PRACTICAL USAGE L097|NoeLia Original Dialog

PU 25-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 097のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson097|配置を表す動詞③ ー locate, place, set
GRAMMAR AND VOCABULARY L097|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L097|配置を表す動詞③ ー locate, place, set|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L097|NoeLia Original Dialog

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PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:引っ越しを手伝ってくれて本当にありがとう!そのランプは隅に置けるね。さて、ソファーはどこに置こうかな?奥の壁につけようか?窓のほうに向けるのもありかも?
Thanks so much for helping me move! You can set that lamp in the corner. Now where should I place the sofa? Against the back wall? Facing the window, maybe?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

Thanks a ton for helping with the move! You can locate that lamp over in the corner. Now, where should I set the sofa? Maybe against the far wall—or possibly place it so it faces the window?
日本語訳: 引っ越し手伝ってくれて本当にありがとう!そのランプ、向こうの隅に設置してくれる?で、ソファーはどこにしようかな?奥の壁につけるのもいいし、窓の方に向けて置くのもありだね。

解説: 模範解答はシンプルでテンポの良い言い回しが特徴で、カジュアルな雰囲気で引っ越し中のちょっとした会話として自然に聞こえます。対してノエリアオリジナルは、言葉の選び方が少しだけ丁寧で、家具の配置に意識を向けている様子が表れています。とくに「置く」動作に対して異なる動詞を選んでおり、インテリアの配置をこだわりながら考えている印象が出ます。状況によっては、よりラフな会話には模範解答が、もう少し丁寧に話したい場面や、配置にこだわるような場面ではノエリアオリジナルが適しています。

Thanks so much for helping me move! You can set that lamp in the corner. Now where should I place the sofa? Against the back wall? Facing the window, maybe?

  • Thanks so much for ~: 本当にありがとう(”so much” を添えることで感謝の気持ちが強調される、丁寧でカジュアルな表現)
  • helping me move: 引っ越しを手伝ってくれて(”move” は「動く」以外にも「引っ越す」という意味で日常的に使われる)
  • set ~ in the corner: ~を隅に置く(”set” は「慎重に安定した場所に置く」動作。家具や食器など壊れ物を置くときに適している)
  • Now where should I ~?: さて、どこに~しようか?(会話の流れを自然に切り替えるための導入フレーズ)
  • place the sofa: ソファーを置く(”place” は「配置する」ニュアンスが強く、どこにどう置くかを意識した動作を表す)
  • against the back wall: 奥の壁にくっつけて(”against” は「~に接して」「もたれかけて」などの意味。家具配置でよく使われる)
  • facing the window: 窓の方を向けて(”face” は「向く」。家具の向きについて話すときの基本表現)

Thanks a ton for helping with the move! You can locate that lamp over in the corner. Now, where should I set the sofa? Maybe against the far wall—or possibly place it so it faces the window?

  • Thanks a ton: 本当にありがとう(”so much” よりもさらにくだけた、感情がこもったカジュアルな表現。親しい間柄でよく使われる)
  • helping with the move: 引っ越しを手伝ってくれて(”help with ~” は「~を手伝う」定番のフレーズ。”move” はここでは名詞で「引っ越し」)
  • locate ~ over in the corner: ~を向こうの隅に配置する(”locate” はふつうフォーマルな文書で使われるが、ここでは意図的に「丁寧に配置する」という語感を出しており、家具の正確な位置を決めるニュアンスを表現している。”over” を加えることで「少し離れた向こうの隅」という自然な位置感覚が添えられている。普通のランプなど日常の家具に使うとややフォーマル寄りに響くが、スマート家電やハイテクなランプのように「設置する/稼働させる」といったニュアンスが強い場面では、locate はむしろ自然に聞こえる)
  • set the sofa: ソファーを置く(”set” は慎重に、安定した形で置くニュアンスがあるため、大きな家具の設置に自然)
  • far wall: 奥の壁(”back wall” に似ているが、「距離的に遠い壁」というニュアンスを含むため、広めの部屋をイメージさせる表現)
  • place it so it faces the window: 窓の方に向けて配置する(”place” は「配置する」の意で、”so it faces ~” をつけることで配置の向きまで丁寧に指定している)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What does Ethan suggest about the room layout?
A. He wants to put up something on the wall.
B. She should move back the sofa a bit.
C. The arrangement should make use of sunlight.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

引っ越しでバタバタしているマヤと、それを手伝うイーサンの会話です。「次は絶対プロに頼む」と言いながら、また自力で頑張っている二人の様子が微笑ましいですね。

Maya: This is officially the last time I’m moving without hiring professionals.
Ethan: You say that every time. And yet, here we are.
Maya: Thanks a ton for helping with the move! You can locate that lamp over in the corner. Now, where should I set the sofa? Maybe against the far wall—or possibly place it so it faces the window?
Ethan: Facing the window sounds nicer. Plus, you won’t have to stare at that blank wall all day.
Maya: True. I’ll just pivot it a bit… There. Better?
Ethan: Much better. Oh, and don’t forget to place that little plant stand next to the TV.
Maya: Got it. Any idea where I should place the bookshelf?
Ethan: Hmm… maybe set it near the entryway. That way it doesn’t take up the natural light from the window.

