👇こちらはLesson 048のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson048|前置詞 for④ 一 範囲限定
GRAMMAR AND VOCABULARY L048|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L048|前置詞 for④ 一 範囲限定|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L048|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|大きなwh語
大きなwh語
How long were you the host for the program, again?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
改めての質問ですが、あなたはどれくらいの間この番組の司会者だったのですか?
How much longer are we supposed to wait in silence like this?
日本語訳: このまま黙って、あとどれぐらい待てばいいの?
解説: “How much longer” は「あとどれぐらい長く」という時間の長さをたずねる大きなwh語です。“are we supposed to…” は「〜することになっている」だけでなく、不満や皮肉もにじませられる表現。“in silence like this” によって、黙っていることへの不満が伝わります。
A: You’d think someone would at least give us an update.
B: Yeah, just a “Sorry for the delay” would go a long way.
A: How much longer are we supposed to wait in silence like this?
B: Honestly? I stopped expecting answers about twenty minutes ago.
A: 誰か一言くらい、進捗とか伝えてくれてもいいと思わない?
B: そうそう。「遅れてます」だけでも全然違うのにね。
A: このまま黙って、あとどれぐらい待てばいいの?
B: 正直なところ、もう20分前には諦めてたよ、説明来るの。
- You’d think〜: 〜だと思うでしょ(直訳は「あなたなら〜と思うだろうに」。実際には「〜なのが当然では?」とやんわり不満や驚きを込めて述べる表現)
- give us an update: 進捗を教える(“update”は元々「更新」の意味だが、日常会話では「今どうなってるかを教えて」の意味でよく使われる)
- just: ただ〜するだけで(”just” は「たったそれだけで十分」と強調したいときによく使われる)
- go a long way: かなり役に立つ/大きな効果がある(直訳は「長い道のりを行く」だが、「少しの行動でも長く続く良い影響がある」という比喩表現)
- in silence: 静かに/沈黙のままで(”silence” は名詞で「無言の状態」。”in silence” で「何も言わずに」「黙って」という意味)
- Honestly?: 正直に言うと?(疑問形で使うと「本当にそう思ってるの?」「マジで?」という驚きや確認のニュアンスを込められる。会話のテンポを変えたり、本音を引き出す導入としても定番の一言)
- I stopped expecting〜: 〜を期待するのをやめた(”stop” の後に動名詞を続けることで「〜するのをやめる」という意味になる定番構文。”expecting answers” は「返事・説明を期待する」の意。中学英語で習う基本構文だが、意味のまとまりを自然に作れると一気にネイティブらしい語感に近づく。特に “stop expecting” のように抽象動作+目的語の形で使えると表現の幅が広がる)
How far into the book did you get before you gave up?
日本語訳: その本、どこまで読んでから挫折したの?
解説: “How far into the book” は「どこまで〜に入り込んだか」という距離の感覚を使った大きなwh語で、読書の進み具合を自然にたずねる表現です。“into” によって「本の中に入り込んでいく」感覚が出ていて、意外と気づきにくい英語らしさがあります。
A: I gave it another shot last night, you know, really tried to focus. But nope—still totally lost.
B: Wait, you mean Reflections on the Weight of Thought? That thing?
A: How far into the book did you get before you gave up? I swear, by page 10 my brain was already filing for early retirement.
B: Same. I think I blacked out around the part where it said “awareness is a mirror with no frame.” Like… what?
A: 昨日の夜、もう一回ちゃんと読もうとしたんだけどさ、集中しても全然ダメだった。
B: え、それって『思考の重みについての省察』のこと?あの本?
A: どこまで読んでギブアップした? 俺、10ページで脳みそが早期退職願い出してたわ。
B: わかる。私は「意識とは枠のない鏡である」とか書いてあるあたりで意識飛んだ。は?ってなったもん。
- give it another shot: もう一度試す(”shot” は「試み」の意味。”give it a shot” で「やってみる」という定番口語表現。”another” を加えることで「再挑戦」のニュアンスに)
- really try to ~: 本気で〜しようとする(”really” で強調し、”try to” は「努力して〜する」という意志のこもった動作)
- focus: 集中する(学習場面では基本語だが、意識して何かに取り組むときの口語使用も頻出)
- still totally lost: それでもまったくわからない(”lost” は「迷っている」以外にも「理解できない」「置いてけぼりを食らう」という意味で会話でよく使われる)
- Wait, you mean ~?: えっ、それって〜のこと?(会話の中で確認・驚きを自然に表す口語の導入句。文頭の”Wait”はカジュアルな会話で流れを止めて注意を引く)
- that thing: あの本(”thing” は軽いトーンで、わざとざっくりした言い方をすることで「よくわからないもの」「お堅いもの」をちょっとバカっぽく指すときに使われる)
- swear: 本当に〜だよ、誓って言うけど(ここでは強い実感や不満をカジュアルに言うときに使われる)
- my brain was filing for early retirement: 脳みそが早期退職願いを出してた(比喩表現。”file for retirement” は通常「退職を届け出る」だが、”my brain” に当てはめることでユーモラスに「脳がもう無理」と伝える)
- same: わかる/同じ(若者のカジュアル表現。”I feel the same way” の省略)
- black out: 意識が飛ぶ(文字通りの意味に加え、会話では「頭が真っ白になる」「ついていけなくなる」感覚にも使われる)
- awareness is a mirror with no frame: 意識は枠のない鏡である(哲学的で抽象的な言い回し。こうした文が「理解できない難解な部分」の例として扱われている)
- Like… what?: は?どういうこと?(”Like” を文頭に置いて、戸惑いやツッコミを入れるカジュアルな反応。”what?” だけではなく、”Like… what?” にすることで困惑のニュアンスがやや演出される)
NoeLia Extra Examples|wh節
wh節
I’ll tell you what my Uncle Barry told me.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
おじのバリーが私に言ったことをあなたに言います。
She ended up doing exactly what she swore she’d never do.
