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ラジオ英会話 Lesson048|前置詞 for④ 一 範囲限定
GRAMMAR AND VOCABULARY L048|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L048|前置詞 for④ 一 範囲限定|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L048|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
前置詞 for|範囲
Key Sentence範囲
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I was on the show for about two years.
私はこの番組に2年くらい出ていました。
I’ll be staying with my cousin for a couple of nights.
日本語訳: いとこの家に2、3泊する予定なんだ。
解説: 「for」は「ある期間にわたって」という範囲の意味を持ち、この文では「2~3泊」にその滞在が限定されていることを示します。”a couple of” は「2~3の」くらいの曖昧な数量をやわらかく伝える表現で、会話で頻出します。”I’ll be staying” は未来の予定をやんわり伝える表現で、堅くなりすぎず自然です。
A: So you’re not coming to the game this weekend?
B: Nah, I’ll be staying with my cousin for a couple of nights. Thought a change of scenery might do me some good.
A: Makes sense. You’ve been running on fumes lately.
B: Exactly. Just hoping a couple of quiet days will help me reset.
A: じゃあ今週末の試合、来ないの?
B: うん、いとこの家に2〜3泊する予定。ちょっと環境変えてリフレッシュしようかなって思ってさ。
A: それいいかもね。最近けっこう疲れ切ってたし。
B: でしょ?静かなところで少し休めば、リセットできるかなと思って。
- Nah: いや/ううん(”No” をさらにくだけたカジュアル表現。若者の日常会話では非常によく使われる)
- a change of scenery: 環境を変えること/気分転換(直訳は「風景の変化」だが、「いつもと違う場所に行くことでリフレッシュする」という比喩的表現)
- might do me some good: 自分にとってよい効果がありそう(”do good” は「良いことをする」だが、この文では「自分によい効果をもたらす」という意味で使われており、日常会話に頻出する口語構文)
- Makes sense: なるほどね/そりゃそうだ(相手の言っていることに納得したときの定番リアクション。非常に汎用性が高い)
- running on fumes: 限界状態で動いている(直訳は「ガス欠寸前で走っている」。“fumes” は「燃えかすから出る煙」や「揮発性のガス」のこと。”run on fumes” は本来、車がほとんど燃料がない状態でかろうじて走っている様子を表しますが、比喩的に「エネルギーが尽きかけているのに何とか動いている=疲れ切っている」状態を意味します。ネイティブの口語表現として非常にリアルで自然)
- quiet days: 静かな日々(”quiet” は「音が静か」だけでなく「落ち着いた・穏やかな」という意味もあり、休息を連想させる)
- help me reset: 気持ちをリセットするのを助ける(”reset” はもともと「再設定する」だが、日常会話では「気分や生活を立て直す」などの意味で比喩的に使われる)
前置詞 for|範囲2
範囲2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’ve lived in Japan for almost five years.
私はほぼ5年間日本に住んでいます。
For three nights straight, I could barely sleep.
日本語訳: ここ三日三晩、ほとんど眠れなかったんだ。
解説: 「for+期間」で「ある一定の時間がずっと続いた」ことを表します。ここでは「three nights straight(3晩連続)」で不眠の継続を強調し、”could barely sleep” という控えめな表現がリアルな疲労感をにじませています。”straight” は「途切れずに続いて」の意味で口語的によく使われます。
A: Hey, I’m sorry if I’ve seemed out of it lately. For three nights straight, I could barely sleep.
B: Oh no, that sounds awful. Is it stress or something else?
A: Mostly stress, yeah. My mind just won’t switch off once I get into bed.
B: Maybe you should try winding down earlier. No screens an hour before sleep really helped me.
A: 最近ちょっとボーッとしてたかも。気づいてたらごめんね。ここ三晩、ほとんど眠れなくてさ。
B: えっ、それはつらいね。ストレス?他になんかあったの?
