👇こちらはLesson 096のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson096|配置を表す動詞② 一 煎じ詰めればputになる
GRAMMAR AND VOCABULARY L096|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L096|配置を表す動詞② 一 煎じ詰めればputになる|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L096|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
put
Key SentenceThis cram school puts special emphasis on math.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
この学習塾は、数学に特に重きを置いています。
Putting your happiness first isn’t selfish—it’s necessary.
日本語訳: 自分の幸せを優先するのはワガママじゃないよ。必要なことだよ。
解説: 「put ~ first」は、「~を最優先にする」という意味の配置表現。ここでは「自分の幸せ(your happiness)」を人生の中心に置くことの大切さを強調しています。
“selfish” は「自己中心的」、”necessary” は「必要なこと」で、肯定と否定の対比もナチュラルです。
A: I was thinking of taking a solo trip to Okinawa, but then I started worrying people might think I’m being irresponsible.
B: Why would they? You’ve been working nonstop for months. Putting your happiness first isn’t selfish—it’s necessary.
A: …You really think so? I guess I needed to hear that.
B: Absolutely. Book the ticket already, before you talk yourself out of it.
A: 沖縄に一人旅行こうかなって思ってるんだけど、なんか無責任って思われそうでさ…。
B: なんで?この数か月ずっと働きっぱなしじゃん。自分の幸せを優先するのはワガママじゃないよ。必要なことなんだよ。
A: …ほんとに?そう言ってもらえてちょっと救われたかも。
B: もちろん。本当に行きたいなら、チケット取っちゃいなよ。
- think of ~: ~しようかと考える(「~について考える」ではなく「計画として思いつく」というニュアンス。ぼんやり検討する段階によく使う)
- solo trip: 一人旅(”solo” は「単独の」。音楽やゲームでも出る基本語で、ここでは旅行シーンで自然な言い方)
- irresponsible: 無責任な(人にどう見られるか・評価を気にする場面で使われやすい。反対は responsible)
- Why would they?: なんでそんなこと思うの?(本来は Why would they think that? のように動詞+目的語まで書けるが、会話では文脈が明らかな場合に think that / do that / say that などを省略することが多い。ここでは「無責任って思う理由ある?」が前のセリフから明白なので、動詞を省略して「Why would they?」だけで完結している。省略することで、より口語的でスパッとした響きになる。疑問詞+would の反語的な形は、「そんなはずないでしょ?」という強い否定疑問の効果を持つ)
- nonstop: 休みなしに/ぶっ通しで(カジュアルな形容詞。仕事・移動・会話などで「途切れない」意味によく使う)
- I needed to hear that.: 今の言葉が必要だった(直訳は「それを聞く必要があった」。相手の言葉に救われるニュアンスでよく使う)
- Absolutely.: もちろん/その通り(Yes よりも力強い同意を示すカジュアルな返答)
- Book the ticket: チケットを予約する(”book” は「本」ではなく「予約する」という基本動詞。hotel, table, flight などと相性がよい)
- talk yourself out of ~: (自分に言い聞かせて)~をやめさせる(本来やりたいことなのに、考えすぎたり不安になったりして「やめとこう」と自分を説得してしまうニュアンス。今回の before you talk yourself out of it では「チケットを取りたい気持ちがあるのに、考えすぎて自分で気持ちをつぶす前に」という意味で使われている)
put|煎じ詰めれば 1
煎じ詰めれば 1
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
An upperclassman put me in contact with you.
先輩が、私をあなたに紹介しました。
You’re putting the whole project at risk by not telling the team about the delay.
日本語訳: チームに遅れを伝えないのは、プロジェクト全体を危うくしてるよ。
解説: 「put ~ at risk」は「~を危険にさらす」という意味。ここでは遅れを共有しない行動が、プロジェクトという大事なものをリスクに置いてしまっているという構図です。by以下は理由や方法を説明する形で自然につながっています。
A: I just finished reviewing the timeline again, and we’re clearly two weeks behind schedule.
B: I know, but if I admit that to the team, I’ll look completely incompetent.
A: You’re putting the whole project at risk by not telling the team about the delay. This isn’t about your image—it’s about the work.
B: …Alright. I’ll stop worrying about my pride and tell them first thing tomorrow.
A: スケジュールをまた見直したけど、明らかに2週間は遅れてるね。
B: 分かってるけど、もしチームにそれを認めたら、完全に無能に見えちゃうでしょ。
A: チームに遅れを伝えないのは、プロジェクト全体を危うくしてるんだよ。大事なのは君の評価じゃなくて、仕事そのものだ。
B: …分かった。プライドは捨てて、明日ちゃんと伝えるよ。
- review the timeline: スケジュールを見直す(”review” は「再確認・再検討する」という意味で、仕事や勉強で頻出。ここでは “timeline”=「工程表・進行スケジュール」とセットでよく使われる)
- clearly: 明らかに(「はっきりと」という副詞。強調によく使われる基本単語)
- behind schedule: 予定より遅れて(直訳は「スケジュールの後ろにいる」。仕事・学校どちらでも使える頻出フレーズ)
- admit: 認める(ネガティブなことを「しぶしぶ認める」ニュアンス。confess よりカジュアルで日常的)
- incompetent: 無能な(「能力が足りない」という強めの形容詞。日常会話でやや辛口な表現としても使われる)
- this isn’t about ~: これは~の問題じゃない(会話を軌道修正するときの便利なフレーズ。”about”=「~に関する」)
- image: 評価・印象(ここでは「自分の見え方」という意味。appearance よりも人からの perception に近い)
- first thing tomorrow: 明日一番に(カジュアルな決まり文句。ビジネスでも日常会話でも使える便利フレーズ)
put|煎じ詰めれば 2
煎じ詰めれば 2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
As Hiroto once put it, “Every day begins with Rajio Eikaiwa.”
