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ラジオ英会話 Lesson072|移動を表す動詞③ ー come
GRAMMAR AND VOCABULARY L072|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L072|移動を表す動詞③ ー come|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L072|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
come
Key SentenceBut I want to come back in the future.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
しかし私は将来戻ってきたいと思っています。
He shouldn’t come near me when he’s that drunk.
日本語訳: あんなに酔ってるときに、彼、私に近づかないでほしいわ。
解説: 「come near」は「近くに来る・近づく」という意味で、物理的な距離の接近を表す表現です。”go near” ではなく “come near” を使うことで、話し手である「私」に向かって近づく動きを強調しています。”shouldn’t” を使うことで、不快感をにじませたやわらかい拒絶になっています。”drunk” は「酔っている状態」です。
A: Mark… I don’t know, don’t you think he comes off a bit too flirty? I thought he was more of a serious type.
B: Huh? Why do you say that? Did something happen at the party last night?
A: To be honest, it was fun at first, but then the vibe got a little weird. He shouldn’t come near me when he’s that drunk. The way he kept touching me was just too much.
B: Yeah… that’s just how he gets when he’s drunk. He means no harm, but still, I get it.
A: マークってさ…なんか、ちょっとチャラくない?もっと真面目な人かと思ってたんだけど。
B: え?なんで?昨日の飲み会でなんかあった?
A: 正直に言うと、最初は楽しかったけど、途中からちょっと空気変になってきて。あんなに酔ってるときに、彼、私に近づかないでほしいって思った。やたら触ってきて、さすがに引いた。
B: まあね。あいつ、酔うといっつもああだから、悪気はないんだけど…でも、わかるよ。
- come off (a bit too flirty): 軽く見える/チャラく見える(“come off” は「〜のように見える・感じられる」。性格や印象を伝えるときに使われる口語表現)
- serious type: 真面目なタイプ(”type” は人の「タイプ/分類」を表す言い回しで、性格を評する時に使う)
- Did something happen?: 何かあったの?(相手の様子の変化に気づいた時の自然な問いかけ)
- the vibe got a little weird: 雰囲気がちょっと変になった(”vibe” は「空気感・ムード」を意味するカジュアル語。日常会話で使われる)
- The way he kept touching me: 彼が何度も触ってきた感じ(”the way” は「〜の様子・やり方」。人の行動を評価する表現)
- was just too much: さすがにやりすぎだった(”too much” は「度を超えてる」ことを示す否定的な口語表現)
- that’s just how he gets: あいつ、酔うといつもああなんだ(”how he gets” は「彼のそういう状態になる様子」を表現)
- He means no harm: 悪気はない(”mean no harm” は「悪意はない」「傷つけるつもりはない」とやんわり伝える表現)
- but still: でもやっぱり(譲歩しつつ自分の感情をやんわり主張するフレーズ)
- I get it: わかるよ(”understand” よりも軽く、共感を含んだ自然なカジュアル表現)
come|抽象的なモノが「来る」
抽象的なモノが「来る」
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The time has come for me to go home.
私が家に帰るときが来ました。
The chance to talk privately never really came, did it?
日本語訳: 落ち着いてふたりで話せるチャンス、結局来なかったよね?
解説: 「the chance」(チャンス)という抽象的な名詞が主語になっており、「期待していた機会が訪れなかった」という意味で come が使われています。”never really came” の “really” が入ることで、「本当に欲しかったけど叶わなかった」という心残りがにじみます。”did it?” の付加疑問は、相手との共感を自然に引き出す口語らしい表現です。
A: I saw you trying to talk to me during the coffee break—sorry about that. My phone just wouldn’t stop ringing.
B: It’s fine. You looked swamped. These events always end up being more hectic than expected.
A: The chance to talk privately never really came, did it? I thought we could catch up a bit, since it’s been a while.
B: We still can—how about grabbing coffee after the last session wraps up?
A: 休憩中、話しかけようとしてくれてたの見てたよ。ごめん、電話が鳴り止まなくてさ。
B: 大丈夫。めちゃくちゃ忙しそうだったし。こういうイベントって、いつも思ったよりバタバタするよね。
A: 結局、落ち着いてふたりで話せるチャンスなかったね。久しぶりだったし、ちょっと話せたらと思ってたんだけど。
B: まだ間に合うよ。最後のセッション終わったら、コーヒーでもどう?
