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ラジオ英会話 Lesson076|移動を表す動詞⑥ ー arrive, reach
GRAMMAR AND VOCABULARY L076|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L076|移動を表す動詞⑥ ー arrive, reach|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L076|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
arrive(到着する)
Key Sentencearrive(到着する)/ reach(手を伸ばして対象物にタッチする)
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We’ve arrived at the pyramid.
私たちは、そのピラミッドに到着しました。
We finally arrived in Kyoto after getting lost twice.
日本語訳: 2回も迷ったけど、やっと京都に着いたよ。
解説: arrive は「到着する」という単純な動作を表す動詞。ここでは arrive in Kyoto のように、都市名などの広い場所には in を使います。after getting lost twice(2回迷ったああと)は、「迷いながらの旅の末にようやく着いた」という、旅行中のリアルな描写として自然です。
A: Did you really trust that shortcut from the roadside noodle shop guy?
B: I mean, we were out of options—and he did sound confident. Anyway, we finally arrived in Kyoto after getting lost twice.
A: Barely. My patience almost expired somewhere near Lake Hamana, remember?
B: Haha, yeah—that was like the first third of the trip. I was the one driving the whole time, by the way. But hey, we made it. And we’ve got a weird curry story to tell.
A: あのさ、あの道端のうどん屋の親父のショートカット、本気で信じたの?
B: だって他に道知らなかったし、妙に自信満々だったじゃん。ま、とにかく、2回迷った末にやっと京都に着いたよ。
A: いやギリだから。浜名湖の時点で私の忍耐力はほぼゼロだったよ?
B: はは、あれまだ旅の最初の3分の1くらいだったよね。ちなみにずっと運転してたの、ちなみに俺ね。でもさ、なんとか着いたじゃん。しかも、変なカレーのネタもできたし。
- roadside: 道端の(”roadside stand”「屋台」や “roadside attraction”「ドライブ途中の名所」などでも使用)
- we were out of options: 他に選択肢がなかった(”be out of options” は「もう選べる余地がない」状態を表す、ネイティブがよく使う言い回し)
- sound confident: 自信ありげに聞こえる(”sound + 形容詞” で「~に聞こえる」。”sound confident” は態度や口調から自信を感じること)
- anyway: とにかく(話を切り替えたり、話題を収束させたりするカジュアルな接続語)
- barely: かろうじて/ギリギリで(「~したけど、ほとんど無理だった」に近い。ややネガティブなトーン)
- patience (almost) expired: 忍耐力が(ほぼ)切れた(”expire” は本来「期限が切れる」だが、ここでは比喩的に「限界を超えた」意味)
- that was like the first third of the trip: あれ、旅の最初の3分の1くらいだったよ(”like” を入れることでやわらかい印象に。割合で旅の進行度を表現)
- I was the one doing (it): 実際にやってたのは私(”be the one ~ing” は「~してたのは他でもない私」的な強調の言い方)
- we made it: たどり着いたじゃん(”make it” は到着・成功・達成などに幅広く使える便利フレーズ)
- we’ve got a story (to tell): ネタができた(”have a story to tell” は経験や思い出として語れる出来事を表す)
- questionable: 怪しい/微妙な(ここでは「なんかヤバそうな」というネガティブ寄りの評価)
- curry (memories): カレー(の思い出)(”curry” 自体はシンプルな名詞だが、”curry memories” という表現で軽いユーモアと一緒に用いている)
arrive
arrive
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I arrived in London late at night.
私は夜遅くにロンドンに到着しました。
Summer seemed to arrive overnight this year—it was still chilly last week.
日本語訳: 今年の夏って一晩で突然来た感じだよね。先週まで寒かったのに。
解説: seem to arrive は「〜が来たように思える」の構文。”overnight” は「一晩で/突然に」、「chilly” は「肌寒い」。季節の急な変化を感じたときの自然な言い回しです。
A: Ugh, I can’t believe I wore jeans today. What was I thinking?
B: Tell me about it. Summer seemed to arrive overnight this year—it was still chilly last week.
