌だったの。
リアム: 声を上げたほうがいいよ。最初は反発があっても、君の想いはきっとチーム全体に伝わるから。
エイヴァ: そうだといいな。時々、自分が言い過ぎてないかって不安になるけど。
リアム: 言い過ぎなんかじゃないよ。責任感のある人の言葉なら、僕はついていきたい。
エイヴァ: そう言ってくれて嬉しい。ありがとう、リアム。

  • intense: 緊迫した/真剣な(感情や雰囲気が強く現れる状態。「You looked intense.」は「真剣な顔してたよ」といったニュアンス)
  • come across (as): ~のように見える/思われる(直訳は「向こう側に伝わってくる」。“意図せずにある印象を与える” という意味で使われ、性格や態度に対する印象を述べるときに自然な表現。「怒ってるように見えたかも」や「冷たく思われたらごめん」などの文脈で頻出)
  • across the board: 全体にわたって(直訳は「板の上を横切って」。ここでの board はスコアボードや掲示板のような一覧を意味し、「そこにあるすべての項目に影響が及ぶ」ことから「全体に適用される」「すべての部門・人・範囲にわたる」という意味で使われる。なお、取締役会などを意味する board(board members)とは語源は異なるが、どちらも「全体を統括する」ようなニュアンスを含むため、イメージが重なる場面もある)
  • wake-up call: 目を覚まさせる出来事/警鐘(比喩的表現で「気づくきっかけ」や「警告」として使われる)
  • let things slide: 物事を流してしまう/放っておく(そのままにして問題を見過ごすイディオム)
  • speak up: はっきり意見を言う/声を上げる(会議などでも頻出。勇気を持って主張するニュアンス)
  • spread across: ~全体に広がる(情報や影響が範囲にわたって届くイメージで使う)
  • too direct: 率直すぎる(”direct” はよい意味もあるが、”too” がつくとややネガティブに響く場合も)
  • follow someone: 人についていく/信頼して従う(リーダーシップや信頼を表す日常的な言い回し)
  • take responsibility seriously: 責任を真剣に受け止める(仕事の場面で評価を伝えるときによく使う構文)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

Which of the following is true?
A. Liam criticized Ava for being too direct.
B. Ava regrets speaking up so strongly.
C. Liam supported Ava’s approach.

答え
クリックすると答えが出ます。

C. Liam supported Ava’s approach.

Point

A. Liam criticized Ava for being too direct.(リアムはエイヴァを率直すぎると批判した)
LiamはAvaに対して批判的な態度を一切取っていません。むしろ “Direct isn’t a bad thing.”(率直なのは悪いことじゃない)と明言し、Avaの姿勢を肯定しています。さらに “I’d rather follow someone who takes responsibility seriously.”(責任感のある人についていきたい)と発言しており、彼女の率直さや責任感に敬意を示しています。”criticized” は「批判した」という強い語であり、この会話の文脈には当てはまりません。したがって、この選択肢は不正解です。

B. Ava regrets speaking up so strongly.(エイヴァは強く主張したことを後悔している)
Avaは “Sometimes I wonder if I’m being too direct.” と言っていますが、これは自分の態度について「時々考える」程度であり、後悔(regret)まではしていません。regret は「後悔する」という強い意味を持つ動詞で、この会話の文脈には当てはまりません。したがって、この選択肢は不正解です。

C. Liam supported Ava’s approach.(リアムはエイヴァのやり方を支持した)
LiamはAvaの発言を肯定し、“Direct isn’t a bad thing.” や “I’d rather follow someone who takes responsibility seriously.” といったフレーズを通して彼女の姿勢をはっきりと支持しています。support(支持する)はこの会話の要点を正確に表しています。したがって、この選択肢は正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • Direct isn’t a bad thing.: Avaの態度を肯定するLiamの言葉。supportの意図を示す。
  • I’d rather follow someone who takes responsibility seriously.: Avaの行動を称賛し、共感している表現。
  • Sometimes I wonder if I’m being too direct.: Avaの内省的な言葉だが、regretではない点に注意。

会話のテーマを理解すること
この会話では、Avaが会議で真剣に自分の意見を伝えたことに対して、Liamがその姿勢を評価し、共感を示すやりとりが中心です。テーマは「率直さと責任感のある態度への支持」であり、LiamがAvaのアプローチに対して明確な好意を示している点が重要です。選択肢は、微妙な言い回しの違いに注意を向けながら、発言の意図と態度の変化を正確に捉える必要があります。

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