PRACTICAL USAGE L048|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!

👇こちらはLesson 048のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson048|前置詞 for④ 一 範囲限定
GRAMMAR AND VOCABULARY L048|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L048|前置詞 for④ 一 範囲限定|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L048|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:あなたは初心者にしてはよくやりました。でも、自信過剰にならないでください。私はここで10年以上働いていますから、信じてください。あなたはまだ学ぶべきことがたくさんあります。
You did well for a beginner. But don’t get too confident. I’ve worked here for over ten years, so trust me. You still have a lot to learn.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

You’ve done a great job for a beginner. Just don’t let it go to your head. I’ve been working here for over ten years, so believe me—you still have a lot to pick up.
日本語訳: 初心者にしてはすごくよくやったよ。でも調子に乗らないでね。私、ここで10年以上やってるんだから。信じて、あなたはまだまだ学ぶことがたくさんあるよ。

解説: 模範解答は落ち着いた丁寧な語り口で、評価と注意をバランスよく伝える印象です。一方、オリジナルの表現はより会話らしく、感情がにじむ言い回しになっています。たとえば、後半の言い方は親しい間柄でのリアルなやり取りに向いていて、やや率直で強めの口調です。模範の方は、職場や少し距離のある関係で、誠実に伝える場面に向いています。どちらも自然ですが、使う場面の雰囲気に応じて使い分けができます。

You did well for a beginner. But don’t get too confident. I’ve worked here for over ten years, so trust me. You still have a lot to learn.

  • did well: 上手くやった(”do well” は成績・行動・パフォーマンスが良いことを表す基本表現)
  • for a beginner: 初心者にしては(「〜にしては」の定番構文。基準よりも良い/悪いという比較をする)
  • don’t get too confident: 自信を持ちすぎるな(”get” は状態の変化、”too” が「過剰さ」を表している)
  • I’ve worked here for over ten years: ここで10年以上働いている(”for over” で「〜以上の期間」、現在完了は「今も続く」ことを示す)
  • trust me: 信じてくれ(カジュアルながら誠実な響きのある決まり文句)
  • have a lot to learn: 学ぶべきことがたくさんある(”to learn” が “a lot” の内容を説明している)

You’ve done a great job for a beginner. Just don’t let it go to your head. I’ve been working here for over ten years, so believe me—you still have a lot to pick up.

  • done a great job: すごくよくやった(”do a great job” は努力・成果に対するカジュアルかつ強い賛辞。”did well” より具体的で賞賛度が高い)
  • just don’t let it go to your head: 調子に乗るなよ(成功や賞賛を受けて「うぬぼれないように」というニュアンス。親しい関係でよく使われる)
  • I’ve been working here: ずっと働いている(”I’ve worked” と比べて、過去から今まで継続している感がより強調される)
  • believe me: 信じてくれ(”trust me” よりもやや強調が効いた言い方で、真剣なニュアンス)
  • pick up: 覚える・身につける(”learn” よりも自然に吸収する、実践で身につける感じ。より口語的)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
Did Jason expect Sophie to lead a team soon?
A. Yes, if she keeps progressing.
B. No, he said it’s too soon.
C. Yes, because she asked for it.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

ソフィーと先輩社員のジェイソンが、初めて担当したクライアントミーティングについて話しています。どうやらソフィーは不安を抱えつつも、しっかりやり遂げたようですね。

Sophie: I really wasn’t sure if I could pull this off, but I pushed through and gave it my all.
Jason: Honestly, for your first client meeting, you handled it better than half the people in this office.
Sophie: Thanks… I kept second-guessing myself the whole time, but hearing that helps a lot.
Jason: You’ve done a great job for a beginner. Just don’t let it go to your head. I’ve been working here for over ten years, so believe me—you still have a lot to pick up.
Sophie: Don’t worry. I know I’m just getting started. I’m in this for the long haul, and I’m eager to learn.
Jason: That’s the attitude. If you keep this up, I wouldn’t be surprised if you’re leading your own team before too long.
Sophie: That’s actually my goal—for the next couple of years, at least.