A: Exactly. I checked the forecast yesterday, and it said 22 degrees. Lies.
B: Honestly, weather apps are just fancy guesswork. They almost never get it right.
A: うわ、今日ジーンズ履いたの失敗だったなー。何考えてたんだろ。
B: わかる。今年の夏って一晩で突然来た感じだよね。先週まで寒かったのに。
A: それな。昨日天気予報見たら22度とか言ってたのに。大ウソじゃん。
B: 正直、天気アプリなんて見かけだけ立派な当てずっぽうでしょ。全然当たらないもん。
- What was I thinking?: 何考えてたんだろ(自分の判断ミスや後悔を皮肉っぽく言う定番のひとこと)
- Tell me about it.: ほんとそれ/わかるよ(相手の発言に強く同意するときのカジュアルな返し)
- forecast: 天気予報(名詞として「予報」、特に天気予報でよく使われる基本語)
- Lies.: ウソじゃん(文字通りの「嘘」よりも、冗談めかして「違ったじゃん」とツッコむカジュアルな使い方)
- fancy guesswork: 見かけ倒しの当てずっぽう(”fancy” は「見た目は立派な」程度の皮肉、”guesswork” は「推測でしかない」こと。セットで「それっぽいけど当たらない予想」)
- They almost never get it right: ほとんど当たらない(”get it right” は「正しくやる」「当てる」の意味。否定的に使うと「当てにならない」という批判に)
reach
reach
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We reached London late at night.
私たちは夜遅くにロンドンに到着しました。
If We hadn’t taken that wrong turn, we would’ve reached Hakone hours ago.
日本語訳: あの道を間違えてなかったら、とっくに箱根に着いてたのに。
解説: reach は「自分の力で到達する」ニュアンスがある動詞。この文は仮定法過去完了で、「実際には到着していない」ことを過去のタラレバで言っています。”take a wrong turn”(道を間違える)は旅行会話でよく出てくる表現です。
A: Great. Of all the times to get a flat tire, it had to be now. We were, what, twenty minutes away from Hakone?
B: Yeah, talk about bad timing. But hey—I’ve already called roadside assistance. They said they’d be here in about thirty minutes.
A: If we hadn’t taken that wrong turn, we would’ve reached Hakone hours ago. Now we’re just stuck here on the shoulder, barely any signal—and we already ate all the snacks.
B: Yeah… and we’re almost out of water, too. This trip’s really not going how we pictured it.
A: はぁ…。よりによって今、パンクってどういうこと?箱根まであと20分くらいだったよね?
B: ほんとタイミング最悪。でもさ、もうロードサービスには連絡したから。30分くらいで来るって。
A: あのとき道間違えてなかったら、とっくに箱根着いてたのに。今じゃ電波もほぼないし、しかもお菓子も全部食べちゃったし。
B: うん…しかも水もあとちょっとだしね。こんな旅になるなんて、想像もしてなかったよ。
- Great.: 最悪(ここでは皮肉的に「最悪だ」というニュアンスで使われる典型的な感嘆詞。文脈で真逆の意味を持つので注意)
- Of all the times to ~: よりによって〜な時に限って(「いつでもよかったのに、なんでこのタイミング?」という不満や皮肉を込めた定番表現)
- flat tire: パンク(「flat」は「空気の抜けた」状態。”get a flat tire” で「タイヤがパンクする」)
- We were, what, ~?: え、あと〜分くらいだったよね?(”what” が挿入されることで「ちょっと確認」や「思い出そうとしてる」雰囲気が出る口語構文)
- talk about ~!: まさに〜って感じ(”Talk about bad timing!” のように感情のこもった共感・驚きを表すカジュアルなフレーズ)
- roadside assistance: ロードサービス(車のトラブル時に来てくれるサービス。日常英語ではわりとそのまま使われる)
- they said they’d be here in ~: 〜分くらいで来るって言ってた(”they would be here” の省略形で、未来の予測や予定を過去から見た表現)
- stuck on the shoulder: 路肩で立ち往生(”shoulder” は道路の端、”be stuck” で「動けなくなる・ハマってる」)
- barely any signal: 電波がほとんどない(”barely” は「かろうじて・ほぼ〜ない」。”signal” は携帯の電波)
- we’re almost out of water: 水もほとんど残ってない(”be out of ~” で「〜がなくなる」「切れる」。日常的に使われる)
- not going how we pictured it: 想像してた旅とは違う(”picture” は「頭に思い描く」の意味で、”how we pictured it” は「想像していた通りの展開」の意味)
get to
get to
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I got to London late at night.
