GRASP THE CONCEPT L083|移動を表す動詞⑫ ー bring|NoeLia Original Dialog

GRASP THE CONCEPT 2025-26

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ラジオ英会話 Lesson083|移動を表す動詞⑫ ー bring
GRAMMAR AND VOCABULARY L083|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L083|移動を表す動詞⑫ ー bring|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L083|NoeLia Original Dialog

GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog

下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

bring|何かを伴ってある場所に近づく動き

Key Sentence

何かを伴ってある場所に近づく動き
I brought you a fruit basket.
私はあなたにフルーツバスケットを持ってきました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Can you bring me a glass of water while you’re up?
日本語訳: ついでに水持ってきてくれる?
解説: 「bring」は何かを“伴って”こちらに来てもらう動き。この文では、「立ってるついでに」という意味の while you’re up を使って、相手がすでに動いているときに自然にお願いしています。頼みごととしての Can you bring me ~? も口語でよく使われる形です。

Conversation Examples

A: Hey, can you bring me a glass of water while you’re up?
B: Sure. Anything else, your majesty?
A: Ha-ha. Just water. And maybe a cookie if you’re feeling generous.
B: You got it. One royal snack coming right up.

A: ねえ、立ったついでに水持ってきてくれない?
B: 了解。あと何か、姫?
A: はいはい、水だけでいいよ。気が向いたらクッキーも。
B: 了解っす。姫のおやつ、まいります〜。

  • your majesty: 陛下(直訳は「あなたの陛下」。ここでは冗談っぽく「姫」「王様」扱いする皮肉っぽい表現。家族や恋人間で軽くからかう時に使う)
  • if you’re feeling generous: 気が向いたら/余裕があったら(”generous” は「気前がいい」の意味。ここでは「余裕があればクッキーも」という軽い冗談めいた依頼)
  • You got it: 任せて/了解!(非常にカジュアルな「OK」表現。口語でよく使われ、親しみのある返事)
  • coming right up: ただいまお持ちします(レストランなどでも使われる定番表現。ここでは「姫のおやつまいります〜」と遊び心のある応答になっている)

bring|他動型

他動型
Did you remember to bring wine?
あなたはワインを持ってくるのを覚えていましたか?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

You weren’t supposed to bring anyone else. This was just between us.
日本語訳: 他の人を連れてくるなんて聞いてなかったよ。これは二人だけの話だったのに。
解説: 「bring anyone else」は「誰か他の人を連れてくる」の意味で、他動型の基本パターンです。「be supposed to」は「〜することになっていた」=「暗黙のルールに反している」ことを表し、残念や不満のニュアンスを含みます。

Conversation Examples

A: I brought Noah along—hope you don’t mind. He’s been dying to grab a drink lately.
B: You weren’t supposed to bring anyone else. This was just between us.
A: I know, I didn’t mean to mess things up. He overheard me talking about it and basically begged to tag along.
B: I get it, but still—just give me a heads-up next time, okay?

A: ノアも連れてきちゃったんだけど…大丈夫?最近ずっと飲みに行きたがっててさ。
B: 他の人を連れてくるなんて聞いてなかったよ。これは二人だけの話だったでしょ。
A: わかってるよ、そんなつもりじゃなかったんだ。ちょっと話したのを聞かれて、どうしても一緒に行きたいって言われてさ。
B: まあ気持ちはわかるけどさ…次はちゃんと一言教えてよね。

