PRACTICAL USAGE L099|NoeLia Original Dialog

PU 25-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 099のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson099|「助ける」を表す動詞 ー save, help
GRAMMAR AND VOCABULARY L099|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L099|「助ける」を表す動詞 ー save, help|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L099|NoeLia Original Dialog

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PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:やあ、ハニー。お帰り。さぁ、君の荷物を手伝わせてね。ところで、バウムクーヘン、君のためにひと切れとっておいたよ。子どもたちがほとんど全部食べちゃいそうだったから。
Hi, honey. Welcome home. Here, let me help you with your things. By the way, I saved you a piece of Baumkuchen. The kids almost ate the whole thing.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

Hi, sweetheart. You’re back! Let me help you carry your bags. Oh, and I managed to save you a slice of Baumkuchen before the kids devoured the rest.
日本語訳: やあ、スウィートハート。おかえり!荷物運ぶの、手伝うよ。それとね、バウムクーヘン、なんとか一切れだけ確保しておいたよ。子どもたちが残り全部食べちゃいそうだったから!

解説: 模範解答は落ち着いた丁寧なトーンで、家庭的なやさしさや気遣いを穏やかに表しているのに対し、ノエリアの表現は感情がこもっていて親密さが強く、臨場感やちょっとしたユーモアも感じられる。動作の描写も、模範解答はふんわり広く、ノエリアは具体的に場面を切り取っている。穏やかに気持ちを伝えたいときは模範解答、あたたかみや動きを出したいときはノエリア表現が合います。

01 date got angry at me because I laughed at her. But I didn’t! I was looking at a guy behind her. He smiled at me with a funny face and winked.

  • honey: ハニー(親しみを込めた呼びかけ。恋人や配偶者に対して一般的に使われる)
  • Welcome home: おかえりなさい(帰宅した人に向けた家庭的で温かい表現。丁寧な印象)
  • Here, let me help you with your things: 荷物を手伝わせて(“let me” は申し出る表現、”help with” は「〜を手伝う」という広めの意味で、持ち物全般に柔軟に使える)
  • By the way: ところで(話題転換に使う定番の表現)
  • saved: とっておいた(「助ける」以外にも「残す」「確保する」の意味で使える重要語)
  • piece of Baumkuchen: バウムクーヘン一切れ(“piece of” は「一切れ」などの数量表現としてよく使われる)
  • almost ate the whole thing: ほとんど全部食べそうだった(“almost” と “the whole thing” の組み合わせで「危うく全部」のニュアンスを表す)

01 woman I was on a date with got mad at me, thinking I was laughing at her. But I wasn’t—I was looking at the guy behind her. He smiled at me with a silly face and even gave me a wink.

  • sweetheart: スウィートハート(“honey” と同様、恋人や配偶者への呼びかけ。やや甘めで感情が強く響く)
  • You’re back!: 帰ってきたね!(“Welcome home” よりも口語的で短く、再会の喜びをダイレクトに表す)
  • let me help you carry your bags: 荷物を運ぶのを手伝わせて(“help with” に比べて具体的で、実際にバッグを運ぶ動作が想像しやすい)
  • managed to save: なんとか取っておいた(“save” に “manage to” を加えることで、取っておくことに苦労があったことを表す。ギリギリセーフ感)
  • slice of Baumkuchen: バウムクーヘン一切れ(“piece” よりも“slice”のほうがケーキ類ではより具体的で自然)
  • devoured: むさぼり食った(“ate” よりも勢いよく食べる様子を表す生き生きとした動詞。子どもの食欲をユーモラスに描写)
  • the rest: 残り全部(“the whole thing” は対象全体を指すが、“the rest” は「残っていた部分全部」としてより場面に沿った語)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What did Sophie rely on to keep going today?
A. Her kids cheering her up.
B. A quick stop by the bakery.
C. A special treat she had in mind.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

仕事終わりのソフィーがくたくたで帰宅すると、夫のリアムがまるで“ケーキの守護者”のように出迎えてくれました。どうやら子どもたちとの攻防戦があったようです…!

Sophie: Ugh, finally home. Please tell me there’s some cake left—I’ve had zero time to eat today.
Liam: Hi, sweetheart. You’re back! Let me help you carry your bags. Oh, and I managed to save you a slice of Baumkuchen before the kids devoured the rest.
Sophie: You’re serious? I thought for sure it’d be gone.
Liam: Trust me, it was close. They kept opening the fridge just to check if it was still there.
Sophie: Well, I can’t blame them. That’s the one from the German deli, right? The one with the rum glaze?
Liam: Yep. Limited batch, too. I almost had to write “Mom’s slice—touch and perish” on it.
Sophie: You’re a hero. Honestly, that cake is the only thing that kept me going through meetings today.
Liam: Then it’s yours. Just sit down—I’ll get you some tea.