ヒロトがかつて述べたように、「毎日は『ラジオ英会話』で始まる」のです。
I wouldn’t put it that way, but I get what you mean.
日本語訳: 私ならそうは言わないけど、言いたいことはわかるよ。
解説: 「put it that way」は「そういうふうに言う・表現する」という意味。ここでは、表現に異議を唱えつつも相手の意図をくみ取る、日常的な共感+やんわり否定のフレーズです。口論を避けつつ意見を伝えたいときによく使われます。
A: You seemed really tense after that meeting. Was the client that harsh?
B: Kind of. He basically treated my proposal like a joke. I wouldn’t put it that way, but I get what you mean.
A: Yeah, maybe “dismissive” is a better word. But I understand why it upset you.
B: Exactly. It wasn’t just disagreement—it was the way he brushed it off.
A: 会議のあとすごくピリピリしてたね。クライアントそんなに厳しかったの?
B: まあね。俺の提案を冗談扱いしたような感じだったんだ。自分では言いたくないけど、言いたいことはわかるよ。
A: うん、「冗談扱い」っていうより「軽くあしらわれた」感じかな。でも嫌だったのはよくわかる。
B: そうそう。ただの意見の違いじゃなくて、ぞんざいな扱いが嫌だったんだ。
- tense: 緊張した(心や体がこわばっている状態。人の態度や雰囲気を表すときによく使う)
- harsh: 厳しい/手厳しい(人の態度や批判・環境などに対してよく使う。単なる「hard」よりも冷たさや攻撃性を含む)
- kind of: まあそんな感じ(完全な同意ではなく「部分的にそう」「まあね」と曖昧に答えるカジュアル表現)
- treat ~ like a joke: ~を冗談扱いする(”treat” = 扱う、”like a joke” = 冗談のように → 「真剣に受け止めない」ニュアンス)
- dismissive: 軽くあしらうような(人の意見や態度を価値がないものとして扱うニュアンスの形容詞)
- brush ~ off: ~をぞんざいに扱う/軽くあしらう(”brush” は本来「払い落とす」。相手の意見や態度を真剣に取り合わず、サッと払うように無視する比喩的表現)
put|煎じ詰めれば 3
煎じ詰めれば 3
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
It’s difficult to put my feelings into words.
自分の気持ちを言葉にするのは難しいです。
Can we put these thoughts into an actual message before we forget?
日本語訳: 忘れないうちに、この考えちゃんと文章にまとめちゃわない?
解説: この文では「put A into B」の形で、思考(thoughts)を実際の文章(message)に変換するという意味で使われています。アイデアを「ちゃんとした形」に落とし込む、まさに「putの変化のinto」の典型パターンです。
“actual message” は「しっかりした内容のある文章」ってニュアンスで、会話や仕事でのやりとりでよく使われます。
A: Honestly, this walk home feels more productive than our actual meeting.
B: Yeah, I was just thinking the same. Half the stuff we said in there was fluff, but out here we’re actually clear.
A: Exactly. Like, the moment we’re relaxed, it all comes together.
B: Can we put these thoughts into an actual message before we forget? And maybe we can finish the rest of the brainstorming over a drink.
A: 正直、帰り道のこの会話のほうがミーティングよりよっぽど建設的だよな。
B: ほんと。さっきの会議の半分は中身なかったけど、外に出たら頭がスッキリするんだよね。
A: そうそう。リラックスした途端に全部つながるんだよな。
B: 忘れないうちに、この考えちゃんと文章にまとめちゃわない?ついでに飲みながら残りのアイデアも出しちゃおうよ。
- productive: 生産的な/建設的な(仕事や会話などが「役に立つ」「前進させる」ニュアンスで使われる基本語)
- fluff: くだらない話/中身のない内容(本来は「綿ぼこり」。そこから「実のない話・余計なもの」という比喩的意味)
- clear: 明確な/はっきりした(ここでは「考えや話がスッキリ整理された」という比喩的使い方)
- the moment ~: ~した途端に(when よりも強く、瞬間的な出来事をドラマチックに表す定番表現)
- come together: うまくまとまる(バラバラだったものが一体となる比喩表現。チームやアイデアが「しっくりくる」ニュアンス)
- over a drink: 飲みながら(食事や飲み物を交えて何かをする、というカジュアルな言い回し)