  • bring ~ along: ~を連れてくる(”bring” の「伴って来る」という基本イメージに “along” をつけることで「同行させる」という自然な口語表現になる)
  • hope you don’t mind: 気にしないでくれるといいんだけど(相手に何かを断りなくしたときや、軽く許可を求めるときの定番表現)
  • be dying to ~: ~したくてたまらない(”die” の強さを生かした比喩で、カジュアルに「すごく~したい」という意味を持つ)
  • grab a drink: 飲みに行く(”grab” は「さっと取る」という動作から派生して、「軽く一杯飲む」のようなラフな飲みの誘い方に使われる)
  • mess things up: 台無しにする(”mess up” は「めちゃくちゃにする」という意味で、感情的・人間関係的な文脈でよく使われる)
  • overhear: 偶然聞いてしまう(”hear” の派生で、「聞くつもりはなかったのに聞こえてしまった」というニュアンスが加わる。会話内では気まずさや言い訳に使われやすい)
  • basically: つまり/要するに(前置きや補足に使われる語で、「ざっくり言えばこう」という話し手の意図を伝える)
  • beg: 懇願する/必死に頼む(”ask” よりも強い「お願い」で、感情的な背景があるときに使われる)
  • tag along: ついてくる/同行する(”tag” は追いかける、”along” は一緒に進む、というイメージで、「後ろからついてくる」ニュアンスのカジュアルな表現)
  • I get it: わかるよ(”I understand” よりも軽くて、共感や納得を伝えるフレーズ。口語で非常に頻出)
  • give me a heads-up: 前もって知らせて(”heads-up” は注意喚起の意味で、「知らせてくれたらよかったのに」のニュアンスになる日常表現)

bring|抽象的な事物

抽象的な事物
Her smile always brings me joy.
彼女のほほ笑みで私はいつも幸せになります。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I think this new job could bring us more stability.
日本語訳: この新しい仕事、もっと安定をもたらしてくれると思うよ。
解説: 「bring + 抽象名詞(stability)」で、目に見えない状態の変化を表します。ここでは“安定”という抽象的な価値が、仕事を通して自分たちのもとへやってくるイメージ。”could”は可能性をやわらかく示す助動詞で、”more”が比較のニュアンスを加えています。

Conversation Examples

A: I’m not sure if I should take it. The role is a bit outside my comfort zone.
B: Still, I think this new job could bring us more stability.
A: True… It would mean regular hours and better insurance.
B: Exactly. You’ve worked hard for this. It’s okay to level up.

A: 受けるべきか悩んでて。自分の得意分野からはちょっと外れてるし。
B: でもさ、この新しい仕事、もっと安定をもたらしてくれると思うよ。
A: そうだね…。勤務時間も決まってるし、保険もちゃんとしてるし。
B: それだよ。ここまで頑張ってきたんだし、ステップアップしてもいい頃だよ。

  • be not sure if ~: ~すべきかどうか迷っている(「確信がない/判断しかねている」状態を丁寧に表す構文。カジュアルな自己表現として頻出)
  • take it: それを引き受ける/受ける(ここでは「仕事のオファーを受ける」という意味で使われており、”take” の基本的動作が抽象的な決断に使われている)
  • comfort zone: 自分の慣れた領域(直訳は「快適圏」。心理的に安心できる活動範囲を意味し、そこから出る=挑戦を表す比喩表現)
  • Still: それでも(会話や論理展開のつなぎに使われ、「相手の言い分はわかるが、こう考える」という柔らかい逆説を作る)
  • True…: まあ、確かに…(完全同意ではなく、一部認めるときや整理しながら考えているときに使う口語表現)
  • regular hours: 決まった勤務時間(”regular” は「規則的な」、”hours” は「勤務時間」として使われ、「定時勤務」を指す)
  • better insurance: よりよい保険(職場選びでの「福利厚生の質」を表す重要ワード。”better” が比較表現として働いている)
  • You’ve worked hard for this: 君はこれのために頑張ってきた(現在完了形で「これまでずっと努力してきた」ことを評価する表現。会話での励ましに効果的)
  • It’s okay to level up: ステップアップしてもいいんだよ(”level up” はゲーム由来のカジュアル表現で、「成長する/上のステージに進む」の意味。自己肯定や背中を押すときに自然に使われる)

bring|フレーズ1

フレーズ1
What brings you here?
どうしてあなたはここにいらっしゃったのですか?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Hey, what brings you out this late?
日本語訳: ねえ、こんな遅くにどうしたの?
解説: 「What brings you out?(なんで出てきたの?)」は、外出の理由を尋ねるカジュアルな表現で、this late が「こんな夜遅くに」という時間帯への驚きを表します。Hey を冒頭につけることでフレンドリーで軽めの会話トーンになります。

Conversation Examples

A: Wait—did you walk all the way here?
B: Yeah. I just needed to clear my head.
A: Hey, what brings you out this late? Something happen?
B: Kinda. I’ll tell you, but… can I come in first?

