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ラジオ英会話 Lesson043|前置詞 to③ ー そのほかの使い方
GRAMMAR AND VOCABULARY L043|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L043|前置詞 to③ ー そのほかの使い方|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L043|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
前置詞 to|to the best of my knowledge
Key Sentenceto the best of my knowledge
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
To the best of my knowledge, most of her relatives live there.
私が知るかぎり、彼女の親戚のほとんどはそこに住んでいます。
Is this accurate, to the best of your knowledge?
日本語訳: 君の知ってる範囲で、これって正確なの?
解説: to the best of your knowledge は「あなたが知っている限りで」という控えめな確認表現で、質問文の中に組み込むことで相手の知識の範囲に配慮した丁寧な聞き方になります。accurate(正確な)はビジネスや技術的な文脈でもよく使われます。
A: So apparently, they’re moving out next month and heading to Spain.
B: That’s what I heard too, but it sounds kind of sudden.
A: Is this accurate, to the best of your knowledge? I don’t want to bring it up and make things awkward if it’s just a rumor.
B: Fair. I’ll text them later and find out directly, just to be sure.
A: なんかね、来月に引っ越してスペインに行くらしいよ。
B: 俺もそう聞いたけど、ちょっと急すぎるよな。
A: 君の知ってる範囲で、それって本当なの?噂だったらうっかり触れたくないし。
B: わかる。あとで直接本人に確認してみるよ。
- apparently: どうやら〜らしい(確証はないが見聞きした情報を伝えるときの便利な副詞。噂話や伝聞でよく使われる)
- moving out: 引っ越す(”move out” は「今の住居から出ていく」というニュアンス。特定の場所からの「退去」を強調)
- heading to ~: 〜に向かう(”head” を動詞として使った自然な言い回し。「物理的に向かう」だけでなく、「〜に行く予定」や「〜を目指す」感覚でも使われる)
- That’s what I heard too: 私もそう聞いたよ(カジュアルな同意表現。噂や情報を共有するときの定型句)
- kind of sudden: ちょっと急(”kind of” は「ちょっと」「まあまあ」の意味で、やわらかく主観を伝える表現。”sudden”(突然の)を和らげて伝えている)
- bring it up: (話題を)持ち出す/切り出す(会話の中で新しい話題や話しづらい内容を「持ち出す」こと。職場や人間関係でもよく使う)
- make things awkward: 気まずくする(”awkward” は「気まずい」「場がしらける」などの感覚を表す形容詞。”make things awkward” で「雰囲気を悪くする」)
- just a rumor: 単なる噂(”rumor” は「うわさ話」や「未確認の情報」。”just” をつけることで信憑性の低さを示す)
- Fair.: わかる/それももっとも(相手の言い分や懸念に対して短く同意する自然な返し。カジュアルだが誠実さもある)
- find out: 知る/調べてわかる(”know” よりも「情報を探して得る」ニュアンスが強く、意図的な確認行動を含む)
- just to be sure: 念のために(リスクを避ける・確認する・失敗しないために使う表現。とてもよく使われる口語句)
前置詞 to|限度
限度
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I agree with you to a certain extent.
あなたにある程度同意します。
You could say I agree, but only to a certain extent.
日本語訳: 同意してるって言えなくもないけど、あくまである程度ね。
解説: to a certain extent は「ある程度」という限定的な同意を表すフレーズで、to は「意見が届く限界=到達点」を示します。but only を加えることで「完全な賛成ではない」というニュアンスが際立ちます。could say ~ は「そうとも言える」という控えめな表現で、曖昧な賛成ややんわりした否定を伝えるのに便利です。you は「一般的な人」を指す仮の主語で、「そう言えなくもない」と距離を取った言い方になります。
A: She thinks long-distance relationships never work.
B: And you agree with that?
A: You could say I agree, but only to a certain extent. I mean, they’re hard, but not impossible.
B: Fair enough. I guess it depends on the people involved.
A: 彼女さ、遠距離恋愛って絶対うまくいかないって言ってるんだよね。
B: それ、あなたも同意なの?