A: うん、だいたいストレス。ベッドに入ると頭が休まらなくて。
B: だったら寝る前にもっとリラックスしてみたら?私は画面見ないようにしたら、けっこう寝つきよくなったよ。
- sorry if I’ve seemed out of it: 最近ちょっとぼーっとしてたかも(”out of it” は「集中できてない」「ぼーっとしてる」「様子がおかしい」など、注意散漫な状態を表す口語的な表現)
- that sounds awful: それはつらいね(”awful” は「ひどい」「つらい」を表すカジュアルな反応語。共感や同情を込めた定番リアクション)
- my mind won’t switch off: 頭が休まらない(”switch off” は機械の電源を切る意味から派生して、「思考を止める」「リラックスする」意味で比喩的に使われる)
- get into bed: ベッドに入る(”go to bed” よりも物理的に「ベッドに入る」動作に焦点を置く表現で、夜のルーティンを語るときによく使われる)
- winding down: 徐々に気持ちを落ち着ける/リラックスする(”wind down” は「巻かれていたものがゆるむ」イメージで、活動を終えてリラックスモードに入ることを表す)
- no screens: 画面を見ない(”screens” はスマホやPC、タブレットなどの総称として使われる現代的な日常語。複数形で使うのが自然)
- really helped me: 私にはすごく効いた(”help” は「助ける」だけでなく、「効果がある」「役立つ」という意味でも使われる。具体例に基づくアドバイスの言い回しとして頻出)
前置詞 for|範囲3
範囲3
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He’s huge for his age.
彼は年の割にはすごく大きい。
You handled that pretty well for someone with no experience.
日本語訳: 経験ないのに、かなりうまくやったね。
解説: 「for someone with no experience」は、「未経験者という範囲においては」という意味で、期待される能力の枠を限定して評価する表現です。ここではその範囲を大きく超えて「うまくやった」という驚きや称賛がこもっています。handle は「うまく対処する」「処理する」の意で、ビジネスでも日常でも使われる実用語。
A: That client meeting went surprisingly smooth. You didn’t even seem nervous.
B: Thanks. But really, you’re the one who kept things from going off the rails.
A: You handled that pretty well for someone with no experience. Seriously, the way you explained the proposal was spot on.
B: I was just trying not to mess anything up. But hey, it looks like they were impressed, so I’ll take it.
A: クライアントとの打ち合わせ、思ったよりスムーズだったね。全然緊張してるように見えなかったよ。
B: ありがと。でも、実際に場を崩さずに回してくれたのは君だよ。
A: 君、経験ないのにすごくうまくやってたよ。提案の説明もめちゃくちゃ的確だったし。
B: とにかく失敗しないようにって必死だったけど、まあ相手の反応悪くなかったし、それで良しとするよ。
- went surprisingly smooth: 思ったよりスムーズに進んだ(“go smooth” は「順調に進む」という口語表現。”surprisingly” で「意外にも」のニュアンスを加えることで、予想以上の結果をやわらかく伝えている)
- Thanks. But really, you’re the one who…: ありがと。でも実際にやってたのは君だよ(“you’re the one who〜” は「実際に〜したのは君のほう」という、相手に功績を返す自然な褒め返しのフレーズ)
- kept things from going off the rails: 物事が脱線するのを防いだ(“go off the rails” は比喩で「計画や進行が大きく崩れる」こと。会議やプロジェクトの混乱を避けたことを評価する定番表現)
- spot on: ぴったり/的確(直訳は「まさにその場所(spot)に命中している」というイメージ。”on” は「その上に正確に」というニュアンスを持ち、例えば射撃や地図上のポイントに正確に当たった状態を表します。そこから転じて、発言・判断・説明などが「完璧に的を射ている」「まさにその通り」という意味のカジュアルな褒め言葉として使われます。イギリス英語発祥で、アメリカ英語でも口語で使われるようになっています)
- just trying not to mess anything up: ただ何も台無しにしないようにしてただけ(“mess up” は「しくじる/ダメにする」の口語表現。”try not to〜” は「〜しないように頑張る」という控えめな努力の言い方)
- looks like they were impressed: 彼ら、感心してたっぽいよ(“looks like” は「〜みたいだね」と推測をやわらかく伝える定番表現。”be impressed” は「感心する/いい印象を持つ」)
前置詞 for|範囲4
範囲4
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’m responsible for quality control.
私は品質管理担当です。
Am I really responsible for all of this paperwork?
日本語訳: この書類全部、ほんとに私の担当なの?
解説: 「for all of this paperwork」は、担当範囲を表す for の用法で、ここでは大量の業務への責任が本当に自分にあるのかを疑問視しています。”responsible for” は責任の所在を明確にする基本表現で、”really” を加えることで驚きや不満のニュアンスを自然に伝えています。
A: Hey, I just opened my inbox, and it’s flooded with forms and reports. Am I really responsible for all of this paperwork?
