GRASP THE CONCEPT L079|移動を表す動詞⑨ ー leaveの目的語説明型|NoeLia Original Dialog

GRASP THE CONCEPT 2025-26

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ラジオ英会話 Lesson079|移動を表す動詞⑨ ー leaveの目的語説明型
GRAMMAR AND VOCABULARY L079|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L079|移動を表す動詞⑨ ー leaveの目的語説明型|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L079|NoeLia Original Dialog

GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog

下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

leaveの目的語説明型|残す

Key Sentence

残す
You left the door open.
あなたは、ドアを開けたままにしていました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

The heat left the chocolate bar soft and sticky.
日本語訳: 暑さでチョコバーが柔らかくなって、ベタベタしてたよ。
解説: 「leave+O+形容詞」は、“その状態のままにしておく・放っておく”ことを意味します。ここでは、heat(暑さ)という原因が、チョコバーをsoft and sticky(柔らかくベタベタした)状態に残した、という自然な描写。”keep” や “make” では意図的すぎるので、「放っておいたらそうなった」というニュアンスがある “leave” がぴったり。sticky は「ベタベタした」という意味で、口語でよく使われます。

Conversation Examples

A: Hey, did you eat that last chocolate bar I left on the counter?
B: Uh… yeah. The heat left the chocolate bar soft and sticky, so I figured it was better off in my stomach than melting further.
A: Oh wow. So you just saved it, huh? That’s a heroic take.
B: Exactly. I made a sacrifice… for the greater good.

A: ねぇ、キッチンに置いといた最後のチョコバー食べた?
B: えっと…うん。暑さでチョコバーが柔らかくなってベタベタになってたからさ、これ以上溶ける前に俺が処理した方がいいかなって思って。
A: へぇー、つまり“救った”ってこと?なかなかヒーロー的な解釈だね。
B: その通り。これは…人類のための犠牲だったのさ。

  • eat: 食べる(基本動詞だが、「誰かのものを勝手に食べた?」という日常シーンでの使い方に注意)
  • leave (on the counter): (カウンターなどに)置いておく(”leave” は「放置する・残す」という意味で、”put” よりも「意図せずそのままにしていた」ニュアンスがある)
  • figure: 〜だと思う(ここでは “I figured” で「〜かなって思って」と軽く判断したニュアンス。thinkより少しカジュアルで論理的)
  • better off: 〜したほうがマシ/良い(”it was better off in my stomach” は、「食べた方がマシだった」という比喩的な判断)
  • melting further: さらに溶ける(”melt” は基本語だが、”further” を加えることで「もっと悪化する前に」と文意が強まる)
  • save: 救う(直訳は「助ける」だが、ここでは“チョコを救った”という皮肉交じりのジョークとして使用)
  • heroic: ヒーローっぽい/勇敢な(”hero” から派生した形容詞。ここでは少し茶化した言い方で「大げさな正義感」っぽさを演出)
  • take: 解釈(”That’s a heroic take.” の “take” は意見・見方という意味で、ネイティブが使う口語的名詞)
  • sacrifice: 犠牲(通常は深刻な言葉だが、ここではおどけた自己正当化として使っている。日常会話のユーモアにも応用可)
  • for the greater good: より大きな善のために(本来は公共の利益のために自分を犠牲にするという崇高な文脈で使われるが、ここではあえて大げさに言って笑いを取る表現)

leave|目的語説明型1

目的語説明型1
Their performance left me cold.
彼らの演技には、私は興味をそそられませんでした。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Hey, this package was left sealed on your desk all day.
日本語訳: あのさ、この荷物、ずっと君のデスクの上に封されたままだったよ。
解説: この文では「package(荷物)」が「sealed(封がされた状態)」のまま放置されたことを、“leave O + 過去分詞” という目的語説明型で表しています。be動詞と一緒に受動態(was left)を使って、荷物が受け身で放っておかれていた状態を自然に描写しています。sealed は「封をされた」という意味の形容詞で、郵便や小包でよく使われる語です。

Conversation Examples

A: Hey, this package was left sealed on your desk all day. It’s marked “urgent,” by the way.
B: Wait, seriously? I thought it was just some random catalog.
A: Yeah, well, it’s from legal, so maybe don’t ignore it next time.
B: Yikes, okay. I’ll open it right now—thanks for the heads-up.