A: 同意って言えなくもないけど、ある程度までかな。たしかに難しいけど、不可能ってわけじゃない。
B: なるほどね。まあ、それは人によるかもね。
- long-distance relationship: 遠距離恋愛(”long-distance” は物理的な距離を表す形容詞で、恋愛や走る競技などに使われる。relationship に付けて「遠く離れて続く恋愛関係」)
- never work: うまくいかない(”work” はここでは「機能する」「うまくいく」の意味で、恋愛や計画・方法についてよく使われる。否定で「絶対に無理」という強調になる)
- And you agree with that?: 君もそれに同意なの?(”agree with ~” は「〜に賛成する」。意見の一致を確認する表現で、語尾を上げて質問にするとニュアンスが軽くなる)
- I mean: つまりさ(口語で理由や補足を言うときの導入表現。会話をなめらかにつなげる重要なつなぎ語)
- hard: 難しい(恋愛や状況などが「大変・困難」という意味。人に対してではなく、状況の厳しさを表す)
- not impossible: 不可能ってわけじゃない(”not impossible” は「可能性ゼロではない」ことをやんわり示す控えめな肯定表現)
- Fair enough: なるほどね(相手の意見に納得したときに使う短く自然な同意表現。議論や意見交換でもよく使われる)
- I guess: たぶん〜かな(”guess” は「推測する」が基本だが、”I guess” は控えめな主張や同意を示すやわらかい表現)
- depend on ~: 〜による/〜次第(”depend on” は「〜に依存する」「〜に左右される」の意味で、条件付きの考えを示すときに便利な動詞句)
- people involved: 関わる人たち(”involved” は「関係している」「巻き込まれている」という意味で、”the people involved” は「関係者」「その当事者たち」を指す自然な表現)
前置詞 to|thanks to / look forward to ~
thanks to / look forward to ~
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Thanks to Aki, it is getting better.
アキのおかげで、それはよくなりつつあります。
Thanks to your help, we finished ahead of schedule.
日本語訳: 君の助けのおかげで、予定より早く終わったよ。
解説: thanks to ~ は「〜のおかげで」という原因・理由を表す前置詞句で、to が「感謝・結果の到達点」を示します。ahead of schedule は「予定より早く」という進行状況に関する自然な表現です。
A: By the way, thanks to your help, we finished ahead of schedule. I seriously thought we’d be stuck at school all night.
B: Oh wow, really? I didn’t think I did that much—I just moved a few tables.
A: You stepped in when we were short-handed. That made all the difference.
B: Well, I’m glad I could help then. It was actually kind of fun.
A: そうだ、君が手伝ってくれたおかげで予定より早く終わったよ。本気で徹夜コースかと思ってたのに。
B: え、ほんとに?そんなに何もしてないと思ったけど…机ちょっと動かしたくらいだし。
A: 人手が足りなかったときに入ってくれたからこそ助かったんだよ。それが大きかった。
B: そう言ってもらえると嬉しいな。意外と楽しかったしね。
- by the way: そういえば(話題を切り出すカジュアルなつなぎ表現。会話を柔らかく始める導入として頻出)
- I seriously thought ~: 本気で〜だと思ってた(”seriously” を加えることで「本気で」「冗談抜きで」の強調ができる)
- be stuck: 動けなくなる/立ち往生する(ここでは「学校にずっと残される羽目になる」という意味。”stuck at” の形でよく使う)
- all night: 一晩中(時間的な強調。勉強・作業・移動などの文脈で頻出)
- I didn’t think I did that much: そんなに何かしたとは思わなかった(”do that much” は「そんなに多くのことをする」という意味で、謙遜・控えめな反応として使われる)
- just: ただ〜だけ(”just” は軽さ・限定を表す副詞。会話では「〜しただけなのに」など控えめに言う時に便利)
- move (a few tables): (机を)動かす(”move” は単なる移動動作だけでなく、手伝い・作業の一環として日常動詞として重要)
- step in: 手を貸す/助けに入る(状況を見て助け舟を出す・割って入るときの自然なフレーズ。コアイメージは「必要な場面に一歩踏み込む・介入する」)
- short-handed: 人手不足の(”short” は不足・不足気味の意味を含む形容詞。”be short-handed” はチームや現場の状態を表す)
- make all the difference: 大きな違いを生む/決定的な助けになる(比喩表現で、行動や存在が結果に与える重要性を強調)
- I’m glad I could help: 手伝えてよかった(感謝に対する丁寧な返答として非常によく使われる。could は「〜できた」の丁寧・控えめな過去形で、「そのとき助けることができてよかった」という意味になる)
- kind of fun: まあまあ楽しかった/意外と楽しかった(”kind of” は「ちょっと」「意外と」を表すやわらかい口語副詞。会話にトーンの自然さを加える)
前置詞 to|to one’s+感情
to one’s+感情
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
It is not yet to my satisfaction.
それはまだ私が満足のできるレベルではありません。
I can’t say the outcome was entirely to my liking.
日本語訳: その結果が完全に気に入ったとは言えないかな。
解説: to my liking は「自分の好みに合っている」の意味で、to が「感情が向かう評価の到達点」を示します。can’t say entirely ~ の構文は「全面的な賛同を避けつつやんわり否定する」場面でよく使われます。outcome は「結果」、entirely は「完全に」という意味です。
A: I still think your entry deserved a higher score. The judges totally overlooked the subtlety in your design.
