GRASP THE CONCEPT L099|「助ける」を表す動詞 ー save, help|NoeLia Original Dialog

GC 25-26

👇こちらはLesson 099のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson099|「助ける」を表す動詞 ー save, help
GRAMMAR AND VOCABULARY L099|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L099|「助ける」を表す動詞 ー save, help|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L099|NoeLia Original Dialog

スポンサーリンク

GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog

下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

save|そのままでは失われてしまうものを救う

Key Sentence

save|そのままでは失われてしまうものを救う
She knows many ways to save time when doing homework.
彼女は、宿題をする時間を節約する多くの方法を知っています。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I wish I could save my weekends from endless errands.
日本語訳: 週末が雑用で潰れなきゃいいのにって、毎回思うよ。
解説: save A from B は「AをBから救う」の意味。ここでは週末(my weekends)を endless errands(終わらない雑用)から守りたい、という願望を仮定法(I wish I could〜)で表しています。endless errands は「途切れなく続く用事・雑務」のことで、買い物や片付けなど細々としたことが際限なく積み重なるイメージです。 errands 自体は「ちょっとした用事」で、日常会話でよく使われます。

Conversation Examples

A: I opened my notes app to plan my weekend, and now I’ve got a list so long I have to scroll.
B: Seriously? What do you even have on there?
A: Dentist appointment, oil change, taking my niece to ballet, returning three online orders… I wish I could save my weekends from endless errands.
B: Three returns? Isn’t that a lot?

A: 週末の予定まとめようと思ってメモアプリ開いたら、スクロールしても終わらないリストになっちゃってさ。
B: マジで?そんなにやることある?
A: 歯医者、オイル交換、姪っ子のバレエ送迎、ネット注文の返品3件…週末が雑用で潰れなきゃいいのにってほんとに思う。
B: え、返品3件?多くない?

  • open (an app): アプリを開く(”open” は「開ける」だが、スマホやPCでは「アプリを立ち上げる」の意味でよく使う)
  • so long I have to scroll: スクロールしないと見られないほど長い(”so ~ that…” の構文が省略された口語的表現。「スクロール」はスマホ文化で必須)
  • What do you even have on there?: そこに何書いてんの?(”even” は強調の副詞で「一体」「そもそも」のニュアンスを加える。”on there” は「その中に載っているもの」を指し、リストやスマホ画面、メモアプリなど何かが表示されている場所に対して使う口語的な表現。単に「そこ」を指す “there” よりも、具体的に「そこに何が載ってるのか」を聞くニュアンスになる)
  • dentist appointment: 歯医者の予約(”appointment” は「予約」全般を指し、”meeting” よりもかしこまった予定に使う)
  • oil change: オイル交換(車関連の定番メンテナンス用語。日常生活で頻出)
  • return (an order): 注文品を返品する(”return” は動詞で「返す」。「オンライン注文」によく使う現代的なコロケーション)

saveのそのほかの「救う」

saveのそのほかの「救う」
Why didn’t you save the data?
なぜあなたはデータをセーブしなかったのでしょうか?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I tried everything. Nothing worked. Restarting my laptop actually saved it.
日本語訳: いろいろ試したけど全部ダメでさ。結局、再起動で復活したよ。
解説: この save は「PCがもうダメになるかも」という状態を救ったという意味。「そのままだと失われてしまいそうなものを救う」というテーマにぴったりの使い方です。save it の it は文脈から「PCそのもの」または「ファイルなど」を指しています。actually(実は)や nothing worked(どれもダメだった)などが、リアルな焦りの空気を出してくれています。

Conversation Examples

A: There you are. You just froze and went totally silent.
B: Yeah, I know! I could see you, but I couldn’t hear anything.
A: Weird. Was it your mic or something?
B: I tried everything. Nothing worked. Restarting my laptop actually saved it.

A: お、戻ってきた。さっきフリーズして完全に無音になってたよ。
B: そうなの!画面は見えてたんだけど、音がまったく聞こえなくて。
A: えー、マイクのトラブルとか?
B: いろいろ試したけど全部ダメで、再起動したらやっと直った。

  • There you are: やっと出てきたね/戻ってきたね(直訳は「そこにいたのか」。ビデオ通話などで相手の映像が戻ったときによく使われるカジュアルな呼びかけ)
  • freeze: 固まる/フリーズする(PCや画面が一時的に動かなくなることを表すIT用語。比喩的に「会話が止まる」場合にも使える)
  • go silent: 無音になる(”go”は状態変化を表す動詞。ここでは「音が出ない状態になる」意味で使われている)
  • I could see you: あなたの映像は見えてた(”could”は過去の能力・状況を表すが、ここでは「技術的に可能だった」というニュアンス)
  • hear: 聞こえる(基本語だが、「音が聞こえる/聞こえない」などのテクニカルな状況に使えるのがポイント)
  • Weird: 変だね/おかしいね(単独でも会話のつなぎとしてよく使われるカジュアルな反応)
  • mic: マイク(”microphone”の略。ITや通話に関する会話では頻出)

help|状況の改善に手を貸す

help|状況の改善に手を貸す
She helped me with the dishes.
彼女は皿洗いを手伝ってくれました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

