PRACTICAL USAGE L039|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!

👇こちらはLesson 039のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson039|前置詞 beyond
GRAMMAR AND VOCABULARY L039|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L039|ラジオ英会話 Lesson039|前置詞 beyond|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L039|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:すばらしいデバイスですが、私の予算をはるかに超えています。だって、携帯電話に35万円?高いにもほどがあります。信じられません!
It’s an amazing device, but it’s well beyond my budget. I mean, ¥350,000 for a phone? That’s beyond expensive. It’s beyond belief!

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

問題:すばらしいデバイスですが、私の予算をはるかに超えています。だって、携帯電話に35万円?高いにもほどがあります。信じられません!
That’s a fantastic piece of tech, but it’s way beyond what I can afford. I mean, ¥350,000 for a phone? That’s just beyond reason.

解説: 模範解答は予算という金銭的な枠を客観的に示す表現で、少しフォーマルな印象があります。一方、ノエリア版は「自分の払える範囲」を主語にしていて、より個人的な驚きや無理感がにじむ表現です。また、「信じられない」という感想を、模範解答は事実や価格の高さそのものに向けており、ノエリア版はその価格設定の「理屈のなさ」や「納得のいかなさ」に焦点を当てています。どちらも日常的なシーンで使えますが、前者はやや説明的、後者は少し感情的・会話的なトーンです。

It’s an amazing device, but it’s well beyond my budget. I mean, ¥350,000 for a phone? That’s beyond expensive. It’s beyond belief!

  • amazing: すばらしい(強い肯定的評価)
  • well beyond: はるかに超えて(well は「かなり」「ずっと」といった意味で、beyond を強調する副詞的な使い方。やや丁寧で自然な口語表現)
  • my budget: 自分の予算(支払える金額の上限)
  • beyond expensive: 高いのレベルを超えている(「あり得ないほど高い」)
  • beyond belief: 信じられない(理屈や常識を超えた感情の強調)

That’s a fantastic piece of tech, but it’s way beyond what I can afford. I mean, ¥350,000 for a phone? That’s just beyond reason.

  • fantastic piece of tech: すごくいいガジェット(ややカジュアルでテック寄りな言い換え)
  • way beyond: はるかに超えて(beyond を強調する日常会話でよく使われる副詞。「way」は「ずっと・かなり」といった意味で、驚きやカジュアルな強調によく使われる。”well beyond” も同様に「かなり超えて」を意味しますが、こちらはやや丁寧・控えめでフォーマルな響きになります。)
  • what I can afford: 自分が払える範囲(予算というより、心理的・現実的な限界を表現)
  • beyond reason: 理屈では納得できない(価格の異常さ・納得感のなさに注目)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
Is Lena planning to upgrade her phone soon?
A. No, she finds her current phone reliable.
B. Yes, she barely uses half the features on it.
C. Not sure—she didn’t say.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

新しいスマホの話題で盛り上がるイーサンとリナ。新機能に胸を躍らせるイーサンと、実用重視のリナの温度差が印象的です。

Ethan: Did you see the specs on the new FoldX Pro? It folds both ways, has a built-in stylus, and the refresh rate is off the charts.
Lena: You know me, Ethan—I barely use half the features on my current phone. And it still works fine.
Ethan: Fair, but I can’t help geeking out over stuff like this. It’s just so… futuristic.
Lena: Mmhmm. Let me guess—you’re thinking of getting it?
Ethan: That’s a fantastic piece of tech, but it’s way beyond what I can afford. I mean, ¥350,000 for a phone? That’s just beyond reason.
Lena: I’ve been saying this for five years—phones are beyond overpriced and totally overhyped.
Ethan: I mean… you’re not wrong. But still, they keep making them shinier and smarter.
Lena: And people keep falling for it. Meanwhile, I’ll be here with my dusty but faithful five-year-old model that still takes calls and sends texts.

イーサン: 新しいFoldX Proのスペック見た?両方向に折りたためるし、スタイラス内蔵で、リフレッシュレートもヤバいよ。
レナ: 私のことわかってるでしょ、イーサン。今のスマホの機能でさえ半分も使ってないんだから。それでもちゃんと動いてるしね。
イーサン: まあそうだけど、こういうの見るとテンション上がっちゃうんだよね。未来っぽくてさ。
レナ: はいはい、つまり…買うつもりなんでしょ?
イーサン: あれは最高にクールなデバイスだけど、完全に僕の予算オーバーだよ。スマホに35万円?さすがに正気の沙汰じゃないって。
レナ: 私、もう5年前から言ってるよ。スマホって値段おかしいし、過大評価されすぎ。
イーサン: いや、確かにその通り。…でもさ、毎回ちょっとずつ進化して、つい欲しくなるんだよなぁ。
レナ: で、人は毎回まんまと引っかかるってわけ。私はこのまま、電話もメールもできる、ちょっと古くて愛着ある5年前のスマホで十分だわ。

