PRACTICAL USAGE L093|NoeLia Original Dialog

PU 25-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 093のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson093|入手を表す動詞④ ー takeの「かかる・必要とする」
GRAMMAR AND VOCABULARY L093|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L093|入手を表す動詞④ ー takeの「かかる・必要とする」|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L093|NoeLia Original Dialog

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PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:あなたが同僚に謝ったのはいいことだよ。自分に非があったことを認めるには勇気がいるよね。でも、事が落ち着くまでにはしばらく かかるかもしれない。こういうことは時間がかかるものだよ。
It’s good that you apologized to your coworker. It takes guts to admit you were wrong. It may take a while before things blow over, though. These things take time.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

I’m glad you apologized to your coworker. It takes real guts to own up to your mistakes. Still, it might take a while before everything settles down. These situations always take time to work themselves out.
日本語訳: 同僚に謝ったなんて、よくやったね。本当に勇気がいることだよ。とはいえ、全部が落ち着くまでは少し時間がかかるかもしれない。こういうのは自然と解決するまで時間がかかるものだからね。

解説: 模範解答は、間違いを認める行為を素直で端的に描き、物事が自然に静まる様子を軽やかに示している。オリジナル解答は、責任を自分で引き受ける姿勢を少し口語的に強調し、時間経過の中で状況が整理されていくイメージを丁寧に述べている。職場で手短に励ますなら模範解答がすっと入る。一方で、相手の勇気や過程をねぎらい、先行きにゆったりした見通しを添えたい場面ではオリジナル解答が合う。どちらも前向きだが、前者は軽快、後者は落ち着いたトーンになりやすい。

It’s good that you apologized to your coworker. It takes guts to admit you were wrong. It may take a while before things blow over, though. These things take time.

  • apologized to: 〜に謝る(to が相手を示す定型。公私どちらでも使える基本表現。)
  • coworker: 同僚(同じ職場で働く人。仕事での関係性を端的に示す。)
  • take guts: 勇気がいる(guts は度胸の比喩。行為にハードルがあるニュアンス。)
  • admit: 認める(不都合な事実や過ちを受け入れる語。客観的で率直。)
  • (you) were wrong: 自分が悪かった(非を明確に示す言い回し。責任の所在がはっきりする。)
  • take a while: しばらく時間がかかる(具体の長さをぼかしつつ、短くはないことを示す。)
  • blow over: (騒動が)収まる(嵐が過ぎ去る比喩。自然に沈静化する感じ。)
  • though: とはいえ/でもね(文末に置いてトーンをやわらげる会話的なつなぎ。)
  • take time: 時間を要する(プロセス全体に時間が必要という一般論。慰めにもなる。)

I’m glad you apologized to your coworker. It takes real guts to own up to your mistakes. Still, it might take a while before everything settles down. These situations always take time to work themselves out.

  • be glad: うれしく思う(相手の行為を肯定的に評価する柔らかな感情表現。模範回答の It’s good that より感情寄り。)
  • take real guts: 本当に勇気がいる(模範回答の take guts を強調。度胸のハードルの高さを明確化。)
  • own up to: 過ちを自分のものとして引き受ける(模範回答の admit より口語的で、自責と正直さを強める。)
  • mistakes: 過ち(複数形で一般化し、個別の失敗に限定しない幅を持たせる。)
  • still: それでも(前文の称賛から現実的な見通しへ穏やかに転換。模範回答の though と役割が近い。)
  • might: 〜かもしれない(控えめな可能性提示。相手をいたわるトーンになる。)
  • before: 〜までに(時間関係を滑らかにつなぐ接続語。到達点を示す。)
  • settle down: 落ち着く(模範回答の blow over より、秩序・安定が戻る像を丁寧に表す。)
  • these situations: こうした類の出来事(模範回答の these things より少しフォーマルで具体性がある。)
  • always: いつも(一般論に重みを持たせ、慰めの効き目を増す。)
  • work themselves out: 自然に解決へ向かう(主体を置かず、時間とプロセスに任せる含み。模範回答の blow over より“整っていく”像。)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What should Liam do if Sarah wants to keep talking?
A. Cut her off.
B. Let her decide how the talk goes.
C. Step out and give it space.
Listen carefully.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

職場での人間関係について語り合うリアムとソフィー。昨日の会議中にサラの発言を遮ってしまったことをリアムが謝ったようで、その後の関係修復について話しています。

Liam: So… I finally talked to Sarah this morning about what happened in the meeting yesterday.
Sophie: Really? How did she take it?
Liam: She looked surprised at first, but she listened. I told her I was wrong to cut her off.
Sophie: I’m glad you apologized to your coworker. It takes real guts to own up to your mistakes. Still, it might take a while before everything settles down. These situations always take time to work themselves out.
Liam: Yeah, I figured it wouldn’t all be fine overnight. I’ll just keep things professional and give it some space.
Sophie: That’s probably the best approach. Let her take the lead if she wants to talk more.
Liam: Agreed. In the meantime, I’ll focus on wrapping up the project on time.
Sophie: Good plan. A win on this project will help smooth things over.

