👇こちらはLesson 057のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson057|前置詞 from
GRAMMAR AND VOCABULARY L057|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L057|前置詞 from|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L057|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
前置詞 from|起点から離れる
Key Sentence起点から離れる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
She wishes us good luck from England.
彼女はイングランドから私たちの幸運を願っています。
That song brings back memories from when we first met.
日本語訳: この曲、初めて会った頃の記憶を思い出させるんだよね。
解説: from when we first met は、時間的な「記憶の起点」を表しており、そこから思い出がよみがえる感覚を伝えています。brings back は「呼び起こす・思い出させる」という意味で、記憶や感情に結びつく語としてよく使われます。
A: I haven’t heard this song in years. Where’d you find it?
B: That song brings back memories from when we first met. It was on some random playlist Spotify generated.
A: No way—that algorithm’s getting scarily accurate. But yeah, this totally takes me back.
B: You were wearing that red coat and drinking that awful pumpkin latte you pretended to like.
A: この曲、何年ぶりだろう。どこで見つけたの?
B: この曲、俺たちが初めて会った頃を思い出すよな。Spotifyが勝手に作ったプレイリストに入ってたんだ。
A: マジで?最近のアルゴリズムってほんとすごい。でも、たしかにあの頃思い出すね。
B: 赤いコート着てたよね。で、微妙なパンプキンラテ飲んで「美味しい」とか言ってたし。
- I haven’t heard ~ in years: ~を何年も聞いてない(現在完了+期間を使った「ずっと~していない」表現。定番ながらナチュラル)
- Where’d you ~ ?: ~はどこで?(”Where did you” の口語短縮形。カジュアルでよく使われる)
- on some random playlist: Spotifyが勝手に作ったプレイリストで(”random” は「適当な」「思いつきの」などの意味だが、ここでは「自動生成で意図なく作られたもの」のニュアンス)
- that algorithm’s getting scarily accurate: あのアルゴリズム、怖いくらい正確になってきてる(”algorithm” は近年頻出語。形容詞 “scarily” は「怖いほど〜」の意で強調)
- totally takes me back: 完全に昔を思い出させる(”take someone back” で「記憶をその時に戻す」。”totally” で強調)
- that awful pumpkin latte: あのまずいパンプキンラテ(”awful” は「ひどい・まずい」の口語定番形容詞)
- pretended to like: 好きなふりをしていた(”pretend to 動詞” で「~のふりをする」。意図的な演技を意味する)
前置詞 from|基本
基本
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
My house is far from the station.
私の家は駅から離れています。
I’ve been away from home for so long, it barely feels real coming back.
日本語訳: もうずっと家を離れてたから、戻ってきても実感わかないよ。
解説: away from home は「家から離れて暮らしていた状態」を表す定番のセット表現。単なる from ではなく away from を使うことで、「距離」だけでなく「不在の期間の長さ」も暗に伝えています。barely feels real は「現実感がほとんどない」という感覚的な口語表現で、長期間のブランクによる心のズレが自然に表されています。
A: Yeah, I mean… I’ve been away from home for so long, it barely feels real coming back. Everything’s the same, but it feels… different somehow.
B: Yeah, I get that. It must be weird seeing familiar places after so long—it kind of messes with your sense of time, doesn’t it?
A: Totally. Like, I know this street by heart, but it feels like I’m visiting it for the first time.
B: Give it a few days. Once the routine kicks in, it’ll all start to feel normal again.
A: うん、なんていうか…もうずっと家を離れてたから、戻ってきても実感わかないんだよ。全部変わってないのに、なんか違って見えるんだ。
B: わかるよ。長く離れてた場所に戻ると、時間感覚おかしくなるよね。
A: ほんとに。よく知ってるはずの道なのに、初めて来たみたいな気がする。
B: 数日すれば慣れるよ。日常が戻ってくれば、自然と馴染んでくるって。
- Everything’s the same: すべて同じに見える(”everything” を主語にして景色や状況を包括的に捉える自然な言い回し)
- somehow: なぜか/なんとなく(理由をはっきり言えないけど、というモヤっとしたニュアンスを出すときによく使われる副詞)
- I get that: わかるよ(相手の気持ち・意見に共感するカジュアルな言い回し。get を「理解する」という意味で使った典型例)
- mess with your sense of time: 時間感覚を狂わせる(”mess with” は「〜をかき乱す、いじる」など幅広い意味を持つスラング的表現。”mess with your head(頭を混乱させる)” なども頻出)
- I know this street by heart: この通りは覚え込んでる(”by heart” は「暗記している」「すっかり覚えている」という熟語)
- Give it a few days: 数日様子を見てごらん(”give it + 時間” は「〜だけ時間を与える/様子を見る」という汎用性の高いアドバイス表現)
- once the routine kicks in: 日常が戻ってくれば(”kick in” は「効き始める」「発動する」という意味で、薬・ルール・リズムなど幅広く使える動詞句)
- start to feel normal again: また普通に感じられるようになる(”start to” + 動詞 で「〜し始める」、”feel normal” は「普通に戻る」という感覚を表す)
前置詞 from|プロセス
プロセス
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Cheese is made from milk.
