PRACTICAL USAGE L096|NoeLia Original Dialog

PU 25-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 096のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson096|配置を表す動詞② 一 煎じ詰めればputになる
GRAMMAR AND VOCABULARY L096|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L096|配置を表す動詞② 一 煎じ詰めればputになる|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L096|NoeLia Original Dialog

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PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:あなたはもう決定に至りましたか?どう言えばいいのかわかりませんが、あなたは急ぐ必要があります。プレッシャーをかけたいわけではありませんが、チャンスの窓は閉じつつあります、しかも素早く。
Have you come to a decision yet? I’m not sure how to put this, but you need to hurry up. I don’t want to put pressure on you, but your window of opportunity is closing, and fast.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

Have you made up your mind yet? I hate to put it this way, but you really need to pick up the pace. I’m not trying to put any pressure on you, but the window of opportunity is shutting fast.
日本語訳: もう決めた?こういう言い方はしたくないんだけど、本当に急いだ方がいいよ。別にプレッシャーをかけたいわけじゃないけど、チャンスの窓はどんどん閉まっていってるんだ。

解説: 模範解答は落ち着いた調子で、相手に丁寧に確認しながら少し距離を置いた言い方になっています。決断を促しつつも冷静さを保っているため、ビジネスやフォーマルな状況に適しています。一方、ノエリアの解答はより口語的で、生々しい場面描写を伴った言い回しです。言いにくさを感情的ににじませたり、行動を急がせる表現を使ったりするため、親しい関係や差し迫った場面で自然に使えます。つまり、模範は「冷静に促す場面」、ノエリア版は「本音で背中を押す場面」にしっくりきます。

Have you come to a decision yet? I’m not sure how to put this, but you need to hurry up. I don’t want to put pressure on you, but your window of opportunity is closing, and fast.

  • come to a decision: 決断に至る(ややフォーマルな表現で、冷静に判断が下されたニュアンスを含む)
  • how to put this: どう言えばいいか(言いにくいことを切り出すときの常套句。柔らかい印象を与える)
  • hurry up: 急ぐ(カジュアルな口語表現。場面によっては少し急かす響きがある)
  • put pressure on you: プレッシャーをかける(物理的な「圧力」を比喩的に使い、心理的な重荷をかけることを表す)
  • window of opportunity: チャンスの窓(限られた好機を比喩で示す英語特有の言い方)
  • closing, and fast: 急速に閉じている(”and fast” が強調的で、切迫感を与える)

Have you made up your mind yet? I hate to put it this way, but you really need to pick up the pace. I’m not trying to put any pressure on you, but the window of opportunity is shutting fast.

  • made up your mind: 決心する(模範の「決断に至る」よりも口語的で、日常的な表現。自分の中で腹をくくるニュアンスがある)
  • I hate to put it this way: こういう言い方はしたくない(模範の柔らかな前置きよりも感情を込めた響きがあり、本音をにじませる)
  • pick up the pace: ペースを上げる(模範の「急ぐ」よりも行動感が強く、スポーツや作業のスピードを上げるイメージがある)
  • shutting fast: 急速に閉まっている(模範の「closing」よりも物理的で生々しい響きがあり、ドアがバタンと閉まるような映像的表現)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What is Sophia afraid of?
A. She might mess up when she sends it in.
B. Lucas could push her to speed up.
C. Her ability to manage living overseas.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

大学生のルーカスとソフィアがキャンパスで話しています。ソフィアは夏の海外語学研修に応募するかどうかで迷っているようです。

Lucas: You’re still tweaking that presentation for sociology class?
Sophia: Yeah, I want it polished before I send it to the professor.
Lucas: Speaking of school stuff—what about that summer program scholarship? Have you made up your mind yet? I hate to put it this way, but you really need to pick up the pace. I’m not trying to put any pressure on you, but the window of opportunity is shutting fast.
Sophia: The one for the overseas language program, right? I know spots are limited, but I keep hesitating. It’s my first time going abroad, and honestly, I’m not sure if I can handle it.
Lucas: That’s normal. Everyone feels nervous before their first time abroad. But if you don’t apply, you’ll never know.
Sophia: True… I guess I’ll never feel “completely ready” anyway.
Lucas: Exactly. Just put your name in the hat—you’ll figure things out as you go.
Sophia: You’re right. I’ll stop overthinking and submit the application tonight.