  • specs: 仕様(specifications の略。製品の性能や機能を簡潔に指す表現)
  • folds: 折りたためる(fold は「折りたたむ」。デバイスが物理的に曲がる動作を表す)
  • built-in: 内蔵の(機能や部品が本体に組み込まれていること)
  • stylus: スタイラスペン(タッチスクリーン操作に使うペン型デバイス)
  • refresh rate: リフレッシュレート(ディスプレイが1秒間に何回更新されるかを示す)
  • off the charts: 桁外れの(charts は「ランキング表」や「数値の記録表」の意味。そこから「測定可能な範囲を超える」「グラフに収まらない」ほど高い・すごいという意味で、カジュアルに「異常に高い」「ずば抜けている」というニュアンスで使われます)
  • barely: かろうじて/ほとんど〜ない(必要最低限しかないという意味でよく使われる)
  • features: 機能(アプリやデバイスが持つ便利な性能や設定)
  • works fine: 普通に使える(機械などが特に問題なく動作していること)
  • fair: それも一理ある(相手の意見を一部受け入れるときに使うカジュアルな相槌。日本語の「フェア(公平・公正)」と語源は同じだが、”Fair.” と単独で使う場合は「なるほど」「まあ、そうかもね」といった軽い同意を示す言い回し。日本語の「フェアな試合」などの制度的な意味合いとは異なるニュアンス)
  • geeking out: テンションが上がる(特にオタク的に好きなものに夢中になる様子を表すスラング。もともと「geek」は「オタク・マニア」を意味する名詞だが、ここでは動詞として使われており、「夢中になって語る・興奮する」という意味になる)
  • futuristic: 未来的な(未来を感じさせるデザイン・技術を表す形容詞)
  • Let me guess: 当ててみようか(会話の流れで次の展開を軽く予測するときに使う決まり文句)
  • I’ve been saying this for ~: 〜年も前から言ってるよ(以前から一貫して主張してきたことを表す定番の言い回し)
  • overpriced: 値段が高すぎる(価格がその価値に見合っていないこと)
  • overhyped: 過大評価されている(実際の内容よりも騒がれていて期待外れのものに対して使う表現。hype は「誇大宣伝」や「大げさな持ち上げ」を意味し、特にメディアや広告で実態以上に盛り上げられている場合に使われる)
  • shinier: よりピカピカした(shiny の比較級。見た目の美しさや魅力を表現)
  • smarter: より賢くなった(smart の比較級。主にテクノロジー製品が進化している意味で使われる)
  • falling for it: つい信じてしまう(特にマーケティングや見た目に惹かれて買ってしまうことを指す。直訳は「それに引っかかる」「それに恋する」。fall for は「~に引っかかる/恋に落ちる」という句動詞で、ここでは「まんまと信じてしまう」ニュアンス)
  • dusty but faithful: 古いけど信頼できる(長年使っていて少し古びたが、まだ問題なく使えるものを表す表現。dusty は直訳で「ほこりをかぶった」だが、ここでは比喩的に「古びている」「時代遅れに見える」ことを示す。一方で faithful は「信頼できる」「裏切らない」という意味で、物にも使える親しみのある形容)
  • takes calls and sends texts: 通話とメッセージができる(スマホの基本機能を最低限使えている状態)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

Is Lena planning to upgrade her phone soon?
A. No, she finds her current phone reliable.
B. Yes, she barely uses half the features on it.
C. Not sure—she didn’t say.

答え
クリックすると答えが出ます。

A. No, she finds her current phone reliable.

Point

A. No, she finds her current phone reliable.(いいえ、今のスマホを信頼できると思っているから)
Lenaは「今のスマホの機能でさえ半分も使っていない」と述べ、その後「でもまだちゃんと動くしね」と現在のスマホに満足している様子を見せています。この “still works fine” が reliable(信頼できる)という選択肢にぴったり一致します。スマホの買い替えを検討している様子は全く見られないため、この選択肢が正解です。

B. Yes, she barely uses half the features on it.(はい、今のスマホの機能をほとんど使っていないから)
“barely uses half the features” は確かにLenaの発言ですが、それはスマホの買い替えを望んでいる理由ではなく、逆に「そんなに使わないから今のスマホで十分」という文脈です。この文では “barely” は「かろうじて〜する」という意味の副詞で、「機能を使いこなしていない」ことを表す一方で、その必要性を感じていないニュアンスも含まれています。したがって、この選択肢は不正解です。

C. Not sure—she didn’t say.(わからない。彼女は何も言っていない)
Lenaは「今のスマホで十分」と明確に述べており、スマホを買い替えるつもりはないと示唆しています。そのため、「言っていない」というこの選択肢は事実と異なり、不正解となります。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • still works fine: 現在のスマホが問題なく動くことを強調するフレーズで、信頼性(reliable)を示す根拠になります。
  • barely use half the features: 現在のスマホの多くの機能を使っていないことを表す表現。ただし、「だから買い替えたい」ではなく「それでも不満はない」文脈です。
  • You know me: 「私のことわかってるでしょ」という前置きで、自分の変わらないスタンスや価値観を強調する導入表現。

会話のテーマを理解すること
この会話では、Ethanが最新スマホのスペックに興奮する一方で、Lenaは「スマホの機能を使いこなせていないが、今の機種で十分」と冷静な立場を取っています。その対比を通して、Lenaがスマホの買い替えを考えていないことが明確に伝えられます。「信頼できる現行モデルで満足している」点が、解答の核となります。

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