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ラジオ英会話 Lesson066|静的な意味を含む動詞⑤ ー have の基本
GRAMMAR AND VOCABULARY L066|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L066|静的な意味を含む動詞⑤ ー have の基本|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L066|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|still、asのイメージ
still、asのイメージ
I’m still just beginning as a singer.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私は歌手としてまだ始めたばかりです。
You’re not still thinking of Jake as your ex, are you?
日本語訳: ジェイクのこと、まだ元カレとして見てるってわけじゃないよね?
解説: 「still」はここで、「考え続けている=気持ちの見方が変わっていない」状態を表しています。「as your ex」は「=元カレとして」という視点で見ていることを意味します。”think of A as B” は「AをBとして見なす・考える」という表現で、人との関係性をどう捉えているかを話すときに使います。
A: I ran into Jake at the bookstore yesterday. He was with someone, but he came over and said hi.
B: Huh… that must’ve been a bit weird, huh? I mean, seeing him like that. …You’re not still thinking of Jake as your ex, are you?
A: What? No! I mean… maybe just for a second. Old habits, you know?
B: Yeah, totally get it. It takes time. But it’s good you guys can be civil now.
A: 昨日、本屋でジェイクにばったり会ったの。1人じゃなかったんだけど、こっちに来て挨拶してきてさ。
B: へぇ…ちょっと気まずくなかった?てか、ああやって会うのって、やっぱ変な感じするよね。…もしかして、まだジェイクのこと元カレって意識してたりする?
A: えっ?いや、そんなことないよ!…まあ、ほんの一瞬だけね。前の感覚ってなかなか抜けないっていうかさ。
B: うんうん、わかるよ。それって時間かかるもんだし。でも普通に話せてるなら、それはそれでいいことだよね。
- run into: 偶然出くわす(特に人にばったり会うことを指す日常表現。”bump into” も類義)
- come over: (こちら側に)やって来る/立ち寄る(話し手のいる方向に移動する動作。”come” の具体的バリエーションとして重要)
- say hi: 挨拶する(カジュアルな「こんにちは」の意味。口語会話で頻出)
- must’ve been: ~だったに違いない(”must have” の省略形で、過去の推量を自然に表現)
- weird: 変な/気まずい(日常で「なんか変」「妙な感じ」という意味で広く使われる)
- I mean: つまりさ/ほら(発言の補足・言い換えに使う会話のつなぎ表現。文頭でも文中でも使える)
- seeing him like that: ああいうふうに彼を見ること(”like that” で状況・雰囲気込みの様子を指す。視覚的な見方というより、「その姿に触れた」感覚を含む)
- maybe just for a second: たぶんほんの一瞬だけ(”for a second” は「一瞬だけ」。“時間”というより「気持ちの揺れ」の短さに使われる)
- old habits: 昔の癖(「習慣」だが、恋愛文脈では「つい昔の気持ちで考えちゃう」など感情の残りを指す)
- totally: ほんとに/マジで(「完全に」の意味だが、共感や肯定の相づちとして単独でよく使われる)
- get it: わかる(”understand” よりも会話的で軽い共感の言い回し。感情的理解に向いている)
- take time: 時間がかかる(”it takes time” は定型句で、「すぐにはうまくいかないよね」の意味合いで使う)
- be civil: 礼儀正しくする/普通に接する(”civil” はもともと「市民的な、礼儀正しい」という意味。ここでは「恋人関係が終わったあとも感情的にならず、大人として冷静にふるまう」ことを指します。怒りや無視ではなく、最低限の礼儀を保って会話ができる状態)
I’m still getting used to things as a newcomer.
日本語訳: 新入りとしては、まだいろいろ慣れている最中だよ。
解説: 「still」はここで、「慣れる途中=まだ完了していない状態が続いている」ことを表しています。「as a newcomer」は「=新入りとして」という立場を表し、「今の自分の役割」としての見方を示しています。”get used to 〜” は「〜に慣れる」という意味の定番フレーズで、進行形にすることで「慣れている最中なんだ」という感覚が自然に伝わります。
A: Hey, thanks for checking in. I’m still getting used to things as a newcomer. Everyone’s been great, but you know how overwhelming the first week can be.
B: Yeah, totally. It’s a lot to take in at once. But you’re doing fine—just take your time.
A: I appreciate that. I keep thinking I’m gonna mess something up.
B: Honestly, we’ve all been there. Just ask if you need anything—I mean it.
A: 気にかけてくれてありがとう。新入りとしては、まだいろいろ慣れてる最中でさ。みんな優しいけど、やっぱ最初の週って圧倒されるよね。
B: うん、わかるよ。一気にいろんなことが入ってくるもんね。でも大丈夫、焦らなくていいから。
A: ありがとう。なんか、やらかしそうで不安になるんだよね。
B: 誰だって通る道だよ。何かあったら遠慮せず聞いてね、本当に。
- check in: 様子を尋ねる(もともとはホテルの「チェックイン」だが、ここでは「気にかけて声をかける」というカジュアルな意味で使われている。人との関係を保つ日常表現として頻出)
- overwhelming: 圧倒されるような(情報や刺激が多すぎて、精神的に手に負えない感覚を表す。日常会話では「最初の週は大変」「量がすごい」などの意味合いで使われる)
- you know how 〜 can be: 〜ってどんなもんか知ってるでしょ(共感を求める定番の言い回し。”can be” は「〜になりがち」の意味)
- totally: ほんとに/完全に(”yes” の代わりによく使われるカジュアルな共感表現。単独でも使える)
- a lot to take in: 飲み込む(受け入れる)のが大変な量(”take in” は「情報や状況を受け入れる」の意味で、ここでは「覚えることが多い」ニュアンス)
- just take your time: 焦らずゆっくりやって(「急がなくていい」というやさしい励ましの表現。仕事や学習、慣れない状況に対する気遣いとして非常に頻繁に使われる)
- I appreciate that: そう言ってくれて嬉しい(”thank you” よりも丁寧で心のこもった感謝。会話でよく使われる大人っぽいフレーズ)
- mess something up: しくじる/失敗する(”mess” は「混乱・ぐちゃぐちゃ」、”mess up” で「台無しにする」「やらかす」のカジュアルな言い方)
- we’ve all been there: 誰でもそういう経験あるよ(直訳は「私たち全員そこに行ったことがある」だが、比喩的に「みんな通ってきた道」という共感のフレーズとして非常に自然)
- Just ask if you need anything: 何かあったらすぐ言ってね(”ask” を命令形で使い、気軽に頼ってほしいという思いやりを込めた一言)
- I mean it: 本気で言ってるよ(”mean” を強調して、表面的なお世辞ではなく心からの言葉だと伝える表現)
NoeLia Extra Examples|have toのイメージ
have toのイメージ
You don’t have to be modest.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
あなたは謙遜する必要はありません。
You’ll have to let me know how it goes.