ルーカス: 社会学のプレゼン、まだ直してるの?
ソフィア: うん、教授に送る前にちゃんと仕上げたくて。
ルーカス: 学校のことといえば…サマープログラムの奨学金はどうなってる?もう決めた?こういう言い方はしたくないんだけど、本当に急いだ方がいいよ。プレッシャーをかけたいわけじゃないけど、チャンスの窓はどんどん閉まっていってるんだ。
ソフィア: 海外語学研修のやつでしょ?枠が限られてるのは分かってるんだけど、どうしても迷っちゃうの。初めての海外だから正直、自分にできるのか不安で。
ルーカス: それは普通だよ。誰だって初めての海外は緊張する。でも、やってみなきゃ何もわからないよ。
ソフィア: 確かに…完璧に準備できた!なんて気持ちにはならないだろうし。
ルーカス: そうそう。とりあえず応募して、あとは現地でなんとかすればいいんだ。
ソフィア: そうね。考えすぎはやめて、今夜ちゃんと出すわ。

  • tweak: 微調整する(もともとは「ひねる」という動作から派生して「細かく直す」「微調整する」の意味で、プレゼンやレポートをちょっと直すときによく使うカジュアルな動詞)
  • polish: 磨く/仕上げる(物を磨く以外に「仕上げる」「完成度を上げる」という意味でよく使われる。例:polish a presentation「発表を仕上げる」)
  • speaking of ~: ~といえば(話題を切り替えるときの自然な口語表現。「そういえば~」にあたる)
  • hesitate: ためらう(行動を決めかねて止まる動作を表す基本動詞。会話でよく出る)
  • handle: 対処する/うまくやる(手で扱うイメージから「状況を処理する」「責任をこなす」まで幅広く使える重要単語)
  • That’s normal.: 普通のことだよ(相手の不安を受け止めて安心させるときの典型的なフレーズ)
  • you’ll never know: やってみなきゃ分からない(直訳「あなたは決して知ることはない」。経験してみなければ分からないという口語的な表現)
  • completely ready: 完全に準備ができている(「completely」で強調。「本当に準備万端」という意味だが、会話では「そんな状態にはならないよ」という否定的な使い方が多い)
  • put your name in the hat: 応募する/挑戦してみる(帽子に名前を入れて抽選に参加するイメージから。「候補に入る」「やってみる」というカジュアルな比喩表現)
  • figure things out: 何とかする/解決する(直訳「物事を理解する」。日常会話で「やってるうちに解決できるよ」というニュアンスでよく使う)
  • stop overthinking: 考えすぎをやめる(ネイティブがよく使う表現。単なる「考える」ではなく「余計に悩む/深読みしすぎる」というニュアンスがある)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What is Sophia afraid of?
A. She might mess up when she sends it in.
B. Lucas could push her to speed up.
C. Her ability to manage living overseas.

答え
クリックすると答えが出ます。

C. Her ability to manage living overseas.

Point

A. She might mess up when she sends it in.(彼女は提出のときに失敗するかもしれない)
mess up は「台無しにする」「失敗する」という口語的な表現です。本文では Sophia が「間違えるのが怖い」とは言っていません。不正解です。

B. Lucas could push her to speed up.(ルーカスが彼女を急かすかもしれない)
push は「押す」から転じて「急かす、促す」という意味を持ちます。実際に Lucas は “you really need to pick up the pace” と言っており、確かに急かすような発言をしています。しかし Sophia が恐れているのは Lucas に急かされることではなく、自分自身が海外生活をやっていけるかどうかです。したがってこの選択肢は不正解です。

C. Her ability to manage living overseas.(彼女が海外生活をやりくりできるかどうか)
本文で Sophia は「It’s my first time going abroad, and honestly, I’m not sure if I can handle it.」と述べています。ここでの handle は「対処する」「切り抜ける」という意味です。彼女が不安に思っていたのは海外生活そのものをやっていけるかどうかであり、この選択肢が正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • first time going abroad: 初めての海外という重要な背景を示す表現
  • handle: 「扱う」「対処する」の意味。ここでは「海外での生活をやっていけるかどうか」のニュアンス
  • pick up the pace: 「急ぐ、ペースを上げる」。ルーカスが実際に急かすフレーズで、選択肢Bのひっかけに直結

会話のテーマを理解すること
この会話のテーマは、Sophia が奨学金申請をためらう理由です。彼女の不安は「海外生活に対応できるかどうか」であり、提出ミスや Lucas のプレッシャーではありません。聞き取りでは「first time going abroad」「handle」といった核心ワードと、引っかけになりやすい「pick up the pace」の聞き分けが重要です。

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