A: あのさ、この荷物、ずっと君のデスクの上に封されたままだったよ。「至急」って書いてあったけど。
B: え、マジ?ただのカタログかと思ってた。
A: 法務部からのやつだったから、今度はちゃんと見てよね。
B: うわ、やば。今すぐ開ける、教えてくれてありがとう。

  • marked “urgent”: 「至急」と記されている(”mark” は「〜と記す・表示する」。”urgent” は「緊急の」)
  • random: よくわからない/テキトーな(”random catalog” は「どこからともなく来たありふれたカタログ」のニュアンス。口語で「特に意味のない・無関係の」)
  • legal: 法務部(”the legal department” の略。企業内会話で頻出)
  • ignore: 無視する/気にせず放っておく(ここでは「気づいてたけど放置してた」ようなニュアンス)
  • maybe don’t ~ next time: 今度は〜しないようにね(”maybe” を使うことで柔らかく忠告・指摘するネイティブらしい表現)
  • Yikes: うわっ/やば(驚き・軽い焦り・失敗の自覚などを表す口語的な間投詞)
  • thanks for the heads-up: 教えてくれてありがとう(”heads-up” は直訳すると「頭を上げること」。そこから「注意喚起」「事前の知らせ」という意味に転じた表現で、何かに備えるための軽い警告や知らせに対して使う。日常会話でもビジネスシーンでも非常によく使われる)

leave|目的語説明型2

目的語説明型2
Don’t leave the tap running.
水を出しっぱなしにしないで。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I didn’t mean to leave the soup simmering that long.
日本語訳: スープ、あんなに煮詰めるつもりじゃなかったんだけど。
解説: 「その状態のまま残す・放っておく」を示す “leave O ~ing” を使った表現。ここでは「soup = simmering(煮えている)」の状態をうっかり継続させてしまったことを、”mean to”(〜するつもりだった)を否定して後悔を表しています。”keep” や “let” ではなく、意図せずそのままにしたニュアンスにぴったりなのが “leave”。simmering は「コトコト煮ている」。

Conversation Examples

A: Something smells… intense. What were you cooking?
B: I didn’t mean to leave the soup simmering that long. I was folding laundry and totally forgot about it.
A: That explains the smoky undertone. Did it stick to the pot?
B: A little, yeah. I’ve already soaked it in the sink—hoping for the best.

A: なんか…すごい匂いするけど。何作ってたの?
B: スープ、あんなに煮詰めるつもりじゃなかったんだけど。洗濯物たたんでて、完全に忘れてた。
A: それでちょっと焦げた感じの匂いなんだね。鍋にくっついちゃった?
B: 少しね。もうシンクで水につけといたから…うまく取れるといいけど。

  • intense: 強烈な(ここでは匂いの強さを表す。「激しい、濃い」など文脈によって柔軟に意味が変わる形容詞)
  • fold laundry: 洗濯物をたたむ(”fold” は「折りたたむ」、”laundry” は「洗濯物」。日常動作を表す組み合わせ)
  • totally: 完全に(”completely” と同義。カジュアルで強調の意味を持つ副詞。会話で非常に多用される)
  • That explains ~: それで~なんだ(理由や原因に納得したときに使う口語表現。省略的でネイティブらしいリアクション)
  • smoky undertone: 焦げたような香り/隠れた焦げの風味(”undertone” は「下に隠れたニュアンス・香り・音」。ここでは焦げ感をやんわり表している)
  • stick to the pot: 鍋にこびりつく(”stick” は「くっつく」、”pot” は「鍋」。調理でよく使う組み合わせ表現)
  • a little, yeah: ちょっとだけ、うん(控えめに事実を認めるときの自然な口語フレーズ)
  • soak: 浸ける(水や液体に物を浸してふやかす行為。”soaked it in the sink” で「シンクに浸けておいた」)
  • sink: シンク(キッチンで使う水場。”in the sink” は「シンクの中で」)
  • hope for the best: うまくいくことを願う(直訳は「最良の結果を願う」。問題のある状況で「最悪じゃないといいけど」と祈るような気持ちで使う)

leave|目的語説明型3

目的語説明型3
Let’s just leave it at that.
そこまでにしておきましょう。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Try to leave the plates on the counter when you’re done eating.
日本語訳: 食べ終わったらお皿はカウンターに置いといてね。
解説: 「leave + plates(目的語)+ on the counter(前置詞句)」で「皿をカウンターの上に置いたままにする」という意味に。場所を示す前置詞句と相性が良く、動かさず“そこに置いておく”という leave のコアイメージが自然に活きています。”try to” はやんわりとしたお願いの形。

Conversation Examples

A: This curry’s even better than yesterday’s. Did you change something?
B: Just added a bit of garam masala at the end. I’m gonna go clean the bathroom real quick, so try to leave the plates on the counter when you’re done. The sink still has that pan I haven’t washed yet.
A: Got it. Actually, I’ll just wash the dishes myself when I’m done.
B: Thanks, but I kinda burned the pan. I’ll take care of it—there’s a bit of a trick to getting it clean.

