GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|比較級の強調
比較級の強調
This writing system may be much older.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
この文字体系は、はるかに古いのかもしれません。
This model’s even cheaper than the basic one.
日本語訳: これ、ベーシックモデルよりさらに安いよ。
解説: この文では「比較級の強調」として even が使われていて、単なる cheaper よりも「予想外にさらに安い」という驚きを込めています。日常会話では家電やネットショッピングなど値段を比べる場面でよく使います。ここでの basic model は「基本モデル」という意味で、いちばん標準的なタイプを指します。
A: Look what I just found online! This model’s even cheaper than the basic one.
B: Wait, seriously? That’s the top-tier model with the noise canceling, right?
A: Yeah, and it has a stronger battery, too. I double-checked the specs just to be sure.
B: Honestly, at that price, we should probably order it before it sells out.
A: 見てこれ、今ネットで見つけたの!これ、ベーシックモデルよりさらに安いのよ。
B: え、マジで?それってノイズキャンセリング付きの上位モデルだよね?
A: そうそう、しかもバッテリーも強化されてる。仕様ちゃんと確認したから。
B: それその値段なら、売り切れる前に注文したほうがいいかもね。
- online: ネットで(「インターネット上で」という意味の副詞。副詞的に使われていて前置詞は不要)
- top-tier model: 上位モデル(”tier” は「等級・ランク」。”top-tier” は「最上位の」という評価を含む形容)
- noise canceling: ノイズキャンセリング(雑音を打ち消す技術で、イヤホンや家電でおなじみ。hyphen なしでも通じる)
- stronger battery: 強化されたバッテリー(”strong” は「強い」だけでなく「容量が大きい」「持続時間が長い」といった意味合いにも使われる)
- double-checked: 念のため確認した(二重にチェックする=「確実性を重視して確認した」の意味で、ビジネス・日常両方で頻出)
- specs: スペック(”specifications” の略。製品の性能や仕様を意味するカジュアルな言い方)
- just to be sure: 念のために(直訳は「確かめるために」。確認行動の動機や理由をやわらかく伝える便利フレーズ)
- at that price: その値段なら(”at” は本来「点」「場所」にフォーカスする前置詞で、「~という一点の条件・位置において」というイメージを持っています。ここでは「その価格という条件のポイントで」という感覚から「その値段なら」という意味になる)
- we should probably ~: たぶん~したほうがいいかも(”probably” が入ることで、”should” の強さを少し和らげ、相手への配慮ある提案に)
- before it sells out: 売り切れる前に(”sell out” は在庫切れを表す定番表現。自動詞で「売れてなくなる」の意味)
She’s a lot more open once you get to know her.
日本語訳: 打ち解けると、彼女ずっと話しやすくなるよ。
解説: この文では「比較級の強調」として a lot が使われていて、「もっと・ずっと」という差の大きさを柔らかく示しています。open はここでは「オープンな性格・打ち解けやすい」という意味で、人の印象を話すときにとても自然な表現です。once you get to know her は「彼女のことを知ると・打ち解けると」という意味で、親しくなったときに性格が変わって見えることを表しています。
A: I noticed you were sitting with Sarah during lunch. How did that go?
B: Not bad. She was quiet at first but asked me a lot about my hometown.
A: Interesting. I always thought she was a bit distant.
B: Yeah, people think that, but she’s a lot more open once you get to know her.
A: 昼休みにサラと一緒に座ってたよね。どんな感じだった?
B: 悪くなかったよ。最初は静かだったけど、私の地元のことをいろいろ聞いてきたの。
A: へえ、ちょっと距離がある人だと思ってたけど。
B: そう思われがちだけど、打ち解けると彼女ずっと話しやすい人なのよ。
- notice: 気づく(視覚的・聴覚的な変化や行動に気づくときによく使われる基本動詞。”I noticed you were〜” のように、誰かの行動に気づいたと伝える時に便利)
- sit with (someone): ~と一緒に座る(”sit” を使った日常の行動描写。友人関係や関係性の観察によく使われる)
- how did that go?: どうだった?(カジュアルで非常によく使われる「どうだった?」の聞き方。”go” は「物事の進行具合・雰囲気」を尋ねる際に使われる)
- not bad: 悪くなかったよ(肯定的なニュアンスを含んだ控えめな表現。会話の入り口や感想として非常に使用頻度が高い)
- quiet: 静かな(人の性格・様子を表す形容詞。”She was quiet at first” のように、「最初は控えめだった」という印象を表現できる)
- hometown: 地元(自己紹介や話題のきっかけとして非常に頻出する語彙。home + town のイメージで覚えやすい)
- distant: よそよそしい/距離を感じる(本来は「遠く離れている」という物理的な距離を表す形容詞ですが、人の態度や雰囲気に対して使うと「感情的・心理的に距離がある」「親しみに欠ける」といったニュアンスになる)
- people think that: そう思う人多いけど(一般的な印象・ステレオタイプを導入する時に便利な表現)
NoeLia Extra Examples|比較のバランス
比較のバランス
Older than ancient Egypt’s?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
古代エジプトのものよりも古いのですか?
The rent here is higher than in my old place.
