PRACTICAL USAGE L076|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 076のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson076|移動を表す動詞⑥ ー arrive, reach
GRAMMAR AND VOCABULARY L076|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L076|移動を表す動詞⑥ ー arrive, reach|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L076|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:よし、子どもたち、今夜の夕食は何にするか、君たち2人で決めることができるよ。よく話し合って、私たちが家に帰るまでに結論を出すようにしてね。ただし、出前はなしだよ、わかった?
OK kids, you two get to decide what we have for dinner tonight. Talk it over, and try to reach an agreement before we arrive home. No delivery though, got it?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

Alright, kids—you two get to make the call on dinner tonight. Talk it through and try to reach a decision before we arrive home. Just remember—delivery is off the table, okay?
日本語訳: よし、子どもたち、今日の夕ご飯は君たちで決めていいよ。ちゃんと話し合って、私たちが家に帰るまでに何にするか決めてね。ただし、出前はナシだからね、いい?

解説: 模範解答は、子どもたちに対して「一緒に相談して合意する」ことを求める落ち着いたトーンです。家族の中での協調や話し合いを重視する場面に向いています。一方、ノエリアオリジナルの表現では、子どもたちに「最終決定の権利を与える」ような響きがあり、より自主性や責任を促すニュアンスがあります。親が少しふざけた口調で軽く任せるようなシーンにも自然に使えます。両者とも意味は同じでも、声のかけ方や親子の関係性に応じて使い分けられます。

OK kids, you two get to decide what we have for dinner tonight. Talk it over, and try to reach an agreement before we arrive home. No delivery though, got it?

  • get to: ~する機会をもらう(「特権的に許されている」「できるようになる」というニュアンス。子どもたちに選択の権利を与える表現としてよく使われる)
  • decide: 決める(選択肢の中から1つを選ぶときに使う基本動詞)
  • talk it over: 話し合う(”it” は話し合うべき内容=ここでは夕食のメニュー。over には「じっくり」というニュアンスがある)
  • try to reach an agreement: 合意に達するよう努める(”reach” は物理的に「届く」以外に「達成する」という抽象的意味でも使われる。”agreement” は話し合いによって生まれる一致)
  • arrive home: 家に着く(”arrive” はフォーマル寄りの語で、「場所に到着する」という丁寧な動き。”home” は副詞扱いなので前置詞は不要)
  • No delivery though, got it?: 出前は禁止だよ、わかった?(”though” は逆接的に「でもね」と念を押す感じ。”got it?” はカジュアルに「伝わった?」の確認)

Alright, kids—you two get to make the call on dinner tonight. Talk it through and try to reach a decision before we arrive home. Just remember—delivery is off the table, okay?

  • make the call: 決断を下す(模範の “decide” に比べ、口語的で「主導権を持って判断する」というニュアンスがある)
  • talk it through: 徹底的に話し合う(模範の “talk it over” が「ざっくり相談」なら、”talk it through” は「細かいところまで話し合って結論を出す」)
  • reach a decision: 結論に達する(模範の “reach an agreement” より「意見の一致」ではなく「明確な決断」に重点)
  • Just remember—delivery is off the table, okay?: 出前は禁止だからね、いい?(”Just remember” は命令というより「一応伝えておくね」的やわらかさ。”off the table” は「選択肢から除外」というイディオムで、模範の “No delivery” より遠回しでやんわりとした言い方)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What is Lily concerned about?
A. She doesn’t know what to make for dinner.
B. Her brother might get on her nerves.
C. She forgot to do her homework.
Listen carefully.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

リリーは自宅で友達と勉強会をしていたようです。父のダニエルから電話が入り、弟のマックスの様子や夕食についての話に。いつも冷静で頼りになるリリーが、今回も家をうまく仕切ってくれそうですね。

Daniel: Hey, how’s it going at home? Did your study group finish up?
Lily: Yeah, they just left. We were running behind, so we didn’t get through everything, but it was productive.
Daniel: Good to hear. Your mom and I are on the way back—we just finished running a few errands.
Lily: Cool. Max is upstairs playing something loud again. I might run out of patience soon.
Daniel: Haha, sounds about right.
Lily: By the way, what’s the plan for dinner? Should I start thinking about something?
Daniel: Alright, kids—you two get to make the call on dinner tonight. Talk it through and try to reach a decision before we arrive home. Just remember—delivery is off the table, okay?
Lily: Oh man, you really know how to make things interesting. I’ll try not to let this turn into a food fight.
Daniel: I trust you. You’re usually the one keeping things running smoothly.

