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ラジオ英会話 Lesson097|配置を表す動詞③ ー locate, place, set
GRAMMAR AND VOCABULARY L097|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L097|配置を表す動詞③ ー locate, place, set|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L097|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|実際に「~できた」には be able to
実際に「~できた」には be able to
Were you able to locate what you were looking for?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
あなた方は、探していたものを見つけることができましたか?
Were you able to get through the movie without falling asleep?
日本語訳: 映画、寝ずに最後まで観られた?
解説: ここでの be able to は「実際にやり遂げられたか」を確認する表現です。もし Could you get through the movie…? にすると「観てくれますか?」という依頼に聞こえてしまい、意味がずれてしまいます。get through は「やり通す・最後までやる」という口語表現で、ここでは「寝ずに最後まで映画を見る」という具体的な行動に結びついています。
A: I watched that film you lent me. Visually stunning, but man, it was slow.
B: Yeah, it’s a bit of a slow burn. The pacing isn’t for everyone.
A: Were you able to get through the movie without falling asleep the first time you watched it? I had to take a break halfway.
B: Nope. I actually nodded off twice. It took me three sittings to finish the whole thing.
A: 昨日、貸してくれた映画観たよ。映像は美しかったけど、めっちゃスローだったね。
B: うん、じわじわ系だからね。テンポが合わない人もいると思う。
A: 初めて観たとき、寝ずに最後までいけた?私は途中で一回休憩入れたよ。
B: 無理だった(笑)。2回寝落ちしたし、結局3日に分けて観たわ。
- visually: 視覚的に(形容詞 “visual” の副詞形。「見た目には」「映像的に」など、映画やアートの話でよく使われる)
- stunning: すごく美しい/衝撃的な(動詞 stun は「気絶させる」「衝撃を与える」という意味で、何かがあまりに強烈で言葉を失うような状態を指す。そこから派生して stunning は「見た目や出来事が圧倒的で息をのむほど美しい/衝撃的」という意味になる。カジュアルな会話では「めっちゃキレイ」「最高にすごい」などの強調表現としても使われる)
- but man: でもさー(”man” はこの場合、感情を強調するカジュアルな間投詞。驚き・困惑・共感などの感情に添えて使われる)
- slow: (展開が)遅い(スピードではなく「物語の進行が遅い/退屈気味」という意味の評価語)
- slow burn: じわじわくる展開(もとは「火がゆっくり燃える」様子から、物語がゆっくりと進み、感情や緊張が後半に向かって高まる構成を指す。映画評論などでよく使われる)
- pacing: テンポ(物語の展開スピード。早すぎず遅すぎず心地よく進むかどうかという意味で使う。文法的には不可算名詞)
- take a break: 休憩する(おなじみの表現だが、”have a break” よりカジュアル。作業や視聴を一時中断する場合に自然)
- halfway: 途中で(時間や距離の「中間」という意味だが、ここでは「映画の途中で」という口語的用法)
- nope: ううん/無理(”no” をよりカジュアルにした否定語。ネイティブの会話では頻出)
- nod off: うとうとする(”nod”=うなずく+”off”=離れる。首がカクンとなる様子から「うたた寝する」の意味になる比喩的表現)
- sitting: 着席している時間/視聴のひと区切り(ここでは “three sittings”=「3回に分けて観た」。「一回の視聴=a sitting」という使い方は会話でも自然)
Were you able to talk to her without it getting awkward?
日本語訳: 彼女と話せた?変な空気にならずにさ。
解説: ここでは、「実際に話すことができたかどうか」という結果の確認が目的なので、were you able to がぴったりです。Could you talk to her? にすると「話してくれますか?」という依頼のニュアンスになってしまうので意味が変わります。”without it getting awkward” は、「気まずくならずに」というカジュアルな感情表現で、会話の自然さをぐっと高めてくれます。”awkward” は「居心地が悪い・気まずい」などの意味で、日常の人間関係でよく使われる単語です。
A: So wait, you actually ended up sitting next to her?
B: Yeah! At first I thought it’d be weird, but she was surprisingly nice.
A: Were you able to talk to her without it getting awkward? That’s honestly impressive.
B: Thanks. I just kept it light—weather, travel, mutual friends. No drama.
A: え、結局彼女の隣に座ることになったの?
