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ラジオ英会話 Lesson067|静的な意味を含む動詞⑥ 一 行為を表すhave
GRAMMAR AND VOCABULARY L067|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L067|静的な意味を含む動詞⑥ 一 行為を表すhave|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L067|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|授与型
授与型
Can I tell you something?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私はあなたに何かを話してもいいですか?
I keep telling myself it’ll all work out somehow.
日本語訳: なんとかなるって自分に言い聞かせてる。
解説: “telling myself” の形で、目的語(myself)に対する授与型の自己対話。精神的なセルフトークとしてネイティブがよく使う構文。”work out” は「うまくいく」、”somehow” は「どうにかして」という意味で、漠然とした希望を表します。
A: It’s been a frustrating week. Three interviews, no callbacks. I keep telling myself it’ll all work out somehow.
B: Yeah, I get that. Job hunting really messes with your confidence, doesn’t it?
A: It does. Everyone keeps saying, “Don’t worry, something better will come,” but they’re not the ones stressing about rent.
B: That’s true. But honestly, you’re doing all the right things. Something will come through.
A: 今週はほんとしんどかった。面接受けたけど、全部返事なし。なんとかなるって自分に言い聞かせてるけどさ。
B: わかるよ。就活ってほんと自信なくなるよね。
A: そうなの。みんな「そのうちもっといいのが来るよ」って簡単に言うけど、家賃のことで毎日ヒヤヒヤしてるのは私だからね。
B: だよね。でも、ほんとちゃんと頑張ってるし、絶対うまくいくって。
- frustrating: イライラする(形容詞 “frustrated” の原因側。自分がイライラしてるのは “frustrated”、物事がイライラさせるのは “frustrating”)
- callback: 折り返しの連絡(ここでは「面接後の返事がない」という意味で使われている。名詞)
- get that: それわかるよ(”I get that” は「気持ちわかるよ」「なるほどね」のように、相手の感情を受け止めるカジュアル表現)
- mess with: 〜をかき乱す/混乱させる(”mess” は「ぐちゃぐちゃにする」という意味。ここでは “mess with your confidence” = 自信を揺さぶる)
- confidence: 自信(自己評価や勇気の意味で使われる基本単語)
- something better will come: もっといいことが来るよ(”something better” はよく使われる希望的表現)
- stress about: ~のことでストレスを感じる/気に病む(”worry about” よりややカジュアルで、心の重圧を感じている時によく使われる)
- come through: 成功する/うまくいく(”Something will come through.” は「何かうまくいくはず」という意味で、特に期待が実現する時に使う)
I wasn’t going to tell you this, but I figured you’d find out anyway.
日本語訳: 本当は言うつもりなかったんだけど、どうせバレると思ってさ。
解説: 「tell+人+事」の授与型で、言い出しづらいことを打ち明ける形です。wasn’t going to は「〜するつもりじゃなかった」、figure は「思う」、anyway は「どうせ」。ためらいながら話すときによく使われます。
A: You’ve been distant lately. Is everything okay between us?
B: I don’t know. You’ve just felt kind of… unavailable.
A: I mean—yeah, okay. I wasn’t going to tell you this, but I figured you’d find out anyway. I’ve been seeing a therapist.
B: Oh. I appreciate you telling me. That actually explains a lot.
A: 最近なんか距離感じるんだよね。俺たち、大丈夫?
B: どうかな…。あなた、ちょっと心ここにあらずって感じでさ。
A: うん、そうかも。本当は言うつもりなかったんだけど、どうせバレると思って。カウンセリングに通ってるんだ。
B: そっか。話してくれてありがとう。なんか色々納得できたよ。
- distant: よそよそしい/距離を感じる(物理的な「遠い」だけでなく、人間関係の「心理的な距離感」も表す。関係の冷えを表現するのによく使われる形容詞)
- Is everything okay between us?: 私たちの関係、大丈夫?(”between us” は「2人の間の関係性」を指す柔らかい言い回し。恋人・友人どちらにも使える)
- unavailable: 心ここにあらず/関わってくれない(ここでは「物理的に不在」ではなく「精神的にこちらに注意を向けてくれない」という意味。比喩的でネイティブらしい使い方)
- seeing a therapist: カウンセリングを受けている(”see” は医者や専門家にかかる時の決まり表現。”therapist” は心理カウンセラーなどの専門家)
- I appreciate you telling me: 話してくれてありがとう(”appreciate” は「ありがたく思う」の丁寧な表現で、感謝を表すときに大人っぽく響く)
- That actually explains a lot: なるほど、すごく納得したよ(”explain a lot” は「いろんなことのつじつまが合う」「納得がいく」といった会話的な理解の表現)
NoeLia Extra Examples|could のイメージ
could のイメージ
We could be business partners instead of rivals.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私たちは競争相手ではなく、ビジネスパートナーになれるかもしれません。
She could totally be into you—you just don’t see it.