- try to talk to someone: 誰かに話しかけようとする(「try to + 動詞」で「〜しようとする」の意味。会話の導入などで非常によく使われる構文)
- coffee break: コーヒーブレイク(会議やイベント中の短い休憩時間。カジュアルながらビジネスシーンで定番の表現)
- just wouldn’t stop: まったく止まらなかった(”wouldn’t stop” は「止まろうとしなかった」という意味で、無生物主語(例:電話)がまるで意思を持っているかのように動作を続ける様子を表す自然な口語表現)
- have one’s hands full: 手がいっぱい/とても忙しい(直訳は「両手がふさがっている」で、やることが多くて余裕がない様子を表す定番のイディオム)
- end up being ~: 結局〜になる(”end up” は「最終的に〜という結果になる」の意味で、予想外や想定外の流れになる場面によく使われる)
- more hectic than expected: 思ったより慌ただしい(”hectic” は「慌ただしい・バタバタした」の意味で、仕事やイベントなどの忙しさを表現)
- catch up: 久しぶりに話す/近況を話す(久々の再会で「近況を交換する」という意味で非常によく使われる日常表現)
- wrap up: 終わる/締めくくる(本来は「包む」という意味だが、ここでは「セッションが終わる」という意味の比喩的用法。会議やイベントの終了時に非常に多く使われる)
come|どんなふうに
どんなふうに
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The news came as a shock.
そのニュースはショックでした。
Honestly, your message came as a bit of a relief—I thought you were mad at me.
日本語訳: 正直、君からのメッセージ、ちょっとホッとしたよ。怒ってるのかと思ってたから。
解説: 「come as a relief」は、「安心感をもたらす」という意味で、「~という形でやってくる」という感覚を表します。ここではメッセージという無生物が「ほっとさせるもの」として届いたイメージです。”a bit of”(ちょっとした)を加えることで、控えめでリアルなトーンが出ています。”mad at me” は「私に怒っている」という口語表現で、感情のすれ違いが自然に伝わる一文です。
A: I’m glad. Feels like things are back to normal between us.
B: Yeah. But honestly, your message came as a bit of a relief—I thought you were mad at me.
A: No, not at all. I just needed some time to cool off. Things got a little heated last time.
B: Yeah… I think we both said stuff we didn’t really mean. But I’m really glad we’re talking again.
A: よかった。なんか、また普通に話せてる感じがするね。
B: うん。でも正直言って、君からのメッセージ、ちょっとホッとしたよ。怒ってるのかと思ってたから。
A: いや、全然そんなことないよ。ただちょっと冷静になる時間が欲しかっただけ。前回ちょっと言い合いになっちゃったしね。
B: そうだね…お互い、本当は思ってないことまで言っちゃった気がする。でも、またこうして話せて本当によかったよ。
- I’m glad: よかった(気持ちを素直に伝える基本表現。何かが解決した後などに頻出)
- back to normal: 普通の状態に戻る(人間関係や生活リズムなどが「元の落ち着いた状態に戻る」ことを表す)
- cool off: 頭を冷やす/落ち着く(感情を静めるという意味で、ケンカの後などに使われやすい)
- things got a little heated: ちょっと言い合いになった(”heated” は「ヒートアップする」、つまり感情が高ぶったり言い争いになったりしたことを表す比喩)
- said stuff we didn’t really mean: 本心じゃないことを言った(”stuff” は口語で「こと・もの」などの意味。”didn’t really mean” で「本気じゃなかった」と柔らかく表現)
come|順序
順序
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Family comes first.
家族が第一。
In terms of priorities, your health comes first—everything else can wait.
日本語訳: 優先順位で言えば、健康が一番だよ。他のことは後回しでいい。
解説: ここでは「come」が「順序」を表していて、”your health comes first” で「健康が最優先」という意味になります。”in terms of priorities”(優先順位で言うと)という前置きがつくことで、順序づけの話であることが明確になります。”everything else can wait”(他のことは待てばいい)というフレーズが、優先順位の感覚をやわらかく自然に伝えています。
A: I’ve been thinking of taking a break, maybe even a couple of weeks off, but I keep feeling guilty about leaving the team short-staffed.
