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ラジオ英会話 Lesson097|配置を表す動詞③ ー locate, place, set
GRAMMAR AND VOCABULARY L097|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L097|配置を表す動詞③ ー locate, place, set|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L097|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
locate|正確な場所
Key Sentencelocate|正確な場所
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Were you able to locate what you were looking for?
あなた方は、探していたものを見つけることができましたか?
I can’t locate my wallet—it was just here a second ago.
日本語訳: 財布が見当たらないんだけど、さっきまでここにあったのに。
解説: locate は「正確な位置を突き止める」という意味で、find よりも「どこにあるか」を明確にするニュアンスが強め。ここでは「財布が本来あるべき場所から消えてしまった」という違和感がある前提です。just a second ago は「ほんのさっき」の軽い口語で、口頭でもチャットでもよく使われます。find なら「見つけた/見つからない」という結果重視、locate は「場所」にフォーカス。
A: Can you grab this one? I used all my cash on the museum tickets.
B: Yeah, sure—just give me a sec…
A: What’s up?
B: Uh… hang on. I can’t locate my wallet—it was just here a second ago. I swear I had it when we got in the cab.
A: これ払ってくれる?美術館のチケットで現金使い切っちゃって。
B: うん、いいよ。ちょっと待ってね…
A: どしたの?
B: えーっと、待って。財布が見当たらないんだけど。さっきここにあったはずなのに。タクシー乗ったときは確かに持ってたのに。
- grab (this one): これ払って(”grab” は「つかむ」だが、ここではカジュアルに「(支払いなどを)頼む」「ちょっとやってくれる?」のニュアンスで使われる。日常会話で非常によく出てくる)
- used all my cash: 現金を全部使い切った(”use” は基本動詞だが、”use all” の形で「完全に使い切る」という意味になる。特に “cash” との組み合わせは買い物・外出時の定番表現)
- on (the museum tickets): ~に使って(”spend money on ~” の省略形として “use ~ on ~” も会話では自然。ここでは「美術館のチケットに現金を使った」という意味)
- Yeah, sure: いいよ(”yes” よりも柔らかく、協力的な雰囲気を出すカジュアルな同意表現)
- just give me a sec: ちょっと待って(”sec” は “second” の省略形で超口語表現。親しい間柄やリラックスした状況で頻出)
- What’s up?: どしたの?(もともと挨拶でもあるが、ここでは「何かあった?」という軽い問いかけの意味で使われている。状況を気づいたときの自然な反応)
- Uh… hang on: えーっと、ちょっと待って(”uh” は考えているときのフィラー、”hang on” は「少し待って」のカジュアル表現。口頭会話で非常に頻繁に使われるセット)
- I swear: 本当だってば(直訳は「誓う」だが、会話では「マジで」「嘘じゃないってば」と感情を強調する言い方)
- got in (the cab): タクシーに乗った(”get in” は「小さめの乗り物に乗る」、”get on” はバスや電車のような大型の乗り物に使う。旅行や移動に関連してよく出てくる)
place|正しい場所に慎重に置く
place|正しい場所に慎重に置く
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We placed rest areas along the race route.
私たちは、レースのルートに沿って休憩所をいくつか作りました。
Could you place the keys on the hook when you’re done?
日本語訳: 終わったら鍵はフックにかけといてくれる?
解説: 「place」は「put」よりも丁寧に、正しい場所に“そっと置く”感じ。ここでは「フック」が鍵の決まった保管場所という前提があり、その所定の位置にきちんと戻してほしい、というニュアンスです。on the hook(フックに)は、鍵や小物を引っかける日常的なフレーズ。putでも通じますが、乱雑に扱われる感じがあり、placeはより気づかいが伝わります。
A: I turned the whole apartment upside down this morning looking for the keys. Want to guess where they were?
B: Please don’t say the bathroom.
A: Yeah… no. But seriously—could you place the keys on the hook when you’re done? They were in your gym bag again.
B: Wow, okay. Guilty as charged. I really thought I had put them back.
A: 今朝、鍵を探して家中ひっくり返したんだよ。どこにあったと思う?
B: やめて、まさかバスルームとか?
