🆕 レッスン記事が5本構成になりました!
これまでの4本構成( Lesson / GV / GC / PU )に加えて、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」 が新しく仲間入り!、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」ではラジオ英会話のキーフレーズをもとにしたオリジナル例文を掲載しています。ぜひ音声といっしょに練習してみてくださいね!
NoeLia Extra Examples|”GRASP THE CONCEPT”を元にしたフレーズ集
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|should のイメージ
should のイメージ
Should I say “Commander Riley”?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私は「ライリー司令官」と言うべきですか?
Shouldn’t this have been handled by the manager, not us?
日本語訳: これって本来、私たちじゃなくてマネージャーが対応すべきだったんじゃない?
解説: should は「進むべき道」を示し、「本来そうなるはずだったのに違った」という過去のズレを表しています。shouldn’t have been handled は受動態+過去完了で「対応されるべきだったのに」と後悔や不満を込める形。handle は「処理する・対応する」という意味で、ビジネスでもよく使われます。
A: Okay, so I stayed two hours late yesterday to deal with that customer complaint.
B: I heard about that. Weren’t you already off the clock when it all started?
A: Yeah, and that’s what bugged me. Shouldn’t this have been handled by the manager, not us?
B: Totally. They didn’t even say thanks, did they?
A: でさ、昨日あのクレーム対応で結局2時間も残っちゃったんだよ。
B: あー聞いた聞いた。あれってもう退勤した後に始まったんじゃなかった?
A: そうそう。それが一番モヤっとしたとこ。本来ああいうのってマネージャーが対応するべきじゃない?
B: ほんとだよね。しかもありがとうの一言もなかったんでしょ?
- stay late: 残業する(文字通り「遅くまでいる」。職場や学校などで「通常より長く残る」ことをカジュアルに表現。職場では「残業する」、学校や図書館なら「遅くまで勉強する」、パーティーなら「長居する」といったように、文脈により翻訳を変えるとより自然になります)
- deal with: 対応する/対処する(苦情やトラブルなどを処理する時に使われる定番表現)
- customer complaint: 顧客のクレーム(ビジネス現場で頻出。complaint は「不満・苦情」、customer とセットで覚えると◎)
- off the clock: 勤務時間外で(直訳は「時計の外」。給料が発生しない時間帯をカジュアルに表現する言い回し)
- start: 始まる(ここでは「クレームの発生」を指す自然な使い方。単純動詞でも文脈理解に重要)
- bug: イライラさせる/モヤモヤさせる(スラング的表現。元々は「虫」だが、心の中に小さな虫がいるような不快感を表す口語表現)
- Totally.: ほんとに/マジで(カジュアルな強い同意表現。シンプルながらネイティブらしさが出る一言)
- They didn’t even say thanks.: お礼の一言すらなかった(”even” を使って「〜すらない」と強調する、会話でのよくある不満表現)
- did they?: ~だっけ?/~じゃないよね?(付加疑問。話し手の確認や皮肉っぽいニュアンスにもなる。日常会話で非常に重要)
She should be off work by now—it’s already past six.
日本語訳: もう6時過ぎてるし、彼女もう退勤してるはずだよ。
解説: should は「今ごろそうなっている道筋」を表す推量。be off work は「退勤している」という日常表現で、by now は「今ごろまでには」という意味。時間的な期待にぴったりの口語です。
A: Erika still hasn’t replied to my message. That’s not like her.
B: She should be off work by now—it’s already past six. Maybe her phone died?
A: Maybe. I’ll try messaging her on LINE or something…
B: Uh, if her phone’s dead, what’s that gonna do? Want me to send a carrier pigeon?
A: エリカからまだ返信ないんだよね。こんなの珍しいよ。
B: もう6時過ぎてるし、さすがに退勤してるはずだよ。もしかしてスマホの電池切れてるとか?
A: かもね。とりあえずLINEでも送ってみるかな…
B: いやいや、電池切れてたら意味ないでしょ。んー、伝書鳩でも飛ばす?
- still: まだ(継続中の状態を表す基本副詞。「まだ来てない/まだ終わってない」など、否定文で使われやすい)
- reply: 返信する(口語でもフォーマルでも使える「返事をする」という動詞。”respond” より柔らかくカジュアル)
- That’s not like her.: 彼女らしくない(人の普段の行動と異なることを指摘する決まり文句。”That’s not like you.” など応用可)
- Maybe her phone died.: スマホの電池が切れたのかも(”die” を機械に使うカジュアルな表現。「壊れた・切れた」の意)
- LINE: LINEアプリ(あのLINE。日本人はみんな使ってるけど、海外では基本ノーマーク)
- or something: なんかそんな感じの(曖昧に言い濁すカジュアルな補足表現。言い切りを避けて柔らかくする効果がある)
- What’s that gonna do?: それって意味あるの?(相手の行動に対する軽いツッコミや疑問。直訳せずニュアンス理解が大切)
- Want me to send a carrier pigeon?: 伝書鳩でも飛ばそうか?(古風な手段をジョーク的に持ち出すことで「今それ意味ないよね」をやんわり笑いに変える比喩表現)
NoeLia Extra Examples|try to ~
try to ~
Let me try to explain.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私に説明を試みさせてください。
It’s worth trying to talk to him again.
日本語訳: もう一度彼と話してみる価値はあるよ。
解説: try to は「これから話してみようとする」努力のニュアンスをもちます。ここでは It’s worth ~ing の中に try to が入っており、「話そうとすること自体が価値あること」と伝えています。talk to someone は「〜に話しかける」、again は「もう一度」という意味で、関係の修復など日常会話でよく使われる優しい表現です。
A: I know you’re still upset, but… it’s worth trying to talk to him again. Even if it’s just to clear the air.