日本語訳: ここ、前に住んでたとこより家賃高いわ。
解説: この文では、主語の “The rent here(ここの家賃)” に対し、than以下は “in my old place(前の住まいで)” という前置詞句を使うことで、「家賃のある場所」という形でバランスを取っています。もし単に “than my old place” とすると、「家賃」と「場所そのもの」を比べることになって不自然です。in my old place のように “in + 場所” で表現を整えるのが、自然な比較表現です。
A: You’ve got such a great space here. It looks like something out of a magazine.
B: Thanks! I put a lot of effort into finding it.
A: It definitely paid off. You seem more relaxed here.
B: The rent here is higher than in my old place, but it’s been totally worth it so far.
A: すごくいい部屋だね。雑誌に載ってそうな雰囲気。
B: ありがと。頑張って見つけた甲斐があったよ。
A: 努力の成果だね。なんか、ここに住んでから前より穏やかそう。
B: 家賃は前より高いけど、それだけの価値はあると思ってる。
- such a great space: すごく素敵な空間(”space” は「空間」「部屋」の意味で使われ、”great” と一緒に使うことで「居心地がよく、洗練された雰囲気の部屋」というニュアンスを自然に伝える表現)
- look like something out of a magazine: 雑誌に出てきそうな見た目(”look like” は「〜のように見える」、”something out of a magazine” は「雑誌からそのまま出てきたようなもの」という比喩で、洗練された・スタイリッシュな印象を伝えるネイティブらしい言い回し)
- put a lot of effort into ~: 〜に多くの努力を注ぐ(”effort” は「努力」、”put effort into” は「~に力を入れる・頑張る」の定番表現。”a lot of” で強調されている)
- paid off: 効果があった/報われた(”pay off” は比喩的に「努力が実を結ぶ」という意味で使われる非常に口語的で便利な動詞句。”off” は「終わる」「解放される」というイメージを持ち、ここでは「努力が終わって、その見返りが返ってくる=借金の返済が完了する」から転じて、「努力が報われる」という意味になっている)
- You seem more relaxed: 前よりリラックスしてるように見える(”seem” は「〜のように見える」、”relaxed” は「くつろいだ」状態。”You seem” の形は感情や状態の変化に気づいたときによく使う)
- worth it: 価値がある(”worth” は「〜の価値がある」の形容詞。”It’s worth it” で「(それでも)やるだけの価値がある」という口語定番のフレーズ)
You always wake up earlier than I do, even on weekends.
日本語訳: 君って、週末でもいつも僕より早く起きるよね。
解説: この文では「君が起きる時間」と「僕が起きる時間」が比較されています。than以下の “I do” は “I wake up” の省略形で、「主語+動詞」の形を保つことで比較対象がちゃんと対応しています。もし “than me” とだけ言うと、「君が起きること」と「僕という人間」を比べることになってしまい、意味がずれてしまいます。
A: You didn’t wake me when you left? That café we talked about opens early, right?
B: I stopped by and grabbed you something. It’s still warm.
A: You always wake up earlier than I do, even on weekends. I should’ve set an alarm.
B: You’re on vacation. Sleep in. I’ve got breakfast duty this trip.
A: 出かけるとき起こしてくれなかったの?あの話してたカフェ、早く開くんだよね?
B: ちょっと寄って、あなたの分も買ってきたの。まだ温かいよ。
A: 君って、週末でもいつも俺より早起きだよな。目覚ましかけとけばよかった。
B: 休暇中でしょ?ゆっくり寝てて。今回の朝ごはん係は私なんだから。
- wake me: 起こす(“wake” は「目覚める」だけでなく「人を起こす」という他動詞でも使える。sleep とセットで学ぶと効果的)
- that café: 例のカフェ(”that” によって話し手・聞き手の間で「共通認識のある店」とわかる。会話では「話題に出たあの~」という使い方が頻出)
- we talked about: 話してた(“talk about 〜” は「〜について話す」。”we talked about” は過去に共有した情報を呼び起こす典型パターン)
- opens: 開く(”open” は形容詞「開いている」よりも動詞「開く」で使えるようにするのが先。三人称単数現在の “opens” に注意)
- stopped by: ちょっと立ち寄った(“stop by” は「短時間だけ立ち寄る」という口語的な言い方。旅行や通勤中によく使われる日常表現)
- grabbed you something: 君の分も買ってきた(”grab” は「つかむ」だが、口語では「サクッと手に入れる・買う・食べる」という意味でもよく使われる。”grab a coffee” などが典型)
- should’ve set an alarm: アラームかけとけばよかった(”should’ve” = “should have” の短縮形。後悔・反省の定番構文。”set an alarm” は日常生活で非常に使う表現)
- you’re on vacation: あなた今休暇中でしょ(“on vacation” は「休暇中」の定番フレーズ。”you’re” を使ったリマインダー的言い方は会話でよく見られる)
- sleep in: 朝寝坊する(“sleep in” は「わざとゆっくり寝る・寝坊する」のニュアンス。ポジティブな響きを持つカジュアル表現)
- I’ve got breakfast duty: 朝ごはん係は私(“I’ve got 〜 duty” は「〜係は私」という口語的言い回し。”breakfast duty” のように名詞を直につなげるのが英語らしい表現)