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ラジオ英会話 Lesson074|移動を表す動詞⑤ ー run
GRAMMAR AND VOCABULARY L074|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L074|移動を表す動詞⑤ ー run|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L074|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
run|線上を・スピーディーに走る
Key Sentence線上を・スピーディーに走る
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
If you’ve run out of places to visit.
もしあなたが訪れる場所がなくなったなら。
We’ve completely run out of patience with his excuses.
日本語訳: 彼の言い訳にはもう我慢の限界って感じ。
解説: run out of patience は「我慢が尽きる」という意味で、怒りやストレスが積み重なった結果、これ以上耐えられない状態を表します。excuses(言い訳) は、よくネガティブな感情と結びつく語なので、自然な組み合わせになっています。completely は「完全に・すっかり」の意味で、限界に達した強調になります。
A: He promised he’d have the report ready before lunch, and then completely vanished again.
B: No update? No message? That’s just unprofessional.
A: Exactly. He’ll probably say it was some emergency again or whatever. We’ve completely run out of patience with his excuses. Everyone else is picking up the slack.
B: Yeah, and it’s creating resentment. Someone’s got to call him out soon.
A: ランチ前にはレポート出すって言ってたのに、また完全に姿消したの。
B: 報告も連絡もなし?それは社会人としてどうなの…。
A: でしょ。多分また「急用ができた」とか言うんでしょ。もう彼の言い訳にはみんなうんざりしてるの。残りの人が尻拭いしてるし。
B: そりゃ不満も出るよね。誰かがちゃんと注意しないと。
- promise: 約束する(人に対して何かをすると誓うときに使う定番動詞。「〜すると約束した」ときには “promised to ~” か “promised (that) ~” の形)
- ready: 準備ができた(物や人が「用意万端」な状態。今回のように “have something ready” で「〜を仕上げておく」という意味になる)
- vanish: 姿を消す(「突然いなくなる」「跡形もなく消える」の意味。カジュアルな会話でも drama 的な消え方を表現したいときに使う)
- update: 近況報告・連絡(名詞として「進捗や報告」の意味で使われている。仕事でもSNSでもよく使われる)
- message: メッセージを送る(名詞「伝言」「LINEなどのやりとり」や、動詞としても「メッセージを送る」。ここでは名詞)
- unprofessional: プロらしくない(ビジネスの場などで「無責任」「常識がない」などをやんわりと批判する語)
- probably: 多分(”maybe” より確信度が高い推量を示す副詞)
- emergency: 緊急事態(”some emergency” のように「なんか緊急なこと」としてあいまいに使うのがリアル)
- whatever: とにかく何であれ(ここでは「なんかそんな感じの言い訳でしょ」という投げやりなニュアンス)
- pick up the slack: 他人の尻拭いをする(直訳は「たるみを引き締める」。もともと仕事などで誰かの分まで補うという意味のイディオム)
- resentment: 不満、恨み(心にたまる不快感や怒り。”build up resentment” などで「積もった不満」とも使う)
- call (someone) out: 注意する、問題を指摘する(誰かの行動を公に批判・指摘する。ここでは「態度をちゃんと注意する」ニュアンス)
run|線状1
線状1
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We’re running out of time.
私たちには時間がなくなってきています。
Don’t leave the tap running—it’s wasting so much water.
日本語訳: 蛇口開けっぱなしにしないで。水めっちゃ無駄になってるよ。
解説: run はここで「水が蛇口から細く出続けている」状態を表しています。液体が線のように流れ続けるイメージですね。leave the tap running は「蛇口を出しっぱなしにしておく」という自然な日常表現。”waste water” は「水を無駄にする」意味で、so much で量を強調しています。
A: Did you just turn on the faucet and walk away again?
B: I just stepped away to grab a sponge. It’s not like I forgot about it or anything.
A: Don’t leave the tap running—it’s wasting so much water. You always say it’s “just for a second.”
B: Okay, okay, I get it. I’ll shut it off next time, promise.
A: ちょっと、水出しっぱなしにしてどっか行ったでしょ?
B: ちょっとスポンジ取りに行ってただけだよ。別に忘れてたわけじゃないし。
A: 蛇口開けっぱなしにしないでよ。水めっちゃ無駄になってるし。毎回「ちょっとだけ」って言うけどさ。
B: はいはい、わかったって。今度からちゃんと止めるようにするよ、約束。
- turn on: (電源や水などを)つける/出す(この場合は蛇口を「ひねって水を出す」という意味で使用)
- walk away: その場を離れる(状況を放ってそのまま立ち去るニュアンス)
- step away: (少しの間)その場を離れる(”just stepped away” で「ちょっと離れただけ」のカジュアルで軽い言い方)
- grab: さっと取る(動作が素早い感じを含み、日常会話で非常によく使われる)
- It’s not like ~: 〜ってわけじゃないし(弁明や反論として「別に~じゃないよ」と言いたい時に便利なカジュアル表現)
- You always say it’s “just for a second.”: 「毎回“ちょっとだけ”って言うよね」(”just for a second” は日常的によく聞く言い訳フレーズ。”You always say” は相手の習慣的な発言を指摘するフレーズ)
- Okay, okay, I get it.: はいはい、わかったよ(カジュアルな同意・了承の言い方。やや呆れたニュアンスも含められる)
- shut it off: (水・電源などを)止める(”shut off” は “turn off” よりやや強めの印象で、きっぱり閉じる感じ)
- promise: 約束する(ここでは名詞として使われており、文の最後に “promise” と言うことで「ちゃんとやるよ」の強調になるカジュアルな言い方)
run|線状2
線状2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The high wall runs around the castle.