日本語訳: 結局、彼女は「絶対やらない」って誓ってたことをやっちゃったよ。
解説: “what she swore she’d never do” がwh節で、「彼女がやらないと誓っていたこと」を指しています。”end up doing” は結果的に〜するという自然なフレーズで、予想外の展開を語る時によく使われます。”swear” は「誓う」という強い意志を表す動詞で、”swear I’ll never〜” の形で「絶対やらない」と強調する言い方になります。
A: Did you hear what happened with Chloe last weekend?
B: Yeah, she ended up doing exactly what she swore she’d never do—she texted Marcus at 2am.
A: No way. After that whole “I’ve moved on” speech?
B: I know. Breakups turn us all into walking contradictions.
A: クロエの週末の話、聞いた?
B: うん、結局あの子、絶対やらないって言ってたことやったんだよ。夜中の2時にマーカスにメッセージ送ったって。
A: え、あの「もう吹っ切れた」って大演説のあとに?
B: ほんと、失恋すると人って矛盾のかたまりになるよね。
- Did you hear what happened (with〜)?: 〜に何があったか聞いた?(話の導入によく使われる定番フレーズ。”with” をつけて「〜に関して」の意味にするのが自然な言い回し)
- text: メッセージを送る(ここでは動詞として使用され、「テキストメッセージを送る」という意味。日常会話では頻出動詞だが、学習者が見落としがちな使用法)
- after that whole〜 speech: あの〜の大演説のあとに(”that whole ~ speech” は「大げさに語ったあの話」といった皮肉や軽いツッコミを込めた言い方)
- I know.: だよね/わかる(共感や同意を示すシンプルかつ非常に口語的な一言。文頭で使われると、会話のテンポを自然につなぐ)
- walking contradiction: 歩く矛盾(直訳だが、比喩表現として「言ってることとやってることが矛盾してる人」をユーモラスに表現するフレーズ)
You should’ve heard what he called me when he thought I wasn’t listening.
日本語訳: 私が聞いてないと思ってたときに、あいつが私のこと何て呼んだか、聞かせたかったよ。
解説: “what he called me” がwh節として目的語になっています。ここでは過去形に仮定法(should’ve heard)を合わせて、「もし聞いてたら驚いたよ」というニュアンスに。”when he thought I wasn’t listening” が皮肉っぽさを加えていて、リアルな会話に近い構造です。
A: The drinks were fine, but the small talk? Painful. Everyone just kept complaining.
B: Yeah, that group always turns into a therapy session after two beers.
A: You should’ve heard what he called me when he thought I wasn’t listening.
B: Oh no. What now? Something classy, like “Mr. Perfect GPA”?
A: 飲み会自体は普通によかったんだけど、会話が地獄。みんな愚痴ばっかでさ。
B: わかる、あのメンツってビール2杯目くらいから急に愚痴大会になるよね。
A: 俺が聞いてないと思ってたのか、あいつが俺のことなんて呼んだと思う?
B: え、なに?また「成績完璧くん」とか言われた?
- small talk: 世間話(初対面の人や知り合い同士で交わされる軽い雑談。deep talk や real talk とは対照的に、天気や仕事など無難な話題に使われる)
- painful: つらい/しんどい(ここでは身体的な「痛い」ではなく、「精神的につらい・耐えがたい」という意味の口語的な形容詞)
- complain: 文句を言う(基本単語だが口語では「愚痴る・不満をこぼす」の意味で非常によく使われる動詞)
- that group: あのグループ(特定の人たちを指して “that” を使うと、話し手と聞き手の両方がよく知っている共通の人物を指す)
- turn into: ~に変わる/なる(”turn” は「向きを変える」から派生して「状態が変化する」ことを表す。カジュアルな会話で「〜化する」という意味で使われる)
- therapy session: カウンセリングみたいな時間(直訳は「心理療法のセッション」だが、ここでは皮肉を込めて「愚痴の聞き役になる時間」という意味で使われている比喩表現)
- Oh no. What now?: えー、また何?(”What now?” は「今度は何?」という意味で、うんざり・呆れ・半笑いなど感情に幅がある口語的フレーズ)
- Something classy, like 〜?: また上品なやつ?たとえば〜とか(”classy” は「上品な、洗練された」の意味だが、ここでは皮肉っぽく「妙に気取った(あだ名)」という意味で使われている)
- Mr. Perfect GPA: 成績完璧くん(”GPA” はアメリカの成績評価制度 “Grade Point Average” の略で、”Perfect GPA” は成績がオールAで満点ということ。ここでは「真面目すぎて面白くない優等生」という意味を込めたあだ名で、”Mr.” をつけて皮肉っぽく呼んでいる)