A: ちょっと待って…ここまで歩いてきたの?
B: うん。頭の中を整理したくてさ。
A: ねえ、こんな遅くにどうしたの?なんかあった?
B: まあ…ちょっとね。話すから、まず中入ってもいい?

  • walk all the way: はるばる歩く(”all the way” は「ずっと」「はるばる」の意味で、距離や労力の強調として使われる)
  • clear my head: 頭をすっきりさせる(”clear” は「取り除く」という意味で、思考や感情の整理に使われるイディオム。ストレス・混乱時に日常的に使われる)
  • something happen?: 何かあったの?(主語を省略した口語的な疑問表現。会話では “Did” を省いてこう言うのが自然)
  • kinda: まあね/ちょっとね(”kind of” の省略形。話し手が内容をぼかしたいときや、はっきり言いたくないときによく使う)
  • I’ll tell you: 話すよ(未来形で「これから話すつもり」という意志を表現する。何か打ち明けようとする前振りとして自然)
  • Can I come in?: 入ってもいい?(許可を求める丁寧で日常的な表現。”come in” は「中に入る」動作で、訪問や帰宅時に頻出)

bring|フレーズ2

フレーズ 2
The computer has brought about many changes in our lives.
コンピューターは、私たちの生活に多くの変化をもたらしました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Don’t bring that up again—it’s water under the bridge.
日本語訳: その話はもう蒸し返さないでよ、もう過ぎたことなんだから。
解説: 「bring up」は「話題に出す・持ち出す」という定番の句動詞。ここでは “again” と組み合わせて、「もうその話はしないで」という少し感情を含んだ言い回しになります。“water under the bridge” は「すでに済んだこと」というイディオムで、口論や謝罪のあとによく使われます。

Conversation Examples

A: You know, when you left that night without saying anything, it really messed me up.
B: Don’t bring that up again—it’s water under the bridge.
A: I’m not trying to blame you. I’m just explaining why I reacted the way I did.
B: I know. I just hate that version of me. Still working on it.

A: あの夜、あなたが何も言わずに出て行ったの、あれは本当にきつかった。
B: その話はもうやめようよ。もう済んだことだから。
A: 責めたいわけじゃないの。ただ、私がああいう反応をした理由をわかってほしくて。
B: わかってるよ。あの頃の自分を思い出すのが嫌でさ。でも、少しずつ向き合ってる。

  • leave (without saying anything): (何も言わずに)立ち去る(”leave” は基本動詞だが、「何も言わずに出て行く」は感情を含んだ表現として覚えておきたい)
  • mess someone up: 人を動揺させる/精神的に参らせる(”mess up” は「めちゃくちゃにする」の意。ここでは感情・精神面に対する影響を指す比喩的表現)
  • I’m not trying to ~: ~しようとしてるわけじゃないんだ(相手に誤解されないように、自分の意図をやわらかく否定する言い回し。口論や繊細な話題でよく使う)
  • explain why ~: なぜ~なのか説明する(”why” 節を伴って理由を述べる。話し手の正当性や背景説明をしたいときに自然な流れを作る)
  • react (the way I did): (自分が)ああいう反応をする(”react” は「反応する」の意味で、感情・態度・言動への反応全般に使える。後ろの “the way I did” がその様子を指す)
  • hate that version of me: そんな自分が嫌いだ(”version of me” は比喩的な表現で、「ある時期・ある行動をした自分像」を指す)
  • still working on it: まだ向き合っている/改善しようとしてる(”work on” は「取り組む」「改善する」の意味で、感情・性格・関係修復など抽象的な対象にも自然に使える)
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