ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:ねえ、ちょっと聞きたいんだけど。この部署で満足している?いつでも異動を希望できるんだよ。あなたが失うものは何もないし。最悪でもノーって言われるだけだからさ。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年9月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Hey, let me ask you something. Are you happy in this department? You could always ask for a transfer, you know. It wouldn’t cost you anything. The worst they could say is no.
Can I ask you something? Do you actually feel fulfilled in this department? They could easily give you a shot at something new if you just asked. It’s not like it would cost you anything. Worst case, they just turn you down.
日本語訳: ちょっと聞いてもいい?この部署にいて、ほんとにやりがい感じてる?お願いしてみれば、新しい部署にチャレンジさせてもらえるかもしれないよ。別に損するわけでもないし。最悪でも、断られるだけなんだから。
解説: 模範解答は、相手に気軽に行動を促すような優しい語りかけになっており、状況をややフラットに描いています。質問もライトな印象で、「いつでもできる」という余裕ある提案スタイルが特徴です。一方でノエリアの解答は、相手の内面にもう一歩踏み込んだ問いかけになっており、単なる「選択肢の提示」ではなく「気づきと行動の後押し」を意識した語り口です。新しいチャンスに対する期待感が含まれており、励ましや背中を押すニュアンスが強めに出ています。会話のトーンとしては、模範解答は軽く親しみやすく、ノエリア解答はより真剣で思いやりのある助言という印象です。どちらも自然な表現ですが、シチュエーションによって使い分けができます。
Hey, let me ask you something. Are you happy in this department? You could always ask for a transfer, you know. It wouldn’t cost you anything. The worst they could say is no.
- Hey: ねぇ(気軽な呼びかけ。会話の始まりに使われる定番の一言)
- let me ask you something: ちょっと聞かせて(自分がこれから質問することへの丁寧な前置き)
- Are you happy in this department?: この部署に満足してる?(”happy in” は特定の状況や環境に対する満足を尋ねるときに使う)
- You could always ask for a transfer: いつでも異動をお願いできるよ(”could always” は「そういう選択肢は常にある」という柔らかな提案)
- It wouldn’t cost you anything: 何も失わない(”cost” は費用以外にも「損失」の意味があり、ここでは精神的・物理的なリスクがないことを表す)
- The worst they could say is no: 最悪でもノーって言われるだけ(「最悪のケースでもたかがその程度」だという安心感を伝える定番フレーズ)
Can I ask you something? Do you actually feel fulfilled in this department? They could easily give you a shot at something new if you just asked. It’s not like it would cost you anything. Worst case, they just turn you down.
- Can I ask you something?: ちょっと聞いてもいい?(”Let me ask” より控えめで丁寧な印象。相手に配慮した語り口)
- feel fulfilled: やりがいを感じている(”happy” が感情的な満足に近いのに対し、”fulfilled” は仕事や役割に対する内面的な充実を指す)
- give you a shot at something new: 新しいことに挑戦する機会を与える(”give + 人 + モノ” の授与型。特に “give a shot” はカジュアルでポジティブな印象のあるイディオム)
- if you just asked: ちょっと聞いてみればさ(”if you just ask” と比較して、過去形の方が仮定的・控えめな響きになる。心理的なハードルの低さを表現)
- It’s not like it would cost you anything: 負担になるわけじゃない(模範解答と同じ意味だが、「not like」でニュアンスを少し和らげた、会話的な婉曲表現)
- Worst case, they just turn you down: 最悪でも断られるだけ(”The worst they could say is no” より口語的でリズムが軽く、やや楽観的な印象を与える)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
Which of the following is true?
A. Zoe said Liam didn’t need to speak up.
B. Liam found it hard to bring up the idea.
C. His team told him to check in with HR.
Let’s listen.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
リアムとゾーイが職場でちょっとした雑談をしています。最近のリアムの様子が少し気になっていたゾーイが、会話の中でさりげなく本音を引き出します。
Liam: I’ve been kind of off lately.