高い壁が城の周りに張り巡らされています。
The walking path runs right next to the river, so the view’s actually pretty nice.
日本語訳: 遊歩道が川のすぐ横にあってさ、景色けっこういいんだよ。
解説: 「run」はここで「道が〜に沿って続く」という意味で使われています。”right next to the river”(川のすぐ隣)が示すように、歩道が川に寄り添うように伸びているイメージです。”so the view’s actually pretty nice”(だから景色いいんだよ)という主観的なひと言が、ネイティブらしい自然な語り方になっています。
A: I’ve been running in the mornings lately. The walking path runs right next to the river, so the view’s actually pretty nice.
B: Oh, that sounds like a good way to start the day. Not too crowded either, I assume?
A: Yeah, especially if I go early enough. Just a few joggers and people walking their dogs.
B: Hmm… might join you sometime. I could use a better routine.
A: 最近朝にジョギング始めたんだ。遊歩道が川のすぐ横にあって、景色けっこういいんだよね。
B: へー、それいい一日の始め方じゃん。そんなに混んでたりはしないんでしょ?
A: うん、早めに行けばほんとに静か。ジョギングしてる人とか犬の散歩してる人がちょっといるくらい。
B: いいね。今度一緒に走ろうかな。生活見直したいと思ってたし。
- walking path: 遊歩道(歩行者専用の細い道。自然公園や川沿いなどによくある)
- right next to ~: 〜のすぐ隣(”right” で距離の近さを強調している)
- view: 景色(目に入ってくる風景のこと。”pretty nice” でカジュアルに良さを表現)
- a good way to start the day: 一日を始めるのにいい方法(定型的なフレーズ。「a good way to ~」の構文は日常で頻出)
- I assume: たぶん〜だと思う(丁寧で控えめな推測表現。ネイティブがよく使う)
- especially if ~: 特に〜なら(条件付きで何かを強調する便利な副詞句)
- early enough: じゅうぶん早く(”enough” の位置に注意。副詞に対しては後ろに置く)
- jogger: ジョギングしてる人(”jog” は「軽く走る」、”jogger” はその人を指す名詞)
- walk one’s dog: 犬の散歩をする(定番の口語表現)
- join (someone): (人と)一緒に加わる/参加する(”join you” で「あなたと一緒に行く」という意味)
run|線状3
線状3
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
There are buses running between Shibuya and Shinjuku.
渋谷一新宿間でバスが走っています。
The trains usually run every fifteen minutes during rush hour.
日本語訳: ラッシュアワーの間は、電車がだいたい15分おきに走ってるよ。
解説: run は、電車やバスが「定期的に運行する」という意味でよく使われます。every fifteen minutes のような頻度表現とも相性がよく、通勤・通学などの日常会話にもなじみやすい表現です。
A: I was thinking about moving a bit further out—closer to where you live.
B: Oh yeah? You’re sick of the inner city already?
A: Kinda. I just want a bit more space. But I don’t want to deal with awful train connections.
B: The trains usually run every fifteen minutes during rush hour, so it’s actually not that bad.
A: ちょっと郊外に引っ越そうかなって思ってて。そっちの方とかさ。
B: ほんと?もう都心暮らし飽きた?
A: ちょっとね。もう少し広い部屋に住みたくて。でも電車のアクセス悪いのはイヤだし。
B: ラッシュ時は15分おきに電車来るから、実はそんなに悪くないよ。
- move out: 引っ越す(特に今いる場所から別の場所へ移動すること。”move” だけだと単に「動く」という意味だが、”out” が加わることで「今の家・場所から外に出る」というニュアンスが生まれ、それが「引っ越して出ていく」という意味になる)
- further out: より郊外へ(”further” は「より遠く」、”out” は「外へ」で、「より外側=郊外」的な意味合い)
- sick of ~: ~にうんざりしている(口語で非常によく使われる。「飽きた」や「もう嫌だ」に近い感覚)
- inner city: 都心部(都市の中心部、住宅や職場が密集しているエリア)
- kinda: ちょっとね(”kind of” の口語縮約形。曖昧に肯定・同意を示す便利な表現)
- deal with ~: ~に対処する/向き合う(人・状況・問題など幅広く使える。面倒なことに「巻き込まれる」という含みもある)
- awful: ひどい/最悪の(感情がこもった形容詞で、ネガティブな印象を強く表現する)
- not that bad: そんなに悪くない(ネイティブがよく使うぼかし表現。完全肯定でも否定でもない中間の評価)
run|変化
変化
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
My phone battery is running low.