B: そうなの!最初は気まずいかなって思ったけど、意外とすごく感じよかったよ。
A: 変な空気にならずに話せたの?それ普通にすごいな。
B: ありがとう。軽めの話しかしなかったよ。天気とか旅行とか、共通の友達とか。ドラマなし。
- so wait: え、ちょっと待って(話の流れを止めて驚きや確認を挟む口語的な導入表現。”wait” が命令形になっているが、相手の発言に反応するときのつなぎとして頻出)
- end up ~ing: 最終的に〜することになる(予想外の展開でそうなった、というニュアンスがある句動詞。ここでは “sitting next to her” を結果として表している)
- sit next to: ~の隣に座る(”next to” は位置関係の基本前置詞。人間関係の文脈では「物理的な距離」から「心理的な近さ/気まずさ」に発展することも)
- weird: 変な/気まずい(「奇妙な」だけでなく、「場の空気が変」「どう接していいかわからない」といった意味でも使われるカジュアルな感情語)
- surprisingly: 意外にも(副詞で「思ったよりも」「予想外に」。ネガティブな文脈にもポジティブな文脈にも使える。口語でもよく出てくる)
- nice: 感じがいい(基本語だが、人の性格や対応の柔らかさを評価するときにカジュアルに使う。ここでは「敵意がない」「気まずくない」という含み)
- impressive: すごい/感心する(誰かの行動や成果・反応などが「強く印象に残る」場合に使う評価語。元になっている press(押す) は、「力をかけて何かに影響を与える」という動作を表す動詞。そこから impress は「心に強く押しつける=感銘を与える」→ impressive は「人に感銘を与えるような」「印象的な」という意味になる。性格よりも、達成した内容やそのインパクトを褒める場面で使われる)
- keep it light: 話を軽めにする(”light” はここでは「重くない=深刻な話を避ける」という意味。感情的・個人的にならず、当たり障りのない話題にとどめることを意味する口語表現)
- mutual friends: 共通の友達(”mutual” は「お互いの」。SNSやリアルな人間関係の話題でよく登場)
- no drama: 面倒なことはなし/波風立たず(”drama” は感情的なトラブルや複雑な展開を表すスラング的な名詞。特に女性同士の会話や人間関係の話題で頻出)
NoeLia Extra Examples|couldn’t have+過去分詞
couldn’t have+過去分詞
We couldn’t have succeeded without your help.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私たちは、あなたの助けがなければ成功できなかったでしょう。
I couldn’t have gotten through that breakup without my friends dragging me out every weekend.
日本語訳: 毎週末友達が外に連れ出してくれなかったら、失恋なんて乗り越えられなかったよ。
解説: この文の couldn’t have + 過去分詞 は「もし〜がなかったら絶対にできなかった」という仮定的な振り返りを表しています。つまり「友達のおかげで失恋を乗り越えられた」という感謝の気持ちです。get through は「切り抜ける・乗り越える」、drag someone out は「無理やり外に連れ出す」というくだけた言い方で、日常会話らしい表現です。
A: I saw your post the other night. You okay?
B: Not really. Breakups suck. How did you even get through yours last year?
A: Ugh, yeah… it was rough. I couldn’t have gotten through that breakup without my friends dragging me out every weekend. I hated it at first, but it worked.
B: Maybe I need a push like that. I’ve just been hiding in my room with pizza and sad playlists.
A: この前の投稿見たけど、大丈夫?
B: んー…正直キツい。別れってほんとしんどいよね。去年君はどうやって乗り越えたの?