Zoe: Off how?
Liam: Just… hard to focus, I guess. Nothing major.
Zoe: Hmm… yeah, I’ve noticed you’ve seemed a little checked out. Can I ask you something? Do you actually feel fulfilled in this department? They could easily give you a shot at something new if you just asked. It’s not like it would cost you anything. Worst case, they just turn you down.
Liam: I mean… I’ve thought about transferring, but I didn’t want to seem ungrateful.
Zoe: You’ve given a lot to this team already. No one’s going to question your loyalty.
Liam: You really think they’d consider moving me somewhere else?
Zoe: Absolutely. With your skill set, they’d be happy to offer you something more challenging. You just have to speak up.
リアム: 最近ちょっと調子出ないんだよね。
ゾーイ: どんなふうに?
リアム: うーん…集中できないっていうか。まあ、大したことじゃないんだけど。
ゾーイ: うん…なんとなく、最近ちょっと元気ないなって思ってた。ちょっと聞いてもいい?この部署で、本当にやりがい感じてる?お願いすれば、新しいことに挑戦させてもらえるかもしれないよ。別に失うものはないし、最悪でも断られるだけでしょ。
リアム: 異動のことは考えたことあるけど、恩知らずに思われるのがイヤでさ。
ゾーイ: でもリアムはこのチームにすごく貢献してきたでしょ。誰も君の忠誠心を疑ったりしないよ。
リアム: 本当に、他の部署に行くこと考えてくれるかな?
ゾーイ: 絶対大丈夫。今のスキルを見れば、もっとチャレンジングな仕事を喜んで任せてくれると思う。ただ、自分から言わないとね。
- be off: 調子が悪い(「〜がいつもと違う」「気分が乗らない」といった曖昧な不調を表すカジュアル表現)
- Off how?: どんなふうに?(本来は “In what way are you off?” や “What do you mean by ‘off’?” の省略形。カジュアルな会話では、前の発言の一部に疑問詞を加えて短く聞き返すことがよくあり、この “Off how?” はその典型例。「off」のような形容詞・副詞に “how?” をつけるだけで「具体的にどういうこと?」と自然に聞き返せる便利なフレーズ)
- hard to focus: 集中しにくい(”focus” は集中するの意味。ここでは「なんとなく集中できない」という弱めの否定的表現)
- Nothing major: 大したことじゃない(トラブルや不調を軽く否定・和らげるときによく使う)
- checked out: 心ここにあらず(元々はホテルの「チェックアウト」だが、ここでは「気持ちが仕事から離れている」比喩的表現)
- seem ungrateful: 恩知らずに見える(”ungrateful” は「感謝していない」否定的形容詞。使いすぎ注意だが意味は重要)
- You’ve given a lot to ~: 〜にたくさん貢献してきた(”give” を使った貢献の授与型表現)
- question (someone’s) loyalty: 忠誠心を疑う(”loyalty” はチームや会社への忠実さ。ビジネスでも感情的場面でも使える)
- consider ~ing: 〜を検討する(”consider” は後ろに動名詞を取る。「前向きに可能性として考える」語感)
- With your skill set: 君のスキルなら(”skill set” は持っているスキルの集合のこと。採用面接や社内異動でよく使う)
- be happy to ~: 喜んで〜する(ビジネスでもカジュアルでも使える、快くやる意志を示す言い回し)
- offer (someone) something: 人に何かを差し出す・提供する(授与型構文の中でも非常に基本かつ頻出)
- more challenging: よりやりがいのある(”challenging” はポジティブな難しさを含んだ表現)
- speak up: 思い切って言う・率直に言う(本来は「声を大きくする」という意味だが、日常会話では「遠慮せずに意見を言う」「黙っていない」ことを表す。似た表現に “speak out” があるが、”speak up” はその場で勇気を出して発言するニュアンスで、相手に届くように気持ちを伝える場面に多い。一方で “speak out” は社会問題や不正に対して「強く公に訴える」印象があり、内容や立場の明確さが強調される)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
Which of the following is true?
