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ラジオ英会話 Lesson061|静的な意味を含む動詞① ー be動詞
GRAMMAR AND VOCABULARY L061|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L061|静的な意味を含む動詞① ー be動詞|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L061|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|as ~ as I’ll ever be
as ~ as I’ll ever be
As ready as I’ll ever be.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私は十分準備ができています。
Ryan’s as on time as he’ll ever be—only five minutes late today.
日本語訳: ライアン、彼にしてはめずらしく時間通りだよ。今日はたった5分遅れだからね。
解説:この文では「as on time as he’ll ever be」の構文が使われていて、「ライアンにとってはこれが最も時間通り」という意味になります。つまり、「今が最大限に“時間を守れている”状態」というニュアンス。わざと極端に言うことで、「いつももっと遅れる人が、今日は5分遅れで済んでるなんて奇跡!」というちょっとした皮肉や冗談がこもっています。“on time” は「時間通りに」、そして “only five minutes late” は「たった5分遅れ」というオチがついて、友人同士の軽口のような自然な会話になっています。
A: Well, look who finally showed up. I mean, Ryan’s as on time as he’ll ever be—only five minutes late today.
B: Yeah, I was half-expecting him to cancel again. This is progress.
A: Honestly, I think he left the house early just to surprise us.
B: Either that or he ran every red light on the way here.
A: いやー、ついにご登場って感じだね。てか、ライアン、彼にしてはかなり時間通り。今日はたった5分遅れだから。
B: うん、正直、またドタキャンするかと思ってたわ。これは進歩だよね。
A: ぶっちゃけ、たぶんわざと早めに家出たんじゃない?私たち驚かせようとしてさ。
B: それか、信号全部突っ切ってきたかもね。
- look who: 見てよ誰が来たか(相手が予想外に現れたときの皮肉や驚きを込めた呼びかけ。後ろに現れる主語が強調される)
- show up: 現れる、来る(約束の場に姿を見せるという意味の口語表現。“appear” よりカジュアル)
- I mean: ていうか(会話の流れをつなげたり、言い換えや強調に使うクッションワード)
- half-expecting: 半分は予想してた(“expect” の形容詞的使い方で、「そんな気がしてた」程度のライトな予想)
- cancel: キャンセルする(予定を取りやめる。会話では “bail” などもよく使われるが、“cancel” は標準的でわかりやすい)
- just to ~: わざわざ〜するために(“just” によって「それだけの目的で」という限定のニュアンスを強調)
- either that or ~: それか〜だね(2つの可能性を並べる口語的言い回し。前の話を受けて自然につなげる)
- ran every red light: 全部の赤信号を無視した(“run a red light” は比喩表現ではなく直訳で「信号無視する」。交通の遅れや急ぐ状況を誇張して伝える時に使われる定番フレーズ)
The fridge is as empty as it’s ever gonna be—guess it’s time to shop.
日本語訳: 冷蔵庫、これ以上ないくらい空っぽだよ。そろそろ買い物行かないとね。
解説: “as empty as it’s ever gonna be” は「もうこれ以上空にはならない=限界まで空っぽ」っていう、ちょっとオーバーに言ってる表現です。この構文は、「どの時点と比べても今が一番〜だよ」と強調したいときに使います。ここでは「今が一番何もない状態」と言ってるわけです。“gonna” は “going to” のくだけた言い方で、会話でよく使われます。“Guess it’s time to ~” は、「そろそろ〜する頃だね」という、強く押しつけない柔らかい提案の言い方で、とてもよく使われます。
A: You’ve been staring into that fridge like it’s gonna magically refill itself.
B: I’m just trying to figure out if I can make something… anything.
A: There’s half a tortilla and a spoonful of mayo. That’s not a meal.
B: Yeah, okay… the fridge is as empty as it’s ever gonna be—guess it’s time to shop.
A: 冷蔵庫じーっと見てても、中身が勝手に増えるわけじゃないよ?
B: なんか作れるものないかなって…なんでもいいからさ。
A: トルティーヤ半分とマヨネーズひとさじしかないよ。それでご飯は無理。
B: うん、だよね…冷蔵庫はもうこれ以上ないくらい空っぽだね。買い出しのタイミングだね。
- stare into: 〜をじっと見つめる(“into” によって中を覗き込むように凝視する様子が強調される。冷蔵庫・空間など、奥行きのある対象によく使う)
- like it’s gonna magically refill itself: 魔法みたいに勝手に中身が増えるかのように(比喩表現。“refill” は「再び満たす」「補充する」の意味で、ここでは冷蔵庫が勝手に中身を補充するというありえない状況を表している。無生物主語+自動詞の構造を用いた、ネイティブらしい皮肉まじりの一言)
- just: ただ〜してるだけ(強調や限定を示すクッションワード。ここでは「それだけしかしていない」という軽い言い訳のニュアンス)
- figure out: 解決策や方法を見つける/理解する(非常によく使う句動詞。ここでは「何か作れるかを見極める」の意味)
- make something… anything: 何か、なんでもいいから作る(“something… anything” の組み合わせは、困っている・追い詰められている場面で「選り好みせずに何でも」という切実さを出す口語表現)
- There’s…: ~があるよ(口語で状況説明や提案の入り口によく使われる定番パターン)
- half a tortilla: トルティーヤ半分(“half” は部分的な量を言う際の基本語だが、口語で「中途半端なもの」を軽く皮肉るように使うことがある)
- a spoonful of: スプーン1杯の(具体的な分量を示す表現で、料理や食品の説明でよく使われる。a handful of / a pinch of などと並ぶ基本表現)
- That’s not a meal: それは食事じゃない(強調のための否定文。文法的には簡単だが、“That’s not…” の言い回しは会話で判断や感想を伝えるときによく使う)
NoeLia Extra Examples|wh疑問文は「どこを尋ねているのか」に注意する
wh疑問文は「どこを尋ねているのか」に注意する
What do you think is down there?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
あなたは、何がその下にあると思いますか?