A: うん、いや、違うんだけど…。でもさ、使い終わったら鍵をフックにかけてくれる?また君のジムバッグの中にあったんだよ。
B: うわ、ごめん。完全に私のせいだわ。ちゃんと戻したつもりだったんだけどな。
- turn ~ upside down: ~をひっくり返す(直訳で「上下逆さにする」。ここでは「徹底的に探す、くまなく探す」という比喩表現として使われており、日常会話でもよく使われる)
- Want to guess ~?: ~どこだったと思う?(直訳は「~を当ててみたい?」。”Do you want to guess?” の省略形で、カジュアルに相手に問いかける口語表現。会話の流れを自然につなげる、非常にネイティブらしいフレーズ)
- Please don’t say ~: ~って言わないでよ(相手の答えを予想して先にツッコむようなカジュアルな言い回し。ユーモラスな会話に頻出)
- Yeah… no.: うん、いや、違う(同意しかけて否定するくだけた口語表現。文脈によって微妙なニュアンスを生む)
- But seriously: でもさ、真面目な話(”冗談はさておき” というクッションのようなフレーズ。軽さから真剣さへのトーン切り替えによく使われる)
- again: また(ここでは「また同じことが起きた」という皮肉まじりの軽い非難のニュアンス。シンプルだが強調的に使える副詞)
- guilty as charged: 完全に私のせいだね(直訳は「罪状通り有罪です」。もともとは法廷用語ですが、カジュアルな会話では「それ、私がやりました/確かに私のせい」と軽く認めるときの定番フレーズ。今回の会話では、「鍵を戻し忘れたのが自分だ」と気まずさとユーモアを込めて認める使い方)
- I really thought I had put them back: 戻したつもりだった(”I thought I had + 過去分詞” の構文は「〜したと思ってたのに」という落差を表現する定番の過去完了パターン)
set|揺るぎなくしっかりと置く
set|揺るぎなくしっかりと置く
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We should set the date before booking the venue.
私たちは、会場を予約する前に日程を設定しなければなりません。
Set the bowl down carefully—it’s hot.
日本語訳: そのボウル、気をつけて置いて、熱いから。
解説: 「set」は、何かをしっかりと慎重に置く動作に使われます。ここでは、熱いボウルを滑らせずに静かに置くという注意深さを表現。down をつけることで「下に置く」が明確になります。put だともっとざっくり「置く」感じで、細やかさが伝わりにくいです。
A: Could you put that one on the left side of the tray? The spoons go on the right.
B: Like this? Or should I move it over a bit?
A: Set the bowl down carefully—it’s hot. And that tray tips really easily.
B: Okay, okay. No sudden movements. Got it.
A: それ、トレーの左側に置いてくれる?スプーンは右側ね。
B: こんな感じ?もうちょい寄せた方がいい?
A: そーっと置いてね。熱いし、そのトレーすぐ傾くから。
B: わかった、わかった。急に動かさないようにするよ。了解。
- put that one: それを置く(”put” は「置く」基本動詞だが、どこに何を置くかを指定する “that one” がついて具体的な指示に)
- on the left side: 左側に(”on” は接触・位置を示す基本前置詞。”the left side” は空間の位置を明確に指すフレーズ)
- the tray: トレー(料理や飲み物を運ぶ際に使う日常的な名詞)
- go: 行く(ここでは「スプーンは右に行く=配置されるべき場所」を示す。go の動詞としての柔らかい使い方)
- Like this?: こんな感じ?(確認や提案をするときのカジュアルな言い回し。ジェスチャーや動作とセットで使われることが多い)
- move it over: 少しずらす(”move over” は「位置をずらす」。”over” は本来「越えて・上を通って」の意味を持つが、日常会話では「今ある位置から別の場所へ横方向に移動する」というニュアンスを出すのによく使われる。例えば「少し横に寄って」= “Move over a bit.” のように、視線や重心と並行な方向への動き=横方向として理解されることが多い)
- tip: 傾く(”tip” は名詞で「先端」や動詞で「傾ける/倒れる」。ここではトレーが不安定で「傾きやすい」状態を表現)
- really easily: すごく簡単に(”really” で強調、”easily” で「簡単に〜しうる」という可能性・危険を示す)
- No sudden movements: 急な動きは禁止(”sudden movements” は「急な動き」のセット表現。”No〜” でやんわり注意や制止を伝えるカジュアルな言い方)
- Got it: 了解(”I got it” の略。相手の指示や注意を理解した時のカジュアルな受け答え)