私は夜遅くにロンドンに到着しました。
I didn’t even get to say goodbye—he left while I was still on the phone.
日本語訳: さよならすら言えなかったよ。電話中に彼、行っちゃってさ。
解説: 「get to + 動詞」で「〜する機会を得る」を表す基本形。この文ではそれを否定形 + even で強調し、「さよならを言うチャンスすらなかった」と悔しさをリアルに伝えています。”say goodbye” は別れの定番フレーズ。
A: Ugh… that was such a mess. I mean, I ran all the way here, sweating like crazy, and the second I arrived, my phone started ringing.
B: Yeah, I saw. You were practically bowing into your phone. Let me guess—Osaka client?
A: Yeah… and I didn’t even get to say goodbye—he left while I was still on the phone. Can you believe that? I looked up and poof, he was gone.
B: That’s rough. You race here like a maniac, and in the end, you didn’t even get a proper moment with him.
A:はぁ…めちゃくちゃだったよ。走ってここまで来て、汗だくだし、着いた瞬間にスマホ鳴るし。
B: うん、見てたよ。電話に向かって頭下げてるの、ほぼ土下座だったし。どうせまた大阪のクライアントでしょ?
A: そう…しかも、さよならすら言えなかったよ。電話してる間に彼、行っちゃってさ。信じられる?顔上げたらもういなかったんだよ。
B:つら。必死で走ってきたのに、結局まともに話せなかったなんてさ。
- mess: めちゃくちゃ/混乱した状況(部屋や状況、人間関係などが散らかっている、混乱していることを表す口語)
- run all the way: ずっと走ってくる(”all the way” は「ずっと〜まで」「はるばる〜」という強調表現。目的地まで全力で向かったニュアンス)
- sweating like crazy: 汗だくだった(”sweat” はここでは「汗をかく」という動詞。”like crazy” は「めちゃくちゃに」「必死に」という強調表現で、動作や状態を強くする。全体で「ものすごく汗をかく」ニュアンスになる)
- the second I arrived: 着いた瞬間に(”the second” は「〜するとすぐに」という意味で、”as soon as” と同じ意味の口語表現)
- my phone started ringing: 電話が鳴り始めた(基本動詞 “start” に動名詞を続けて「〜し始める」)
- bowing into your phone: 電話に向かって頭を下げる(”into” を使って「〜に向かって」の動きを表現。ここでは誇張表現としてユーモラスに使っている)
- Let me guess: 当ててみようか(会話の導入としてよく使われるフレーズ。冗談っぽく予想を口にする時に便利)
- client: 取引先/顧客(ビジネス英語の基本語。ここでは「大阪のクライアント」という具体的な相手を示している)
- poof: パッと(突然の消失を表す擬音的な表現。魔法のように「突然消えた」印象を出すときに使う)
- That’s rough: それはつらいね(”rough” は「つらい/大変な」を意味し、共感や同情を示すリアクション)
- like a maniac: キチガイみたいに/必死に(”maniac” は「狂ったような人」や「異常な行動をする人」の意味。”like a maniac” は「必死で」「やけくそで」「理性を失ったように」というニュアンスを含む強い言い回し。※日本語の「マニアック」(=こだわりが強い・専門的)とは意味も使い方も全く異なり、英語では「やりすぎ」「突っ走ってる」感じを強調する。)
- a proper moment: ちゃんとした時間(”proper” は「きちんとした」「ふさわしい」。感情的な締めくくりができなかったニュアンス)