What do you suppose is making that buzzing sound?
日本語訳: あのブーンって音、何だと思う?
解説: この文では wh語 what が、内容節 is making that buzzing sound の主語を尋ねています。do you suppose は do you think の類似表現。buzzing sound(ブーンという音)も日常で使われる自然な語です。
A: Did you maybe leave something running in the laundry room?
B: Hmm, I don’t think so… but what do you suppose is making that buzzing sound?
A: I thought it might be the dryer, but it usually doesn’t sound like that.
B: Could be the water pump again. Same thing happened last month, remember?
A: 洗濯室で何か動かしっぱなしにしてたりしない?
B: うーん、たぶんないと思うけど…あのブーンって音、何だろうね?
A: 乾燥機かなって思ったけど、いつもと音が違う気がするんだよね。
B: また給水ポンプかもね。先月も同じことあったでしょ、覚えてる?
- leave something running: 何かを動かしっぱなしにしておく(“leave” は「〜のままにする」という意味で、“running” を伴うことで電化製品などを「つけっぱなしにする」ニュアンスを表す)
- laundry room: 洗濯室(“laundry” は洗濯そのものの意味もあるが、ここでは洗濯機などが置かれた部屋=“laundry room” の意味)
- I thought it might be ~: 〜かもって思った(“might” によって控えめな推測を示し、会話の中で自分の考えを和らげて伝える言い回し)
- dryer: 乾燥機(“洗濯機=washing machine”に対して、“dryer” は乾燥のみを行う機械。家庭内会話ではよく出る)
- usually doesn’t sound like that: 普段はそんな音しない(“sound like” は「〜のように聞こえる」。“doesn’t sound like that” で「そういう音ではない」という否定的表現になる)
- Could be ~: 〜かもね(“It could be ~” の省略形で、口語では“maybe” よりもやや控えめな推測。日常的で柔らかい言い回し)
- water pump: 給水ポンプ(家庭の設備に関する語。英語では“pump”が本体を指し、“water”を付けることで「水用のポンプ」と限定)
- Same thing happened: 同じことが起きた(“thing” を使うことで具体的な名称を避け、出来事としてまとめて言うカジュアルな表現)
- remember?: 覚えてる?(疑問文というよりも、思い出させる目的で語尾に付ける確認の呼びかけ。語調によって柔らかくも強調的にも使える)
Which route do you think is the fastest at this hour?
日本語訳: この時間なら、どのルートが一番早いと思う?
解説: Which route が主語として欠けている位置にあり、is the fastest at this hour という内容節を導いています。at this hour(この時間帯)は日常会話で交通や混雑の話によく出る表現です。
A: So I’ve got to get this painting to the gallery by 6, or they won’t take it today.
B: Yikes, that’s cutting it close. Do you know how traffic’s looking right now?
A: Hmm, not sure… Which route do you think is the fastest at this hour? I’m torn between the bypass and the riverside.
B: I’d say riverside. The bypass always clogs up after 5.
A: この絵、6時までにギャラリーに持って行かないと、今日の受付に間に合わないんだよね。
B: うわ、それギリギリじゃん。今、道路の混み具合ってどんな感じ?
A: んー、はっきりとは… この時間ならどのルートが一番早いかな?バイパスか、川沿いの道かで迷ってる。
B: 私なら川沿い行くかな。バイパスは5時過ぎると絶対混むんだよね。
- get ~ to ~: ~を~に届ける(「~をどこかに持っていく」「運ぶ」という意味の基本動詞句。“deliver” よりカジュアル)
- take it: 受け取る(ここでは “they won’t take it” の形で「(作品を)受理しない」という意味。take は非常に意味が広く、「受け入れる」のニュアンス)
- Yikes: うわっ(驚き・焦り・軽い恐怖などを表すカジュアルな感嘆詞)
- cutting it close: ギリギリだ(直訳は「それをギリギリに切っている」=時間・余裕などを極限まで詰めている、というイメージ。予定時間に対してほとんど余裕がない状態を表すカジュアルな口語表現)
- how ~ is looking: ~の状況はどうか(“How’s traffic looking?” で「交通の様子はどう見える?」。look を使って見た目・予測を尋ねるカジュアル表現)
- not sure: よくわからない(“I’m not sure.” の省略形で、自然な返答)
- I’m torn between A and B: AとBで迷ってる(“torn” は「引き裂かれている」の意味だが、ここでは「気持ちが揺れて決められない」状態を比喩的に表現している)
- clog up: 詰まる/混む(直訳は「詰まらせる」。clog はもともと「障害物でふさぐ」「流れを止める」という意味の動詞で、物理的な通路・排水・空気の流れなどをふさいで機能を止めることを指します。clog up は特に口語で「道路・排水・ネット回線などが渋滞・混雑・詰まりで機能しない」状態を表す句動詞)