👇こちらはLesson 043のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson043|前置詞 to③ ー そのほかの使い方
GRAMMAR AND VOCABULARY L043|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L043|前置詞 to③ ー そのほかの使い方|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L043|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|説明型オーバーラッピング
説明型オーバーラッピング
It is getting better.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
それはよくなりつつあります。
He’s staying optimistic despite everything.
日本語訳: あんな状況でも彼、前向きでい続けてるんだよ。
解説: 「He = optimistic(前向き)」という説明型関係に、”staying” を使って「その状態を保っている」ことを表しています。”stay” は be動詞に近い意味を持ちながら、「意識してそうであり続けている」という含みがあります。**進行形にすることで、今まさにその姿勢を保ち続けている印象が加わります。また、despite everything は「あらゆる困難にもかかわらず」を意味し、逆境に負けない強さを伝える表現です。
A: I ran into Marcus’s brother yesterday. He looked exhausted.
B: They’ve been taking turns staying with him at the hospital, so I’m not surprised.
A: And yet he’s staying optimistic despite everything. Can you believe that?
B: It’s unreal. I’d be losing it by now, but he’s somehow holding it together.
A: 昨日マーカスのお兄さんに会ったよ。すごく疲れてる感じだった。
B: 病院で交代で付き添ってるらしいからね。無理もないよ。
A: それでも本人は前向きでい続けてるんだって。信じられる?
B: 本当にすごいよね。自分だったらとっくにまいってると思う。
- run into: 偶然出くわす(予期せず誰かに会うこと。計画的な「会う」は “meet” や “see” を使うのに対し、”run into” は街中やイベントなどで偶然見かけるニュアンス)
- exhausted: へとへとに疲れた(”tired” より強い語で、「完全に消耗した」「クタクタになった」状態を表す)
- take turns: 交代で〜する(2人以上で順番に行動することを指す。親しい間柄や家族間でもよく使われる基本表現)
- stay with: (付き添って)一緒にいる(ここでは病院にいる家族に付き添って滞在する意味。単なる「泊まる」だけでなく「寄り添う」ニュアンスも含まれる)
- so I’m not surprised: だから驚かないよ(”so” によって前の文を受け、納得や共感を示す。会話の流れでよく使うフレーズ)
- and yet: それでもなお(逆接のつなぎ。予想外の展開を導く時に使われ、「なのに」「それなのに」のニュアンスを出す)
- can you believe that?: 信じられる?(相手に驚きや共感を促す決まり文句。感情を込めやすい語り口)
- It’s unreal: 現実とは思えない(驚きや感嘆を表すカジュアルな一言。”unreal” は文字通り「非現実的な」だが、口語では「信じられないほどすごい/ひどい」など文脈で幅広く使う)
- I’d be losing it: 私だったら耐えられない(”lose it” は感情が爆発する、取り乱すという意味の口語表現。ここでは仮定法で、自分なら冷静ではいられないという比喩的な言い回し)
- hold it together: 気を保つ/取り乱さずにいる(”together” は「まとまっている」状態。感情的にならず、冷静でいることを保つ比喩的な表現)
Reports like these are getting less frequent compared to last year.
日本語訳: こういった報告は去年に比べてだいぶ減ってきています。
解説: 「Reports like these = less frequent(こういう報告が少なくなってきている)」という説明型構文に、比較級構文を加えた形。compared to の比較対象があることで、変化の度合いが明確になります。
A: Do you think we still need the weekly review meetings?
B: Maybe not every week. The last few have felt kind of repetitive.
A: Reports like these are getting less frequent compared to last year, so the urgency isn’t really there anymore.
B: Fair point. We could shift to biweekly and focus on exceptions instead.
A: まだ週1でレビュー会議やる必要あると思う?
B: 毎週じゃなくてもいいかも。ここ数回はちょっと内容が重複してたし。
A: こういう報告も去年と比べると減ってきてるから、もうそこまで緊急性もないんだよね。
B: 確かにそうだね。隔週にして、例外的なことだけに絞って話し合うとかどう?
- review meeting: レビュー会議(「振り返りのための会議」。業務用語として一般的)
- maybe not: そうでもないかも(控えめな否定。断定を避けてやんわり意見を述べるときに便利)
- the last few: ここ数回(直訳は「最後のいくつか」。過去の最近のものを指すときによく使う省略表現)
- have felt: 感じられていた(現在完了形で「最近ずっと〜な感じがしていた」ことを表す)
- kind of: ちょっと/なんとなく(口語で「ある程度」や「ぼんやりしたニュアンス」を表す便利な表現)
- repetitive: 繰り返しが多い(形容詞。「repeat」から派生。退屈・単調というネガティブな含みを持つ)
- urgency: 緊急性(urgent「緊急の」から派生した名詞。ビジネス会話で重要なキーワード)
- isn’t really there: 実際にはそこまでない(”there is/are” 構文の否定形で、「〜があまり存在しない」の意味)
- anymore: もう〜ない(否定文で「以前はあったが今はない」という意味を加える副詞)
- fair point: もっともな意見(議論や意見に対して「確かにそうだね」と肯定的に返すネイティブらしいフレーズ)
- we could shift to: ~に移行するという選択肢もある(could を使って提案をやわらかく提示する丁寧な言い方)
- biweekly: 隔週の(2週間に1度。誤解されがちだが、ここでは「every two weeks」の意味)
- focus on: ~に集中する(「注意・関心を注ぐ」の基本動詞句。on は対象を明示する役割)
- exceptions: 例外(通常と違うケース。ルールの中での特殊な事例を表す語)
NoeLia Extra Examples|動詞から派生した形容詞
動詞から派生した形容詞
I’m so excited.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私はすごくわくわくしています。
I was completely drained after that meeting.