You showing up? That honestly helped more than you know.
日本語訳: 顔出してくれたことね、正直、それ以上にありがたかったよ。
解説: help は、相手の行動が精神的に気持ちを楽にしてくれるような場合にもよく使います。この文では「あなたが来てくれたこと」が心の支えになったという意味です。”more than you know” は「あなたが思っている以上に」というニュアンスで、感謝を強調するカジュアルな言い回しです。

Conversation Examples

A: I spotted you in the back row during the second piece. I thought I was imagining it.
B: Yeah, I didn’t want to make a big deal. Just wanted to be there quietly.
A: You showing up? That honestly helped more than you know. I was shaking before that.
B: Really? I had no idea. But I’m glad I made it in time.

A: 2曲目のとき、後ろの列にあなたの姿が見えて…幻覚かと思ったよ。
B: 目立ちたくなかったからさ。静かに見に行きたかっただけ。
A: 顔出してくれたことね、正直、それ以上にありがたかったよ。あれ見てから、手の震えが止まったの。
B: そうだったんだ。間に合ってよかったよ、ほんと。

  • spot (someone): (人を)見つける(“spot” はもともと「しみ」「点」など、視界に小さく現れるものを表す語。その「点のように見えるものを目にとらえる」というイメージから、「人混みの中でふと誰かを見つける」といった意味に転じた。カジュアルで、予期せず発見するニュアンスがある)
  • back row: 後ろの列(“row” は「列」、その中でも “back row” は映画館・教室・劇場などの「一番後ろの席」)
  • piece: 曲/演奏作品(音楽や演劇の世界で「作品・一曲・一編」の意味。ここでは「演奏された曲」)
  • I thought I was imagining it: 幻かと思った(“imagine” は「想像する」だが、過去進行形で「本当にそう見えたけど、信じられなかった」ニュアンス)
  • make a big deal (of it): 大ごとにする/騒ぎ立てる(“deal” は「取引」だけでなく「事柄」という意味もあり、“make a big deal” は「大げさに扱う」というカジュアルな言い回し)
  • just wanted to be there: ただそこにいたかった(“want to be there” は「そばにいたい」「見守りたい」という優しいニュアンス)
  • I was shaking: 手が震えてた/緊張してた(“shake” は「揺れる」「震える」の意味で、ここでは緊張や不安の身体的反応を表現)
  • I’m glad I made it (in time): 間に合ってよかった(“make it” は「間に合う」「到着する」の口語表現。“in time” がつくと「ぎりぎりで間に合って」ニュアンスが加わる)

helpの目的語説明型

helpの目的語説明型
Can you help me prepare dinner?
夕食の準備を手伝ってくれますか?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

If you help me pick out a gift, I’ll buy you coffee.
日本語訳: プレゼント選び手伝ってくれたら、コーヒーおごるよ。
解説: 「help + 人 + 動詞原形」の目的語説明型。”help me pick out” の部分で「私がプレゼントを選ぶのを手伝う」という意味になります。”pick out” は「選ぶ」という句動詞で、会話によく登場します。”I’ll buy you coffee” は、お礼を表すカジュアルな取引表現。

Conversation Examples

A: Hey, I need to get something for my sister’s birthday this weekend. If you help me pick out a gift, I’ll buy you coffee. I mean, I clearly need a little female insight here.
B: Wow, bribery already? We haven’t even started the day.
A: I’m desperate. She’s impossible to shop for, and I always end up getting her the wrong thing.
B: Alright, but I want that fancy seasonal latte. No basic drip nonsense.

