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ラジオ英会話 Lesson083|移動を表す動詞⑫ ー bring
GRAMMAR AND VOCABULARY L083|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L083|移動を表す動詞⑫ ー bring|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L083|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|リポート文
リポート文
I heard that you tripped and hurt yourself.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私は、あなたがつまずいて、けがをしたと聞きました。
Didn’t you hear that she said it wasn’t your fault?
日本語訳: 彼女が「それはあなたのせいじゃない」って言ってたの、聞いてなかったの?
解説: 「Didn’t you hear that…」の形で、相手にすでに知らされているはずの情報を“リポート文”として問いかけています。この文では、that節の中にさらに「she said」という入れ子構造が使われ、「誰が・何を言ったのか」を正確に伝えています。it wasn’t your fault は「あなたのせいじゃない」という気遣いの言葉で、相手を安心させるための自然な口語表現です。
A: You’ve been staring at that error log for an hour. Are you trying to debug the whole system by willpower alone?
B: I just feel like I should’ve caught it earlier. This whole mess could’ve been avoided.
A: Didn’t you hear that she said it wasn’t your fault? She literally told everyone it was a system error.
B: Yeah, I heard… I just can’t shake the feeling that I let the team down.
A: もう1時間もエラーログ見つめてるよ。気合でシステム直そうとしてない?
B: もっと早く気づけてたらって思うんだよ。こんな混乱、起きなかったかもしれないし。
A: 彼女が「あなたのせいじゃない」って言ってたの、聞いてなかった?完全にシステムのバグだって、みんなに説明してたじゃん。
B: うん、聞いたけど…チームをがっかりさせた感じがどうしても消えなくてさ。
- stare at: 〜をじっと見つめる(「集中して、長時間見つめる」ことを表す動詞句。”look” よりも強く、「何かにとらわれている」印象が出る)
- error log: エラーログ(システムやアプリの不具合情報を記録したファイル。IT用語だが日常会話でも使われることが増えている)
- by willpower alone: 気合だけで(”willpower” は「意志の力」。”alone” をつけることで「それだけに頼って」という意味の比喩的表現になる)
- should’ve caught it earlier: もっと早く気づくべきだった(”should have + 過去分詞” は「〜すべきだったのに」という後悔の表現。”catch” はここで「ミスなどに気づく」という意味)
- this whole mess: このごたごた(”mess” は物理的な「散らかり」だけでなく、感情や状況の「混乱」にもよく使われるカジュアルな語)
- could’ve been avoided: 避けられたかもしれない(”could have + 過去分詞” は「〜できたのに」という仮定的なニュアンスで後悔や反省を表す)
- literally: 文字どおり、本当に(”exaggeration(誇張)じゃないよ” というニュアンスで、若者言葉的にも頻出。強調としてカジュアルに使われる)
- shake the feeling: その気持ちを振り払う(”shake” はここで「感情などを払いのける」という比喩的用法。”can’t shake the feeling” は「拭いきれない気持ち」)
- let the team down: チームをがっかりさせる(”let down” は「失望させる」意味の定番イディオム。”team” などを目的語にすることで、責任感の強さが伝わる)
I shouldn’t have heard that he’s quitting from someone else.
日本語訳: 彼が辞めるって話、人づてじゃなくて本人から聞きたかったよ。
解説: 「I shouldn’t have heard that…」は、“~って聞くべきじゃなかった”という後悔の気持ちを含んだリポート文の形です。ここでは「he’s quitting(彼が辞める)」という情報を that節で報告しており、話し手の期待と現実のズレがにじんでいます。from someone else(他の人から)は、望ましくない情報源への不満を示す表現。フォーマルすぎず、自然な口語調です。
A: You seemed kind of out of it during practice today. Everything okay?
B: It’s about Ryota. I shouldn’t have heard that he’s quitting from someone else. I couldn’t focus at all thinking about it.
A: Wait… he didn’t tell you himself? I’m sorry, that must’ve been hard to hear.
B: Yeah… I get that he probably had his reasons, but still, it really caught me off guard.
A: 今日の練習、ちょっと元気なさそうだったけど、大丈夫?
B: 涼太のことなんだけどさ。彼が辞めるって話、人づてじゃなくて本人から聞きたかったよ。それが気になって、今日は全然集中できなかった。
A: えっ…本人から聞いてなかったの?それはショックだよね、ごめん。
B: うん…事情があったのかもしれないけど、それでもやっぱり不意打ちだった。
- seem out of it: ぼーっとしている/上の空(”out of it” は「集中できていない」「気が散っている」状態をカジュアルに表す。疲れていたり、悩み事があるときによく使う表現)
- It’s about ~.: ~のことなんだけど(話題を切り出すときの便利な言い回し。”about” で「~に関して」と話題を示す)
- thinking about it: そのことで頭がいっぱい(”think about” は「~について考える」だが、”thinking about it” で「気になって仕方ない」という連続的なニュアンスが加わる)
- tell someone himself/herself: 本人が直接言う(”himself” で「自分で直接」というニュアンスを強調)
- hard to hear: 聞いてつらい(”hard” はここで「精神的につらい」という意味。物理的に「聞き取りにくい」ではない)
- caught me off guard: 不意を突かれた/予想外だった(”off guard” は「油断している状態」で、”catch someone off guard” で「不意打ちを食らわせる」ような驚きや動揺を表す)
NoeLia Extra Examples|be動詞の進行形
be動詞の進行形
I guess I was being careless.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私は不注意なことをやっていたのだと思います。
You’re being incredibly thoughtful today.