B: Yeah, Paul said you’re the main point of contact this quarter. I thought he told you.
A: He mentioned something vaguely, but I didn’t expect this mountain.
B: Welcome to the club. I’ve been dealing with it for two years straight.
A: 今朝メール開いたら、書類と報告書でパンパンだったんだけど。この書類全部、ほんとに俺の担当なの?
B: うん、今期はあなたがメインの担当ってポールが言ってたよ。彼から聞いてなかった?
A: なんかそれっぽいことは言ってたけど、まさかこんな山とは思わなかった。
B: はい、書類に追われるチームへようこそ。私なんてもう2年間この仕事してるからね。
- inbox: 受信箱(特にメールの受信箱を指すが、ビジネス英語では「仕事が詰まっている状態」を比喩的にも示す)
- be flooded with ~: ~であふれている(flooded は「洪水のように押し寄せる」の意味から「大量に届く」ことを表す比喩的表現)
- form: 書類/申請書(業務における標準的な書類。電子でも紙でも可)
- report: 報告書(内容を記録し伝える文書。ビジネスメールでは頻出)
- paperwork: 書類仕事(物理的な紙に限らず、メールやデジタル文書による事務作業全般も含む語)
- point of contact: 担当窓口(部門や業務上のやりとりを一手に引き受ける責任者を指す表現)
- this quarter: 今四半期(ビジネスでは1年を4分割した期間で、”Q1, Q2″などとも言う。会話でも普通に使われる)
- vaguely: なんとなく/あいまいに(記憶や言い方がはっきりしない様子を表す。日常会話で頻出)
- this mountain: この山のような量(“mountain” を比喩的に使って、大量のタスクや書類の圧迫感を表現)
- Welcome to the club.: ようこそ仲間入り(自分と同じ大変な状況に他人が巻き込まれたときの、軽い皮肉と共感を込めた定番フレーズ。”club” は実際のクラブではなく、「同じ境遇の人たちの集まり」という比喩で使われており、状況に応じて「書類に追われる人の会」「育児で寝不足の会」「腰痛持ちの会」など、共通の苦労や経験をくすっと笑って共有する感覚で使える便利な言い回しです)
- deal with ~: ~を処理する/対応する(問題や大量のタスクに取り組む意味で、仕事・日常問わずよく使われる)
- for two years straight: 2年連続で(“straight” を加えることで「休みなしに」「続けてずっと」のニュアンスが出る)
前置詞 for|範囲5
範囲5
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
For more information, call us at xxx-xxxx.
さらに詳しい情報については、XXX-XXXXにお電話ください。
For the contact info, just scroll down to the bottom of the page.
日本語訳: 連絡先はページの一番下までスクロールすれば出てくるよ。
解説: 「for the contact info」は「連絡先に関して」という範囲の示し方で、ユーザーが何を探してどこを見ればよいかを限定しています。”scroll down” という動作の目的対象を自然にforが導いており、Webやアプリの操作においてよく使われる案内の言い回しです。
A: I can’t find their phone number anywhere on this website.
B: For the contact info, just scroll down to the bottom of the page.
A: Ah—there it is! Why do they make it so hard to spot?
B: Probably to avoid too many calls and force people to use the online form.
A: このサイト、電話番号どこにも載ってなくない?
B: 連絡先はページの一番下までスクロールすれば出てくるよ。
A: あっ、ほんとだ!なんでこんな見つけにくくするんだろ。
B: たぶん電話を減らして、フォームで済ませさせたいんじゃない?
- there it is!: あった!(探していたものを見つけたときに使う決まり文句。子どもから大人まで使う万能フレーズ)
- spot: 見つける(ここでは「見つける」「気づく」の意味の動詞として使われている。元々は名詞で「場所」)
- make it so hard to spot: 見つけづらくする(”make it + 形容詞 + to 動詞” の形で「〜するのを〜な状態にする」)
- to avoid: 避けるために(“to + 動詞” は目的を表す定番構文。avoid は「避ける/回避する」の動詞)
- too many calls: 電話が多すぎること(“too many”は可算名詞の前に置き、「多すぎる〜」という意味。数量の過剰さを表す)
- force (people) to use: (人に)使わせる/強いる(“force 人 to 動詞”で「無理に〜させる」。やや強めの表現)