チーズはミルクから作られます。
It can’t have come from just onions—that sweetness is too deep.
日本語訳: このコクのある甘さ、玉ねぎだけってわけないでしょ。
解説: “come from” は、料理の風味がどこから来たか=素材の出所を指すプロセスの表現。ここでは「そんな素材からこの味は無理」という驚きや疑念を含んでいます。too deep は「味が奥深すぎる」の意味で、甘さの層の厚みを自然に表しています。
A: Hmm… this sauce is kind of amazing. There’s something really complex about it.
B: I’m glad you like it. I was experimenting with layering flavors this time.
A: It can’t have come from just onions—that sweetness is too deep. What else did you use?
B: I reduced balsamic vinegar with figs. Sounds weird, but it kind of worked, right?
A: んー…このソース、なんかすごいね。味にすごく奥行きがある。
B: 気に入ってくれてよかった。今回はちょっと味の重ね方をいろいろ試してみたんだ。
A: 玉ねぎだけじゃ出せないでしょ、この甘さの深み。他に何入れたの?
B: バルサミコ酢をいちじくと一緒に煮詰めたの。変な組み合わせに聞こえるけど、意外と合うんだよね。
- kind of: なんか~(口語で「ちょっと〜な感じ」のニュアンスを柔らかく伝える言い回し)
- amazing: すごい(基本語だが、非常に感情豊かでカジュアルな称賛語)
- There’s something ~ about it: ~に何か…な感じがある(直訳しづらいが、複雑さ・印象をぼかして伝えるネイティブらしい構文)
- complex: 複雑な(料理の味や感情の層を形容する際によく使う。ここでは「奥行きのある味」という意味)
- I’m glad you like it: 気に入ってくれてよかった(非常によく使われるポライト表現)
- experiment with ~: ~を実験的に試す(料理・アイデア・メイクなど幅広く使える応用表現)
- layering flavors: 味を重ねる(直訳的に見えるが、料理では「複数の風味を時間差や順番で構成する」という上級者向け表現)
- What else did you use?: 他に何入れたの?(”What else” はカジュアルな会話で疑問を広げる非常に自然な言い回し)
- reduce: 煮詰める(「量を減らす」として覚えがちな動詞だが、料理では液体の水分を減らして味を凝縮させる動作を指す)
- balsamic vinegar: バルサミコ酢(具体的な食材名称。料理系の語彙として押さえたい)
- figs: いちじく(具体的な果物名。やや上級語彙だが、会話で素材の話になると登場する)
- Sounds weird, but ~: 変に聞こえるかもだけど~(”Sounds + 形容詞” で自分の発言への反応を予測して前置きする自然な表現)
- kind of worked: 一応うまくいった(”kind of” を使って成果にやや控えめなトーンを添えるカジュアルな口調)
前置詞 from|視点・根拠・原因
視点・根拠・原因
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
From my point of view, you two have a very interesting relationship.
私から見ると、あなたたち2人はとても興味深い関係です。
People don’t always realize they’re suffering from burnout until it’s too late.
日本語訳: 燃え尽き症候群って、自分じゃ気づかないことが多いんだよね。
解説: from は「burnout を原因として苦しんでいる」という意味で、見えにくい不調の出どころを示しています。現在進行形は、その影響がいまも続いていることを自然に伝えます。until it’s too late は、気づいたときにはすでに遅いという状況を表す決まり文句です。
A: I don’t get how Mina’s still pulling 80-hour weeks. Doesn’t she ever crash?
B: She says she’s fine, just “busy season stuff,” but it’s been going on for months.
