PRACTICAL USAGE L049|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 049のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson049|前置詞 for⑤ 一 理由・原因
GRAMMAR AND VOCABULARY L049|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L049|前置詞 for⑤ 一 理由・原因|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L049|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:ケニーが昇進したって聞いた?彼、聞いたとき、飛び上がって喜んでいたよ。彼のことを本当にうれしく思う。彼はそれだけの価値があったんだ。
Did you hear that Kenny got promoted? He jumped for joy when he heard. I’m really happy for him. He deserved it.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

Have you heard about Kenny’s promotion? He was literally bouncing with joy when he found out. I couldn’t be happier for him—he totally earned it.
日本語訳: ケニーが昇進したって聞いた?あのニュースを聞いたとき、彼、本当に飛び跳ねて喜んでたんだよ。もう、彼のことが嬉しくてたまらなかった。完全に実力で勝ち取った昇進だと思う。

解説: 模範解答は事実を伝える語り口で、落ち着いた喜びを丁寧に表すのに向いています。ノエリアの解答は感情の高ぶりがより強調され、場面としては友人同士が感情を共有し合うような親密な会話に自然です。また、「本当に喜んでいた」という場面描写がより視覚的で、生き生きと伝わります。どちらも相手の成功を祝う気持ちは同じですが、語り手のテンションや聞き手との関係性によって使い分けができます。

Did you hear that Kenny got promoted? He jumped for joy when he heard. I’m really happy for him. He deserved it.

  • Did you hear: 聞いた?(カジュアルな問いかけ。現在完了ではなく過去形を使って最近の出来事を話題にしている)
  • got promoted: 昇進した(”promote” は昇進させるという意味の動詞。”get promoted” で「昇進する」)
  • jumped for joy: 飛び上がって喜んだ(喜びの感情を強調する表現。ジャンプするほど嬉しい、という比喩的イディオム)
  • I’m really happy for him: 彼のことを本当にうれしく思う(”happy for” は他人の幸せや成功を喜ぶときの表現)
  • He deserved it: 彼にはその価値があった(”deserve” は「〜に値する」。努力や実力に対する正当な報いというニュアンス)

Have you heard about Kenny’s promotion? He was literally bouncing with joy when he found out. I couldn’t be happier for him—he totally earned it.

  • Have you heard about: ~って聞いた?(現在完了形を使うことで「最近起こったこと」を自然に話題にしている)
  • Kenny’s promotion: ケニーの昇進(名詞形にしてすっきり言い換えている)
  • was literally bouncing with joy: 文字通り飛び跳ねて喜んでいた(”bounce” はボールが跳ねるように上下に動くこと。”literally” を加えることで、誇張ではなく本当にそのような様子だったことを示す)
  • when he found out: それを知ったとき(”find out” は何かを「知る・判明する」の口語的な言い方)
  • I couldn’t be happier for him: 彼のことでこれ以上嬉しいことはない(”happy for” の最上級表現。最大限の祝福の気持ちを込めるときに使う)
  • he totally earned it: 完全に彼の実力によるものだ(”earn” は「努力して得る」。”deserve” よりも能動的に「勝ち取った」感じが強い)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What made Ethan think of Kenny?
A. Kenny’s late-night work schedule
B. The leadership role Kenny just took
C. Finishing a major project himself
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

イーサンとレイチェルは同じ部署で働く同僚です。イーサンが仕事の一区切りを報告する中で、話題は最近昇進したケニーの話へと広がっていきます。

Ethan: I just sent in the final draft of the annual report. Took a few late nights, but it’s done.
Rachel: Nice! Feels good to finish something big like that, doesn’t it?
Ethan: Definitely. Made me think of Kenny, actually. Have you heard about Kenny’s promotion? He was literally bouncing with joy when he found out. I couldn’t be happier for him—he totally earned it.
Rachel: Oh yeah, I heard this morning. Honestly, I was hoping for it. He’s been doing so much for the team.
Ethan: Yeah, especially during the merger prep—he basically held everything together.
Rachel: And he was mentoring two new hires at the same time. It’s like he never runs out of energy.
Ethan: It’s inspiring. Makes me want to aim higher and go for that leadership role.
Rachel: You should. If anyone’s ready for that kind of step, it’s you.