A: ねぇ、今週末に妹の誕生日プレゼント買わなきゃなんだけど。選ぶの手伝ってくれたら、コーヒーおごるよ。いやほんと、こういうときは女子の意見が頼りなんだよ。
B: はいはい、朝から賄賂ね?まだ仕事始まってないんだけど。
A: マジで困ってるんだって。いつもハズすんだよね、選ぶの下手すぎて。
B: いいけど、あの期間限定の高いやつね。普通のドリップとかナシだからね。

  • insight: 洞察・見解(ここでは「女性目線の意見・感覚」として使われている。普段から使える知的カジュアル表現)
  • bribery: 賄賂(本来は「汚職」などに使われる硬めの単語だが、ここでは冗談っぽく「おだて・ご褒美目当ての誘い」的に用いている)
  • We haven’t even started the day: まだ一日始まってもないよ(“even” を入れることで「まったく〜してない」という驚きを強調するネイティブらしい言い回し)
  • I’m desperate: もう切羽詰まってるんだ(“desperate” は「必死の」「困り果てた」の意味で、カジュアルな口語でよく使う強めの気持ち表現)
  • impossible to shop for: 買い物が難しい人(“She’s impossible to shop for” は「プレゼント選びが難しすぎる人」という意味の口語表現。文法的には “for” の後に人が来る点がポイント)
  • end up ~ing: 結局〜する(“end up getting her the wrong thing”=「結局いつも変なものを買っちゃう」。望まない結果になるニュアンス)
  • fancy: 高級な/ちょっといい(“fancy latte” などで、通常より高価でオシャレなものを軽く強調するときによく使う)
  • seasonal: 期間限定の/季節限定の(カフェやファッション、食品などで定番の語。ネイティブはスタバなどで頻繁に使う)
  • No ~ nonsense: ~なんてナシね/そんなの許さないよ(“nonsense” は「ばかげたこと」。”No ~ nonsense” は「〜に関してはふざけナシで」と伝える口語表現で、軽い冗談から本気の注意まで幅広く使える。”No basic drip nonsense” は「普通のドリップなんてムリ」というジョーク調の拒否。トーン次第で冗談・皮肉・怒り・釘刺しなどのニュアンスが出せる)

help ~ out

help ~ out
He helped me out when I was out of a job.
彼は、私が失業しているときに助けてくれました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Thanks for helping me out yesterday—I was totally drowning in deadlines.
日本語訳: 昨日手伝ってくれてマジで助かった。締め切りに潰されそうだったんだ。
解説: 「help me out」は、切羽詰まった状況から抜け出すのを助ける、という意味。”drowning in deadlines” は「締め切りに溺れる」=大量の仕事に追われている様子をリアルに表す比喩で、日常の職場でもよく使われます。

Conversation Examples

A: So… I didn’t expect you to actually show up with a bagel and coffee this morning.
B: Thanks for helping me out yesterday—I was totally drowning in deadlines. That was the least I could do.
A: Oh come on, it wasn’t a big deal. I just proofread your slides.
B: Yeah, but you saved me from presenting total chaos. You earned that bagel.

A: 今朝まさかほんとにベーグルとコーヒー持ってくるとは思わなかったよ。
B: 昨日手伝ってくれて本当に助かったんだ。締め切りに押しつぶされそうだったからさ。せめてものお礼。
A: そんな大したことしてないって。スライドちょっと見直しただけじゃん。
B: いや、あれがなかったらプレゼン大惨事だったよ。ベーグル一個じゃ足りないくらい感謝してる。

  • show up: 現れる/来る(「約束の場や想定された場に姿を見せる」という意味のカジュアルな動詞句。友人関係やビジネスシーンでも広く使われる)
  • That was the least I could do: それくらい当然だよ(直訳は「それは私ができる最も小さなことだった」だが、実際は「お礼としては当然・大したことじゃないよ」といった控えめな感謝返しの定番フレーズ)
  • Oh come on: ちょっと〜/そんなことないよ(相手の謙遜や否定に対して軽く否定したりツッコミを入れたりする口語表現。言い方次第で親しみや軽い不満の表現にもなる)
  • big deal: 大したこと(“It wasn’t a big deal.” は「たいしたことしてないよ」という意味で、謙遜によく使われる)
  • proofread: 校正する/見直す(文書やスライドなどの誤りをチェックする動作を表す動詞。学生・社会人どちらでも使える基礎語)
  • save (someone) from ~: ~から救う(“saved me from presenting total chaos” のように、ネガティブな状況を回避させてくれたという意味で使われる。日常でも比喩的に使いやすい構文)
  • total chaos: 完全なカオス/大混乱(“chaos” は「秩序がなく収拾のつかない状態」を表し、”total” をつけることで「とんでもなくめちゃくちゃ」なニュアンスを強調している。日本語に直訳しづらく、文脈によっては「ぐちゃぐちゃ」「修羅場」「崩壊寸前」など柔軟に訳す必要がある。プレゼンや会議などで「どうしようもない事態になりそうだった」とカジュアルに表現する時によく使われる)
  • earn: 価値がある/ふさわしい(“You earned that bagel.” のように、努力や貢献に対して「それを受け取るにふさわしい」「もらって当然」という意味で使われる口語的表現)
タイトルとURLをコピーしました