A: うわ、うん…あの時は本当にきつかったよ。友達が毎週末、無理やり連れ出してくれなかったら、あの別れは乗り越えられなかったな。最初は嫌だったけど、効果あったよ。
B: そっか…俺も誰かに引きずり出してもらった方がいいかも。ピザと失恋ソングで部屋に引きこもってるからさ。
- post: 投稿(SNSやブログなどに書かれた内容を指す。特に “I saw your post” は「SNS投稿を見たよ」という現代的な表現)
- you okay?: 大丈夫?(”Are you” を省略したカジュアルな形。親しい間柄ではよくこう略して使う)
- not really: そうでもない(「うん、大丈夫じゃない」など、ストレートに否定せず柔らかく伝える表現。共感を引き出す)
- breakups suck: 別れってマジつらい(”suck” は「最悪だ」「つらい」を表すスラング的な語。カジュアルで感情のこもった言い方)
- rough: つらい/しんどい(”hard” よりもカジュアルで感情的な響きをもつ。「精神的にキツかった」のようなニュアンスで使える)
- I hated it at first: 最初は嫌だった(”at first” は「最初はね」という口語の時間表現。”hated it” の it は状況全体)
- it worked: 効果あった/うまくいった(シンプルだけど万能なリアクション。「試してみたら意外と効いた」のような意味で使える)
- a push: 後押し/きっかけ(ここでは「誰かに連れ出してもらうこと」を push(背中を押す)にたとえて表現している)
- hide in my room: 部屋に引きこもる(”hide” は「隠れる」だけでなく、「他人と距離を取る」「避ける」意味でもよく使われる)
- playlist: プレイリスト(音楽をまとめたリスト。スマホやアプリで聴く時代のリアルな語彙)
- sad playlists: 失恋ソングばっかのプレイリスト(”sad” + “playlist” という組み合わせで、感情の沈みをユーモラスに表現している)
We couldn’t have gotten a better deal on those plane tickets.
日本語訳: あの航空券、本当に最高の買い物だったよね。
解説: couldn’t have + 過去分詞 は「過去にこれ以上はあり得なかった」という形で、振り返って「最高だった」と強調するときによく使います。ここでは「もっと安く買うなんて無理だった」という意味。get a deal は「お得に手に入れる」という口語表現で、日本語の「いい買い物したね」に近い響きです。
A: I still can’t get over how good the food was in Lisbon. I could eat that seafood rice every day.
B: And the weather? Not a single rainy day. We seriously lucked out.
A: We couldn’t have gotten a better deal on those plane tickets either. I mean, that price was insane.
B: I know. I screenshotted the receipt just in case they emailed later and said it was a mistake.
A: リスボンのあの料理、マジで忘れられない。毎日でもあのシーフードライス食べたい。
B: で、天気も完璧だったよね?一日も雨降らなかったし、まじで運がよかった。
A: 航空券も本当に最高の買い物だったよな。あの値段は異常だった。
B: ね。領収書スクショしといたもん、あとで「やっぱ間違いでした」って言われそうで。
- get over: 乗り越える/忘れられない(本来は「立ち直る」「克服する」という意味だが、ここでは「良さが忘れられない=それだけ印象的だった」というポジティブな使い方)
- how good ~ was: ~がどれだけ良かったか(「how+形容詞+主語+動詞」で感動や驚きを込めた口語表現。感情をこめて何かを振り返るときによく使う)
- could eat ~ every day: 毎日でも~を食べたい(強い好意や習慣化したいほどの気持ちを表すカジュアルな誇張表現)
- seafood rice: シーフードライス(魚介類とお米を一緒に炊いたり炒めたりした料理。リスボンのような港町では、エビ・ムール貝・イカなどがたっぷり入った旨味の強いごはん料理が有名。スペインのパエリアに似たスタイルのものも多く、旅行中の人気メニューのひとつ)
- not a single ~: 一つも~なかった(強調構文。「一度も雨が降らなかった」など、数をゼロで強調する時に使える便利な表現)
- luck out: 運が良かった(直訳しにくいが、「思いがけずラッキーだった」というアメリカ英語のカジュアルイディオム)
- insane: やばい/信じられない(本来は「正気でない」「狂っている」という意味で、精神状態について話すときに使われる。”sane”(正気の、冷静な)が反対語。ただし “sane” は日常会話ではあまり頻繁に使われない。一方、”insane” はネイティブのカジュアルな会話で「ありえない」「やばい」「信じられない」といった強調語としてよく登場する。ここでは「正気じゃないくらい安かった」として、価格や出来事が非常に衝撃的だったことを強調している。ポジティブな意味でもネガティブな意味でも使える万能なスラング調の語)
- screenshot: スクリーンショットを撮る(動詞としても使える現代的なIT用語。スマホ世代では会話によく出てくる)
- just in case: 念のために(実際に何かが起こるかはわからないけど、念のために備えておくときに使う定番の表現)
- say it was a mistake: 「間違いでした」と言う(ここでは「後から料金のミスを指摘されるかも」という不安を表す比喩的用法。日常の軽い皮肉やジョークとして使われる)