A: このカレー、昨日よりうまいんだけど。何か変えた?
B: 最後にちょっとガラムマサラ足しただけ。ちょっと今からお風呂掃除してくるから、食べ終わったらお皿カウンターに置いといてね。シンク、まだ鍋が洗えてないから。
A: 了解。ていうか、食べ終わったら自分で洗うよ。
B: ありがとう。でも鍋ちょっと焦がしちゃっててさ。私がやるよ。ちょっとコツがあるのよ。

  • even better than ~: ~よりもさらに良い(比較級に “even” をつけて強調。「前よりも格段に良い」というニュアンスに)
  • Did you change something?: 何か変えた?(”change” は「変更する」以外にも「少し手を加える」「味付けを変える」などの軽い調整にも使える便利動詞)
  • real quick: ちょっとだけ/さくっと(口語表現。”really quickly” を短縮した形で、「パパッとやる」「手短に」というニュアンス)
  • The sink still has ~: シンクにはまだ~がある(”have” を主語に対して使うことで「中に残っている」「含まれている」というニュアンスを自然に出す表現)
  • Actually: ていうか/やっぱり(会話の中で「前の発言にちょっと修正を加える」導入として非常によく使われる)
  • I’ll just ~ myself: 自分で~するよ(”just” はここで「ただ~するだけ」という軽さ。”myself” をつけることで「相手に頼らず自分でやる」のニュアンスを強調)
  • I kinda burned the pan: 鍋ちょっと焦がしちゃってさ(”kinda” は “kind of” の口語短縮形。「ちょっと〜しちゃった」という曖昧で軽いニュアンス)
  • I’ll take care of it: 私がやるよ(”take care of” は「面倒を見る」「処理する」「担当する」など文脈によって意味が変わる多義的な表現で、コアイメージは「大事に扱うべきものとして責任をもって対処すること」。”care” のコアイメージは「心を向けて気にかける」で、そこから「気遣い」「世話」「対応」の意味が派生しており、”take care of” は「それを自分が気にかけて最後まで引き受ける」ニュアンスになる)
  • there’s a bit of a trick to ~: ~にはちょっとしたコツがある(”a bit of a trick” は「ちょっとしたテクニック/裏ワザ」をやんわり伝えるネイティブらしい言い回しで、”trick” のコアイメージは「普通のやり方ではないちょっとした工夫やひねり」。そこから「手品」「トリックプレイ」「秘訣」「コツ」など、一般的なやり方とは違う“効率的な抜け道”や“コツ”を指す語として使われる)

leave|頻用フレーズ

頻用フレーズ
Please leave me alone.
私を放っておいてください。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Let’s leave the kids be—they’re having fun.
日本語訳: 子どもたちは楽しんでるんだから、そのままにしておこう。
解説: この文では、”leave A be” という目的語説明型の定番フレーズを使って、「Aをそのままにしておく」「干渉しないで放っておく」という意味を表しています。特に “be” は「あるがまま」を強調しており、kids(子どもたち)に余計な介入をしない大人の判断をやわらかく提案する形です。

Conversation Examples

A: They’ve been in the backyard for almost an hour. Should we check on them?
B: Let’s leave the kids be—they’re having fun. You don’t want to interrupt their world-building.
A: Yeah, I guess they do look pretty into whatever they’re doing.
B: Exactly. Plus, if you show up, they’ll either start complaining or rope you into playing.

A: もう1時間近く庭にいるけど、大丈夫かな?ちょっと様子見に行く?
B: 子どもたちは楽しんでるんだから、そのままにしておこうよ。あの子たちなりの世界を壊しちゃうかもよ。
A: まあ確かに、すごい集中して何かやってるっぽいしね。
B: でしょ?しかも行ったら最後、「ママもやって!」って巻き込まれるよ(笑)

  • have been in ~ for ~: ~の間ずっと~にいる(現在完了進行形。動作の継続を表す。ここでは「1時間近くずっと裏庭にいる」という状態を自然に表現)
  • check on: 様子を見に行く/気にかけて確認する(”check” に “on” がつくことで「人・状況を確認する」意味に。子ども・病人・高齢者などへの配慮によく使われる)
  • You don’t want to ~: ~しない方がいいよ(直訳は「あなたは~したくないはずだ」。ここから「普通なら避けたい状況だよね」という含みを持ち、そこから転じて「~は避けた方がいい」というアドバイス・注意の意味で使われる。相手を責めずにやんわり忠告したいときに便利なネイティブ表現)
  • interrupt ~: ~の邪魔をする(基本動詞だが会話では「集中・流れ・会話を遮る」という意味で頻出。”world-building” にかかっている)
  • world-building: 世界観づくり(本来は小説やゲーム制作の専門用語だが、ここでは子どものごっこ遊び=想像の世界を壊さないでという比喩的な使い方)
  • look into ~: ~に夢中/熱中して見える(”look” は「見える」の意味で使われると「印象・状態の描写」に。”pretty into ~” で「かなり夢中になってる」)
  • whatever they’re doing: 彼らがやってることが何であれ(”whatever” は「何であれ」という曖昧だが便利な代名詞。内容がわからないときに使える)
  • start complaining: 文句を言い始める(”start” + 動名詞は「~し始める」構文。complainは「文句を言う」の代表動詞)
  • rope someone into ~: ~に巻き込む/無理やり参加させる(”rope in” のカジュアルな口語表現。「ロープで引き込む」イメージから「乗せられる」「巻き込まれる」意味に)
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