マヤ: もう二度と業者使わずに引っ越しなんてしないって決めた。
イーサン: 毎回それ言ってない?で、今回もこうして俺がいるわけだけど。
マヤ: 引っ越し手伝ってくれて本当にありがとう!そのランプ、あの隅に設置してくれる?で、ソファーはどこに置こうかな?奥の壁につけるか、窓の方に向けるか…。
イーサン: 窓の方がいいんじゃない?あの殺風景な壁見てるより全然マシだし。
マヤ: たしかに。ちょっと動かしてみるね… よし。どう?
イーサン: うん、いい感じ。あ、あとテレビの横にあの小さい植物スタンドも忘れずに置いてね。
マヤ: 了解。本棚はどこに置くのがいいと思う?
イーサン: うーん…玄関の近くに置くのは?窓の光を邪魔しなくて済むし。

  • officially: 正式に/断言して(「これを公式発表します」といった硬い言葉ではなく、日常会話では「もうホントにこれっきりにする!」という“半ば冗談まじりの強調”としてよく使われる)
  • every time: 毎回(「~のたびに」という意味の基本表現。ここでは「毎回言ってるよね」とツッコミの形で使われている)
  • and yet: それなのに(「にもかかわらず」という意味のつなぎ言葉。会話の流れを皮肉っぽく転換させるときに便利)
  • sounds nicer: その方が良さそう(”sound” は感覚的な判断を表す動詞で、「聞いた感じ/想像した感じ」での評価に使われる)
  • stare at ~: ~をじっと見つめる(”look at” よりも集中して見続けるニュアンス。ネガティブな意味にもなりやすい)
  • pivot: 軸にして回す(家具の向きを「ちょっとだけ変える」ときに自然に使える動詞。身体を回すときにも使える)
  • There.: よし(動作が終わったときの「できた/決まった」の一言として、非常に口語的かつ頻出。もともとは「そこに」という意味だが、「目的の場所に物を置いた」「調整が完了した」といった達成の瞬間に使われる。「はい、そこ」「よし、その位置でOK」といった感覚で、物の位置や状態が「望んだところにおさまった」ことを示す指示的な一言になっている)
  • Much better.: だいぶ良くなった(比較して改善されたことをシンプルに伝えるフレーズ)
  • any idea where ~?: ~はどこにすればいいと思う?(”Do you have any idea…” の省略形。カジュアルな提案・相談に)
  • entryway: 玄関スペース(日本語の「玄関」よりも広義で、ドアの内側の開けた場所を指す。北米の家によくある)
  • that way: そうすれば/そうすればその結果(「そのやり方を取れば〜になる」と因果を自然につなぐ表現)
  • take up: (スペースを)占める(”take” は「取る」、”up” は「上方・全体に広がる」ニュアンスを加える副詞で、合わせて「場所や時間を取ってふさいでしまう」という意味になる。ここでは “take up the natural light”=自然光を遮る、のように、物理的なスペースだけでなく「光」や「注意」など抽象的なものを「奪ってしまう」「届かなくする」といった使われ方になっている)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What does Ethan suggest about the room layout?
A. He wants to put up something on the wall.
B. She should move back the sofa a bit.
C. The arrangement should make use of sunlight.

答え
クリックすると答えが出ます。

C. The arrangement should make use of sunlight.

Point

A. He wants to put up something on the wall.(彼は壁に何かを飾りたいと思っている)
Ethanは壁に何かを飾る(put up)という話はしていません。”put up” は「掲げる」「飾る」という意味で、wallとセットになるとポスターや写真などを貼るイメージがあります。しかし会話では「殺風景な壁を見なくて済むようにソファを配置しよう」と言っているだけで、壁そのものに何かを施したいとは言っていません。したがって、この選択肢は不正解です。

B. She should move back the sofa a bit.(彼女はソファを少し後ろに動かすべきだ)
Ethanはソファの位置に言及していますが、「後ろに動かす(move back)」という表現や意味ではありません。”move back” は「元の位置に戻す」「後方に動かす」というニュアンスですが、ここでは”facing the window”(窓の方に向ける)と「向きを変える」ことに焦点があり、位置を戻す意図ではありません。したがって、この選択肢も不正解です。

C. The arrangement should make use of sunlight.(部屋の配置は日差しを活かすべきだ)
この選択肢は、Ethanの発言 “you won’t have to stare at that blank wall all day”(あの殺風景な壁を一日中見なくて済む)と、”set it near the entryway. That way it doesn’t take up the natural light from the window.”(玄関の近くに置けば、窓からの自然光を遮らずに済む)というセリフから、自然光を活かすレイアウトを意識していることがわかります。”make use of” は「〜を利用する」という意味で、ここでは sunlight(日差し)をうまく取り入れるというニュアンスです。直接的な表現ではありませんが、内容に最も合致しているため、この選択肢が正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • facing the window: ソファの向きを窓側にするという提案。部屋の明るさや見える景色を意識しているとわかる。
  • that blank wall: “blank” は「何もない」「殺風景な」という意味。ここでは「壁そのものを飾る」のではなく、見たくない対象としての壁。
  • take up the natural light: 他の家具の配置において、光を遮らないことを意識している発言。部屋の明るさに注意を払っている証拠。

会話のテーマを理解すること
この会話では、引っ越し後の家具の配置を考えながら、どのように部屋を快適に見せるかについて相談しています。Ethanは壁を見続けるよりも、窓の方を向く配置の方が良いと提案し、また本棚が自然光を遮らないように置くことも示唆しています。家具の向きや位置が部屋の光や印象にどう関わるかを意識したやりとりであり、レイアウト=見た目だけでなく、機能面での配慮も含まれています。

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