ソフィー: は〜やっと帰ってこれた。ねぇ、ケーキ…まだ残ってるって言って。今日、一口もちゃんと食べてないの。
リアム: やあ、スウィートハート。おかえり!荷物運ぶの手伝うよ。それとね、バウムクーヘン、子どもたちが全部食べちゃう前に、一切れだけなんとか確保しといた。
ソフィー: ほんとに?もう絶対なくなってると思ってた。
リアム: ほんとギリギリだったよ。冷蔵庫、何回も開けて様子見てたからね。
ソフィー: まあ、無理もないか。あれ、ドイツのお店のやつでしょ?ラム酒のグレーズかかってるやつ。
リアム: そうそう、しかも数量限定。もう「ママ専用、触ったら覚悟して」って書こうかと思ったよ。
ソフィー: あなた、神!正直、あのケーキのことだけ考えて、今日の会議を乗り切れた感じよ。
リアム: じゃあ取っておいて正解だったね。ゆっくりしてて。紅茶いれてくるよ。

  • Please tell me…: 〜だと言って(願望や懇願を柔らかく伝えるフレーズ。文頭に使って「〜だったらいいのに」と期待をにじませる表現)
  • some ~ left: ~が残っている(”left” は「残された」という意味の形容詞的用法。食べ物などが残っているかどうかを確認する時によく使う)
  • zero time to ~: ~する時間が全くなかった(”zero” を数量ではなく比喩的に使い、強調して「まったくない」と伝えるカジュアルな言い方)
  • for sure: 絶対に/確実に(断言や確信を表す副詞句。「確実に〜だと思ってた」のような強調によく使う)
  • Well, I can’t blame them.: まぁ、しょうがないよね(”blame” は「責める」だが、”can’t blame 人” は「〜を責められない=理解できる」の意味)
  • the one from ~: ~のやつ(”the one” を使うことで前に出た名詞を省略しつつ話を自然に展開できる。カジュアルな会話で多用される)
  • glaze: グレーズ(食べ物に塗る光沢のあるコーティング。ここではお菓子の仕上げに使われる「ラム酒のグレーズ」を指す)
  • limited batch: 数量限定(”batch” は一度に作られる製品の「ひとまとまり」。”limited” と組み合わせると「限定生産」の意味になる)
  • I almost had to ~: 〜するところだった(”almost” は「危うく〜するところだった」など、未遂の行動を語る時によく使われる)
  • touch and perish: 触ったら終わり(”perish” は「死ぬ・滅びる」といった堅めの語だが、ここでは冗談めかして「命がないぞ」という大げさな表現として使われている)
  • You’re a hero.: 君はヒーローだね(直訳だと大げさに感じますが、英語では日常的に「助かった!」「神!」のような感謝・賞賛の気持ちを込めた軽い表現として使われます)
  • kept me going: 私を支えてくれた(”keep someone going” は「気持ちを切らさずに頑張らせる」ニュアンスで、精神的な支えやモチベーションによく使う)
  • Then it’s yours.: じゃあ取っておいて正解だったね(”Then” を使うことで「〜ってことなら」という前提から結論へつなげる、英語ならではの自然な言い回し。日本語には直訳しづらいため、「じゃあ取っておいて正解だったね」「君のものだよ」といった柔らかな訳がフィットする)
  • Just sit down: とにかく座って(”just” を添えることで優しく、かつ「ほかはいいから」といったニュアンスを足す)
  • get you some tea: 紅茶いれてくる(”get 人 物” は日常会話で非常によく使われる授与構文。「〜してあげる」の柔らかい言い方)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What did Sophie rely on to keep going today?
A. Her kids cheering her up.
B. A quick stop by the bakery.
C. A special treat she had in mind.

答え
クリックすると答えが出ます。

C. A special treat she had in mind.

Point

A. Her kids cheering her up.(子どもたちが元気づけてくれた)
会話では、子どもたちがケーキを「食べそうになった」ことが出てきますが、Sophieを元気づけたわけではありません。むしろ彼女は「ケーキが残っているか不安だった」と話しています。したがってこの選択肢は不正解です。

B. A quick stop by the bakery.(パン屋に立ち寄ったこと)
Sophieは自分でパン屋に行ったとは言っていません。会話の中ではLiamが「Baumkuchenを冷蔵庫に残しておいた」と話しており、Sophieはそれを楽しみにしていたと述べています。したがってこの選択肢も不正解です。

C. A special treat she had in mind.(心の中で決めていた特別なご褒美)
Sophie は「that cake is the only thing that kept me going」と言い、kept me going は「自分を支え続けた/踏ん張らせてくれた」という口語表現です。さらに had in mind は「思い描いていた/期待していた」で、彼女が心の支えにしていた特別なご褒美=ケーキを指します。したがってこの選択肢が正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • that cake is the only thing that kept me going: Sophieが一日を乗り切る支えにしていたものを明確に示すキー表現
  • before the kids devoured the rest: 子どもたちが残りを平らげる前に、という文脈。引っ掛けとして「kids」が登場するが支えになったわけではない
  • German deli, rum glaze: 特別なお菓子であることを示すディテール。答えを裏付ける手掛かり

会話のテーマを理解すること
この会話のテーマは「疲れて帰宅したSophieを支えていたのは、子どもや外出先の出来事ではなく、自分のために残してもらった特別なお菓子だった」という点にあります。LiamがBaumkuchenを取っておいたことが家族の温かさを表し、Sophieはそれを一日の支えにしていたことを強調しています。つまり、会話全体は「特別なご褒美が心の支えになる」というテーマに基づいています。

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