私の電話のバッテリーが少なくなってきています。
I think the car’s running low on gas—do you wanna stop soon?
日本語訳: 車、ガソリン少なくなってきてるっぽいよ。そろそろどっか寄る?
解説: 「run low on」は「〜が少なくなってきている」という意味で、ガソリンの量がだんだん減っているという“変化”を表します。”do you wanna” は “do you want to” のカジュアルな言い換えで、会話では非常によく使われます。
A: Is this still the same road that leads to the lake? It feels way longer than I remember.
B: Hmm… yeah, I think so. But hey—I think the car’s running low on gas—do you wanna stop soon?
A: Oh, seriously? Yeah, that’s probably smart. We’ve still got a ways to go.
B: Alright, can you just check the GPS real quick?
A: この道ってまだ湖まで続いてるやつ?なんか前より長く感じるんだけど。
B: うーん…たぶんそう。でもさ、車、ガソリン少なくなってきてるっぽいよ。そろそろどっか寄る?
A: えっ、マジ?うん、それがいいかも。まだけっこう距離あるしね。
B: じゃあ、ちょっとナビで探して。
- lead to: ~につながる(道や会話などが「最終的に~に至る」という意味でよく使われる基本表現)
- way: ずっと(「way longer」は「はるかに長い」という意味で、強調語としての”way”はカジュアル英語で頻出)
- That’s probably smart: それはたぶん賢明だね(”probably”で婉曲に判断を伝える言い方。やんわりと賛成する時に便利)
- we’ve got a ways to go: まだ結構距離がある(”a ways to go”は「まだ道のりがある」の意味のカジュアル表現。直訳にこだわらないフレーズ)
- real quick: ちょっとだけすぐに(very quicklyの口語版。ネイティブ会話で頻出)
run|runの他動型
runの他動型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
She runs a vegan ramen shop.
彼女はヴィーガンラーメン店を経営しています。
We used to run weekly movie nights at our place—those were the days.
日本語訳: 昔うちで毎週、映画鑑賞会やってたんだよね。あの頃はよかったな。
解説: run は「〜を運営する・主催する」という意味で、ここでは「映画会を開く」というカジュアルな使い方。”used to” は「以前は〜していた」過去の習慣を表し、”those were the days” は懐かしさを込めた定番のフレーズ。イベントの規模に関係なく、友達を呼んで自宅で開くような私的な集まりにも run は自然に使えます。
A: Hey, did you ever find those old photos from college?
B: Yeah—I found a bunch from when we used to run weekly movie nights at our place—those were the days.
A: No way, seriously? I’d love to see those. I bet we all look like babies.
B: You had hair down to your shoulders! It’s like a completely different person.
A: ねえ、大学の頃の写真って見つかった?
B: うん、いっぱい出てきたよ。昔うちで毎週映画会やってたときのとか。あの頃はよかったね。
A: うそ、マジで?絶対見たい!きっとみんな子どもみたいな顔してるんだろうな。
B: あなた、髪が肩まであったよ!まるで別人みたいだった。
- did you ever ~?: (以前)~したんだっけ?(”Have you ever ~?” とは異なり、ここでは過去に話題にしたことを思い出してカジュアルに確認する表現。「あれって結局どうなった?」という含みがある。”ever” は「今までのどこかの時点で」という幅広い時間の範囲を示す語で、ここでは「以前いつか」や「前に話してたけどその後どう?」という文脈を含む。たとえば “Did you find those photos?” では「見つけた?」と事実確認になるが、”Did you ever find those photos?” にすることで「結局見つけたのかどうかずっと気になってた」ような気持ちや親しみがこもる。)
- old photos: 昔の写真(会話では “those old photos from college” の形で登場し、”old” は「古い」だけでなく「懐かしい」という感情も含む)
- from college: 大学時代の(”college” はアメリカ英語で「大学」。”from college” で「大学の頃に関するもの」を意味する定番の言い回し)
- a bunch (of ~): たくさんの~(カジュアルでよく使われる数量表現。”a bunch of photos”=「写真がたくさん」)
- I’d love to ~: ~したいな(”would” を使った丁寧でやわらかい意志表現。”I’d love to see those.” で「ぜひ見たい!」)
- I bet ~: ~に違いない(推測や期待をカジュアルに言うときの定番フレーズ。”I bet we all look like babies.” で「きっとみんな子どもみたいな顔してるよ」)
- hair down to your shoulders: 肩までの長さの髪(”down to” は「~まで垂れている・届いている」の意味で、髪や服の長さを表すときによく使われる)
- completely different person: 完全に別人(”completely” は「完全に、まったく」、”different person” は人の変化に使われる定番の言い回し)