B: That means a lot—thank you.
A: I mean it. Compared to some of the finalists, yours had way more originality.
B: I can’t say the outcome was entirely to my liking, but hearing that makes it sting a little less.
A: それでもやっぱり、君の作品はもっと評価されるべきだったよ。あの繊細なデザイン、審査員に見過ごされたね。
B: そう言ってくれると嬉しい。ありがとう。
A: 本気で思ってるよ。ファイナリストの中には、正直君の方がオリジナリティあったし。
B: 結果に完全に満足してるとは言えないけど…そう言ってもらえると、ちょっと救われるよ。
- entry: 作品/応募作(コンテストや展示などに提出する「出品物・応募作品」の意味。動詞の “enter” から派生)
- deserve: 値する(努力・実力に対して「〜にふさわしい」と評価されるときに使う)
- score: 得点/評価(テスト・試合・コンテストなど、数値的・相対的評価の文脈で使われる)
- overlook: 見落とす/見過ごす(本来は見るべき・評価すべきものを「気づかずに通り過ぎる」意味)
- subtlety: 繊細さ/微妙なニュアンス(”subtle” の名詞形。感覚的・構造的に「目立たないが深い特徴」を指す)
- that means a lot: それはすごくうれしい/ありがたい(感謝や感動を表す自然な口語表現。心に響いたことを伝える)
- I mean it: 本気で言ってるよ(軽い言葉に聞こえたかもしれない相手に対して「本音だよ」と補強する表現)
- compared to ~: 〜と比べて(比べる対象を明確にしながら評価や感想を述べるときに使う)
- finalist: 最終候補者/ファイナリスト(選考・コンテストなどで「最後まで残った人・作品」)
- originality: 独自性/独創性(アイデアや作品などが他と違うこと。creative と合わせてよく使われる名詞)
- make it sting less: 悔しさがやわらぐ(”sting” は「チクリと痛む」ことを感情にも比喩的に使う。ここでは「結果への悔しさ」が少し癒される感覚)
前置詞 to|・・・まで残り〜
・・・まで残り〜
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
It’s ten to one. Time for lunch!
1時10分前。昼ごはんの時間だ!
It’s still twenty minutes to the movie. No rush.
日本語訳: 映画までまだ20分あるよ。急がなくて大丈夫。
解説: twenty minutes to the movie は「映画開始まであと20分」という意味で、to が「出来事という時間的な到達点」を指しています。no rush は「焦らなくていいよ」という軽い口語表現で、友人との会話などでよく使われます。
A: Sorry I kept you waiting. The train was running behind schedule.
B: It’s still twenty minutes to the movie. No rush at all.
A: I’m glad to hear that. I was worried I’d kept you standing around too long.
B: Not at all. I found a quiet spot and caught up on some reading while I waited.
A: 待たせちゃってごめんね。電車、ちょっと遅れてたんだ。
B: 映画までまだ20分あるし、全然急がなくて大丈夫だよ。
A: それ聞いて安心した。ずっと立たせちゃったかなって心配だったんだ。
B: 全然だよ。静かな場所を見つけて、待ってる間に読書してたから。
- Sorry I kept you waiting: 待たせちゃってごめんね(”keep 人 waiting” は「人を待たせる」の自然な定型表現。謝罪時に頻出)
- run behind schedule: 予定より遅れている(”run” を「進行する」の意味で使い、「スケジュールより遅れている」ことを自然に表現するフレーズ)
- I’m glad to hear that: それを聞いて安心した/うれしい(相手の配慮や好意的な言葉に対して感謝や安堵を返す定型句)
- I was worried (that) ~: 〜じゃないかと心配してた(”worried” は「懸念する」気持ちを表す。文中で that 節を使って理由を具体化)
- keep 人 standing around: 人を立たせたままにする(”keep” + 人 + ~ing の形で「〜させたままにする」。”standing around” は「立って待っている」状態を自然に表す)
- Not at all: 全然そんなことないよ(相手の謝罪や遠慮に対する、丁寧で柔らかい否定表現。ネイティブがよく使う)
- find a quiet spot: 静かな場所を見つける(”spot” はカジュアルな「場所」。”quiet spot” は騒がしくない落ち着いた場所の意味)
- catch up on ~: (たまっていたことを)片付ける/取り戻す(ここでは「読書に追いつく・集中する」という意味で、時間を有効活用するニュアンス)
- reading: 読書(”catch up on some reading” の形で、「たまっていた読み物に集中する」自然な表現)