日本語訳: あの会議のあと、完全にくたくただったよ。
解説: drained は動詞 drain(消耗させる)から派生した形容詞で、「(人が)疲れ切っている」という意味になります。excited と同じく感情や状態を表す過去分詞形容詞の用法で、主語の状態にフォーカスしています。drained は「エネルギーを抜き取られた」ようなニュアンスを持ちます。
A: Did you catch what Mark said near the end?
B: Not really, I zoned out halfway through.
A: I was completely drained after that meeting. Just couldn’t absorb anything by then.
B: I get that. It was just information overload after a long day.
A: 最後のほうでマークが何か言ってたの、聞き取れた?
B: いや、途中から意識飛んでた。
A: あの会議のあと、完全にくたくただったの。もう頭に何も入らなかったよ。
B: わかるよ。あれは情報詰め込みすぎだったし、長い一日の最後じゃね。
- Did you catch ~?: ~聞き取れた?(”catch” は「捕まえる」以外に「理解する・聞き取る」の意味でカジュアルな会話でよく使われる)
- near the end: 終わり近くに(”near” は「~の近く」で、時間や場所どちらにも使える)
- Not really: そうでもない/あまり(カジュアルな否定返答。丁寧に断るときに便利)
- zone out: 意識が飛ぶ/ぼーっとする(zone は「区域・領域」という意味だが、”zone out” は「自分の意識のゾーンから出る」=集中力が切れて頭がどこかに行ってしまう状態を表す。授業中や会議中に使われがちで、ネイティブがよく使うカジュアルな表現)
- halfway through: ~の途中で(「途中まで進んだ状態」を表す便利なフレーズ)
- absorb: 吸収する(ここでは情報を「吸収=理解する」の意味で使用。勉強・会議などの文脈でよく出る)
- by then: その時点までには(”then” は「その時」なので、”by then” はそれまでのあるタイミングを指す表現)
- I get that.: わかるよ(”I understand” よりカジュアルで口語的。「共感する」ときに頻出)
- information overload: 情報過多(”overload” は本来「積みすぎ・負荷オーバー」で、情報量が多すぎて処理できない状態)
- after a long day: 長い一日のあとで(”a long day” は「疲れた日」「大変だった日」というニュアンスも含む)
I’m kind of bored being stuck at home all day.
日本語訳: 一日中家にいて、ちょっと退屈してきたかも。
解説: bored は bore(退屈させる)から派生した形容詞で、「退屈している」状態を表します。being stuck at home(家に閉じ込められている状態)との組み合わせで、日常的な文脈が自然に描かれています。
A: I was really looking forward to that hike today. The weather totally sabotaged our plan.
B: Tell me about it. I’m kind of bored being stuck at home all day.
A: Well, we could make it productive. How about finally tackling that storage closet?
B: Mmm… tempting. But how about we make some pancakes first and take it slow?
A: 今日のハイキング、すごく楽しみにしてたのにな。天気に完全に邪魔されたね。
B: ほんとそれ。一日中家にいるの、ちょっと退屈になってきたよ。
A: だったら有意義に使うのはどう?ずっと手つけてなかった収納クローゼット、そろそろ片付けようか?
B: うーん…それもいいけど、まずはホットケーキでも作って、ゆっくり始めよっか。
- sabotage: 台無しにする(もとは「妨害する・破壊する」意味の軍事用語だが、ここではカジュアルに「予定を潰す」といった意味で使われている)
- Tell me about it.: ほんとそれ(相手の不満や共感に強く同意するフレーズで、文字通りには「詳しく話して」だが、実際は「言われなくてもわかる」と共感する言い回し)
- be stuck: 動けない/閉じ込められている(”stuck” は「くっついて離れない・抜け出せない」状態を表し、”be stuck at home” は「家に缶詰め状態」を意味する)
- make it productive: 有意義にする(”productive” は「生産的な」、”make it” は「〜にする」。つまり「この時間を意味あるものに変える」ニュアンス)
- tackle: 取りかかる(もとは「タックルする」という激しい動作だが、ここでは「手ごわいものに真剣に取り組む」意味で使われている)
- storage closet: 収納クローゼット(”storage” は「保管・収納」、”closet” は「戸棚・クローゼット」。日常会話でよく出てくる組み合わせ)
- tempting: 魅力的な(「誘惑されそうな」「心をくすぐるような」の意味で、ちょっと迷いながらの「いいね」に近いニュアンスで使われる。”tempt” は「〜を誘惑する・その気にさせる」という動詞で、何かをしたくなる気持ちをそそることを表す)
- How about ~?: 〜はどう?(提案するときの定番表現。後に動名詞または名詞を続けて「〜してみない?」と軽く誘う)
- take it slow: ゆっくりやる(”take it slow” は「急がず、のんびりやる」というカジュアルな表現で、”take it easy” に近い落ち着いたニュアンス)