イーサン: 年次報告書の最終稿、さっき提出したよ。何日か夜遅くまでかかったけど、終わった。
レイチェル: いいね!大きな仕事を終えたときって、達成感あるよね。
イーサン: ほんと。それで思い出したんだけど、ケニーのこと聞いた?彼、昇進したんだよ。あのニュース聞いたとき、本当に飛び跳ねて喜んでた。彼のこと、本当に嬉しく思う。完全に自力で勝ち取ったよね。
レイチェル: うん、今朝聞いた。正直、ずっとそうなってほしいと思ってた。チームのために本当によくやってくれてたし。
イーサン: 特にあの合併準備のときは、彼が中心になって全部まとめてくれてたよね。
レイチェル: それに、新人2人の指導も同時にやってたし。エネルギー切れしないのかってくらいだったよ。
イーサン: ああいうの見ると、自分ももっと上を目指したくなるんだよな。リーダー職とか狙ってみようかなって。
レイチェル: いいと思う。そういうポジションに一番ふさわしいの、イーサンだと思うよ。

  • send in: 提出する(”提出物を送る” という意味での定番表現。”hand in” よりもフォーマルでビジネス寄り)
  • draft: 下書き/草稿(完成前の文書や企画の「たたき台」)
  • take a few late nights: 数日夜更かしをする(”take” は「~を要する」、”late nights” は「夜遅くまでの作業・時間」の意。努力のニュアンスあり)
  • feel good to ~: ~して気持ちがいい(行動の達成感や快さを表す定番表現)
  • finish something big: 大きな仕事を終える(”big” は物理的な大きさでなく、影響や重要度を指す口語的な使い方)
  • Made me think of ~: ~のことを思い出させた(”make 人 動詞の原形” 構文を過去形にした自然な思い出し方)
  • do so much for the team: チームのためにたくさん貢献する(”so much” は努力・成果の量を強調)
  • merger prep: 合併準備(”merger” は企業の合併。”prep” は “preparation” のカジュアルな短縮)
  • hold everything together: すべてをまとめる(混乱の中で物事をうまく回すという比喩的な表現)
  • mentor: 指導する/助言を与える(特に職場で年下や経験の浅い人を育てる文脈で使う)
  • never runs out of energy: エネルギーが尽きない(”run out of” は「~を使い果たす」の定番句。比喩的に体力ややる気にも使える)
  • It’s inspiring: 刺激を受ける(”inspire” は「影響を与える/やる気にさせる」。受け身で「~に刺激される」)
  • aim higher: より高みを目指す(”aim” は「狙う/目指す」。抽象的な目標を持つときの定番動詞)
  • go for ~: ~を目指す/~を取りに行く(積極的にチャレンジするという口語的表現)
  • leadership role: リーダー職/指導的立場(”role” は役割。”leadership” を伴うと「責任あるポジション」)
  • If anyone’s ready for ~, it’s you: 誰かがそれにふさわしいとしたら、それは君だ(”If anyone…” は「その中で一番ふさわしいのは誰か」という強い肯定)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What made Ethan think of Kenny?
A. Kenny’s late-night work schedule
B. The leadership role Kenny just took
C. Finishing a major project himself

答え
クリックすると答えが出ます。

C. Finishing a major project himself

Point

A. Kenny’s late-night work schedule(ケニーの深夜勤務のこと)
「Took a few late nights」はEthan自身の発言で、Kennyには関係ありません。Kennyの働きぶりは話に出ますが、深夜勤務の描写はなく、この選択肢は文脈の誤解を狙ったひっかけです。不正解です。

B. The leadership role Kenny just took(ケニーが就いたばかりのリーダー職)
Kennyの昇進は話題に出ますが、Ethanが思い出した理由ではありません。リーダー職の話は後半でEthan自身が目指したいと語っており、きっかけとはズレています。不正解です。

C. Finishing a major project himself(自分自身が大きな仕事を終えたこと)
Ethanは報告書を提出し、その達成感からKennyを思い出したと言っています。会話の流れから見ても、この選択肢がもっとも自然な理由です。正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • Took a few late nights: Ethan 自身の努力を示す表現。Kenny の働き方と混同しやすいので注意が必要。
  • Made me think of Kenny: Kenny を思い出した直接のきっかけを示す発言。直前の文との因果関係に注目。
  • leadership role: 会話の終盤で Ethan が「自分もリーダー職を目指したい」と言っているが、これは Kenny を思い出したきっかけではなく、Kenny の活躍を聞いた “後の展開” にすぎない。Bの選択肢「Kennyがリーダー職に就いたこと」は、そういう直接的な発言は会話中にないため、 内容が一致しない。

会話のテーマを理解すること
この会話は Ethan が自身のプロジェクトを終えた達成感から話し出し、Kenny の昇進に話題をつなげていく構成です。Kenny の実績や努力も語られますが、あくまでそれは話題が移った後の内容であり、Ethan が Kenny を思い出した理由ではありません。前後の文脈から因果関係を正確に読み取ることが理解のカギとなります。

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