B: You’ve been pushing yourself nonstop. It’s not selfish to need rest.
A: Yeah… I guess I just need someone to say it’s okay.
B: In terms of priorities, your health comes first—everything else can wait. You deserve the break. We’ll be fine.
A: ちょっと休み取ろうかと思ってて、もしかしたら2週間くらい。でもチームに負担かけるのが気になって。
B: ずっと走りっぱなしだったじゃん。休むのはわがままじゃないよ。
A: そうだね…誰かに「いいんだよ」って言ってほしかったのかも。
B: 優先順位で言えば、健康が一番。他のことは後回しでいいよ。君には休む権利があるし、こっちは大丈夫だから。
- a couple of: 2〜3の、いくつかの(会話では「two」より柔らかく、「少し」の感覚で使われる便利表現)
- feel guilty: 罪悪感を覚える(”guilty” は「悪いと思う」という感情を表す形容詞。”feel guilty about 〜” の形でよく使われる)
- leave someone short-staffed: (誰かを)人手不足の状態にする(”short-staffed” は「人手が足りない」状態を表す形容詞)
- push oneself nonstop: 休まずに無理をする(”push oneself” は「無理をする」「頑張りすぎる」の意味。”nonstop” で強調)
- It’s not selfish to…: ~するのはわがままじゃない(”selfish” は「自己中心的」。この言い回しは相手に「自分を責めなくていい」と優しく伝える時に使う)
- I guess I just need someone to say it’s okay.: 誰かに「それでいいんだよ」って言ってもらいたかっただけ(”I guess” で控えめに気持ちを表現するカジュアルな文)
come|come to
come to
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I came to like natto.
私は納豆が好きになりました。
You’ll come to see that she’s actually trying, in her own way.
日本語訳: 彼女なりに頑張ってるって、だんだん見えてくると思うよ。
解説:「come to see」は「見えてくる・わかるようになる」という意味で、気づきや理解の変化を表す表現です。”You’ll” と未来形を使うことで、時間をかけて自然に理解が深まっていく様子を描いています。”actually trying”(実は努力している)や “in her own way”(彼女なりに)は、人間関係でよく使われるあたたかい言い回しです。
A: Your mom seemed kind of distant last night. I’m not sure she even wanted me there.
B: She’s not great at showing emotion, but I know she’s trying. She even baked that pie just for you.
A: Really? I thought that was just coincidence.
B: You’ll come to see that she’s actually trying, in her own way. Just give her a little time—she really wants to get closer to you.
A: 昨日の夜、お母さんちょっとよそよそしかったね。私が来るの、あまり嬉しくなかったのかなって思っちゃった。
B: 感情を出すのが苦手なだけだよ。でも頑張ってるのは確か。あのパイだって、君のために焼いたんだよ。
A: えっ、ほんと?たまたまじゃなかったの?
B: 彼女なりに頑張ってるって、そのうちわかると思うよ。少しだけ時間をあげてみて。ほんとはもっと仲良くなりたいって思ってるんだ。
- seem (kind of) distant: よそよそしく見える(”seem distant” は態度が冷たく感じられる時の表現。”kind of” は「ちょっと」「なんとなく」とニュアンスをやわらげる口語の副詞)
- showing emotion: 感情を表す(”show” は「見せる」、”emotion” は「感情」。“感情表現が苦手”という意味になる定番の言い回し)
- I know she’s trying: 頑張ってるのはわかる(”try” は「試す」よりも、「努力する」意味でよく使われる口語)
- just for you: 君のためだけに(”just” を入れることで「特別感」や「わざわざ感」が加わる。やさしいニュアンスに)
- coincidence: 偶然(会話での「たまたま」「たまたまそうなった」ことを表す単語)
- give her a little time: 少しだけ時間をあげて(”give + 人 + time” は「時間を与える」、”a little” を入れることでソフトな印象に)
- get closer to: ~ともっと仲良くなる(”get closer” は「距離を縮める・親しくなる」の定番フレーズで、人間関係の改善を表す)