A. Zoe said Liam didn’t need to speak up.
B. Liam found it hard to bring up the idea.
C. His team told him to check in with HR.
クリックすると答えが出ます。
B. Liam found it hard to bring up the idea.
A. Zoe said Liam didn’t need to speak up.(ゾーイは、リアムに意見を言わなくていいと言った)
Zoeは “You just have to speak up.” と彼に声を上げるよう促していました。つまり「言わなくていい」とは正反対のことを言っていたため、この選択肢は誤りです。
B. Liam found it hard to bring up the idea.(リアムは、その話を切り出すのが難しかった)
Liamは “I’ve thought about transferring, but I didn’t want to seem ungrateful.” と言っています。「異動について考えたことはあるが、恩知らずに思われたくなくて言い出せなかった」という気持ちが読み取れます。正解の選択肢では “bring up”(話を切り出す)という句動詞を使って、彼の葛藤をうまく言い換えています。
C. His team told him to check in with HR.(チームが彼に人事に報告するよう言った)
この選択肢は、”checked out” という会話中の表現に音が似ていますが、まったく別の意味の句動詞 “check in” を使っており、内容も事実と異なります。会話の中でHR(人事)に相談するよう言われる場面は一切出てこないため、不正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- I didn’t want to seem ungrateful: 「恩知らずに見られたくなかった」というLiamの気持ち。この発言から、話を切り出すことに対して躊躇していたことがわかります。正解選択肢Bの根拠になります。
- You just have to speak up: Zoeがリアムにかけた言葉。speak upは「思い切って言う」「はっきり意見を言う」という意味で、Aの選択肢と正反対の内容になっているのがポイントです。
- checked out: リアムの最近の様子を表す表現で、「心ここにあらず」「やる気を失っている」といったニュアンス。内容理解には重要ですが、直接的な答えには関係しません。
会話のテーマを理解すること
この問題は、会話の中で登場人物がどんなことを「感じているか」「言い出せずにいるか」といった、心の動きに注目するのがポイントです。Liamの発言をそのまま聞くだけでなく、なぜそう言ったのかを理解することで、正解にたどりつきやすくなります。表面的な単語だけでなく、全体の流れを意識して聞いてみましょう。
🐱🐱: サマンサ、飼い主さん最近また音読してるにゃ〜。
🤖: うん、4年もラジオ英会話を聴き続けてるんですって!でも最近は「聴くだけじゃなくて、もっと話せるようになりたい」って思ってるみたいよ。
🐱🐱: にゃるほど… 基礎はラジ英、実践は…?
🤖: そこがちょっと悩みどころみたい。英会話スクールはハードルが高いし、オンライン英会話もまだ勇気が出ないって。
🐱🐱: それわかるにゃ〜。いきなり人と話すのって、ちょっと怖いよね。
🤖: そんな飼い主さんにぴったりなのが、AI相手に英語を話せるアプリ「Speak」。ラジ英で覚えたフレーズをそのまま声に出して練習できるの。
🐱🐱: へぇ~、それなら時間や場所も気にしなくていいにゃ。
🤖: そうそう、発音のフィードバックももらえるし、AIだから間違えても恥ずかしくないのよ。ラジ英で土台ができてる人には、実践への橋渡しになると思うわ。
🐱🐱: 読者さんの中にも、「ちょっと話してみたい」って思ってる人、絶対いると思うにゃ〜!
🤖: しかも7日間は無料。迷ってるなら、まずは気軽に試してみるのがいいかもね。きっかけって、案外こういう小さなステップから始まるものよ。
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名前・メールアドレス・パスワードを入力すれば、登録完了までほんの数分。
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