日本語訳: 今日はすごく気が利いてるね。
解説: 「be動詞の進行形(be being)」は一時的な行動の描写。ここでは「thoughtful(思いやりがある)」を“性格”ではなく“今日の振るまい”として評価しています。”incredibly” は会話でよく使われる強調語で、感謝や驚きを込めるのに便利。
A: Okay, who folded all my laundry and even left that cute note on my pillow?
B: No idea what you’re talking about… maybe your secret fairy roommate?
A: Haha, okay, now I’m seriously impressed. You’re being incredibly thoughtful today. I mean, even my socks are matched by color.
B: I figured if I didn’t do it, they’d stay in that basket until next week. Plus, you’ve been so slammed lately.
A: ちょっと、誰が私の洗濯物全部たたんで、しかも枕元にかわいいメモまで置いたの?
B: さあね〜、妖精のルームメイトでも来たのかな?
A: はは、ちょっと…これは正直びっくりしたよ。今日はすごく気が利いてるよ。靴下まで色で揃えてあるし。
B: そのままだと一週間はカゴに入れっぱなしだと思ってさ。それに最近、君めっちゃ忙しそうだったし。
- fold: たたむ(ここでは「洗濯物をたたむ」の意味で使用。日常動作だが見落とされやすい基本動詞)
- laundry: 洗濯物(家庭・日常会話では頻出単語。不可算名詞としても可算名詞としても使われる)
- note: メモ/手紙(ここでは「かわいいメモ」という意味で、さりげない気遣いやメッセージを指す)
- No idea what you’re talking about: 何のことだか全然わからない(”I don’t know”よりカジュアルで、冗談っぽくごまかすときに使う言い回し)
- fairy roommate: 妖精のルームメイト(直訳だが、ここではユーモアを込めた比喩。実在しない存在に責任をなすりつける時の軽いジョーク)
- I’m seriously impressed: マジで感動したよ(”seriously” は強調語。驚きや称賛を少しカジュアルに伝える表現)
- even my socks are matched by color: 靴下まで色で揃ってる(”even” で意外性を強調するネイティブらしい言い方。細部への気配りを表す)
- figure: 思う/考える(ここでは「〜かもと思ってやった」という意味の動詞。”I figured that…” の形で会話によく出る)
- basket: カゴ(洗濯カゴなど家庭内の道具を指す語。日常で使える具体名詞)
- stay in: ~にとどまる(”stay in that basket” のように場所と組み合わせて、「そのまま放置される」という意味に)
- slammed: 忙殺されている(本来は「激しく打ちつけられる」という意味の動詞 “slam” の過去分詞。スラング寄りのカジュアル表現。”I’ve been slammed” で「めっちゃ忙しい」とリアルな口語に)
She might be being overly dramatic, but I get why.
日本語訳: 彼女、ちょっと大げさすぎるかもだけど、気持ちはわかる。
解説: 「might be being…」と助動詞+進行形の形で、「今まさに大げさに振る舞っている可能性がある」と、丁寧に距離をとって話しています。overly dramatic は「わざとらしいほど感情的な振る舞い」を意味する表現で、冷静にツッコむときに使われます。
A: Did you see Natsuki’s story this morning? All black background, crying emoji, some vague quote?
B: Ugh, yes. And like five selfies in the same lighting with dramatic music.
A: I mean, I get that breakups suck, but that was next-level.
B: She might be being overly dramatic, but I get why. She was really invested in that relationship.
A: 今朝ナツキのストーリー見た?真っ黒背景に泣き顔の絵文字、あと意味深な引用とか。
B: うん、見た。しかも同じライティングの自撮りが5枚くらい、で、重めの音楽。
A: まあ失恋ってしんどいのはわかるけど、ちょっとやりすぎだったよね。
B: ちょっと大げさすぎるかもだけど、気持ちはわかるよ。あの子、本気だったもん。
- Did you see〜?: ~見た?(カジュアルな質問表現。友人同士の会話で非常によく使われる導入フレーズ)
- story: ストーリー(SNSの「ストーリー投稿」を指す。InstagramやTikTokなどで使われる用法が定着)
- background: 背景(ここでは「真っ黒な背景画像」の意味。視覚的演出としての”background”はSNS用語として重要)
- crying emoji: 泣き顔の絵文字(”emoji” はデジタル表現で頻出。”crying emoji” は感情を強く表現するビジュアル要素)
- vague: あいまいな(意味がはっきりしない・抽象的というネガティブなニュアンスを含む形容詞)
- quote: 引用(SNSなどで感情や意味を匂わせる「名言・引用句」を指す。若者言葉では「匂わせ投稿」として重要)
- selfie: 自撮り(”self”+”ie”の造語で、「自分で撮った写真」。SNS関連の基本語彙)
- lighting: 照明/ライティング(撮影時の「光の当たり方」=映えにこだわるSNS文脈で重要)
- breakups suck: 失恋ってつらいよね(”suck” は「最悪だ」「つらい」というカジュアルスラング。”breakup”+”suck”で失恋のつらさをラフに表現)
- next-level: 次元が違う(”普通のレベルを超えている”という意味で、ポジティブにもネガティブにも使える流行語)
- invested in: ~に思い入れがある(本来は「~に投資している」の意味。”invest” はお金や時間、労力を「注ぎ込む」動詞で、そこから派生して「感情的に深く関わっている/没頭している」という比喩的な使い方が日常会話でよく使われる。恋愛・仕事・趣味などへの本気度や熱意を表す)