B: You weren’t there, Mia. The way he looked at me—like I was a total stranger.
A: I get it. That must’ve hurt like hell. But you two were really close, remember?
B: Yeah. Which is exactly why it hit so hard.
A: まだ怒ってるのはわかってる。でも…もう一度彼と話してみる価値はあると思う。ただ誤解を解くだけでも。
B: ミア、お前はその場にいなかったろ。あいつの目…まるで他人を見るみたいだったんだ。
A: わかるよ。すごく傷ついたよね。でもさ、あなたたちってすごく仲良かったじゃない。
B: だからこそ余計にキツかったんだよ。
- upset: 動揺している/気分を害している(感情が「かき乱されている」状態を表す基本形容詞。angry より広い意味で「不安」「悲しみ」も含む)
- Even if…: たとえ…でも(逆接条件を表す文頭表現。控えめな提案や譲歩をするときに便利)
- clear the air: 誤解を解く/わだかまりを解消する(直訳は「空気を澄ませる」。人間関係のもつれや気まずさを「空気が重い」とする比喩から来た表現。気まずい沈黙や誤解、不満を解消する場面で使われる、ネイティブ定番のイディオム)
- You weren’t there.: お前はその場にいなかったろ(相手の立場をやんわり否定するカジュアルな言い回し。短いが強い)
- the way he looked at me: 彼が私を見たあの目(”the way (人) 動詞” で「〜の仕方」「〜の態度」を表す重要なパターン)
- like I was a total stranger: まるで私は完全な他人かのように(”like” を使った比喩表現。”total stranger” は「見ず知らずの人」)
- I get it.: わかるよ(「理解したよ」という意味の定番の一言。”I understand” より口語的で共感ニュアンスが強い)
- hurt like hell: ものすごく痛む/心がズキズキする(直訳は「地獄のように痛む」。”hell” を使った強調表現で、物理的な痛み・感情の痛みの両方に使えるネイティブらしいカジュアルな口語)
- remember?: でしょ?覚えてる?(確認や念押しのカジュアルなタグ質問。文末に置いて会話を自然に回す効果がある)
- hit so hard: (感情的に)大きな衝撃を受ける(直訳は「強く打つ」。心にショックを与える意味で比喩的に使う表現)
I’m not even going to try to explain quantum physics to you.
日本語訳: 君に量子物理の説明なんて、最初からする気ないよ。
解説: try to は「これから説明しようとする」意志の動きを表しますが、ここでは not even going to try to と否定の形で使われており、「試みすらしない」という強い放棄の意志を込めています。quantum physics(量子物理)はあえて難しい話題を持ち出すことで、冗談まじりのリアクションとして自然な言い回しになっています。
A: Okay, this video actually explains the observer effect really well. It’s like things behave differently when they’re being watched than when they’re not. Ever heard of that?
B: Is that like when I open the fridge, zone out for a second, and suddenly I’m eating cheese I don’t even remember grabbing?
A: I’m not even going to try to explain quantum physics to you.
B: What? That’s literally observation changing outcome. I am the experiment.
A: この動画さ、観測効果についてめっちゃわかりやすく説明してるんだよ。「見てる時」と「見てない時」で振る舞いが変わるってやつ。聞いたことある?
B: それって私が冷蔵庫開けて、ちょっとボーッとしてたら、いつの間にか取った覚えのないチーズ食べてるやつじゃない?
A: 君に量子物理の説明なんて、最初からする気ないよ。
B: 何それ!完全に観測が結果変えてるじゃん。私が実験体でしょ。
- blow one’s mind: 驚かせる/感動させる(”blow” は「吹き飛ばす」、”mind” は「心・頭」。“考えが吹き飛ぶ”ほど驚く・感動するときに使うカジュアルな口語)
- observer effect: 観測効果(物理学の概念で、対象を観測すること自体がその対象の状態に影響を与えるという現象。日常会話では「見られてると振る舞いが変わる」といった感覚的な意味でもカジュアルに使われる。心理学の「ホーソン効果」にも近く、誰かに注目されていると無意識に行動が変わるような状況にも当てはまる。飼い主さんも以前、夜な夜なYouTubeで「観測すると猫が固まる実験」みたいな動画にハマってた時期があるらしい)
- behave: 振る舞う(ここでは “things behave differently” のように「物の振る舞い」を表現。人以外の主語にも使える動詞)
- watch: 観察する/見守る(”look” よりも意識的にじっと見るニュアンス)
- zone out: ボーッとする(直訳は「ゾーン(zone)から外れる」。つまり“自分の世界から意識が飛んでしまう”ようなイメージ。集中が切れて周囲のことが頭に入らない状態を指し、授業中や会話中などで「気がついたら話聞いてなかった」みたいな時にカジュアルに使われる。若者言葉や日常会話で非常によく登場する定番フレーズ)
- grab: サッと取る(”take” よりも勢いがあり、無意識・無計画に手を伸ばすイメージ。ここでは “cheese I don’t even remember grabbing” に使われている)
- literally: 文字通り(口語では「マジで」「ほんとに」の強調としてもよく使われる。ネイティブの会話で頻出)
- outcome: 結果(”result” と似ているが、”outcome” は少しフォーマルで「あるプロセスや条件によって生じた結果」というニュアンスが強い)
- I am the experiment: 私が実験体だ(比喩的表現で、自分がその理論を体現していると茶化すようなユーモアを込めて使っている)