A: People don’t always realize they’re suffering from burnout until it’s too late. She might not even notice it’s affecting her.
B: You’re right. I’ll try to talk to her gently—maybe she needs someone to say it out loud.
A: ミナってどうやって週80時間も働き続けてるんだろ。倒れないのが不思議だよ。
B: 本人は「繁忙期だから平気」って言ってるけど、もう何ヶ月も続いてるんだよね。
A: 燃え尽き症候群って、自分じゃ気づかないことが多いからさ。彼女ももう影響出てるのに気づいてないかも。
B: そうだね。ちょっと優しく話してみる。誰かが言ってあげないと気づかないかもしれないし。
- pull (80-hour weeks): 長時間労働をする(pull はもともと「引っ張る」という意味で、そこから「大変なことを引き受ける」「やり抜く」といったニュアンスに発展。ここでは「週80時間の勤務をこなす・引き受ける」という口語的な言い回し)
- crash: ダウンする、倒れる(体力や気力が尽きて動けなくなる状態を表すカジュアルな言い回し)
- just: 〜なだけだよ(「単なる・たまたまの」という意味で、言い訳や軽く言い換えるときによく使われる)
- busy season: 繁忙期(ビジネスやサービス業などで特に忙しい期間)
- stuff: こと/もの(具体的に言うまでもない内容をまとめて指すカジュアルな単語)
- go on: 続く(出来事や状態が「続く」という意味で使われる句動詞)
- affect: 影響を与える(感情・体調・生活などに対して広く使える動詞)
- gently: 優しく、穏やかに(態度や言い方の「トーン」を和らげる副詞)
- say it out loud: はっきり言葉にする(思っているだけでなく、実際に声に出して伝えるという表現)
前置詞 from|区別
区別
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Mine is different from yours.
僕のは君のとは違います。
They talk so much alike I honestly can’t even tell one from the other over the phone.
日本語訳: ふたり声そっくりすぎて、電話じゃ誰が誰だか本気でわかんない。
解説: tell one from the other は「どちらがどちらかを見分ける」という意味。talk alike は「話し方がそっくり」ということで、alike は見た目だけでなく、声や性格が似ている場合にも使える表現です。over the phone は「電話越しに」という意味で、声だけで判断しようとする場面をリアルに描いています。
A: I called the design team this morning to confirm the file transfer, and someone picked up sounding super formal.
B: Oh, that must’ve been either Kayla or her twin, Megan. They both work there now, right?
A: They talk so much alike I honestly can’t even tell one from the other over the phone. I thought I was talking to Kayla the whole time!
B: Yeah, and of all places to end up in together—it had to be the same department? Brutal for us.
A: 今朝、ファイル転送の確認でデザインチームに電話したんだけど、すごい丁寧な口調の人が出てさ。
B: あー、それたぶんケイラか、双子のメーガンだね。今、ふたりともそこにいるんでしょ?
A: ふたり声そっくりすぎて、電話だと本気でどっちがどっちか全然わかんないの。ずっとケイラだと思って喋ってたよ!
B: だよなー。よりによって同じ部署に配属とか…地味にややこしいよね。
- confirm: 確認する(ビジネスでも日常会話でもよく使われる基本動詞)
- file transfer: ファイルの転送(IT業務やビジネスシーンで頻出する表現)
- pick up: 電話に出る(電話に限って「受話器を取る」という意味で使われる口語表現)
- formal: フォーマルな、丁寧な(話し方や文体などを指す形容詞)
- either A or B: AかBかどちらか(選択肢を示す基本構文)
- twin: 双子(人を説明する場面で頻出する基本語彙)
- work (there): 働いている(work は「仕事する」以外にも「〜に所属している」含みで自然に使われる)
- end up (in/at): 結局〜する/〜になる(思いがけない結果にたどり着くニュアンス)
- of all places: よりによって(文句や驚きを込めた口語的なフレーズ。直訳すると「全ての場所の中で」で、「そんなにたくさんある中で、なぜそこを選ぶ?」というニュアンスから、「よりによって」「なんでまた」という感情がにじむ言い回し)
- department: 部署(職場や組織内の区分けを示す基本名詞)
- brutal (for us): キツい、しんどい(”brutal” は「残酷な」よりも、「厳しい状況だ」「やりにくい」のような砕けた意味でネイティブが多用)