リアム: えっと…今朝サラと昨日の会議でのことを話したんだ。
ソフィー: 本当?彼女、どういう反応だった?
リアム: 最初は驚いてたけど、ちゃんと聞いてくれたよ。彼女の話を遮ったのは自分が悪かったって伝えたんだ。
ソフィー: 同僚に謝ったなんて、よくやったね。本当に勇気がいることだよ。とはいえ、全部が落ち着くまでは少し時間がかかるかもしれない。こういうのは自然と解決するまで時間がかかるものだからね。
リアム: うん、一晩で全部が元通りになるとは思ってないよ。しばらくは仕事だけに集中して距離を置くつもり。
ソフィー: それが一番いいと思う。向こうが話したくなったら任せなよ。
リアム: そうだね。その間はプロジェクトを期限どおり終わらせることに集中するよ。
ソフィー: いい計画じゃない。今回のプロジェクトで成果を出せば、関係も自然と良くなるはず。

  • end up ~ing: 結局〜することになる(予定や意図とは異なり、結果的にそうなった場合に使うカジュアルな表現)
  • take it: (状況や言葉を)受け止める/反応する(ここでは「彼女がどう受け止めたか」という意味)
  • cut ~ off: (人の話を)遮る(会話や発言を途中で止めること)
  • wouldn’t all be fine overnight: 一晩で全部が元通りになるわけではない(overnight は「急に」「短期間で」という比喩)
  • give it some space: 少し距離を置く(人間関係や状況を落ち着かせるために時間と空間を与える)
  • take the lead: 主導権を取る(話や行動を進める中心になること)
  • wrap up: 仕上げる/完了させる(ここではプロジェクトを完成させる意味)
  • smooth things over: (対立や誤解を)なだめる/うまく収める(争いをやわらげるニュアンス)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What should Liam do if Sarah wants to keep talking?
A. Cut her off.
B. Let her decide how the talk goes.
C. Step out and give it space.

答え
クリックすると答えが出ます。

B. Let her decide how the talk goes.

Point

A. Cut her off.(会話をさえぎる)
Liamが取るべき対応として「Cut her off(さえぎる・話を遮る)」を選ぶのは不適切です。本文でもLiamは前回の会議でSarahの発言を遮ってしまったことを反省し、謝罪しています。cut someone offは「話を途中で止める」意味で、今回は「同じミスを繰り返さない」ことが重要な文脈となっています。したがってこの選択肢は不正解です。

B. Let her decide how the talk goes.(会話の進め方はSarahに任せる)
Sophieは「Let her take the lead if she wants to talk more.(彼女がもっと話したければ主導権を渡して)」と言っており、「take the lead(主導権を握る)」がポイントのキーワードです。つまり、今後はSarahのペースで進めさせることが大事とされているため、この選択肢が正解です。letは「~させる・任せる」という意味で、英語の日常会話でも頻繁に使われます。

C. Step out and give it space.(その場を離れて距離を置く)
Liamは「give it some space(少し距離を置く)」とも言っていますが、これはあくまでSarahが話したくない場合の配慮として使われています。「Step out(その場を離れる)」は極端な対応で、今後話したいSarahの意志を無視してしまう形になります。したがってこの選択肢は不正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • Let her take the lead: SophieがLiamに「彼女が主導権を取れるように」とアドバイスしている重要なフレーズ。
  • Cut her off: Liamが以前やってしまった行為で、繰り返してはいけないこと。
  • Give it some space: Liamが距離を置くべきタイミングについて言及しているが、Sarahが話したがる場合には当てはまらない。
  • If she wants to talk more: Sarahの意思が優先されるべきという流れを示している部分。

会話のテーマを理解すること
この会話では、Liamが会議での失敗をSarahに謝罪し、今後の関係修復のためにどう対応すべきかをSophieと話し合っています。主題は「相手の気持ちを尊重し、関係をこじらせないためにどう振る舞うか」であり、Sophieのアドバイス「Let her take the lead」が会話の核心となっています。今後はSarahのペースや意思を大切にして、無理に会話を進めたり、逆に遮ったりするのではなく、相手に決定権を預けることが適切だと示されています。

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