ダニエル: おーい、そっちはどう?勉強会、終わったか?
リリー: うん、さっきみんな帰った。ちょっと押し気味だったから全部はできなかったけど、有意義だったよ。
ダニエル: それは良かった。ママと一緒に用事いくつか済ませて、今帰るところ。
リリー: オッケー。マックスはまた爆音でゲームしてるよ。私そろそろキレそう。
ダニエル: ハハ、いつも通りだな。
リリー: ところでさ、晩ごはんってどうする?何か考えた方がいい?
ダニエル: よし、今夜の夕食は君たち2人で決めていいよ。ちゃんと話し合って、僕たちが帰るまでに結論出しておいてね。出前はナシだからね、いい?
リリー: うわー、それはまた面白くしてくれるね。食べ物でケンカにならないよう頑張るよ。
ダニエル: 大丈夫さ。君のおかげで、いつもなんとかなるからね。

  • how’s it going: 調子はどう?(カジュアルなあいさつ表現で、「元気?」「うまくいってる?」など、日常会話で非常によく使われる定番表現)
  • finish up: 終える(”finish” よりも「最後の部分をやって終える」といったニュアンスがあり、軽く言い切る時に使われやすい)
  • run behind: 遅れる(”run” は「進行する」の意味で、予定より遅れている状況を表す定番表現)
  • get through: 終える/こなす(課題や仕事などを「乗り切る」「終える」ときに使う。物理的に“通り抜ける”から派生)
  • productive: 有意義な(成果があった、建設的だったという肯定的な意味。勉強や会議などでよく使う)
  • on the way back: 帰っている途中(”on the way” の応用で、目的地への移動中を表す便利な言い回し)
  • run errands: 用事を済ます(”errand” は「ちょっとした用事」。郵便局や買い物など、日常的なタスクに関して使う)
  • cool: オッケー/いいね(カジュアルな相槌表現で、同意や軽い反応として万能に使える)
  • run out of patience: 我慢の限界に達する(”run out of” は「〜が尽きる」、”patience” は「忍耐」。感情の残量がなくなる比喩)
  • sounds about right: それっぽいね/そんな感じだね(相手の発言が「予想通り」または「ありがち」な時に共感・納得を表す軽い一言)
  • by the way: ところで(話題を切り替えるときの決まり文句)
  • make things interesting: 面白くする(物事を単調にさせず、刺激を加えるというポジティブまたは皮肉な意味合い)
  • food fight: 食べ物の投げ合い/(転じて)言い争い(子どもの遊びの「食べ物バトル」から転じて、食べ物に関する口論などを冗談めかして言う)
  • keep things running smoothly: 物事を円滑に進める(”run” は「機能させる」の意味で、家庭や仕事が順調に進んでいる様子を表す)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What is Lily concerned about?
A. She doesn’t know what to make for dinner.
B. Her brother might get on her nerves.
C. She forgot to do her homework.

答え
クリックすると答えが出ます。

B. Her brother might get on her nerves.

Point

A. She doesn’t know what to make for dinner.(夕飯に何を作るか迷っている)
Lilyは「Should I start thinking about something?(何か考え始めたほうがいい?)」と聞いており、夕飯に悩んでいるのではなく、提案しようとしている様子です。またその後の発言も軽いトーンで、真剣な懸念とは言えません。したがってこの選択肢は不正解です。

B. Her brother might get on her nerves.(弟がイラつかせるかもしれない)
Lilyは「Max is upstairs playing something loud again. I might run out of patience soon.(マックスがまたうるさいのやってて、もう我慢の限界かも)」と言っています。run out of patience(我慢できなくなる)は強い不満や苛立ちを表す表現で、get on someone’s nerves(イライラさせる)の意味と一致します。この内容がLilyの心配事として最も直接的に示されているため、この選択肢が正解です。

C. She forgot to do her homework.(宿題を忘れていた)
会話中で宿題については一切触れられていません。勉強会のメンバーが帰ったことや、作業が全て終わらなかったという言及はありますが、「忘れていた」という内容にはなっていません。したがってこの選択肢は不正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • playing something loud again: Maxが何かうるさいことをしている様子を示す表現。弟に対する苛立ちのきっかけ。
  • run out of patience: 「我慢できなくなる」という意味で、感情的な限界を表す口語的表現。
  • make the call on dinner: 親が子に夕飯を決めさせる流れで出たが、Lilyの主な心配ではない。
  • food fight: ジョークとしての発言で、緊張や心配ではない。

会話のテーマを理解すること
この会話では、Lilyと父の会話を通じて、日常生活の中のちょっとしたストレスや日常的なやり取りが描かれています。Lilyは勉強会のあとで疲れており、騒がしい弟にイラつき気味。一方で、夕飯の件については「話題」として触れているに過ぎず、主な懸念事項ではありません。テーマとしては「家庭内での些細な出来事と感情の動き」が中心であり、リスナーはLilyの発言の感情トーンに注目する必要があります。

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