日本語訳: 彼女、あんたのことけっこう好きかもよ。あんたが気づいてないだけで。
解説: 「could be」で「〜かもしれない」をやわらかく示しています。be into someone は「〜に好意を持っている」という口語の定番イディオム。totally は強調ですが、「完全に」ではなく「けっこう/案外」という軽さで使われます。
A: I’ve seen the way Jenna looks at you when you talk. She could totally be into you—you just don’t see it.
B: Jenna? No way. She’s just being nice.
A: No, seriously. She lingers around even when she doesn’t need to. That’s not nothing.
B: Huh… now that you mention it, she did ask if I was free this weekend.
A: ジェナがあんたと話してる時の目つき見たことある?彼女、あんたのことけっこう好きかもよ。あんたが気づいてないだけで。
B: ジェナ?まさか。あれは普通にフレンドリーなだけでしょ。
A: いやいや、本気で言ってる。彼女、別に用もないのに周りウロウロしてるよ。あれ、絶対何かあるって。
B: うーん…そう言われてみれば、今週末空いてるかって聞かれたな。
- I’ve seen the way (someone) looks at (someone): ~が~を見る目を見たことがある(恋愛的なニュアンスを含み、相手の態度を観察しての推測表現)
- look at you when you talk: 話してるときのあなたを見る(”look” は「視線を向ける」動作。ここでは相手への特別な注意=好意のヒント)
- She’s just being nice.: ただ親切にしてるだけだよ(”be nice” は文字通り「親切である」。”being nice” は「(一時的に)そう振る舞ってる」というやや警戒した言い方)
- linger around: うろうろする/その場を離れない(”linger” は「名残惜しそうにとどまる・うろつく」の意味で、恋愛・好意を示す非言語的サインとして使われやすい)
- even when she doesn’t need to: 別にそうする必要がない時でも(”need to” は「~する必要がある」)
- That’s not nothing.: それ、意味あるってことだよ(”not nothing” は二重否定で「決して無意味じゃない=何か意味がある」と強調するネイティブらしいフレーズ)
- now that you mention it: 今言われてみれば(”now that” は「〜ということを踏まえると」の意味で、相手の発言がきっかけになって何かに気づく時に使う)
This could actually turn out to be exactly what we needed.
日本語訳: これ、実は今の私たちにぴったりなことかもしれないよ。
解説: “exactly what we needed” は「まさに必要だったこと」という決まり文句的表現で、状況が後で意味を持ってくるような語感。共感を生みやすい言い回しです。
A: I can’t believe they pulled the plug on the entire project. Just like that.
B: Yeah… but maybe this is a chance to rethink things from the ground up.
A: Actually, now that I think about it… This could actually turn out to be exactly what we needed. A clean slate.
B: Exactly. No old constraints, no baggage. Just possibilities.
A: プロジェクト全体、中止だなんて信じられないよ。あっさりすぎるだろ。
B: うん…でも、これはもしかしたら、全てを一から考え直すチャンスなのかもね。
A: 確かに、そう考えてみれば…これって実は、まさに私たちが必要としてたことなのかも。まっさらな状態から始められる。
B: その通り。古い制約も、しがらみもなし。ただ可能性だけがある。
- pull the plug (on something): 中止する・打ち切る(もともとは「電源プラグを引き抜く」という意味だが、ここでは比喩的に「計画やプロジェクトなどを突然終わらせる」という意味で使われている)
- just like that: あっさりと/あんなに簡単に(唐突さや予想外のニュアンスを含んだ表現。口語でよく使われる)
- rethink: 考え直す(think を再び、という意味。アイデアや方針を根本から見直す時に使う)
- from the ground up: 一から/土台から(建物を土台から建てるイメージから、「完全に最初から」という意味で使われる比喩表現)
- now that I think about it: そう言われてみれば/今思えば(話しながら気づいたことを挟むときの自然なクッションフレーズ)
- a clean slate: 白紙の状態/やり直すチャンス(“slate” は昔の黒板のこと。「一度すべてを消して、まっさらな状態にする」という比喩で、再出発を意味する定番表現)
- constraint: 制約・制限(抽象的な「縛り」や「しがらみ」を表す。複数形で使われることが多い)
- baggage: 精神的な荷物・しがらみ(物理的な「荷物」以外に、「過去の出来事や感情の重荷」という意味でも使われる。比喩表現)
- possibility: 可能性(未来に向けてのポジティブな展開やチャンスを指す)