ソフィー: 正直、自分にできるか分からなかったけど、なんとかやりきったよ。
ジェイソン: 初めてのクライアントミーティングにしては、うちの社員の半分よりよっぽどしっかりしてたよ。
ソフィー: ありがとう…。ずっと自信なかったけど、そう言ってもらえると励みになる。
ジェイソン: 初心者にしてはすごくよくやったよ。でも調子に乗らないでね。僕はここで10年以上働いてるからさ。信じて、まだまだ学ぶことはたくさんあるよ。
ソフィー: 心配しないで。まだまだスタート地点だってわかってるし、長期戦でちゃんと学んでいくつもり。
ジェイソン: その心意気だね。この調子なら、数年後には君がチームリーダーになってても不思議じゃないよ。
ソフィー: 実はそれが目標なんだ—少なくとも今後2、3年以内にはね。

  • pull this off: 成し遂げる(pull のコアイメージは「引っ張る」。そこから「困難な状況から成功を“引き出す”」という比喩的な意味になり、”pull this off” は「やりきる」「うまく成功させる」という口語的な言い回しになる。努力や工夫を経て、期待以上の結果を出すニュアンス)
  • push through: やり抜く(困難な状況を努力で乗り越えるという意志の強さが込められた表現)
  • give it my all: 全力を尽くす(”all” は「すべての力・エネルギー」の意味。感情や努力を100%注ぎ込むニュアンス)
  • for your first 〜: 初めてにしては(ここでは “for” が「〜にしては」という比較の文脈で使われており、評価・判断に使われる定番の構文)
  • handle: 対処する/うまくやる(状況や課題を処理するという意味で、実務や能力評価の文脈で頻出)
  • second-guessing: 自分の判断を疑う(あとから「本当に正しかったかな?」と迷うこと。自信のなさや迷いを表す中上級者向けの表現)
  • helps a lot: とても励みになる/大いに助けになる(直訳の「たくさん助ける」から転じて、気持ちや行動を支える表現に)
  • I’m in this for the long haul: 長期的にやるつもりだ(”long haul” は「長期戦」や「長い取り組み」を表す比喩的表現。仕事や勉強に腰を据える意思表明に使われる)
  • eager to learn: 学ぶ気満々(”eager” は「〜したくてうずうずしている」ほど強い意欲を表す)
  • That’s the attitude: それでこそだよ(相手の前向きな姿勢を評価・肯定する決まり文句。主に会話でモチベーションを上げるときに使われる)
  • keep this up: この調子で続けて(”keep 〜 up” は「〜を維持する」「今の良い流れを続ける」という意味)
  • I wouldn’t be surprised if 〜: 〜でも驚かないよ(控えめな予想を述べるときに使う便利な構文。ほめ言葉や励ましにもよく使われる)
  • leading your own team: 自分のチームを率いる(”lead” は「導く/指揮する」の意味で、職場やプロジェクトで使われる実践的な語彙)
  • for the next couple of years: 今後数年間で(”for” によって「期間」を示しており、時間表現として非常によく使われる)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

Did Jason expect Sophie to lead a team soon?
A. Yes, if she keeps progressing.
B. No, he said it’s too soon.
C. Yes, because she asked for it.

答え
クリックすると答えが出ます。

A. Yes, if she keeps progressing.

Point

A. Yes, if she keeps progressing.(はい、彼女がこのまま成長を続ければ)
JasonはSophieの姿勢を高く評価しており、「この調子ならチームを率いるのも近いかもしれない」と述べています。”if she keeps this up”(このまま続ければ)という条件表現が、期待を込めた発言であることを示しています。keep upには「その調子を維持する」という意味があります。この内容から、この選択肢は正解です。

B. No, he said it’s too soon.(いいえ、彼はまだ早いと言っていた)
JasonはSophieに対し、「まだリーダーには早い」とは言っていません。”you still have a lot to pick up”(まだ学ぶことが多い)という表現はありましたが、それは注意喚起の一部であり、全体としては可能性を認める肯定的なトーンです。したがって、この選択肢は不正解です。

C. Yes, because she asked for it.(はい、彼女が望んだから)
Sophieは「それがこの数年の目標」と述べていますが、それは彼女の自主的なビジョンであり、Jasonの期待の理由ではありません。”I wouldn’t be surprised if you’re leading your own team” というJasonの発言は、Sophieの意志ではなく彼の観察と評価に基づくものです。したがって、この選択肢は不正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • keep this up: このまま努力を続けるという意味で、期待の条件として使われている
  • wouldn’t be surprised if: 「〜でも驚かないよ」は控えめながらも十分な期待を表す表現
  • my goal: Sophieが語った自身の将来像だが、Jasonの発言の根拠ではない

会話のテーマを理解すること
この会話では、Sophieが初めてのクライアントミーティングを終えたあと、Jasonがその働きぶりに驚き、今後の成長への期待を述べる場面です。中心となるのはJasonの「期待のニュアンス」であり、それを支えるのが”keep this up”という努力の継続への条件づけです。会話全体のトーンは前向きで、単なる評価にとどまらず将来的なリーダーとしての可能性に言及しています。そのため、期待を読み取る力が問われます。

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