日本語訳: どうだったか、後で必ず聞かせてね。
解説: 「you’ll have to」で軽い未来の義務や当然の流れを自然に表現。”let me know how it goes”(うまくいったか教えて)は、気軽な報告依頼で非常によく使われる口語表現です。
A: Alright, I should head out. See you next week at the seminar, yeah?
B: Yeah, for sure. Oh—before I forget, your big interview’s tomorrow, right? You’ll have to let me know how it goes.
A: Yeah, it’s at 10 a.m. I’m trying not to overthink it, but you know how my brain works.
B: Just be yourself. Honestly, they’d be lucky to have you.
A: じゃあ、そろそろ帰るね。また来週のゼミでね。
B: うん、もちろん。あ、そうだ、言い忘れるとこだった。明日、面接だよね?どうだったか、あとで教えてよね。
A: うん、10時から。あんまり考えすぎないようにしてるけど、私の性格、知ってるでしょ。
B: いつもの君でいれば大丈夫だよ。あの会社、君が来てくれたらラッキーって思うと思う。
- head out: 出かける/帰る(口語的な言い方で、「その場を離れる」ニュアンス。日本語の「そろそろ行くね」にぴったり)
- for sure: もちろん/絶対に(カジュアルで親しみのある肯定表現。返事や同意でよく使う)
- before I forget: 忘れないうちに(何か大事なことを思い出して口火を切る時の自然な言い回し)
- interview: 面接(就職や進学などでの“interview”は基本単語だが学習初期ではやや見落とされがち)
- try not to ~: 〜しないようにしてる(“try to”との違いを意識させるべきポイント。“not to”で否定形にしている)
- overthink: 考えすぎる(近年特に日常で使われるようになった単語。感情や不安に関して「過剰に考えすぎる」ニュアンス)
- you know how my brain works: 私の考え方(性格)知ってるでしょ(比喩的でカジュアルな言い回し。“brain works”を「私の頭のクセ」として使っている)
- be yourself: 自分らしくして(励ましの定番フレーズで、ネイティブがよく使う)
- they’d be lucky to have you: 君が来てくれたらあの会社はラッキーだよ(直訳では意味が掴みにくいが、「君を採用できたら向こうが喜ぶほどだよ」という強い褒め言葉)
You don’t have to finish the sandwich if you’re full.
日本語訳: お腹いっぱいなら、そのサンドイッチ無理に食べなくていいよ。
解説: 「don’t have to finish」で「全部食べる必要はない」と客観的に判断。”if you’re full” という自然な条件節とセットで、食事シーンでよく使われる気遣い表現。
A: You’ve barely touched the second half—was it not good?
B: No, it’s tasty! But it’s a lot, and I already had a late breakfast.
A: Oh, got it. You don’t have to finish the sandwich if you’re full.
B: Thanks. I might wrap it up and have it after class or something.
A: あれ、もう半分ほとんど手つけてないね?あんまり美味しくなかった?
B: ううん、美味しいよ!でもけっこう量あるし、朝ごはん遅めに食べちゃってて。
A: そっか。お腹いっぱいなら、そのサンドイッチ残しても大丈夫だよ。
B: ありがと。包んでおいて、授業のあとにでも食べようかな。
- barely: ほとんど~ない(数量や程度が非常に少ないことを表す副詞。ここでは「ほとんど手をつけていない」という意味で使われている)
- touch: 手をつける(ここでは「食べ物に手をつける=少し食べる」の意味で使われている。日常会話でよく使われる比喩的な使い方)
- was it not good?: 美味しくなかった?(食べ物の感想をやさしく聞く自然な言い回し。否定疑問文で驚きや想定と違ったときに使う口調)
- tasty: 美味しい(ややカジュアルな「delicious」の言い換え表現。会話で頻出)
- a lot: 量が多い(直訳「たくさん」から転じて「ボリュームがある」「ヘビーな量だ」という意味でよく使われる)
- already: もう〜した(過去完了・現在完了に限らず、ここでは過去の出来事に対して「もう〜してしまった」と言うときに使われている)
- late breakfast: 遅めの朝食(日常会話で「朝ごはんの時間が遅かった」と言いたいときによく使われる組み合わせ)
- got it: わかった/了解(「I got it」の略形で、相手の言ったことを理解したことを表すカジュアルで頻出の返答)
- wrap up: 包む(食べ物やプレゼント、仕事など、いろいろなものを「終わらせる」「包む」という意味で使われる多義動詞)
- or something: ~とかそんな感じ(言い切らずにやんわり提案・ぼかしを入れるネイティブらしいカジュアル表現)